日記と短歌
by papiko
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ごめんねと言うべきだった愛してるなんてずるいね届きすぎるよ
 長女の風邪が悪化して夜中から発熱し、今日一日、しんどそうにしていました。朝は39度あって起き上がるのも辛そうな感じでしたが、夕方にはなんとか37度台まで下がりました。明日には平熱になりますように。今日は学校で長女の楽しみにしていたことがあったので、内心とても無念だったろうけれど、きっとそれを口に出してしまうとくじけてしまいそうだったのでしょう、朝熱を測って休むことが決まってからも、そのことについては何も言いませんでした。そんな彼女がいじらしくて少しでも楽しく過ごしてほしかったのと、長女と遊びたくてたまらない次女をなるべく大人しく過ごさせるために、少しのあいだ長女を留守番させて、次女と一緒にレンタルショップへ行き、『塔の上のラプンツェル』と『リトルマーメイド』のDVDを借りました。どちらも子どもたちのリクエストです。ラプンツェルはちょっと前に借りて観たばかりですが、長女がとくに気に入って、また観たがっていたので借りました。

 前回借りて何度も観たにもかかわらず、今日も子どもたちは『塔の上のラプンツェル』を夢中で観ていました。私も他のことをするつもりが、気づけば見入っていました。ジブリとディズニーの映画は、いつもこうなってしまいます。ラプンツェルに出てくる、ラプンツェルを育てたゴーテルの言動は、ギクリとさせられるところがあります。度が過ぎると自分もこんな母親になりかねない、あるいはたまになっているときがあるかもしれない、と思わされるのです。
 一番身につまされるのは、ラプンツェルに対して攻撃的で無遠慮な言葉をガンガン言った直後それをチャラにするように、「なんてね冗談よ、愛してるわ、誰よりもあなたが大好きよ」と、猫なで声で言うところ。平気で傷つけ追い詰めておきながら、あなたのためなのよ、愛してるのよ、大好きよという言葉を繰り返し使って、ラプンツェルの心を縛り付ける、そのずるさ。愛している、大好きという言葉は、すばらしく温かい肯定的な言葉であるはずなのに、それゆえに効力が強すぎて、使い方を一歩間違うと、相手の心の自由を奪うことにもなるのだと、ラプンツェルの表情に気づかされます。
 私も、子どもたちを感情的に怒りすぎて、心にモヤモヤが残ってしまったとき、しばらくしてから子どもを「愛してるよ、大好きだよ」と抱きしめることで、叱られて傷心ぎみの子どもたちに安心感を与えるという大義名分のもと、何か自分の中で母親としての帳尻を合わせてモヤモヤを解消しようとしている、もっと言えば、自分の過ちをうやむやにして誤魔化そうとしているところが、あります。これからも、感情的に怒ってしまうことは、毎日のようにあるだろうけれど、そういうとき、謝罪の言葉よりもするりと出てきやすい「愛してる」「大好き」というずるい言葉で誤魔化して相手の口を封じるのは、絶対しちゃいけないんだと、ラプンツェルの表情に教えられました。ちょっと怒りすぎてしまってモヤモヤしたときは、まず、「ごめんね、あれは少し言い過ぎた」と、非を認めなければ、ゴーテルと同じ事になってしまいます。わが子に対しては何度でも言いたいし言えてしまう言葉だからこそ、便利に使いすぎないように、心の自由を奪う言葉にならないように、大切に使いたいです。
 それから、外の世界は危険だからと教え込んでラプンツェルを外に出さず、あなたを守ってあげられるのは私だけなのよと言い聞かせるシーンも、人ごとに思えませんでした。今はまだ、当たり前にいつでも私のそばにいる子どもたちだけれど、これから大きくなってきたら、自由を求めはじめるでしょう。そんなとき、私は過干渉にならず、うまく距離をとれるだろうか。「外は怖いのよあなたのことは私がいちばん分かっているのよあなたを守れるのはお母さんだけなのよ」と子どもの前に立ちはだかって、いつの間にか自分自身が、外の世界のどんな怖いものよりも子どもにとって怖い存在になっている、なんてことにならないように、くれぐれも気をつけなくては。
 ラプンツェルは、恋の相手役になるフリン・ライダーがかっこいいので、それも魅力のひとつです。ピーターパンやアラジンに匹敵するかっこよさ!声もすてきで惚れ惚れします。それから、エンディングの曲「Something That I Want」もかっこよくて好きで、いつも最後まで聴いています。これを歌っている人のほかの曲も聴いてみたら、やっぱりとてもかっこよくて興味が湧きました。
 明日は『リトルマーメイド』を観る予定です。次女は初めて、長女は前回観たとき途中で怖くなってやめたので、最後まで観るのはたぶん初めてです。小さいころから、分かりやすい悪役タイプが苦手な長女だけれど、『白雪姫』のあの怖い老婆にも耐えられるようになったし、さすがにもう大丈夫になっているかな。
 大人になってからしばらくディズニー映画から離れていたけれど、子どもたちが大きくなってきてまた子ども時代に楽しんで観ていた作品を子どもたちと一緒に観るようになり、ラプンツェルやアナ雪などの新しい作品も観て感動したりして、やっぱりディズニーって楽しくていいなあと、にわかにディズニー熱が高まっています。今日はずっとラプンツェルの「自由への扉」を口ずさんでいました。ラプンツェルの作中に出てくる歌のなかでいちばん好きな曲です。ディズニー映画に出てくる歌って、本当にすてきな歌が多いなあ。『美女と野獣』の実写版も気になります。心ゆくまでうっとりできそう。


by papiko-gokko | 2017-06-10 00:39 | Diary
伸びをする何処へ向かって走っても君とばったり会えそうな朝
 長女が完全復活して幼稚園へ通い始め、生活が通常運転に戻りました。夫は少し風邪気味で、私は口内炎ができているけれど、どうやらインフルエンザはわが家から追い出すことに成功したようです。今のところ、次女がいちばん元気です。
 幼稚園全体で風邪が流行っているので、園児全員マスクをして登園するように言われていて、長女も毎日つけていっています。これまで子供用サージカルマスクをつけていっていましたが、インフルエンザのときにアンパンマンのマスクを欲しがって買ってやったので、今日はそれをつけていきました。
 朝、つけていくアンパンマンマスクに名前を書きながら「アンパンマンマスクしてる子、たくさんいるん?」となにげなく聞いたら、長女は「アンパンマンは、年中さんのほうが多いから・・・」と、ちょっと恥ずかしそうに答えました。長女は、バイキンマンが怖くてずっとアンパンマンを敬遠し、5歳になってからようやく次女と一緒にハマった、遅咲きのファンです。だけど、あるとき幼稚園でアンパンマンの歌を口ずさんだら「もっと大人っぽい歌がいい、プリキュアとか」とお友だちに言われ、それ以来ちょっとだけ気にしているようなのです。せっかく好きなものが増えたのに、そんなことを気にするのはとてももったいないことだと思うので、何かを好きになるのに時期も年齢も周りの意見も関係ないのだということを熱弁したら、「ふうーん」と、伝わったんだか伝わっていないんだかよく分からない返事をしました。どうかこれからも、好きなものを好きなときにのびのびと好きになってほしいです。

