日記と短歌
by papiko
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目を閉じてその暗闇を見つめれば遠い記憶のメリーがまわる
 三連休最後の一日。午前中に洗濯物など済ませて、納豆ご飯を食べてからそのまま座椅子で昼寝をしていたら、夫から電話がかかってきました。なぜかいつもより仕事を早く上がれたようです。天気もいいし、最後の休みだし、せっかくなので駅で待ち合わせて、数駅先のベビー用品店へ行ってみることにしました。この前の検診で助産師さんから、「ぼちぼち、赤ちゃんのもの、揃え初めてもいいころですね」と言われて、にわかに焦り出していたのです。
 家をでたら、自転車に子供を乗せた若いお母さん2名と、同じく子供の乗った車の女性とが、マンションの前でなにやら賑やかに会話をしていて、あぁ家出るタイミング大失敗したーと後悔しました。しかし、その人たちのいる場所を通らなければ道に出られないので、もう一度家に引っ込みたい衝動をなんとか抑えてカギを閉め、俯き加減に歩きだし、恐らくマンション住人の方もその中にいたのだろうけれど、みんな同じような雰囲気で見分けがつかなくて、散々視線を泳がせたあげく誰の顔もみないで「こんにちはすみません・・・」と蚊の鳴くような声で早口に言いながらへこへこ通り過ぎました。さぞかし、挙動不審だったことでしょう。
 そそくさと通り過ぎてからしばらくは、青空の下を、暗澹たる気持ちで歩きました。楽しみにしている子育てのなかで唯一憂鬱なのは、子供のためにはママ友みたいな感じの人間関係構築を、避けられないかもしれないことです。これまでずっと、別の世界の人だと思っていた子育てママたちと、同じフィールドに立たなければならないということです。無理して気の合わない人とも仲良くするよう一生懸命がんばったのなんて中学までで、高校や大学では本当に気の合う友達としか仲良くせず、気の合う人がいない時は無理せずひとりで行動していたので、苦手な人と無理して向き合う能力なんて、もう著しく低下しているはずです。夫も人づきあいが嫌いだし、このままでは、子供もやっぱり、そうなってしまうのかなぁ。あぁ、恐い。恐い。子供がお外で遊べるぐらいになったら、同じ公園ばかりだと人づきあいが発生しそうだから、日々いろんな公園を転々としようかな・・・とか、今からそんな弱気なことを考えています。
 歩いているうちに汗ばんできて、周りを歩いている人たちを見ると、薄手のシャツや半袖が多いことに気付き、ブーツにカーディガンを羽織ってきてしまった自分が急に恥ずかしくなって、あぁ洋服選び失敗したかも・・・と不安になりましたが、駅についたら、私と同じぐらい厚着の夫が立っていて、ほっとしました。夫が出勤した朝の時間帯は、厚着でちょうどよかったのでしょう。ひとりだけ厚着だと不安感と恥ずかしさが増しますが、それがふたりになれば不安は消え、恥ずかしさも一回転して、愉快な気分になってきます。
 ベビー用品店では、新生児の肌着や、哺乳瓶や、ゆりかごや、ベビーカーなどを見て回りました。ベビー用品に使われているキャラクターの王道は、アンパンマンとプーさんだということもわかりました。ベビーベッドは、ありがたいことに義姉から貸してもらえることになったので、リビングに寝かせておくようのゆりかご(もしくは簡易ベッドっぽいもの)だけ、生まれるまでに用意しておく必要があります。お店に並んでいたベッドはどれも可愛らしくて、はやく家に置きたくなりました。ベビーカーやおんぶ紐も、生まれる前に用意しておいたほうがいいのかなぁ。
 今のところ、赤ちゃん用品で私が一番こだわりたいのは、オルゴールメリーです(ベッドの上で音楽を鳴らしながらくるくる回るあれが、ベッドメリー・またはオルゴールメリーという名称だと最近初めて知りました)。幼いころ、妹のベビーベッドで優しい音色に合わせて回るオルゴールメリーを眺めているのがとても好きだったから、今度もまた、赤ちゃんと一緒に眺めたいのです。私と上の妹は、ピンクや黄色の花や玉などががじゃらじゃら吊るされている昔ながらのものを使っていて、下の妹のときに買い替え、色とりどりの動物が回るものになったのを覚えています。そのどちらも可愛くて大好きでした。最近のメリーは、ネットでみていると本当に色々な種類があるみたいなので、そろそろ本腰いれて、選び始めたいです。派手な蛍光色を使ってるようなのじゃなくて、見ているだけで眠たくなるような、柔らかい色合いのがいいなぁ。赤ちゃんは派手な色のほうが、楽しいのだろうか。
