日記と短歌
by papiko
どの辺りどんな花咲く春だろう君とふたりで待つ町の春
 ぼんやり東京マラソンを見ながら、日曜日らしく過ごした一日。近くのスーパーへおたふくソースを買いに行ったほかは、まったく外へ出なかった。おたふくソースの帰り道、近所のお庭の木が、白い花を咲かせているのを見た。あれはなんという花だろう。春の花だったら嬉しい。今の街に引っ越してきたのは去年の秋たから、私はまだ、春この辺りのどこにどんな花がどの程度咲くのかを知らない。待ち遠しい春だ。

 今の家に引っ越して5か月近くが立ち、生活環境も整い金銭的にもある程度落ち着いたので、先日からようやく、新聞をとり始めた。読んでみると思いのほか興味深くて、ちょっと驚いている。私は子供のころから、新聞を読むのが苦手だった。大きな紙一面に幾つもの時事がひしめいているのに圧倒されて、何をどこから理解しようとすればいいのかわからず、テレビ欄さえ見ていると目がチカチカしてくるのだった。大学時代、就職活動のために三年生ぐらいのころから新聞をとっていたけれど、あのときもやはり、開いただけで眉間にしわがよってきて、十分もすると頭痛がしてくる有様だった。
 それが、今読むと、難しくない。おもしろい。新聞をめくるだけで、入れ替わり立ちかわりいろんな人が現れて、興味深いことや知っておきたかったことを、教えてくれるのだ。作家の半生だとか、ビールと発泡酒と第三のビールの税率とか、カーナビの仕組みとか、そうなのかぁなるほどなぁと思うことが、盛りだくさん。いろんな方向からいろんなことを教えられることは、こんなにわくわく楽しいことだったのか。
 学生じゃなくなったとたん、私には、明確な教科書も先生も、いなくなってしまった。私が新聞を楽しく感じたのは、どうやらそのせいだ。新聞のなかには、教科書みたいに文章とグラフがあり、一日の時間割みたいに興味のある知識ととっつきにくい知識が並び、学校の先生みたいに、好みのことを言う人もいれば、苦手な教え方をする人もいる。その人たちが、ただ情報を与えるのではなく、自分の意見感想を交えながら、何かを教えようとして言葉を発しているのだ。それが今の私には、新鮮で楽しい。情報がいくらあっても、それを自分の言葉に変えて教えてくれようとする存在がいなければ、情報を知識として取り入れるのは難しいのだということに気づいた。
 だとすれば、やっぱり新聞は、大人になってから読めばよかったんだな。子供には、親や先生がいて、活字じゃなく生の声で教えてくれるんだから、無理して新聞読まなくていいんだ。自分の子供には、新聞を読みなさいなんて、言わないようにしよう。子供に何か時事問題などを聞かれたときには、私が私の言葉でそれを教えられるように、新聞は大人である私が読んでいればいいんだ。
 ただ、新聞だけしか読まなかったら、思考回路が説教臭くなってきそうだから、バランスを気をつけよう。
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by papiko-gokko | 2008-02-17 21:51 | Diary | Comments(0)
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