 長女がインフルエンザだった影響で、今週は家でDVDを観る時間が長くあり、この機会に私も映画を観ました。
 まずはずっと観たいと思っていた『I am Sam』。子どもたちが子ども向けのDVDを観ているとき、こっそりパソコンでヘッドフォンをつけて観ました。これはビートルズの曲がたくさん使われていると知って興味をもったのですが、そのことを抜きにしても、今の自分にドンピシャの、すばらしい映画でした。身につまされる台詞がたくさんあって、何度も涙が出ました。子育ての悩みや不安、そしてわが子の愛しさは、立場も環境も関係なく、万国共通なのだなあと、異国の言葉で語られる親子の話に耳を傾けながら思いました。数年前の私が観ても、たぶんここまで泣けなかったと思います。長女の年齢がちょうどルーシーと同じくらいになっている今だからこそ、あらゆるシーンで泣けて泣けて仕方ありませんでした。
 物語中に何度も、絶妙のタイミングで絶妙のビートルズ楽曲がかかり、ビートルズのエピソードもたくさん語られて、そのエピソードがちゃんと物語と絡んでくるのが、最高にすてきでした。これまでそこまででもなかった『Lucy in the Sky with Diamonds』が、この映画を観た今では、大好きな曲になっています。Samと同じように、ビートルズの楽曲やエピソードと、自分の人生を関連づけながら生きている人は、実際たくさんいるに違いありません。まだファン歴の浅い私も、こんなに好きになった以上、これからの先の人生は、ビートルズと自分の日々を関連づけて生きていかずにはいられない気がします。

 それからもう1本は『ピーターパン2』。これは子どもたちと一緒に観ました。ディズニーの『ピーターパン』は、私が人生で最初に夢中になった夢物語であり、ピーターパンは初恋の人なので、それゆえに、続編を観てがっかりするのが怖くて、『ピーターパン2』はこれまでずっと観ずにいました。今回観ることになったのは、少し前に長女が『ピーターパン』を初めて最後まで観て(これまではフック船長が登場した時点で怖がって無理だった)好きになり、レンタルショップで『ピーターパン2』を見つけて、借りたがったからです。
 子どもたちが見始めてからも、私は観ないつもりでいたのですが、始まったらもう、あっという間に引き込まれてしまいました。そして、場面ごとにやたらと涙が出て困りました。少女だったあのウェンディが大人になって子どもをふたり産んでいるという、それだけでもう、泣けてしまいます。ウェンディの娘ジェーンが連れて行かれたネバーランドが、ウェンディたちが行ったときと何も変わっていないことも、嬉しくて切なくて、そして少し怖くて、ネバーランドはあのころと変わらないのに、私はこんなに大きくなってしまったよピーターパン・・・と、勝手に心の中でピーターパンに話しかけていました。
 だから最後、ピーターパンがウェンディーと再会し、大人になったウェンディを子ども特有のぶしつけな眼差しでまじまじと眺め「変わったね」と言うシーンでは、大人になった今の自分を、ピーターパンと、それからピーターパンに恋していた5歳ごろの私自身にのぞき込まれたような気持ちになりました。そのあと、ティンカーベルの粉で再びウェンディがふわっと浮いたときには、自分がもう一度、子どもの頃のように夢を信じられたみたいな気がして、またそこでも胸がいっぱいになり、涙が出ました。大好きすぎて今まで観なかったけれど、大好きだからこそこんなに感動できたのだと思います。初恋の人と、それから幼少時代の自分自身との再会をさせてくれた映画でした。長女が借りてくれてよかった!

 これらのほかにも『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『愛しのフリーダ』など観て、映画鑑賞の楽しさに目覚めました。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、興味深い設定で面白かったのだけれど、3時間近くあったため一気に観ることができず、何度も区切って少しずつ観たせいで、感動が若干薄れてしまって、やはり映画は一気に観ないともったいないなあと、残念に思いました。ブラッド・ピット、かっこよかった!
 『愛しのフリーダ』は、ビートルズ愛がますます深まる、とても温かなドキュメンタリー映画でした。ビートルズ関連のドキュメンタリーはいくつか観たけれど、この『愛しのフリーダ』は今まで観た中で、いちばん幸せな気持ちで、最初から最後までほのぼのと観賞できました。
 大抵の映画は2時間くらいあるから、今の生活の中で2時間というまとまった時間を確保するのはなかなか難しいけれど、今年は日々のところどころで、映画観賞を楽しむ余裕が持てたらいいなと思います。今日は半分だけ、子どもたちと一緒に実写版の『シンデレラ』を観ました。これもなかなかおもしろいです。次女は途中で飽きて寝てしまったけれど、長女はずっと集中して観ていました。まずは子どもと一緒に楽しめるような映画からでもいいから、いろいろ観てみたいです。自分の実生活とまったく違う世界の、できれば異国のお話で、それでいて今の自分の心に寄り添ってくれるような作品が観たいです。