 夫は、子供とレゴで遊ぶのだといって、おもちゃのコーナーで早くもレゴのバケツを買おうとしていましたが、対象年齢3歳からだよと、今回は諦めさせました。私はレゴなどのブロックで立体を作る遊びって苦手だったので、子供とそういう遊びをするのも、夫に任せることになりそうです。
 なにかひとつぐらい買って帰ろうかとも思っていたのですが、いざお店で見てみると、ガーゼやら肌着やら寝具やら、どの程度買っておけばいいのか検討もつかないものだらけで、今回は大体の値段と、新生児ってこんなに小さいのか!ということの確認だけで終わりました。今度また、子供のいる友達や義姉に聞いたりして、赤ちゃんを迎える上で本当に必要なものは何かをリストアップしてから、再度足を運びたいです。
 赤ちゃん用品店からの帰り、スーパーに寄って、みかんを買いました。まだ黄緑色の若いミカンで、値段も高めだったのだけど、どうしても食べたい気分で、買わずにはいられませんでした。家に帰って早速食べたら、あまくてすっぱくて、美味しかった!勢い余って、ふたつも食べてしまいました。自分が思っていた以上に、体がみかんを求めていたようです。
 三連休、常に眠気を感じてもやもやしたりしながらも、のどかに過ごしました。
by papiko-gokko | 2010-10-11 21:33 | Diary
夢で抱く君は小さく髪の毛に指を通せば霧雨のよう
 昼寝のしすぎか、抹茶のパウンドケーキをたくさん食べてしまったせいか、寝る直前まで漫画を読んでいたせいか、昨日の夜はカーテンの隙間から光が射すころまで寝つけずに、息苦しい寝がえりを繰り返しながら、長い長い夜を過ごしました。暗闇のなか、頭が芯まで冴えきって、仕事のこととお腹の子のことをちょうど半分ずつぐらい、ぐるぐる考え続けていました。
 空が明るみようやく眠りについたその先では、奇妙な夢をたくさん見ました。出産直後の夢もありました。生まれた子をひざにのせて抱きしめるのだけれど、その子はなぜだか私に対してよそよそしく、抱きしめても抱きしめても抱きしめている感じがしなくて、心もとない気持ちで子守唄を歌ったら、赤ちゃんなのにしゃべるその子が、「あぁこの声が、お腹の中で聞いていたお母さんの声なんだね」と言い、あぁ聞こえていたならもっともっと、お腹の中にいるとき、穏やかな優しい声をたくさん聞かせてやればよかったなぁと、夢の私は後悔しながら、運転できないはずなのに車に乗ってアクセルを強く踏み、ひざに子供を乗せた状態で、出雲の国道をぶっとばしていました。
 そんなふうに、奇妙な夢を繰り返し見ながら、お昼前まで寝ても眠気はとれないまま、重たいあくびをしながら、洗い物をして、掃除機とクイックルワイパーをかけ、今日のお昼用にと夫が買っておいてくれた冷凍のお好み焼きを食べました。ひとりでいるといつまでたってもお腹がすかなくて、チョコレートしか食べたくなくなるのは、妊婦として、いけないことだと思います。お腹の子に優しい暮らしがしたいのに、寝付けなくて寝不足になってしまったり、ひとりでは食欲が沸かなかったり、なんだか、気を抜くとすぐ、うまくいかなくなってしまうな。もう7カ月になるというのに、自覚を持った行動が、きちんとできている自信がないまま、不安な夢に心が揺れます。
 お母さんになるのにしっかりできなくてごめんね、という思いを込めながら、かぎ針編みの特訓をしていたら、お腹の子がぽこぽこ可愛く蹴ってきて、きゅうっと愛しさがこみ上げてきました。曖昧な夢の中ではなく、はやく現実の世界で、この子を抱きしめて、お乳をやって、子守唄を歌いたいな。そのためにも、毎日の生活、しっかりしっかり生きましょう。
 
by papiko-gokko | 2010-10-10 22:38 | Diary
無いという前提がありスコップで湿気た地面をめくり続ける
 日曜日。今日も朝10時ごろまで、たっぷり眠りました。そしてやっぱり一時間ほど、昼寝もしました。休日これほどいくらでも眠れてしまうと、会社で居眠りせずにいられているのが、とても不思議に思えてきます。妊娠しても仕事の日には仕事用のアドレナリンが、ちゃんと出ているんだなぁ。ありがとう私のアドレナリン。
 午前中のうちに掃除を済ませてしまいたくて、一気に掃除機とクイックルワイパーをかけたら、少し動悸と息切れがして、こんなことで出産に挑めるのだろうかと、不安になりました。今日で7カ月に入る私のお腹は、日に日に大きく重たくなって、立ちあがったり起き上がったりしゃがみ込んだりするたびに、「よいしょ・・・」と声がでてしまいます。これからまだまだ大きくなるのだから、もしっかり食べて寝て、力を蓄え続けねば。毎日の通勤距離が、妊婦によいとされるウォーキングにちょうどいい距離なので、運動になって助かります。
