日記と短歌
by papiko
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ささやかな幸せ寄せ集めた部屋のとるにたらない悲しみの海
 朝、玄関を出たら、雪が舞っていて、「ほらみてごらん!」と、玄関でもたついている子供たちを手招きすると、玄関から出てきた長女は「わあ・・」と息をのんで立ち止まり、次女は「ゆきふっちぇゆねー!」とはしゃいで飛び出しました。寒いのは辛いけれど、長女がずっと雪の結晶を見たがっていたので、降ってくれて嬉しいです。自転車を漕ぎ出すと、雪の粒がパシパシ顔にあたって、思わずひゃーひゃー叫びながら、前のめりの姿勢で漕ぎました。前の椅子では次女が「ほっぺっぺが、ちゅめたいよー」と泣き笑いのような声で言い、後ろの椅子では長女が、「はーっはーっ」としきりに息を吐き出しては、自分の白い息を研究していました。

 昨日は長女のお友だちと、お友だちのお母さんの車で、お出かけしました。外はあまりにも寒くて遊べる状態ではなかったので、一人500円ほどで遊べる屋内施設へ行って遊びました。長女はもちろんのこと、次女も喜んで、しばらくすると私から離れて、いろいろな遊具で遊び始めました。少し前に同じようなところへ行ったときは、私から一步も離れようとしなかったのに、成長したものです。お友だちの妹が、ちょうど次女と同じ年齢で、お母さんから離れて平気で遊んでいたので、彼女の存在に刺激されたのかもしれません。2度ほど、よその子の遊んでいる遊具に手を出そうとして威嚇され、私と目があったとたんに、緊張の糸が切れたようにわっと泣きながらしゃがみこんだ場面もありましたが、ひとしきり泣いては立ち直り、長女のお友だちに優しくしてもらったりもして、嬉しそうでした。
 子供たちが遊んでいるあいだ、私はお友だちのお母さんとあれこれしゃべって、わりと楽しい時間を過ごすことができました。最初のころは、極度の人見知りというか、対人恐怖と言ってもいいレベルのそれが発動して、ろくに話せなかったけれど、もう何度か一緒に出かけたり、遊びにきたりしているので、ようやく慣れてきて、相変わらずぎくしゃくしがちではあるものの、会話を楽しめるようになりました。次女も私も、長女のおかげで、すこしずつすこしずつ、人見知りを克服してきている、のだろうか。
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 今日は幼稚園から帰ってから、長女と次女が仲良くビーズ遊びをしていました。次女が思いのほか上手に小さなビーズを通すので、驚きました。女の子らしい遊びが好きな子になるのかな。そうかと思えば、雄叫びをあげて走り回っていたりもするので、まだよく分かりません。次女がサンタさんからもらったクリスマスプレゼントも、ボタンのかたちをしたおもちゃのヒモ通し(写真右側)で、こちらでもよく遊んでくれています。ヒモ通しとしてだけでなく、おままごとやお買い物ごっこにもよく使ってくれていて、日々活躍の場を広げているので、サンタとしては嬉しいです。春がくるまでは、おうち遊びが中心になるから、また種類のちがうビーズも増やしてみたり、長女とは将棋やオセロの腕を磨き合ったりして、新しい遊びをたくさん覚える冬にしたいです。明日はカルタをすると、そういえば長女が言っていました。そろそろ次女も一緒にできるようになるだろうか。まだめちゃくちゃにしてしまうかな。
by papiko-gokko | 2016-01-20 22:29 | Diary | Comments(0)
雨上がり夜空のような水たまり光らせ進む赤い長靴
 お昼ごろ、そろそろ雨が止んだだろうかと窓の外を見てみたら、雨雲と雨雲のあいだから青空が見え、細かい雨粒が日射しを受けて、金色にけぶっていました。黒くぬれたアスファルトの大きな水たまりに雨粒が落ちるたび、瞬く星のようにチラチラ反射して光り、真昼の世界に夜空が一部はがれ落ちてきたようでした。