by papiko-gokko | 2017-01-28 00:03 | Diary
クリスマスイブ
 クリスマス・イブ。起きた瞬間からハイテンションだった子どもたちに朝ご飯を食べさせ、跳ね回るのをなんとか落ち着かせて着替えさせ、夫と子どもたちがスーパーに行っているあいだに、部屋の片付けをしました。スーパーから帰ってきた子どもたちはやっぱりハイテンションで、次女がただいまより先に「けーきの、いちごを、買ってきたのー!」と大きな声で報告してくれました。
 その後図書館へ行って、昼食を食べたあとは、いよいよ子どもたちが待ちに待っていたケーキ作りです。夫が今年もぜったい2段ケーキがいいと言って大きさの違うスポンジを買ってきて、子どもたちと3人で、はりきって作ってくれたので、私は気楽な写真撮影係に徹していました。長女も次女も大はしゃぎで、クリームを塗ったり、イチゴを並べたりしていました。慎重に美しいケーキを仕上げたい夫と、とにかく何かやりたくて前のめりに手を出す子どもたちとのやりとりは、そばで見ていて面白かったです。3人でわーわー言いながらも、イチゴたっぷりの2段ケーキができあがりました。
 ケーキ作りをちょうど終えたころ、横浜の義母から、子どもたち宛てにお菓子のたっぷり詰まった長靴が届き、子どもたちのテンションはまた一段と跳ね上がりました。手作りのチョコケーキと、お手紙も入っていて、幸せな気持ちになりました。贈り物はいつだって嬉しいけれど、やっぱり、クリスマスと誕生日の贈り物は格別です。大事に思ってくれているんだなぁと、安心します。

 夫がごちそうも作ってくれて、これでパーティーの準備はほぼ完了。しかし今日は、パーティーの前に、一大行事があったのです。私の母が、長女と次女に、しまじろうのクリスマスコンサートのチケットをプレゼントしてくれていて、それが今日の夕方からなのでした。長女はずっと楽しみにしていました。一方、次女は着ぐるみを怖がるので、直前まで「みない」と言っていて、一緒に観るのは無理かもしれないと思っていました。ところが今朝、『しまじろうのわお』を見たことで、気が変わったようで、私と長女と次女、3人で観劇することになりました。
 市民会館まで夫に送ってもらい、開場時間とほぼ同時ぐらいにつくと、長女はもうはやる気持ちを抑えきれず、人だかりのできている入り口に向かって走り出しました。次女は私にしがみついていました。長女ほどでなないけれど、私も開演前の高揚した雰囲気に圧倒されどきどきしながらチケットを切ってもらい、座席を探しました。母がとってくれたのは2階席です。3人でほろほろとたどり着いた自分たちの座席は、見晴らしがよくて、舞台全体が見渡せて、とてもいいすばらしい席でした。舞台までの距離はあったけれど、着ぐるみをちょっと怖がる次女には、ちょうどよかった気がします。前回『白雪姫』を長女と観に行ったとき、長女は2階でも観てみたいと言っていたので、人生初の2階席に喜んでいました。
 席に座ってちょっとしたら、歌のお姉さんがでてきて、軽く歌ったり踊ったりして、子どもたちの退屈と緊張をほぐしてくれました。長女も次女も、チケットを切ってもらったときに配られた紙製の鈴を、嬉しそうに振って、さっそく楽しんでいる様子で、ほっとしました。子どもが怖がらないように、開演の仕方も、普通の劇とは違い、客席の明かりが急に落ちたりせず、まずお姉さんが出てきてから、ゆっくり舞台の幕があがって、舞台がすっかり明るくなって子どもたちの目が舞台に向いてから、徐々に客席の明かりが落ちていくという方法で、次女がもし泣くとしたら暗くなるときだろうと思っていたので、さすがだなぁと感心しました。私はあの、開始直前のブザー音と暗くなるときの緊張感も大好きだけれど、本当にありがたい配慮でした。
 舞台の幕が上がると、私は、もうほとんど反射的に涙ぐんでいました。つくづく、自分は舞台に弱いのだなと思います。幕が上がって、ぱあっと舞台が音と光に満ちるともう、それだけでもう駄目です。やけに感動的な気持ちになるのです。ましてや今回の舞台は、子どもたちが毎週テレビで観てよく知っている、大好きなキャラクター。そのしまじろうが舞台の前で、わが子の目の前に現れてくれたことがもう嬉しくて、長女と次女の感動と興奮がそのまま自分に流れ込んでくるようで、開演早々に胸がいっぱいになってしまって、長女が何かはしゃいだ様子で私に話しかけてきても、もう感動でふるふるして喉がつまって、頷くのが精一杯でした。
 上演時間は1時間くらいで、あいだに休憩もありました。心温まるストーリーと、いくつかのかわいいクイズと、楽しい歌がたくさんの舞台で、長女はもちろんのこと、次女もめちゃくちゃ楽しんでいました。声を出す場面では、長女も次女も、元気いっぱい声を出し、鈴を振る場面では、舞台に向かって目をキラキラさせながら振っていました。途中、2階席にしまじろうが来てくれた場面もあって、間近でしまじろうを観ることもできました。近くで見たら次女は泣くかなと思っていたけれど、そのころにはもうすっかり舞台の世界に心が入り込んでいたようで、ちっとも泣いたり怖がったりしませんでした。本当に、最初から最後まで次女が怖がるどころか楽しんで、ときには声を出して大笑いしながら観てくれたので、しまじろうのすごさと、次女の成長を同じくらい感じました。2階席だったおかげで、舞台の上だけでなく、会場全体の楽しい雰囲気も見渡すことができ、子どもたちの気分もますます盛り上がったのではないかと思います。
 最後には、スペシャルアンコールもあり、そこでまた、私は泣きそうになりました。舞台の幕が上がる瞬間と、アンコール、カーテンコール系の瞬間に、とても弱いのです。夢の始まりと夢の終わりがこれほどはっきりしている場所が、ほかにあるだろうか。ああ、やっぱりいい、舞台はいい。また子どもと一緒に、いろんな劇を見にいきたいです。私はこれまで、しまじろうを好きでも嫌いでもなかったので、行く前はそこまで期待していなかったのだけれど、子どもたちと同じくらい、私も楽しむことができました。可愛くて楽しくてきれいで感動的で、クリスマスイブに子どもたちと観るのに、最高のコンサートでした。母に感謝です。