 午後は、昨日と同様、夫と出かけました。今日は夫の希望で、ブックオフへいきました。夫が本を選んでいる間、私はずっと、妊娠出産本や育児本の並ぶコーナーで、ぼんやりと背表紙を眺めていました。よい胎教が天才に育てるというのやら、赤ちゃんの上手なあやし方やら、正しい叱り方やら、新しいお産の考え方やら、実に様々なテーマの本があって、どれもこれもに少しずつ興味を惹かれるものの、同時に胡散臭さも感じてしまい、下手に手にとってみて中途半端に影響を受けてしまうのが恐くて、ただ背表紙を眺めて中身を想像するだけにしておきました。妊娠出産や育児のことで知りたいことは山ほどありますが、その一方で、知るのが恐いことや、本に頼らず自分で考えたいと思うこともたくさんあって、なかなか簡単には選べません。
 今うちには、夫の買ってきてくれたオーソドックスな妊娠出産事典と、先日子供のいる友達が貸してくれた、出産直後から1歳までの育児本があります。妊娠出産事典には、その時々で気になることが大抵載っていて安心感があるし、友達が貸してくれた本は、大事なことがすっきりとまとめられていて押しつけがましさや脅しっぽさがなく、くどくならない程度に写真やイラストが添えてあり、なにより家庭科の教科書っぽい簡潔で丁寧な文章がとても心地よかったので、まずはこの2冊に書いてあることをしっかり頭に入れておけば、それでいいかなぁと思っています。知るのももちろん大事だけれど、出産も育児も、今いくら心配したところで、結局、始まってみなければわからないものなぁ。考えれば考えるほど不安と恐怖がふくらんでくるから、とにかく、今家にある本だけしっかり読んで、あとはどんと構えておこう。
 家に帰ってからは昼寝をして、今週の木曜日にある検診に備えて母子手帳ケースの中身を整理したりしているうちに夜ごはんになり、『龍馬伝』を見て大興奮し、今後の龍馬に想いを馳せつつかぎ針編みの特訓をしているうちに、一日が終わりました。今週末は土日とも夫がいたので、安心しながらだらだらできて、快適な二日間でした。
by papiko-gokko | 2010-10-04 00:02 | Diary
チョコレート溶かされながら甘やかにどんな未来も受けて立ちます
 目を覚まして時計をみたら、11時半をまわっていました。休日は、いくらでも眠れます。夫は私よりも少し前に起きていて、遅い朝食をとり、少し部屋の片づけなどしてから、再放送の龍馬伝をみつつ昼食をとり、そのあと私は、ちょっと食休みのつもりでベッドに寝ころび、あろうことか、そのまま一時間ほど、昼寝をしてしまいました。いくらなんでも眠りすぎです。家にいたら、いつもこんなに眠ってしまうのだろうか。
 昼寝のあとは夫と出かけることにして、図書館で本を返したり借りたりしたあと、ユニクロで夫のズボンとワイシャツを3枚買いました。ズボンもワイシャツも、あったかいコーデュロイ素材のものを買いました。ワイシャツは、昨日のMステでマサムネさんが着ていたのにどことなく似た色合いで、どれも可愛らしい感じです。やっぱり私は、男女問わず、冬の洋服が好きだなぁ。買い物を終え、家に帰るころにはもう、どっぷり日が暮れていて、自分がいかに寝過ぎたかを痛感しました。
d0038776_22301599.jpg お昼が遅くて、家に帰ってからもなかなかお腹がすかず、お腹がすく時間になるまで、ケーキをつくることにしました。今日つくったのは、ガトーショコラです。夫の誕生日につくったショートケーキが、失敗とまではいかないまでも、イチゴ代わりに使った缶詰のフルーツがべっちょりしていたり、生クリームの塗り方が下手だったりと、どうもイマイチの出来だったので、リベンジを兼ねて作りました。溶かしたチョコレートの甘い匂いが漂うなか真っ白でふわふわのメレンゲを泡立てていると、なんともメルヘンチックな気分になってきて、あぁ瞬きのたびお砂糖がこぼれおちてくるんじゃないかしらと、凄まじい音をたてて高速回転するハンドミキサー片手に、うふうふ幸せ気分に浸っていました。お菓子作りは楽しいです。ガトーショコラをつくるのは二度目だったので、それほどピンチになることなく美味しく焼き上がりました。よし、満足。
 夜ごはんは夫がサツマイモとカボチャとレンコンとマイタケの天ぷらをあげて、少し前に夫が作って冷凍しておいた炊き込みご飯とともに、秋の味覚を楽しみました。サツマイモ、美味しいです。
 