 そのとき流れていたのがちょうどビートルズの『Across The Universe』で、目の前の幻想的な景色とマッチして、とろけそうな心地がしました。最近大好きでよく聴いているこの曲も、調べてみるとやはりジョン・レノンの作品で、どうやら私の耳と心がジョン・レノンびいきなのは間違いなさそうです。でも私が好きなのはあくまでビートルズ時代のジョン・レノンの声とメロディだから、やはりポール・マッカートニーの存在あってこそなのだろうな。聴けば聴くほど、二人の偉大さに飲み込まれます。晴れの日も聴いているけれど、雨の日にはよりビートルズの曲で耳を満たしたくなります。私の勝手なイメージだけれど、ビートルズの曲にはなんとなく、晴天よりも、曇りや雨のほうが似合う気がします。

 子供たちは、今日も元気でワガママで、可愛くて。長女はテレビを見る時間じゃないときに、どうしてもDVDを見たいと駄々をこね、ひさびさに耳が痛くなるほどの大号泣で、30分ぐらい泣き続けました。どんなに泣いてもダメなものはダメなのと言うと、「言うことを聞いて!長女の言うことを聞いてよ!」と、ぽろぽろ涙をこぼしました。あなたの言うことを聞けるときには聞くけれど、いまDVDを見たいという主張は聞けないよと答えると、「いまが、一番言うことを聞いてほしいときなの!これが一番、聞いてほしいことなの!」と、全力で訴えてきました。そうこうしているうちに夕方のテレビタイムになり、ようやく泣き止んで落ち着いたので、あんなに泣いてワガママ言ったことをごめんなさいしようかと問うと、「でも、ごめんなさいって言うと、長女は病気になってしまうの」と言って、最後まで謝りませんでした。なかなかのものです。5歳に近づき、またひとつ難しくなってきました。あまり抑圧してはいけないと思うけれど、泣きわめくからといって言うことを聞くわけにはいかないし、どのくらい厳しくすればいいのか、甘えさせていいのか、最近、毎日考えます。
 次女は今日も基本的にはご機嫌で、よくしゃべりよく歌い、絵を描いて手をマジックまみれにしたり、おままごとをしたりして、自由気ままに遊んでいました。長女が大泣きしていたときも、「おねえちゃん、ないてるね」と一応気にしつつも、ブロック遊びを楽しんでいました。そして、テレビの時間になってテレビをつけたときには、「おねえちゃん、ワンワンよ」と、テレビが始まったことを姉に教えて、しつこく泣き続ける姉を泣き止ませようとしていました。私が痛がったりするとかならず「だいじょうぶ?」と聞いてくれるし、自由気ままにやっているようでいて、わりと全体の空気に気を配っているようなところもあります。今日は朝まだ雨が残っていて、幼稚園まで徒歩で送ったので、雨の日のお散歩が大好きな次女は、大喜びの大興奮でした。長靴で水たまりをじゃぶじゃぶやりながら歩くのが大好きなのです。夜、寝る直前に日焼け止めを塗るというイタズラも、ちょっと目を離したすきにしでかしたりしました。
 長女と次女、それぞれがそれぞれらしさを存分に発揮した1日で、なんだかとてもくたびれました。
by papiko-gokko | 2015-12-11 23:10 | Diary | Comments(0)
いろいろすこし前のめり
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 冬の手前の3連休。土曜日は夫が仕事でいなかったので、すっかり時間をもてあまし、まだ早いよなぁと思いつつ、押し入れからクリスマスツリーを出して、3人で飾り付けをしました。ツリーを組み立てる段階から、長女はもう待ちきれない様子で、袋から飾りを出して「これはなに?」を連発したり、組み立てにてこずっている私に「手伝おうか?」と不必要な手助けをしてきたり、とにかく大はしゃぎでした。
 飾り付けが始まると、長女は私が何も教えなくても、とても器用に、バランスなども見ながら上手に飾っていき、次女も長女の真似をして、飾り付けのまねごとをしていました。次女はまだうまく紐を枝に通すことができないようでしたが、たくさんの飾りを手に持つだけで十分楽しかったようです。わーわー言いながら飾り付けを終え、最後にライトを点灯すると、とても賑やかできらびやかなツリーになり、私も長女も「わあー」と思わず歓声を上げました。これから1ヶ月、ツリーのある毎日を楽しみます。次女がさっそく、赤いボールの飾りを「これ、とんとん(とまと)よー」と言って、いくつももぎ取ってしまいましたが、去年ほどはわけのわからないイタズラをしなくなったので、いまのところなんとか、赤いボール以外は無事に飾られています。