 終わる時間に合わせて夫に迎えに来てもらい、夜7時ごろには家について、昨日から岡山に来ている母と岡山在住の下の妹も家に呼び、賑やかにクリスマスパーティーをしました。ふたりの大好きなゲストと向かい合って座った子どもたちは、本当に幸せそうな顔をして、はしゃぎながらごちそうを食べていました。母と妹がケンタッキーを買ってきてくれて、ひさしぶりにケンタッキーを食べました。おいしかった! 子どもたちにとっては、人生初のケンタッキーです。長女は前歯が抜けているので、ちょっと食べにくそうだったけれど、ふたりともよく食べました。ごちそうのあとには、ボリュームたっぷりの2段ケーキもしっかり食べました。長女は幼稚園で作って持って帰ってきたパーティー帽子をかぶって、もりもり頬張ってました。次女の強い要望で、ケーキを食べる前にろうそくの吹き消しもあり、子どもたちふたりで力を合わせて吹き消しました。
 9時半ごろには母と妹が帰り、それから、子どもたちをお風呂に入れて、クリスマスの絵本を3冊読んで、布団に入る時間自体はいつもより1時間くらい遅い時間になってしまったけれど、ふたりとも疲れ切っていたようで、10時すぎには寝息を立て始めました。枕元に、おおきな靴下を置いて寝ています。だけどどうしよう、サンタさんのプレゼントは、その靴下にも入らない大きさだ。お風呂のなかで「今日は楽しかったねえ」と長女に言うと、長女は赤いほっぺたをますます赤くしながら「うん、夢の一日だった!」と言いました。そんなイブを送れたのなら、よかった! きっともうすぐサンタさんがくるころです。明日の子どもたちの顔が、楽しみです。
by papiko-gokko | 2016-12-24 23:58 | Diary
姉妹
 最近の次女の口癖は「ちょっとまって」。子どもたちに何か頼み事をされるたび、私が「ちょっと待って」と言うので、それがうつってしまいました。甘ったるい時間のなかで、待たせなくてもいい場面でも待たせあい、すこし不機嫌に待ちあいながら、暮らしています。小さなロスだらけの毎日です。とくにパズルをしているときの待ち時間ときたら長くて、それが長女のお迎え直前だったりすると、かなりイライラします。
 長女は、毎日いろいろと、読んだり書いたり描いたりしています。5歳の小さな世界にも、思い描いてみたいこと、伝えたいことが溢れているから、読まずにいられないし、かきたくてたまらないのです。先日には、夫の誕生日があり、長女がだれよりはりきって飾り付けをし、全力でお祝いをしていました。これまで飾り付けはいつも私と一緒にしていたのですが、今回はほとんどぜんぶ長女一人で考えて、長女一人で作って飾り付けしてくれて、頼もしい娘に育ってくれてるなぁと感動しました。自分以外の誕生日も、自分の誕生日と同じようにワクワク喜んで祝うところは、長女のいいところだなぁと、いつも思います。
 そんなふたりが今はまっているのは、『アナと雪の女王』です。1日中家にいる次女はここのところ毎日のようにDVDを観ているし、長女も休日にはきまって観たがります。ほかのディズニープリンセス物語も好きではあるようなのですが、やはり、ダブルヒロインでしかも姉妹のプリンセスという設定が、姉妹にとっては大きな魅力なのでしょう。最近のごっこ遊びはもっぱらアナ雪ごっこで、長女がエルサを、次女がアナを演じて、全力で歌ったり踊ったりしています。長女は台詞を忠実に再現するし、次女はめちゃくちゃだけれどもそのめちゃくちゃさがアナっぽい味を出していたりして、子ども部屋からごっこ遊びの声が聞こえてくると、なんだか笑えます。アナとエルサのように、互いを守り合う姉妹になるといいな。

 今日もふたりがアナ雪を観たがったので、たまにはほかのも観てみようよと、ひさしぶりに『美女と野獣』を観ました。子どもたちが観ているあいだ自分は夕食の準備をするつもりだったのですが、いざ流し始めると、おもしろくて、結局ほとんど一緒に熱中して観てしまいました。長女は「ガストンは、本当は悪いの?悪いのに、どうして会議をしてたの?野獣は、本当は優しいの?」と、物語のなかの善悪を必死で理解しようとし、次女はガストンが歌い出すと「うるしゃい」と私のほうに逃げてきて、お皿たちが踊る楽しい晩餐のシーンでは「ぴんくのおしゃらー!へんだねえー!」とケタケタ笑い、それぞれの反応が、いかにも二人らしくて愉快でした。ディズニープリンセスのお話は、まだ恋をしらない小さな子が、恋とか愛というものの気配に触れるのに、ちょうどいい作品かもしれないなぁと、今日『美女と野獣』を観て思いました。
 大人になってからは、なんとなくディズニー映画から遠ざかっていたけれど、こうして子どもと一緒に観るようになると、やはりおもしろくて、子どもの頃に観たきり観ていない作品や、まだ観たことのない作品も観たくなってきました。どちらかというと私は、動物などが主役のものより、人間のお話が好きです。そういえば子どもの頃、私はピーターパンや不思議の国のアリスなどのファンタジー系が好きで、上の妹はプリンセス全般が好きで、下の妹は101匹わんちゃんとかライオンキングとかチップとデールとか、動物中心のお話が好きでした。そしてその好みは、それぞれ現在の趣味や暮らし方にそのまま受け継がれている気がします。好みは違うけれど、どの作品も姉妹で一緒に観て楽しんだし、グーフィーのドタバタコメディには三人ともめっぽう弱くて、腹がよじれるほど笑い転げたものでした。
 ビデオを観ている時間なんて、当時はぜんぜん特別に思っていなかったけれど、いま振り返ってみると、姉妹でそうやって一緒にビデオを観た時間も、あのころにしか味わえない最高に楽しくてかけがえのない時間だったのなぁと感じます。長女と次女も、ふたりでアナ雪を観ているときは、なにやらささやき合ったりして、すごく楽しそうです。同じものに姉妹で一緒にはまれるって、楽しいことだよなぁと、当時を思い出します。寝る前に、こしょこしょ話で明日もアナ雪ごっこをして遊ぶ約束をしていたふたり。私にささやかれたわけではないのに、そばで様子を見ていた私まで、くすぐったくなりました。今、長女と次女は、かけがえのない時間のまっただなかです。

 
by papiko-gokko | 2016-09-20 00:03 | Diary
怒濤の2週間
 8月末から量の多い仕事が立て続けに来て、この2週間、毎日キーボードを打ち続けていました。その2週間のあいだに、祖父母参観日があって母が泊まったり、その日に合わせて上の妹と姪っ子も遊びにきて泊まったり、その滞在中に妹がぎっくり腰になって近くの整骨院へ行って応急処置をしてもらったり、下の妹もうちに来てみんなで腰を労りつつワイワイ焼き肉をしたり、また別の日にははじめて長女とふたりでミュージカルを観劇したりして、なにがなんだか分からなくなるくらい、盛りだくさんでした。

