夫の夏休みが終わり、母子3人で過ごす夏の日常が戻ってきました。外出は夕方日が傾いてからすることにして、暑い日中は、次女の世話をしつつ、長女をお風呂で水遊びをさせたり、一緒に積み木をしたり、ねんどをしたり、お菓子作りをしたり、お絵かきや塗り絵をしたりなどなど、退屈しないようあれにもこれにも手を出して過ごしています。一番長女が長い時間集中してする遊びはお絵かきで、とくに今日はすごくたくさんの絵を描きました。

この絵は、ヒットくんの見ている夢。長女の絵には、相変わらずヒットくんがたくさんたくさん出てきます。そして、必ずといっていいほど、次女もいます。私や夫の出てくる率は、次女が生まれてからぐんと減りました。色も塗るようになって、一枚の絵に、じっくり時間をかけるようになりました

今日は初めて、こんな漫画のようなものも描いていました。ただ本人に漫画という認識はなく、「絵本にすると長すぎる話だから、こうやって四角をいっぱい描いてかくことにしたの」とのことでした。夕方になるまでヒットくんと遊んで、暗かったから帰り道に転んでしまったという話なのだそうですが、長女のなかでは、コマ割りをせねばならないほどの大長編のようです。

それからこの絵は、昨日描いた何枚かのうちの一枚で、長女が風邪で泣いて起きた夜、私が話したヒットくんのピクニックというお話を、絵にしてくれたものです。お話を聞いて思い描いた世界を、こうして絵にできるようになったことに感動しました。
長女にとってヒットくんは、もうそこにいる存在で、家族も同然です。毎日見ている『いないいないばぁ』のワンワンやゆうなちゃん、『おかあさんといっしょ』のポコポッテイトやともだち8人やかぞえ天狗、パッコロリン、絵本のノンタンなどなど、もちろんヒットくん以外にも好きな存在はいるのですが、ここまで長女の世界の一部になっているのは、ヒットくんだけです。1歳のとき、絵本をプレゼントした時点では、まさかここまでになるとは思いませんでした。ちょっと恐くなるほどですが、しかしさすがにこの状態も、幼稚園に入るまでではないかと思うので、長女と次女と一緒に、しばしヒットくんのいる世界を楽しむことにします。