 夫が休みだった日曜と月曜は、公園へ連れて行って子どもを遊ばせつつ、年賀状用の写真を撮ったりしました。ふたりとも自由に走り回るし、次女はカメラをまったく意識せずに動き、長女のほうは逆に意識してわざと変な顔をしたり変な動きをしたりするので、どんなに連写してもなかなかまともな写真が撮れず、ふたりをシーソーの片方に乗せて、もう片方に自分が乗って、ぎっこんばったんしながら撮った写真が、なんとか年賀状用のものとして合格しました。本当に親しい人にしか出さないものだから、成長ぶりの分かる最高の1枚を撮りたくて、毎年苦労します。
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 休日は夫がご飯を作ってくれることになっていて、今週は長女も夫と一緒に餃子をつつんだり、餃子ピザの具を乗せたり、おやつの白玉をこねたりと、すごく嬉しそうにいろいろなお手伝いをさせてもらっていました。次女もときどきそばに寄っていってそれを眺め、「次女ちゃんもやるー」と、邪魔をしていました。長女は調理のお手伝いが大好きで、平日私が夕食を作っているときも手伝いたがるのですが、手伝ってもらえることがなかったり手伝ってもらうほどの精神的余裕がないことが多いので、最近は調理で出た野菜屑を渡し、去年サンタさんにもらった子供用包丁で自由に切って遊ばせています。そうして長女がこまかく刻んだ野菜屑はボウルにいれられ、次女がかきまぜて遊んでいます。今年のクリスマスプレゼントも、長女はクッキング系のものがいいかなぁと考えています。クリスマスプレゼントのことを考えながら子供たちの様子を眺めることのできるこの時期、くすぐったくて大好きです。
 せっかくそんなふうに大好きなパパと一緒にお料理して楽しく過ごしていたのに、夕食前、長女はくだらないことで叱られて大泣きし、みんなと食卓を囲めずに、みんながごちそうさまをしてから夜ごはんを一人で食べました。長女は夫に叱られると、私に叱られたときの数倍はげしく取り乱すのです。きっと長女にとって夫は、だれよりも自分を叱ってほしくない、そして自分のことを認めてほしい存在なのでしょう。ひとりで食べるのはとても寂しかったようで、食事の途中で素直に反省して謝り、その後はまた私も夫も次女も長女の食べているそばで過ごしました。長女が叱られているときなどに、ふだん何も考えていないように見える次女が、実はいつもそれとなく場の空気を読んで行動しているのだなぁということが分かります。いつも長女がいるから思う存分にめちゃくちゃなことをしているけれど、長女が泣いて食卓にいなかった今日は、やけにおりこうで、そして明るく「おいちーねー」と繰り返しながら食べていました。2番目の子の能力って、すごいなぁ。そんな、家族だけで過ごした、平和な3連休でした。
by papiko-gokko | 2015-11-23 23:02 | Diary | Comments(0)
秋のピクニック
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 本格的な冬が来るまえに、秋のピクニックをしておこうと、今日は家族で森林公園へ行きました。暑すぎず寒すぎず、雲間からやわらかな日射しの降り注ぐなか、子供たちは広い公園を、元気いっぱい駆け回って、色づいている落ち葉を拾ったり、どんぐりを集めたりして遊びました。どんぐりですべりそうになるほどどっさりどんぐりの落ちている場所もあって、長女も次女も夢中でしゃがみ込んでいました。次女はどんぐりよりもどんぐりの帽子のほうが好きらしく、「ぼうち、あったよ!」と、どんぐりの帽子を次から次へと見つけては袋に入れていました。夫はどんぐりではなくセミの抜け殻を見つけて手のひらに乗せ、次女からは「むし!」と喜ばれ、長女からは「いやー」と遠ざかられていました。
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 歩いているうちに、落ち葉の舞うだれもいない小さな原っぱを見つけたので、そこに敷物を広げてお弁当を食べました。ひさびさのお外弁当はおいしくて、幸せに浸りながら食べていたら、次女が「にゃーにゃ、にゃーにゃいる!」と騒ぎ始め、いったい何が猫に見えたのやらと思っていたら、本当に、数メートル先に猫がいたので驚きました。猫は落ち着き払った様子で座って、こちらをじっと見つめていました。とてもきれいな猫だったので、どこか近所の家で飼われている猫なのではないかと思います。動物好きな次女も、冒険好きの長女も、このすてきな事件に大喜びでした。猫はしばらくじっとしていたあと、すっと木の陰に隠れ、そのうちどこかへいってしまいました。「にゃーにゃ、れんぼちたね!(かくれんぼしたね)」と、次女は猫がいなくなってからも、繰り返し楽しそうに、猫のいたほうを指さしていました。