 9月で2歳になったばかりの姪っ子は、日々大切に大切に育てられて育ち、まだなんの憂いも知らない純粋無垢な表情をした、ほわほわふくふくした子で、長女と次女のあとをてこてこついて歩いて、きゃふきゃふ楽しそうに踊って、たまに「ママ」とか「まってー」とかちょっとした言葉を小さな声でしゃべり、可愛くてたまりませんでした。次女とは9ヵ月しか違わないのですが、やはり次女は日々長女に刺激を受けているだけあって、同じ月齢のころ、もうすでに動きも声の出し方も激しかった気がします。長女が2歳になりたてのころは、ちょうど姪っ子と同じのような感じで、まだ大きな声の出し方も分からなくて、ほわほわふくふくしていたような。
 私も、それから長女も姪っ子にメロメロで、つい姪っ子を可愛がってしまって、ふだん末っ子で可愛がられ慣れている次女はなんだか調子が狂ったらしく、ふと次女のほうを見ると、なんとなくつまらなそうに寝転んでいたり、じっとこちらを観察していたりして、そのたび、いかんいかんと思い、あわてて次女を可愛がりました。長女が姪っ子に、ビーズの首飾りを作ってあげているときは、分かりやすくヤキモチを焼いて、「次女ちゃんにも、ちゅくってって、いってるでちょう!」と、何度も言っていました。
 ヤキモチを焼きつつも、次女なりに、可愛がりたいとかおねえさんらしくしたいという思いもあったらしく、長女の真似をして絵を描いてプレゼントしてみたり、ちょっといばったような口調で、「これは、そうじゃないの、こうしゅるんでちゅ!」と、自分のおもちゃの遊び方を教えたりなんかしていました。たまに、姪っ子が持っているおもちゃを、次女がばっと取ってしまう場面もあったのですが、姪っ子にはまだ、おもちゃを奪われたという発想がないらしく、ぽわんとした顔で、次女が自分の手からとったおもちゃで何をするのかを、観察していました。姪っ子がもう少し大きくなったら、こうはいかないのだろうな。そのころには次女が、もうちょっとおねえさんらしくできるようになるかな。
 姪っ子が帰った数日後、私と長女が姪っ子の話をしていると、それを聞いていた次女が、「なんでみんな、姪っ子ちゃんに、やさしくするの?」と、不思議そうに聞いてきました。ほとんど自分と変わらない大きさの姪っ子が、自分よりも赤ちゃんらしく扱われ、みんなに優しく語りかけられていたことが、純粋に不思議だったのでしょう。長女と次女、そして姪っ子という関係が、これからどうなっていくのか、とてもとても楽しみです。きっとこの3人の関係で、それぞれが、人間関係の基礎となる、さまざまな感情を味わい、学んでいくのだろうな。
 
 長女との初めての観劇は、なかなか楽しいものでした。『白雪姫』のミュージカルです。会場の前に、チケットを握りしめて並ぶ感覚からしてひさしぶりで、長女とつないでいた手が汗ばむほど、わくわくドキドキしました。市民会館のような大きな劇場に足を踏み入れたこと自体が初めてだった長女は、ホールに入るとまず、舞台と向かい合ってずらっと並ぶ大量の椅子に、「わあ・・」と息をのんでいました。私も、開演を待つ人たちでだんだんと席が埋まっていくざわざわした雰囲気に、ますます胸が高鳴りました。長女とふたりして席でそわそわしていると、孫を連れてきていた隣の席の人が私と長女に「あめちゃんあげるわ」と、ミルクキャンディをくれて、それでちょっとだけ、緊張がほぐれました。まもなくブーと開演5分前のブザーがなり、その音が私は、小さいころから好きなような嫌いなような、とにかくいてもたってもいられない気持ちになるので、自分が舞台に立つわけでもないのに、アドレナリンが出て、汗ばむ手であたふたと携帯の電源を切ったりしました。
 客席のライトが落ち、緞帳があがると、もうそこは、光に満ちた別世界。15分ほどの休憩をはさんで2時間、たっぷり楽しみました。プロの方々なのでやはり歌も演技もすばらしくて、引き込まれました。長女も真剣に見ていて、継母の女王が出てくるたびビクッとして私にしがみついていました。白雪姫がリンゴを食べて死んでしまい、小人たちがむせび泣く場面では、隣の子が涙をぬぐっていました。最後は拍手喝采のカーテンコールで、気持ちよさそうだなぁ・・・一度味わったらやめられないだろうなぁ・・・と思いながら見ていました。カーテンコール、なんだか分からないけれども大好きで、鳥肌が立ちます。最高に眩しく華やかな夢の終わり方。
 幕が下りて客席の明かりがつくと、長女は舞台に目を向けたまま「さっきもらった、あめ・・ちょうだい・・・」とだけ言って、とくに感想は言わず、しばらく歩いてから感想を聞いてみると、長女まだぼんやりした顔をして「・・・かわいこわかった」と一言だけ言いました。白雪姫の可憐さと、悪い魔女の怖さが、同じくらい強く印象に残ったようです。15分休憩の時にも、開演前に買ってやったパンフレットに、パパに教えることを忘れないようにメモしとくと言って、「パパ こわかたよ。かみなりのおとがした」と、書き込んでいました。赤ちゃんのころから大きな音がきらいな長女にとって、カミナリの音とともに現れる悪役は、かなりの恐怖だったに違いありません。「お母さんは、大臣(魔女の家来)の人が気に入ったよ」と私の感想を述べると、「え、大臣はわるものなのに、どうして。へんなの」と驚かれました。長女は白雪姫が一番好きだったようです。
 初めての観劇は、しっかりと心に刻まれたようで、毎日パンフレットを眺めて、たまにぽつんぽつんと、感想を述べたり、質問をしてきたりします。「狩人はどうして、殺そうとしたのにやめたの?」「白雪姫は、どうして動物と仲良しなの?」など、振り返っていろいろ考えています。パンフレットの値段は1000円で、高額ではないけれども決して安くもない値段なので、買おうかどうか迷ったのですが、長女はぜったいに見終わったあと何度も見返すだろうと思ったので買いました。実際、毎日熱心に眺めているので、買って本当によかったです。またぜひ、観に行きたいです。私は、めったにない長女とふたりだけの時間というのも嬉しかったのですが、長女は、「今度はパパと次女ちゃんとも一緒がいい」と言っています。今度は何を観に行けるだろう。子どもと観劇ができるようになったなんて、すばらしい!今回は、長女の背が低いのを考慮して、かなり前のほうで観たのですが、長女が2階席のほうに行って見たがっていたので、今度は高いところの席をとってみようと思います。

