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日記と短歌
by papiko
大根に大事な事を教えられた日
 両手を広げてくるくる回りたくなるような、雲ひとつない晴天。近所の郵便局で用事を済ませてから、娘とのんびり散歩をしました。途中、通りかかった畑でしゃがんで農作業をしていたおばさんと挨拶を交わしたら、娘も初めて「んちは!」と、他人に対してきちんと挨拶をしました。おばさんは、娘に明るくて大きな声で「お散歩したの」「いくつなの」「おしゃべりできて、すごいねえ」と、にこにこ話しかけてくださって、娘も嬉しかったらしく、なかなかその場を去ろうとしなくて、私が困っていたら、おばさんが、「どしたの、大根、抜いてやろうか」と、なんと畑の大根を一本土からひっこ抜いて、軽く洗って、手渡してくれました。
 畑から引っこ抜いたばかりの大根なんてもらったのは、たぶん生まれて初めてで、すごく驚いて嬉しくて、何度もお礼を言って去りました。これまで、畑も田んぼも、風景としてぼんやり眺めながら通り過ぎているばかりだったけれど、考えてみれば、食べ物がこんなに立派に育つなんて、畑ってすごい!そして畑を管理できる人ってすごい!育てた人に目の前で引っこ抜いてもらった大根は、スーパーに並んでいるのを手にとるよりも、ずっと特別で尊いもの思えて、食べ物を残したり腐らして捨てる事の罪深さを、こんなにも身近な痛みとして感じたのは初めてでした。スーパーに並んでいる大根もニンジンも、最初からそういう製品なのではなくて、人の手で時間をかけて育てられたものなのだという、そんな当たり前のことが、頭では分かっているつもりでいながら、心から抜け落ちていました。娘に食べ物の大切さを教えるためにも、私自身が食べ物と、もっと真剣に向き合わなくては。
 この出来事は、娘にとっても印象深かったらしく、帰り道でも、帰ってからも、大根を指さしては、「おばちゃんが、どうじょって、くえたねえ」と、言っていました。今朝まで土のなかにいた瑞々しい大根、どんなふうに調理して食べよう。せっかくだから、シンプルに大根だけで食べたい気もします。葉っぱはお味噌汁に入れると食べやすいだろうか。最近は私が料理を始めると娘もそばに来て真剣に眺めたりするので、この大根を使うときの反応が楽しみです。

 
by papiko-gokko | 2012-12-04 00:35 | Diary | Comments(0)
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