 幸田文の随筆集を読んでいて、「ていねいに暮らす」ということは、ハンドメイドに凝るとかインテリアにこだわるとか家庭菜園するとか、必ずしもそういうことではないのだなぁと、気づきました。たとえばお味噌汁をよそうとか、洗濯物を取り込むとか、そういう毎日の当たり前の行為ひとつひとつに、心をこめるということ。それって言うのは簡単だけど、すごく難しいことだと思います。私は当たり前のことほど、他のことを考えながらぼんやりと、もしくはせかせかと済ましてしまいがちで、心ここにあらずのことがほとんどです。日常の当たり前のことひとつひとつに心を込めながら暮らしていれば、自然と、自分で針と糸をもって何かつくりたくなったり、毎日つかう家具にこだわりたくなったり、野菜を育てたくなったりするものなのかもしれません。いくらハンドメイドの洋服を着ていたって、素敵な家具が揃っていたって、庭じゅうに野菜が植えてあったって、そこに心がこもっていなければ、それは、ていねいに暮らしているとは、言えないのだと思います。
 いつだか夫がブックオフで買ってきた、ていねいな暮らしがテーマの雑誌を読んでいて、そこに登場するハンドメイド作品やらお洒落家具やら手作りお菓子やらを眺めるにつけなんとなく感じていたもやもやイライラは、これだったのだと気付きました。せっかくの限りある毎日を、雑に暮らしたくはないから、ただ表面的な分かりやすい丁寧さを真似るのではなく、ちゃんと地に足のついた丁寧さを心がけたいです。
by papiko-gokko | 2010-10-02 23:33 | Diary
この星が希望に満ちていなくても君に生まれて笑ってほしい
 寝ても寝ても、眠気の取れない日曜日。6時半に一度起きて仕事の夫にお弁当をつくり、その後11時まで二度寝して、起きてのろのろ納豆たべて、洗濯物と部屋の掃除だけがんばってから、あとはぼんやり、ネットをしていました。
 最近、ネットの世界は昔ほど、私のことを楽しくしません。現実の生活が大キライだったころなど、ネットの世界に吸い込まれてしまいたいと思っていたこともあったのに、今は、あぁもううんざりだみたくない・・・と感じることのほうが増えました。以前はほどよく私の心を刺激した、ネット上で繰り広げられる知らない人同士の強気な自己主張は、今、私の心を冷やし乾かし、しんどくするばかりです。聞きたくないことばかり流れ出して来て、そしてそれを、つい読んでしまう愚かさ。

 打たれ弱くなっているのか、許容量が減っているのか、ニュース番組を見ていても、最近とてもしんどくなります。こんな恐いことだらけの世界に、問題山積みの世界に、私はこれから私の遺伝子をもつ子を産んで育てていくのだなぁと思うと、その重みに、押しつぶされそうになります。
 だからといって、こんな世の中に生んでいいのだろうかなんてことは、決して思いません。自分がこれまで生きてきた期間にも恐ろしい事件はたくさん起こったけれど、そのとき「こんな世の中に生まれたくなかった」なんて本気で思ったことはなく、むしろ「私は死にたくない、生きていたい」という想いが強くなったから、だから、どんな時代も、生まれてくることはよいことのはずで、生まれなければよかった世界なんてないと、信じているし、一瞬でもそれを疑うのは、日々お腹の中で成長して動くお腹の子に対してひどく失礼なことだと思います。
 ただ、生まれてくる子には、なるべく明るい優しい世界で生きてほしいから、暗く非常なニュースを聴くたびに、恐くて胸が押しつぶされそうで、やめてくれもうやめてくれと、耳をふさぎたくなります。そしてチャンネルに手を伸ばしながら、いやしかしこれから子供を育てる私がここから目をそらしてはいけないのではないか・・・と、変な葛藤がはじまり、いらいらしながら嫌なニュースを見続け、地方のお祭りに関するニュースや天気予報になってから、ようやくほっとして、テレビから意識を放すのです。
 ニュースだけでなく、職場の人や身内から生き辛い現状や後ろ向きな心情を聞くたび、ずんと気持ちが沈みます。どうして世の中みんなが同時には笑っていられないのだろうかと、そんなの当たり前で仕方のないことなのに、疑問に思って、ずんと沈みます。