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 お弁当を食べたあとは、家から持ってきたフラフープや縄跳びやボールなどで少し遊びました。子供たちは、フラフープや縄跳びで電車ごっこをしたり、ボールを投げたり、あれこれ挑戦していました。誰かが何かに挑戦するたび次女が「次女ちゃんもしゅる!」と言って近づいてきて、邪魔されつつも、楽しく体を動かしました。ものすごくひさしぶりに縄跳びを跳んでみたら、自分の体の重さに驚きましたが、何度か跳んでいるうちに力みがとれて、少し感覚が戻ってきました。夫も縄跳びをして「体が!重い!」と衝撃を受けていました。日頃から運動していなければ、年を取るごとに体は重くなる一方なのだろうなぁ。これからは夫婦で意識的に、体を動かさなければ。
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 次女は電車ごっこがとても気に入ったようで、大笑いしながら長女について走っていました。しっかり一緒に遊べるようになってきて、長女も楽しいだろうし、見ているほうの気持ちも、これまでよりずっと愉快です。最近は長女と会話も成り立つようになってきて、かわいい会話に笑ってしまいます。
 お昼をはさんでたっぷり4時間ぐらいは遊んでほどよくくたびれ、帰りがけに西松屋に寄って、子どものタイツやらベストやら何枚か買い、冬支度をしました。秋を満喫したし、あったかい服もそろえたし、これで心置きなく、冬を迎えられます。
by papiko-gokko | 2015-11-15 23:24 | Diary | Comments(0)
思い出の色を決定するように八月末日アサガオが咲く
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 8月30日、曇り時々晴れの朝、ついに朝顔が一輪、咲きました。カーテンをあけていつものようにベランダの鉢を確認したら、これまでなかった鮮やかな紫色が、ぱっと目に飛び込んできたのです。夏休みが始まった日から毎日毎日待ちわびて夢にまでみたその光景に思わずのけぞり、そして次の瞬間「咲いとるー!」と、叫ばずにはいられませんでした。その叫びを聞いた長女も慌てて窓に駆け寄ってきて、椅子にのってベランダを眺め、「ほんとうだー!」と、叫んでいました。夏休み中の開花はもうほとんど諦めていたので、夏休み中にぎりぎりセーフで咲いてくれたことが、魔法みたいで嬉しくて嬉しくて、朝食を終えるとすぐ、カメラをもってベランダに出て、記念撮影をしました。ようやく咲いてくれた一輪の朝顔は、朝方に降った雨のしずくを花びらに湛え、誇らしげにつやつや輝いていました。夏休み中、いつも長女と一緒に水をあげていた次女も、嬉しそうにしゃがみ込んで朝顔に見入っていました。長女ののんびり朝顔、夏休み中に咲いてくれてありがとう。

 ついに明日で、長女の夏休みが終わります。夏休み最後の日曜である今日は、大坂に住んでいる上の妹一家が岡山にきて、それに合わせて両親と下の妹も集結し、両親の帰国を祝う会食をしました。夫は週の半ばから体調を崩しているめ残念ながら不参加でしたが、夏休み最後の思い出にふさわしい、にぎやかでめでたい一日になりました。みんなが集まってわいわいすることの大好きな長女ははりきって、とても食べ切れそうもない豪華なお子様ランチを前に、おしゃまなおしゃべりが止まらず、「長女ね、今日はかなりいい気分」「長女はね、いま4さい15ヶ月なの」「この、だし入りのプリン(茶碗蒸しのこと)おいしいね」など、おかしなことを言ってはみんなを笑わせ、上機嫌でした。我が道をいく次女は、ふりかけご飯と、長女から分けてもらったお子様ランチのフライドボテトである程度お腹がふくれたあとは、ごろごろ転がって遊んでいました。