 2週間、睡眠も削ってわりとぼろぼろで仕事をがんばったので、夫が自分にご褒美を買いなよと言ってくれて、一度図書館で借りて以来ずっと欲しかった『ビートルズ全詩集 』を、ついに注文しました。楽しみで楽しみで、浮き足立ちます。この2週間も、ビートルズに助けられていました。専門用語連発でぼそぼそしゃべる人たちの会話を必死で聞き取る作業をして耳がくたくたになったあと、控えめな音でビートルズを流すと、無音でいるよりもずっと、耳と心が休まるのです。分からない異国の言葉に身を任せ、分かりやすい甘い英単語だけ気まぐれに口ずさんでみたりして、かっこいい歌声と美しいハーモニーに酔いしれるひととき、こわばっていたあらゆる筋肉が緩みます。これからは、詩集を眺めながら聴く楽しみも増えるのだと思うと、幸せで頬も緩んできます。
 ビートルズの曲、どれもこれも好きで、ランキング付けできないけれど、今の時点で、歌詞が一番好きなのは、『In My Life』です。大好きです。運命の人に出会うって、こういうことだよなぁ、最愛の人の傍らでそっと振り返る過去の思い出って、こんな感じだよなぁと、聴くたびに感じ入ります。「In my life I love you more」という言葉、すてきだなぁ。
by papiko-gokko | 2016-09-16 23:28 | Diary
日常と、あこがれ。
 夫の仕事も長女の幼稚園もはじまって、日常が戻ってきました。年末年始、あまりにも非日常を過ごしたので、スムーズに日常を取り戻す自信がなかったのですが、朝、目覚ましで起きて、夫のお弁当を作り始め、フライパンに卵液を流し込んだら、同じ速度で、日常の感覚も全身にじゅーっと流れ込んできて、それをきっかけに、これから始まる1日に向けて、なんとか自分の意識をチューニングすることができました。
 ひさびさの幼稚園に長女は緊張していたようで、朝、園門で園長先生に「あけましておめでとうございます」と挨拶をされても、うまく声が出せなかったらしく、目を伏せたまま、こくっと頷いていました。園門で見送ったあと、大丈夫だろうかと見ていたら、また仲良しのお友だちが教室から出てきて、長女のほうに駆け寄ってきてくれて、それで長女の体の力が抜けたのが、後ろ姿からでもはっきりと分かったので、安心しました。迎えに行ったときにはもうすっかり緊張が解けていて、たこ揚げや、羽根つきや、コマ回しや、福笑いや、郵便屋さんごっこなどして遊んだことを教えてくれました。家ではあまりしてやれなかったお正月らしい遊びをしてくれて、ありがたいです。

 今日は午後、長女の強い希望でレンタルショップへ行き、ディズニーの『シンデレラ』を借りました。最近、昔話やおとぎ話に興味があって、毎日「昔話して」お話をせがまれるのです。日本の昔話も好きなようですが、出雲に帰省中、ディズニーのシンデレラ城のおもちゃで遊んだのをきっかけに、シンデレラにすごく興味を持ち、どうしてもディズニーのシンデレラを見たいと言い出したのでした。『シンデレラ』は私も子どもの頃に見てうっとりしたので、長女にも見せたいとはずっと思っていて、たしか1年ぐらいまえに一度見せたのですが、そのときは途中で飽きてしまった記憶があります。しかし今回は、本人の強い希望で借りただけのことはあり、最後まで飽きずに見続けることができました。
 私も家事をしつつ見ていて、魔法使いの魔法でシンデレラがお姫様になるシーンで、涙があふれてきて驚きました。子どものころ、このシーンを見るたび、なんて素敵なんだろう・・・と心をときめかせていたのを思い出し、きっといま、長女はあのころの私と同じような気持ちで見ているのだろうなと思うと、なぜだか無性に胸がいっぱいになって、涙ぐんでいました。魔法で変身することや、自由に空を飛べることに対して、少女時代に抱いたまっすぐで熱いあこがれは、その後の経験でどんなに裏切られても、現実を知って諦めていても、胸の奥の奥の奥にある絶対こわれないケースの中で、ちゃんとそのまま守られていたのだと、夢中で画面を見つめる長女の横顔と、あふれてきた涙に、気づかされました。少女時代に私が抱いて今も変わらずにいるあこがれの世界を、長女はこれからどんどん知っていくのだと思うと、たまらなくわくわくします。『シンデレラ』と一緒に、私がディズニーで一番大好きな『ピーターパン』と、長女の希望で『リトル・マーメイド』も借りたので、それを見せるのも楽しみです。
 もうすぐ長女の誕生日で、長女はなにやら、乙女チックなものが欲しいらしく、プリキュアのグッズなどに興味を示しているのですが、プリキュアって実は、敵の存在が苦手でほとんど見ていなくて、せいぜいプリキュア印のレトルトカレーをたまに買うぐらいの距離感なので、おもちゃを買ってもいまいちな気がするし、それよりは、ディズニープリンセスの何か乙女チックなものがあれば、それにしてもいいかなぁと思っています。長女はどのお姫様を、一番好きになるのだろう。長女がお姫様に憧れる年頃になったことが、なんだか嬉しいです。