 好きな音楽をかけながら、お菓子をつくったり、かぎ針の練習をしたり、絵の具で落書きをしたり。そういうことが、今の私にとって、一番楽しく、幸せな気持ちになれることです。妊娠している今は、わざわざ現実に目を凝らしたりせず、そういう好きなことだけに没頭して、自分と赤ちゃんに関することだけふわふわ考えて、頭の中をお花畑状態にしていたいなぁと思う自分と、妊娠している自分とそれとは関わりなく進んでいくシビアな現実とを、なるべく冷静に見つめていたいと思う自分とがいて、結局どちらも中途半端なまま、ぼうっとしています。

 ひとりでいると、気持ちが沈んでいけません。夫が家にいるときには、そばで夫が自分の好きなことに好きなだけ取り組んでいるから、私も自分の好きなことを思う存分前向きな気分でやれるのだれど、夫がいないと、やりたいことと、やるべきこととのバランスがとたんにとれなくなって、境目があいまいになって、やりたいこともやるべきことも、全部やりたくなくなってしまいます。これから仕事を辞めたら、子供が生まれる日まで独りで過ごす時間が格段に増えるのだから、家で過ごすときの自主性を補わなくては。
 夫はまだまだ帰らないから、今日はこれから、かぎ針の特訓をがんばろう。スピッツを聴きながらやります。今、季節のせいだけじゃなく、スピッツの歌詞が胸に沁みます。スピッツの歌詞にでてくる主人公(それはマサムネさん自身なのかな、架空の人なのかな)の、他人や外の世界に対して諦めている部分と、あくまでも守り抜こうとしている部分とが、自分のそれと似ている気がして、慰められるし、落ち着きます。なんでもかんでもに希望をもていなくたって、いいや。守りたいものがかろうじて守られていれば、ひねくれながら生きていけるよ。
by papiko-gokko | 2010-09-26 18:49 | Diary
自転車のカゴに私のリュック乗せ君は帰りの道を間違う
 高校時代の夢を見ました。高校時代の夢には二種類あって、ひとつがテスト当日だというのに勉強を全然やっていなくて、そのうえ教科書も持ってくるのを忘れていて、「どうしよう!なんで忘れとったんだろう!」と焦り騒ぎたてる夢、それからもうひとつが、演劇部の公演当日にまったく自分のセリフを覚えていなくて、必死でアドリブをするもののまるで的外れなセリフを言ってしまい、冷や汗をかく夢です。今回見たのは、冷や汗をかくほうの夢でした。なぜだかその公演は、丸井百貨店の広場で行なわれていて、お洒落女性の冷めた視線に耐えながら、必死でへらへら取り繕っていました。あぁ、くたびれた。中学や高校時代の夢を見ると、なんだかすごくくたびれます。あの頃だからがんばれた大変なことというのが、いっぱいあるんだなぁ。

 そんな夢をみて目覚めれば、今日は夫も休みの休日。布団から出ると空気も床もひんやり冷たくて、ふたりとも衣替えで出した冬服をさっそく着こみました。私は先日ネットで注文した妊婦用の厚手タイツを履き、その上から腹帯をして、腰痛ベルトもして、だるまのようになりました。急な寒さによる風邪と腰痛には、万全の対策を取って挑まなくては。着替えながら、温度変化に弱い夫がくしゃみを連発して、これはいかんと、漢方薬と鼻炎薬を飲みました。
 朝ごはんを食べて少し落ち着いてから、お出かけをしました。家から割と近いと知っていながら、これまでまだ歩いてみたことのなかった、普段使っているのとは別の最寄り駅まで、歩いてみることにしたのです。一度、その駅から家まで私ひとりで歩いてみようとしたときは、途中で道に迷ってしまい散々だったので、今回も覚悟して出たのですが、夫と歩くと案外すんなり、駅まで辿り着くことができました。夫も方向音痴ではあるものの、私よりはマシなのかもしれません。
 出かける間際に窓から確かめた時には曇り空だったので、外はさぞかし寒いだろうと思い薄手のコートを着て、今年初のブーツをはいて出かけたら、みるみるうちに雲が散り、日が高く昇るにつれ暑くなってきて、途中でコートを脱ぎました。いくら急に寒くなったとはいえ、さすがにちょっと気が早すぎたみたいです。それでも、コートを脱ぐと日陰では風が冷たいぐらいで、日陰から日なたに出るたび日光が、「あっつい!」じゃなく「あぁ、あたたかい・・・」と感じられる心地よさで降りそそぎ、あぁこの日を待っていたんだ・・・と、穏やかな秋の光に感謝しました。
 すんなり駅についてから、せっかくなので買い物をしようと駅の近くのブックオフに寄ったら、半額セールをやっていて、夫は漫画とレシピを数冊、私はいわさきちひろ画集を買いました。ブックオフのあとは、駅からちょっと歩いたところにある電気屋さんで、蛍光灯を買いました。リビングの電気が、昨日の夜から切れていたのです。ちょうどいいタイミングで電気屋さんのある街に行けて、ラッキーでした。