 来月1歳になる姪っ子(上の妹の子)は、人見知りが一番はげしい時期で、最初のころ泣いてばかりいましたが、だんだん慣れて、最後はつかまり立ちなどして笑っていました。不思議なことに、長女と次女には最初からまったく人見知りせず、近づくだけでにこにこ笑顔だったので、長女は気をよくして、何度も近づき、愛しそうに撫でていました。次女のほうは、興味はあるもののどう接していいものか分からなかったらしく、それほど自分から近づこうとはしませんでした。お互いにもうちょっと大きくなったら、3人で遊びまわるようになることでしょう。まだしゃべらない、歩かない姪っ子の幼さが、懐かしくて可愛くてたまりませんでした。

 先ほど寝かしつけをしていると、窓の外から、秋の虫の鳴き声が聞こえてきました。思い出だらけの夏が終わります。明日は、幼稚園に持って行くものの準備と、再び始まる送り迎えやめくるめく行事に対する、心の準備もしなければ。入園式の前みたいに、またどきどきしています。長女にとって憂いのない、楽しい2学期になりますように。
by papiko-gokko | 2015-08-30 23:07 | Diary | Comments(0)
傾いてすべりこぼれる八月を暑い暑いと手繰って歩く
 長かった夏休みも、ついに残すところ一週間となりました。お盆を境に、蝉の鳴き声がかわり、空が高くなり、急に景色ぜんぶが傾いたように、夏がそこらじゅうからすべりこぼれて、ああ夏って終わるんだなぁということに、いきなり気づいて慌てて振り返る、そんな、残像めぐりの8月末です。
 長女が夏休み前に持って帰った夏休みの冊子に、夏休みの思い出の写真やチケットなどを貼りましょうというページがあり、夏休み明けに提出することになっているので、今日は夏休み中に撮った写真を何枚かセレクトして印刷し、少し切ったりして、長女と一緒にぺたぺた貼りつけ、思い出のページを完成させました。お菓子作りやお料理の写真、初めてお裁縫したときの写真、島根の実家で遊んでいる写真、海の写真、朝顔に水をやっている写真、お風呂で水遊びをしている写真など、夏休みの思い出がぎゅっと詰まったそのページを眺めていると、人生初の夏休み、なんだかいろいろなことがあったなぁ・・・と、感慨深くなります。だらだらとしてしまった日もあったけれど、それなりに夏休みを楽しみながら過ごせたひと月半だったのではないかと思います。ちなみに、朝顔はなんと、まだ咲きません。ただ、昨日つぼみを発見しました。もう望みは薄いかもしれないけれど、一輪でいいから夏休み中に咲いてくれたら、この夏に悔いはありません。
 お盆過ぎてからの一週間は、長女が一番仲良しになった幼稚園のお友だちと親子でふれあいイベントに参加したり、うちに遊びにきてもらったりなどして過ごし、少しずつ幼稚園の感覚を思い出させるようにしています。お友だちのお母さんはとても親切で明るくて話しやすい人なので、この人にはできるだけ嫌われたくない・・・あわよくばそれなりに好かれたい・・・願わくば大事な存在と思われたい・・・と、びくびく考えながら、ほがらかな会話のキャッチボールに励んでいます。子育てについて身近に話せる人がいるというのは、やはり良いものです。私の好きな短歌に『観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 (栗木 京子)』という有名な歌がありますが、自分と親しくしてくれる人と向き合うとき、いつもこの歌が思い浮かびます。私の悪いくせで、一人の人が自分と仲良くしてくれると、たちまちその人が世界のすべてになりがちなので、過度な期待をしないよう、重い人にならぬよう、くれぐれも気をつけて、子供たちの邪魔にならない、ほがらかな関係を持続したいです。
by papiko-gokko | 2015-08-24 23:36 | Diary | Comments(0)
制服が真新しくて眩しくて前を向くのが難しい春
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 ぎょっとするほどあっという間に3月です。ひな祭りの今日は、いつもより少しだけ豪華なデザートを食べて、おひな様の前で撮影をしました。長女も次女も動き回るので、まともな写真がほとんど撮れませんでしたが、それも含めて、成長の記録です。去年は引っ越し準備の真っ最中だったから、物置のような場所に飾って写真を撮りました。たった1年前のこととは思えないくらい、あれからいろいろなことがありました。