 
by papiko-gokko | 2016-01-07 23:17 | Diary
口ずさむ家族旅行の高速の後部座席で聴いていた歌
d0038776_23574520.jpg 次女のお昼寝中、長女と一緒に、録画していた『かぐや姫の物語』を観ました。2時間以上あるので長女はところどころ集中力が途切れたりもしていましたが、わりと物語の大筋は理解したようです。都に出てお姫様の修行をはじめたあたりから、最初のころの(野山を駆けまわっていたころ)のかぐや姫のほうがいい、もう一度あのかぐや姫を見たいとしきりに言い、最後に里帰りして着物を脱ぎ捨てて駆け出す場面で、「ああよかった、また最初のかぐや姫に戻ったね」と喜んでいて、月に帰る場面では、「どうして本当は帰りたくないのに、月に帰らないといけないの?」と、何度も繰り返していました。きれいな着物を着たかぐや姫の姿がとても印象に残ったようで、観終わったあとすぐに、着物を着たお姫様の絵を描いていました。長編の物語が楽しめるようになってきたみたいで、嬉しいです。
 私も約2時間半、物語の世界に引き込まれて夢中で鑑賞しました。別れのシーンでは、おじいさんおばあさんに感情移入して涙が出ました。かぐや姫がこんなに悲しい、怖い物語だったなんて。月からの使者の奏でるやけに朗らかな音楽や、かぐや姫が地上での記憶をなくす瞬間が、たまらなく怖くて、悲しすぎて、寒気がしたほどでした。かぐや姫、月に記憶を持ち帰ってほしかったなぁ。たとえ離ればなれになっても、思い出してもらえたなら、それがどれほど救いになることか。おもしろかったけれど、結末が悲しすぎて、しばらくあとを引きました。

 昨日に引き続き、洋楽の話。今日は日記を書くときだけでなく、子どもたちが起きているときにも、少し洋楽をかけてみました。長女は少し、「これはなに?」と気にしていましたが、やはり邦楽ほど気にならないらしく、そのうちかかっていることも忘れてお絵かきをしたりしていました。小さな音でしゃわしゃわ流れる洋楽が、子どもたちの声と自分のあいだに、薄いフィルターをかけてくれて、いつもの大騒ぎも、心なしか普段よりソフトに感じました。
 私がこれまでほとんど邦楽しか聴いてこなかったのは、音楽にメッセージ性や物語性や共感を求めて聴いていたからです。しかし、いまの私が音楽に求めているのは、無音以上の静寂みたいなものなのだと気づきました。日中はとにかく子どもたちのペースで、頭の中がひっちゃかめっちゃかになるので、子どもたちが寝た後に聴く音楽には、強い意味より淡々とした静けさを求めてしまうようです。
 それでいろいろあれこれ聴いてみた結果、私に静けさをくれる音楽は、ピアノでもオルゴールでもクラシックでも小鳥のさえずりや波の音でもなく、あくまでも人の歌声であり、異国の言葉ならば意味に捕らわれることなく聴けるのだということが分かったのでした。日本語の意訳を読んでどういうことを歌っているのかはなんとなく分かりつつ、何を言っているのか細かい単語はぜんぜん聴き取れない、その距離感をとても心地よく感じます。この1年ぐらいずっと、何を聴けば自分の耳と心が喜ぶのか分からない日々が続いていたので、やっと見つけて嬉しくて、喜びのあまりひさびさにCDをレンタルしてみようかなぁと思っているところです。

 
by papiko-gokko | 2015-03-15 01:16 | Diary
君だけに起こせる風が吹き抜けてたどり着けない場所へ流れる
 録画していた『風立ちぬ』を観ました。久しぶりの宮崎駿監督作品、内容よりも何よりも、とにかく、映像に魅せられました。幼い頃からジブリ作品を繰り返し繰り返し見続けて育ったため、宮崎駿監督の描く空や大地や風の感じは、もはや私にとって原風景の一つになっており、新作のなかにも、本能的に懐かしさを感じる描写がちりばめられていて、映像のなかで風が吹くたび、ああこの風を自分はよく知っている・・・と、自分のなかにもその風が吹き抜けていくのを感じました。
 とくに印象に残ったのは、廊下や畳や、ドイツの道や、風に揺れる芝生など、主人公の立っている地平の描写です。どれも、ものすごく艶やかにリアルに描かれていて、わぁ歩いてみたいなぁ、触ってみたいなぁ・・・と思わせる感じが、さすがでした。それから、地震の描写もすさまじくて、あまりにもすごすぎて、自分のいる部屋が揺れているような錯覚にさえ陥り、見ながら「こわい、こわい」とつぶやいてしまいました。
 見終わったあとは、久しぶりに駿監督の世界を味わうことのできた喜びと満足感でいっぱいでした。迫力のある美しさが、表面張力のように画面いっぱい満たしている映画でした。この作品を最後に、もう引退されてしまうというのが、残念で仕方ありません。私はこれからも、宮崎駿監督作品が私に刷り込んだ、この足で踏みしめられない原風景を、繰り返し繰り返し、画面ごしに眺め続けることでしょう。

 最近、次女のお昼寝の寝かしつけ中に小説を読むようになって、物語っていいものだなぁとすごく感じています。今回『風立ちぬ』を見たことで、その思いがますます強くなりました。自分の世界に、自分の人生以外の物語を流し込むことは、日常の景色や思考を、やわらかくおもしろく、立体的にしてくれます。それは子供も同じというか、子供にとってはむしろ、体内に流れる物語の存在こそが軸になるような部分もあると思うので、これから幼稚園が始まって寝る時間が早くなっても、寝る前に絵本や児童書を読む習慣は、ぜったいに続けていきたいです。自分の人生を生きていくために、物語は大事です。
by papiko-gokko | 2015-03-01 23:56 | Diary
我が子にも力いっぱい憧れてほしいネコバス、メーヴェ、飛行石
 ひそかに長年憧れていた、大人のレインブーツを買いました。丈は短めの紺色で、2センチほどヒールがあって、幼いころに母が履いていたような、レトロな形のレインブーツです。毎日履くものでもないし、どうしても必要というわけだもないから、きっかけがなくてずっと手を出せずにいたのだけれど、よく行くお店の割引券が手に入り、思い切って買ってしまいました。長靴を履いていたのは小学生までで、中学生になったあたりからは長靴という習慣から遠ざかっていたから、実に15年以上ぶりの雨靴購入ということになります。レインブーツ、という言葉の響きがいいし、光沢のある質感も、私は長靴とは違うのよとばかりに澄ました形をしているところも素敵です。
 レインブーツを買ったら、レインコートやおしゃれな傘も欲しくなりました。雨の日のおしゃれは、とことん純粋に自分のためという気がして、心が躍ります。これから梅雨が来て、雨の日が続くときには、家にこもってばかりいないで、2人で明るく雨の装いをして、水たまりとカエルを探しにでかけてみよう。