 電気屋さんを出たころにはお腹が減っていて、私のリクエストにより、おそばを食べて帰りました。天ぷらそばのでてくる夢をみて、とてもおそばが食べたかったのでした。どういうわけか妊娠してから、このような具体的な食べものの夢をよく見ます。一昨日はイカリングフライでした。お腹の子は、揚げ物が好きなのかな。

 帰り道、家のすぐちかくに、昔からやっていそうな貫禄のある自転車屋さんを発見して、家に帰り荷物を置いてひと心地ついてからすぐ、夫の自転車をひいて、その自転車屋さんへいきました。夫の今乗っている自転車には買った当初からカゴがついておらず、自転車通勤するには不便なので、どこか自転車屋さんがあればつけてもらいに行きたいと、前々から言っていたのです。
 こういう昔からやってそうなとこのおじさんは頑固だったりするから恐い・・・と怯える夫を勇気づけつつ、緊張ぎみにガララとサッシの引き戸を開けると、演歌のかかる店内の真ん中で、分厚いメガネをかけたおじいさんが丸椅子に座っていました。夫が自転車を引いて入って「カゴを取り付けたいのですが」と言うと、おじいさんは「はいよ」と立ち上がり、「こんなのと、こんなのと、こんなのがあるよ」と、数種類のカゴを出してくれました。ステンレス製の目が粗く底の浅いスタイリッシュな形のものや、丸みのある典型的なメッシュタイプのものや、大きなプラスチック製のものや、いろいろとあるなかから、夫は茶色い籐カゴ風のカゴを選びました。夫の自転車はサドルもハンドルも茶色だから、茶色いカゴがとても似合います。素敵な自転車、羨ましい!
 元々カゴのついていなかった彼の自転車は、やはりカゴをつけないものとして作られている特殊な自転車だったらしく、おじいさんさんが、ネジやらボルトやら大量に入っている引き出しをジャガジャガ開けたり閉じたりして、「これならはまるかな、いや、はまんねぇなぁ・・・これなら・・・お、これならいけるか・・・」と、プロっぽい長いドライバーで、一生懸命に取りつけてくれました。おかげで、特殊な自転車なのに、しっかり固定してもらうことができました。さすが町の自転車屋さんです。「ガタガタするようなら、また来てくれたら直すからね」と言ってくださって、私も夫も、入る前の警戒心と緊張が嘘みたいに、ふわふわやわらかな心地でお店をでて、つけてもらったばかりのカゴに、私のリュックを入れて帰りました。雨合羽もあるし、カゴもあるし、夫の自転車通勤はこれで安泰です。

 二度も外出してくたくたになったので、家に帰ってからは、編み戸の窓から吹き込む自然風のなかで、少し眠りました。いつのまにか夫がお腹に毛布をかけてくれていました。これからは、お腹を冷やさないことを、なにより注意して過ごさなくてはいけないなぁ。
 夜は、叔母が「赤ちゃんがぐんぐん大きくなるように」と島根から送ってくれた上等の和牛で、焼き肉をして食べました。やわかくて最高においしくて、でもあっという間にお腹が一杯になってしまい、半分以上は冷凍することになりました。私も夫も小食で、特に焼き肉など若者向けの料理だと、一人前食べきらないうちに満腹になります。子供が生まれても、食べ放題なんかは絶対に元が取れないから、連れていってやれないなぁ。
by papiko-gokko | 2010-09-25 22:50 | Diary
衣替え去年よく着たセーターとよく似た冬がタンスに並ぶ
 冷たい雨降る秋分の日。休みの日にも関わらず、今日はがんばって早起きしました。そしてとんでもなく珍しく、仕事にいく夫のために、お弁当をつくりました。、私の退職後は毎日つくるという約束をしたので、その約束に信憑性をもたせるための、予行練習です。お弁当といっても、つくったのは卵焼きと豚肉炒めだけで、あとは冷凍食品。ご飯のほうには、のりと、おかかと、シャケを入れました。イメージでは三色旗のように美しくなる予定でしたが、実際には、乱れたテレビの画面みたいになりました。眠たくて眠たくて、それが精一杯でした。仕事を辞めてからは、もう少し自分に厳しくなろう。

 夫を見送ってからたっぷり二度寝をして、10時半ごろ再び起きたら、窓の外から強めの雨音がして、低く雷が鳴っていました。起きて空気を入れ替えようと窓を開ければ、クーラーをつけずにいられない暑さだった昨日とは打って変わって、靴下を履かなければつま先が冷たくなるような肌寒さです。こうしちゃいられないと、慌てて衣替えをしました。衣装ケースから冬服を取り出し、タンスから出した夏服と入れ替えていると、あぁ巡る季節のなかで人生はぐるぐると繰り返しながら過ぎていくのだなぁと、可笑しいような物悲しいような気持ちになりました。人生って乗り物に例えるならば電車とか自転車とか、そういう前進する物のイメージだったけれど、本当はいくつかの小さな、観覧車なのかも。ぐるぐる回りながら、私の場所に誰かが乗ったり、降りたり、私もまた誰かの場所に、降りたり、乗ったり。景色が素晴らしかったり、風がひどくて揺れて泣いたり、霧に覆われたり、不思議な色の鳥が通り過ぎたり。