 昨日の朝、長女がいつになく真剣なまなざしで、「お母さん、一日は、ずっと続くの? 夜のあとには、いつも朝がくるの? ずっとずっと、夜のあとには朝がくるの?ずっとずーっと?」と、聞いてきました。カレンダーの日付や年月、季節、曜日などの概念をだんだん理解しつつあるなかで、眠ると必ず次の日の朝がきて日付が変わること、そしてそれが続いていくことが、急に不思議に思えたのでしょうか。冬の終わりと春の始まりが混ざり合って揺れているこの時期の気候が、その思いをかき立てたのかもしれません。「そうだよ、ずっとずっと、必ずいつも、夜のあとには朝がきて、それがずうっと続いていくうちに、長女ちゃんも次女ちゃんも、少しずつ大きくなるんだよ。」と答えると、「ずっとずっと?」と、長女がまた念を押すように聞いたので、一瞬なんだか泣きたい気持ちになって、「ずっとずっとずーっとだよ」と、祈りを込めて繰り返しました。3月は、あの恐ろしい震災と事故で、当たり前の日常がずっとずっと続くとは限らないことを、思い知った月。あの日から、私にとって「ずっとずっと」は、祈りの言葉になりました。

 春が近づいてきていることが、もちろん嬉しいのだけれど、今年は少し、憂鬱でもあります。これはきっと、長女の入園が近づいているからなのだと思います。ここ数年、何かの始まる春ってなかったから、単純に暖かく朗らかな春の気候に浮かれて楽しんでいましたが、今年は違うのです。新しい制服と帽子がすでに、クローゼットにかかっていて、一本一本に名前を書かなくてはならないクレヨンもあるし、通園バッグも夫が作ってくれました。数年ぶりのひさびさの、覚悟を決めねばならぬ春です。入園するのは長女なのに、私がこんなに緊張したり憂鬱になったりしているなんておかしいけれど、どこにも属さず誰にも知られず自分たちのリズムで気ままに過ごしていたここ数年の日々が、ついに終わるのかと思うと、あああ・・・と、全身が重たくなります。そろそろ同年代のお友だちがたくさん欲しい長女にとって、幼稚園はきっと、楽しい場所になるに違いないから、私がこんな弱気なことではいけません。憂鬱なのと同じくらい、私も長女の入園が楽しみです。4月に向けて、その、楽しみなほうの気持ちをむりやりふくらましていこう。だけど、ついに、ついにあと1ヶ月なのだなぁ、あああ・・・。春に前を向くのって、こんなに力のいるものだったか。
by papiko-gokko | 2015-03-02 23:42 | Diary | Comments(0)
今年のクリスマスプレゼント。大事に楽しく過ごせた一日。
 先日から楽しくあれこれ悩んでいた、子供たちに贈るサンタさんのクリスマスプレゼントが、ほぼ決定しました。長女は子供用調理器具セット、次女は椅子です。長女は最近、『すすめ!キッチン戦隊クックルン』が大好きで、その影響もあってお料理に目覚めており、毎日ちょっと困るくらい積極的にいろいろとお手伝いしてくれるので、専用の調理器具を手に入れたら、きっと喜ぶに違いないと思い、おもちゃではなくて、本物の調理器具セットをプレゼントすることにしました。クックルンに限らずお料理番組がついていると食い入るように見ているし、恐ろしく手際の悪い私の料理でも、いろいろ質問を挟みつつすごく興味を持って観察しているようなので、そのうち私よりも上手になって、おいしいご飯やお菓子を作ってくれるようになったらすてきだなぁと、淡い期待も抱いています。
 次女が椅子なのは、長女が6ヶ月のときに買ってもらっていまも愛用しているローチェアを、次女もとても気に入っていて、よく取り合っているからです。今おもちゃをプレゼントしても、まだ次女はあまりうまく使えなかったりして長女のものになってしまう予感がぷんぷんしますが、椅子ならばこれは次女のものだと長女も受け入れるだろうから、そうすると次女もこれは自分の椅子なんだと認識して、喜ぶのではないかと考えました。ただ、どんな椅子がいいのかはまだ決まっていなくて、悩み中です。かわいくて、頑丈で、安全で、場所を取らなくて、長く使える椅子、どんなのがいいかなぁ。