 今日も夫が休みだったので、午前中は前述のレインブーツを含めいろいろと日用品の買い物をして、午後は家でのんびりそれぞれやりたいことをやりながら、久しぶりに『天空の城ラピュタ』を見ました。娘の初ラピュタです。まだ2歳の娘がこの物語のストーリーを理解するのは無理だったようで、あまり集中して観ていませんでしたが、ドーラが肉に食らいついているシーンでは、「たべてるねえ、こぼしてるねえ」と見入っていました。たしかにあのシーンのドーラは、迫力満点です。
 それから、ロボット兵がでてくると、「これは、ぼろっと?」と、興味を示していて、しかしロボット兵のシーンは戦闘シーンが多く、ストーリーを理解できていない娘にはこのロボットがなぜ暴れているのかも分からないだろうから、まっさらな心にロボット=暴力性というイメージを植え付けたくなくて、「このロボットは、いじわるする人から、ただ、シータを守り抜こうとしているだけなんだよ、本当は優しいロボットなんだよ」と、ロボット兵がぴゅきーんと光線を出して建物を破壊するたび、娘に必死で説明をしました。その結果、どこまで理解したのかは分かりませんが、「このぼろっとは、やちゃちい、かわいい、ぼろっとなんだのよねえ」と、ひとまず恐怖感や嫌悪感を抱くことなく、ロボット兵のことを受け入れたようでした。
 あと、ムスカが、「はっはっはっ」と高らかに笑うシーンもやたら気に入って、見終わったあとも「はっはっはっ」と真似していました。ムスカというのは、2歳児でも真似したいと感じる秀逸なキャラクターなのだなぁ。夜ご飯のときにも娘が「はっはっは」と笑いだし、「おかあしゃんもやって、ぱぱもやって」と催促されて、家族3人でムスカ笑いをしながら食卓を囲んでいました。久々のラピュタ、娘の反応も、ストーリーそのものも、面白かったです。ああ、やっぱり、いいなぁ、ジブリ。飛行石、いいなぁ。次回作品が猛烈に楽しみです。
by papiko-gokko | 2013-04-20 23:05 | Diary
このあいだたっちした子が駆け回り空飛ぶことに憧れている
 今日の娘は、朝からなんだか眠たそうで、だけど機嫌はどちらかといえばよく、たまにぐずってまとわりついてきつつも、楽しそうに過ごしていました。昨日ほどはイヤイヤの反発も激しくなくて、一緒に変な踊りをして大笑いしたり、両手に手袋をしてぱくぱくさんとぱくこさん(『いないいないばぁ』に出てくる手袋のキャラクター)の声で絵本を読んだり、ちぎり絵をしたり、昨日よりはしっかり遊んでやれたかなと思います。毎日同じようなことをしていても、一日一日、娘の機嫌も私のやる気も全然違っているから、昨日と今日とでは、まるで違った一日になります。
 トイレトレーニングのほうは昨日に引き続きパンツをはかせてみた結果、2勝2敗、パンツを2枚濡らして、最後の履き替えでは私が疲れてしまって、オムツにしました。この1週間で、娘のトイレタイミングがだいたい1時間半から2時間ごとだというのは分かったのですが、もっと間隔の短いときもあって、こればっかりは、娘が自分で教えられるようになるまで、どうしようもなさそうです。これまでずっと当たり前にオムツだったものを、いきなりパンツにしたってうまくいくはずないのだよな。私は一つの目標ができるとついそれで頭がいっぱいになって視野が狭まり気が立つので、トイレトレーニングに真剣に取り組みすぎるとそれが子育ての中心になって娘にものすごくプレッシャーを与えてしまいそうなので、そうならないように、あまりいつまでにとか期間を意識せずに、なるべく遊びの一つみたいな感覚でやれるように、自分を保ちたいです。

 先日、珍しくレンタルショップに行って、何作かDVDを借りました。一番の目的は、今週月曜にどうしても日中しないといけない仕事が1本あったため、そのあいだ娘に見ていてもらう映画を借りることで、ディズニーの『ピーターパン』と『くまのプーさん』と『シンデレラ』を借りました。プーさんは動物がたくさん出て確実に現在の娘が好きそうだし、ディズニーの『ピーターパン』は私の初恋の人で子供のころ大好きだった映画だし、『シンデレラ』には女の子の憧れの基本が詰まっていると思うので、ディズニー映画を見せるならまずはこの3つだろうと、前々から決めていたのでした。
 仕事中に見せたのは一番集中して見てくれそうな『くまのプーさん』で、これはやはり最後まで真剣に見入っていました。『ピーターパン』のほうは、その日寝不足気味だったのもあって、途中の、インディアンに捕まったあたりで寝てしまっていました。残念です。少し前から娘の心にも空を飛ぶことへの憧れが芽生え始めていて、ぬいぐるみを手でふわふわ飛ばしたりしているから、ティンカーベルの粉でみんなが飛び立つシーンなんてすごく興奮するかと思ったのだけど、まだストーリーを理解するのが少し難しかったのかな。『シンデレラ』はまだ見せていないので、どんな反応をするのか楽しみです。頭にピンを付けたり、長いエプロンをしたりするのが好きになってきたから、ねずみがドレスを作るシーンや、魔法でぱあっときらきらのドレス姿になるシーンなど、うっとりするのではないかな。
 借りに行った日、新作が4作で1000円というのをやっていたので、大人の見る映画も借りてみました。そのなかでいまのところ見たのは、『テルマエ・ロマエ』と『おおかみこどもの雨と雪』です。テルマエ・ロマエは原作に負けず劣らず面白くて、笑いながら見ました。古代ローマ人の阿部寛がかっこよかったです。『おおかみこどもの雨と雪』は、胸の苦しくなる場面がたくさんありました。我が子の愛しさとか、育児の様子とか、小さかった我が子がどんどん育ち巣立っていく様子とかを、こうして作品として見せられると、もうそれだけで泣けてしまいます。見終わったあと、目を覚まして寝ぼけ眼で「おかあちゃん」と私を求めた娘を寝かしつけながら、ああこの子の子育てを焦るなんてすごくもったいないよなぁ、これでもかってほどじっくりゆっくり育てていきたいなぁ、と思いました。
by papiko-gokko | 2013-03-21 00:36 | Diary


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