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日記と短歌
by papiko
夕間暮れからっぽ公園ちぎれ雲 影まで夜に帰り始める
 久しく会っていない友人から、葉書が届いた。卒業制作展のDMだ。卒業制作展があるなら観にいきたいと話したら、送ってくれたのである。その友人は高校時代クラスや部活が一緒だった同級生で、多摩美で油絵を学んでいる。努力家で、時々ぶっとんでて危なっかしくて、時々冷たいほどに真面目で鋭くて、何より油絵が素晴らしくて、一体どんなこと考えているんだろうと考えれば考えるほど深みにはまるような、不思議で興味深い人だった。当時はよく、マーブル模様みたいな子だなぁ~と、思っていた。
 高校時代この人から私が受けた影響は、大きい。私が東京の、しかも文学部じゃなく芸術学部に入ろうって考えるようになった、きっかけをくれた人でもあるのだ。「なにか創作したかったら、東京にでなければ」というような内容のことを言って私をはっとさせたのも、この人だったような。大学に入ってからすぐは、東京に出た数人の部活仲間で集まって遊んだりなんかしていたけれど、やっぱり、サークルやらバイトやら、それぞれの場所にそれぞれの居場所と生活ができてしまうと、難しくなってきて、この人とも、もう随分、会わなかった。
 それでも、なんとかかろうじて、卒業まで繋がりを保てたことを、とても嬉しく、重要に思う。しょっちゅう会って遊んだり、こまめにべったり連絡取り合うだけが繋がりじゃない。ちっとも会っていなくたって連絡そんなに取り合わなくたって、大事にすることは可能だと信じたい。たとえ普段は存在すら忘れあっていても、何かのときには飛んでいくよ、っていう、そういうのも、立派に繋がっていることなんじゃないか。私が誰かにそう思ってもらえるかどうかは別として、少なくとも私は、普段なかなか会えなくて連絡もそう取り合わないけど大事だと感じている人たちに対して、そんなふうに思っていようと思う。あー。わからないけど。
 うんちょっと話がそれてしまった。戻そう。なんだかんだで大学生になってからの絵はまだ一度も観ていないので、卒業制作を観にいくことができるのは、とても楽しみだ。当時とは、ずいぶん絵柄も変わっただろう。私だって、書きたいこと、書きたい文体、何もかも、変わったんだものな。4年間創作を学ぶっていうのは、そういうことなんだろうなぁ。向き合えば、向き合ったぶんだけ、変わっていく。変わっていく過程を知らないで、変わったそのものだけをぱっと見ると、どんな感じを受けるだろう。驚いて、嬉しくなるのかな、それとも少し寂しくなるかな、どんなふうだろう。普段、油絵とか鑑賞しないしなぁ私。うまくまとまらないなこの文章。

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 恋人の新居にいって、お弁当を食べてみた。まだ引越しはしておらず家具は一切ないのだけど、部屋の鍵はもう不動産からもらっていて、入れる状態なので、行って見ることにしたのだ。といっても、別にただお弁当を食べにいったわけではない。彼が新居で使うために買った本棚を持っていったのである。タンスやら布団やら他に買わなければならないものはいくらでもあるはずなのに、なによりもまず本棚を買うところが、彼らしいと思う。彼の生活は、本棚がないことには、始まらないらしい。
 そういうわけで、がらんとした何もない部屋で、ふたりでお弁当を食べた。新居の近くにあったオリジン弁当を。おいしかったけど、家具が何もないぶん音や声が響いたし、何もないから目のやり場にも困るし、なんとなくそわそわした。何もない部屋というのが、あれほどまでに落ち着かないとは思わなかった。普段、常にものに囲まれて過ごしているものなぁ・・・。見つめるべき対象が何もないっていうのは、精神衛生上、たぶんよくないことだと思う。
 20日には恋人が引越しを決行するので、次いくときには、本がいっぱいあるはず。本とパソコン以外ほとんど持っていくものがないらしいので、レンタカーを借りて、自分で運転して引越しするという。私もお手伝いにいくだろうけれど、本当にふたりで大丈夫かな。そんな、本が大量にある人の引越し。

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 白夜行の日。今日はそんなに動きがなかった。来週の最終回に向けての、総集編って感じだ。 観ていて思ったのは、親の都合で子どもを苦しめるのってなんて嫌なことなんだろう、ということ。結局、亮司や雪帆が罪を重ねて生きなければならなくなったのは、親たち大人のしたことが最低だったからなのだ。あぁ、私は自分の子どもを、自分の都合で不幸になんか絶対しないぞ。成長するなかで様々な不安に出会っても、親の愛情に対してだけは、安心しきって暮らしていてほしい。
by papiko-gokko | 2006-03-16 23:50 | Diary | Comments(0)
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