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 今週は買い物と家事で手一杯で、長女の遊び相手をあまりしてやれていなくて、公園へも連れて行けていなかったので、今日は長女の喜ぶことをたくさんする一日にしようと決めて、長女の好きな公園へ行き、ブランコをぐんぐん漕いで、滑り台を何度も滑って、次女も私の膝でブランコに乗ったり滑り台を滑ったりして、帰り道にはきれいな落ち葉を拾いながら歩きました。
 ブランコのすぐそばにカエデの木が立っていて、長女がブランコを漕ぎながら、「すごくおおきな木。びっくりした。きれいだね。虫さんには、この木は、大きく見えないのかな」と、そんなことをつぶやいていて、そうだねえ、どうなんだろうねえと相づちをうちながら、もうこの子は、私があれこれ考えて語りかけなくても、こうして自分でいろいろなことを思って考えて、言葉にすることができるようになったんだなぁ・・・と、感動しました。
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 家に帰ってから、拾った葉っぱを洗って干して、次女が寝てから、スケッチブックに貼って遊びました。公園のあとでスーパーにも行って、クリスマスケーキのカタログをもらったので、それも長女が切って、貼ったりして遊びました。秋の終わりとクリスマスの到来が、スケッチブックの上で踊っている感じがして、楽しかったです。毎日こんなふうに、子供たちとの時間を大切に楽しく過ごせたら理想的だけれど、なかなか思い通りにはいかなくて、たいていの日は、もっと遊んでやりたかったなぁもっと楽しませたかったなぁという気持ちで終わります。だから、すてきに過ごせた今日の日を、こうして記録しておきます。明日は、予約している本が届いているので、図書館に行く予定です。長女が最近ねんねの時間に毎日のように読んでいてはまっている『小さなおばけシリーズ』も届いているらしいので、明日も長女の喜ぶ顔が見られそうで、わくわくします。
by papiko-gokko | 2014-11-21 23:27 | Diary | Comments(0)
秋の散歩。園庭開放。
 玄関のドアを開けた刹那に感じる空気が、日に日に秋めいていきます。うちから3番目ぐらいに近いスーパーまでの並木道、春は桜が満開になるこの道も、そろそろ落ち葉の季節で、今日はボランティアらしき方々が掃き掃除をしておられました。田んぼの稲穂がさわさわ揺れて、畦道には彼岸花が咲き、鱗雲の青空を一筋伸びるひこうき雲。その風景の中心を、街のほうへと向かう電車が通り過ぎていき、行きたいスーパーはもうすぐそこにあり、ああ、いい土地に引っ越してきたなぁと、つくづく思いました。日向を歩くとまだ暑いけれど、風は涼しく日陰は少し寒いくらいで、秋だねえ、秋だねえと歩いていたら、「秋のうたをうたって」と長女に言われ、小さな声で歌いながら歩きました。声が小さすぎて聞えませーんと、長女には怒られましたが、秋風のなかで娘たちと秋の歌を口ずさめた今日は、とてもいい日でした。
 スーパーでの買い物を終えたあたりで、眠たくなってきたらしい次女が大泣きしはじめ、ちょうど向かいからやってきた高齢のご夫婦が、おやおやまあまあと、あやしてくださったのですが、人見知りしたのか、ますます声を張り上げて泣きだしてしまいました。次女は泣き出すと音量がすさまじいので、お店全体に響き渡りました。次女をあやしてくださったあと、おばあさんが、「こちらがおねえちゃん? 大きくなったのねえ」と、長女にも優しく声をかけてくださったのが、とても嬉しかったです。
 スーパーからの帰り、少しだけ公園で遊びました。生肉を買っていたので本当に少しのあいだでしたが、一緒にブランコをしたら、長女も次女も声をたてて笑って、喜んでいたので、寄ってよかったです。2歳のころはブランコがあまり好きじゃなかった長女ですが、最近は大好きで、この前は、おそるおそる立ちこぎにも挑戦していました。この半年くらいでぐんと背も伸びて、恐かったことが面白くなって、どんどんお姉ちゃんになってきています。と思っていたら、今日私が次女用に作った簡単なおもちゃを、すっかり気に入って自分のおもちゃにして次女に貸さなかったりなんかもするのだけれど。