 衣替えをしながら、スピッツを聴いていました。秋から春にかけての生活になじむのは、スピッツなのです。9月29日に発売される新曲『シロクマ』が公式の試聴ページにアップされていたので聴いてみたらたまらなく素敵で、繰り返し聴いています。「星なる少し前に」という歌詞に、きゅんと一気に心を持っていかれました。スピッツを聴いていると、日本語ってこんなに可愛い言葉だったんだなぁと、日本語をつかう文化で生きていることが嬉しくなります。

 午後は、腐りかけのバナナを発見してバナナのパウンドケーキを焼いたり、かぎ針編みの特訓をしたりして、のどかで理想的な休日の過ごし方に成功しました。ケーキの焼き上がる甘く香ばしい匂いと、ゆるゆると編まれて小さくなっていく毛糸玉の柔らかさは、私をとろけそうに幸せな気分にしてくれます。今日はケーキの香りが漂い始めるタイミングと編み物の調子が上がってくるタイミングが同時だったので、鼻をクンクンさせながら針を動かし、でろでろ悦に入っていました。こんな幸せ気分に浸れるのも、秋が来てくれたおかげです。夏の間は息も絶え絶えな毎日で、のんびり編み物なんてできる精神状態じゃなかったし、お菓子も焼く気にならなかったものなぁ。かぎ針編みは特訓の甲斐あって、鎖編みとこま編みに続き、長編みと方眼編みもできるようになりました。この調子でどんどん覚えて、一ヵ月後には、なにかしらベビーニットを編み始めていたいです。
 夕方には夫が帰ってきました。雨の中自転車をこいで帰って来た彼はハイテンションになっており「雨の中を自転車ですっとばしてると、無敵な感じがしてくる!」と、濡れた前髪をふるふるさせて言いました。無敵なのは気のせいだけど、誕生日にプレゼントした雨合羽がさっそく役に立ったようでよかったです。
by papiko-gokko | 2010-09-23 23:20 | Diary
旧姓で実家に届く郵便がこだまのようにだんだんと減る
 ひとりで過ごす日曜日。がんばって夫の出勤時刻に起きようと思っていたのに、目が覚めたのは今日も朝10時前でした。自分が仕事の日は起きられるのに、夫だけ仕事の日はまったく起きられないというのは、妻としてどうなのだろう。専業主婦になったら、ちゃんと起きてお弁当を作れるようになるのでしょうか。不安です。
 
 起きてから昨日ミスドで買ったチョコレートドーナツを食べ、洗濯物を干すのだけがんばって、あとは夫の帰る時間まで、ひたすらぐうたら過ごしました。友達が貸してくれた育児漫画を読みながら、お昼寝もしっかり2時間しました。家にいると、本当にいくらでも眠れます。あれだけ寝たのに、今も若干眠たいし。
 せっかく一日家にいるのだから胎教っぽいことのひとつでもしてみようかと、昼寝のあと少しクラッシックを聴いてみましたが、やっぱり反応してくれませんでした。しかしそのあと続いてジブリ音楽を聴いていたら、天空の城ラピュタの「君をのせて」で、ぴょこぽこっと、分かりやすい反応がありました。そうか、やっぱりアニソン好きなのか。それに私と一緒で、声の入っている曲のほうが、好きなのかも。
 ジブリの曲を聴きながら、生まれてからのジブリビジョンを考えていました。まずポニョとトトロは1歳や2歳のころから見せてジブリの世界に馴染ませ、4歳になったあたりで、満を持しての「魔女の宅急便」、それから小学校にあがったあたりで「天空の城ラピュタ」「千と千尋の神隠し」、戦争や環境問題のことなど習う小学校中学年あたりで「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「火垂るの墓」、そして中学校になったところで再び満を持しての「耳をすませば」、そのあとはもう大人になってから、自分の見たいタイミングで「おもひでぽろぽろ」や「紅の豚」などに触れていくという形が、今のところのベストタイミングです。こんな計画通りには、絶対ならないのだろうけど。
 