 日付が前後しますが、先日また入園予定の幼稚園で園庭開放があったので参加しました。その日は日射しがかなり強くて、長女は平気なようでしたが、私と、私に抱っこされていた次女はへとへとになりました。長女は、この前ほど積極的に園児や園庭開放に来ている子と関わろうとはしませんでしたが、わあっと大勢のなかで一緒に遊んでいる感じだけでも十分に楽しかったみたいで、はりきって走り回り、園児たちのしていることをとにかく真似して、この前できなかったことにも挑戦し、園児と同じようにできたら大喜びで、家に帰ってから、「長女ちゃんも、おにいちゃんおねえちゃんと同じことができたから、もうそろそろ、ちょっとだけ4さいになったかも」と、嬉しそうにしていました。最近、早く4歳になりたくてしかたないみたいで、よく「長女ちゃん、あしたのつぎぐらいには4さいになる?」とか「長女ちゃんって、もうずいぶん3さいだよねえ」とか言って悩んでいます。
 園庭開放開始から最初の30分ぐらいのあいだ、幼稚園の子たちは運動会の練習をしていて、みんな音楽に合わせて、先生の指導のもと一生懸命にダンスや行進をしていて、見ていたらどうにもこうにも涙が出てきて、鼻をすすりながら遊びました。子どもを産んでからというもの、一生懸命な子どもたちの姿に、ものすごく弱くなりました。わが子がいるわけでもないのに練習風景で泣いてしまうなんて、わが子が入園したら、イベントのたびに私の涙腺はどうなるのだろう。そもそも長女が幼稚園児になる・・・と考えただけで泣きそうです。ついこの前まで、次女と同じような赤ちゃんだったのに、すごいなぁ。来年にはあんなふうにして、親から離れて踊ったり行進したりするのか。ひやひや、はらはら、どきどき、想像がつきません。
by papiko-gokko | 2014-09-18 22:58 | Diary | Comments(0)
夏の終わりに前歯が生えた
 数日前、ちょうどお盆休みの終わった翌日ごろだったか、次女を寝かしつけていたら、ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきて、ああ夏が終わるんだなぁと、静かな気持ちになりました。最近は、アブラゼミとツクツクボウシが交互に鳴いていて、ツクツクボウシの鳴き声を今年はじめて聞いた長女が、これはなんの鳴き声なの?と、不思議そうにしていました。毎年、ツクツクボウシの鳴き声を聞くと、小学生のころに国語の教科書に載っていた、つくつくぼうしのなくころになると・・・で始まる、まどみちおの詩を思い出します。
 お盆を過ぎてから、たしかに秋の気配は近づいていて、今日は午前中に散歩へ出たら、曇りだったこともあってか風が涼しく、トンボがたくさん飛んでいて、長女と見上げながら歩きました。次女はどうかな、ベビーカーの高さだと、気づかなかったかもしれないけれど、トンボトンボと飛び跳ねている長女のことを、きっと見ていたかもしれません。夕方に洗濯を入れようと窓をあけたら、空には秋っぽい鱗雲がでていて、夜、台所の片付けをしていたら、透き通った秋の虫の鳴き声が、かすかに聞こえてきました。8月の終わり、あちらこちらにもう秋が見え隠れしています。子どもの頃、夏休みはとてつもなく長く感じたけれど、大人になってみると、たったこのあいだ子どもたちが夏休みに入ったと思ったのに、もう終わるなんて、短いんだなぁと驚きます。
 毎年そう思っている気もしますが、今年の夏は、初めての岡山で、そして初めて次女もいて、印象深い夏でした。夏の初めにずり這いを始めた次女は、いまや超特急長距離ハイハイを習得し、日々長女の背中を追いかけてハイハイで室内滑り台をよじ登り、先日ついに登頂達成しました。つかまり立ちも様になってきて、いまにもつたい歩きを始めそうな勢いです。おととい、下の歯が生え始めていることに気づいて、長女と興奮ぎみに眺めました。一夏でこんなに成長してしまう、赤ちゃんってすごい。そしてその変化を日々間近で見つめることのできる幸せときたら、とんでもなくて、味わいきれなくて、もったいなくて、どうしよう。
by papiko-gokko | 2014-08-27 00:01 | Diary | Comments(0)


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