 赤ちゃんのニットを早く編み始めたくて、ネットでベビーニットの本をあれこれ見ています。ネットで本を買うと書店員である夫の表情が曇るので、ネットである程度目星をつけてから、夫のところで注文してもらう予定です。これまで私は棒針編みしかしたことがないのですが、ベビーニットの本は、どちらかというとかぎ針編みのほうが多くて、悩ましいところです。かぎ針で編むレースっぽく編むのより、棒針でざくざく編むほうが、好きなのだけどなぁ。赤ちゃんの洋服は小さいから、棒針だと難しいのかもしれません。がんばって、かぎ針編みを覚えなくては。
 
by papiko-gokko | 2010-09-13 00:00 | Diary
色あせた布張りの本手にとればその感触がもう物語
 新居に越して以来はじめての、何の予定もない休日。朝九時半過ぎまでたっぷり眠り、まだ眠り続けようとする夫を起こしてのろのろと食パンを食べ、予約で回しておいた洗濯物を干し、一日がはじまりました。
 午前中は涼しかったのでクーラーをつけず網戸にして、畳の部屋に寝転がって、読書をしました。その傍らで、夫は絵本作りに励んでいました。お腹の子への贈り物第二弾として、絵本を作りはじめたのです。文章はすでに完成しており、読ませてもらったところ、人を信じることの儚さみたいなものがテーマになっている、とても幼い子供向けとは思えない内容の物語ですが、絵と手書き文字の効果で、ポップな仕上がりになりそうです。
 お昼ごはんには夫の作った野菜ラーメンを食べ、お腹いっぱいになって再び畳の部屋に横になったら、私も夫も、そのまま一時間ぐらい眠ってしまいました。目を覚ましてからは、『おもひでぽろぽろ』を見ながら、ぼさぼさになりつつあった夫の髪を切りました。この前切ったのはつわりの真っ只中だったのを覚えています。夫の髪は、のびるのが早いなぁ。
 髪を切り終えてから、切り落とした髪を掃除するため掃除機をかけはじめ、かけはじめたら勢いがついたので、家全体に掃除機をあてて、クイックワイパーで拭きました。先週の掃除は母がやってくれていたから、自分で新居を掃除したのは、今回が初めてです。前の家でもそうだったけれど、掃除をすることで、新しい家との距離が縮まるというか、深まっていくのを感じます。掃除をすることで初めて気づく小さな傷やささくれが家にはたくさんあって、掃除をするって家と対話することなんだなぁと思います。今日ははじめての掃除だったから、心の中で、どうぞ私たちの生活を守ってくださいと願いながら、飼い犬を撫でまわすような気持ちで掃除機をかけ拭きました。
 そうこうしているうちに日が傾いてきて、夫と図書館へ行きました。台風が真夏を連れ去ってくれたおかげで、日が傾きさえすれば今はもう、歩いてもクラクラしないし汗もかきません。そんな涼しい夕焼け間際の時間、図書館近くの広場は、ベビーカーを押してゆっくり歩く家族や、補助輪つきの自転車でじゃんじゃら走り回る子供や、スケボーを乗り回す思春期少年で、賑わっていました。
 図書館へ入ると、お腹の子がもにゅもにゅ動き出しました。そうか、この子も図書館が好きなのか。心配しなくても生まれたら、飽きるほど連れてきてあげるからね。もにゅもにゅ胎動を感じながら、今日は小説を1冊と随筆を2冊と詩集を1冊、それからケーキ作りのレシピ本を3冊借りました。これも涼しさのおかげか、本選びの頭が冴えていて、今回結構いい本を見つけることができた感触です。夫も大漁だったようで、選び途中に文庫コーナーでばったり会った時には、すでに7冊ぐらいの本を抱えていました。
 借りる本を選び終えたあと、短歌コーナーでなにげなく手にとった本を元の場所に戻そうとしたら、その隙間からいきなり、親指の先ほどもある黒い蜘蛛が現われて、もう少しで声を上げてしまうところでした。その蜘蛛は本の背表紙から背表紙へと渡り歩き、朱色の布張りの本で落ち着いて止まりました。でも、私が本を動かすとまた動き出しそうで怖かったので、しばらく返すことができなくて、別の場所をうろうろしてから、蜘蛛がいなくなったのを見計らって素早く戻しました。かなりぎょっとしたけれど、朱色の布張り背表紙を這う黒い蜘蛛は、図書館の印象深い情景のひとつとして、なかなかにお洒落でもありました。
 ふたりが借りた本は、夫が借りた本を持って帰るために背負ってきた大きめのリュックに全部詰め、夫は約20冊の本が入ったリュックサックを背中に背負って、わっせわっせと図書館をでました。夕日に照らされた桃色の雲と暮れた空の群青色がらかく混ざり合って美しく、あぁこの美しさにはどんな言葉が似合うのだろう・・・と思いながら一生懸命に眺めていたら、後ろのほうで男の子が「おとうさん!ゆうやけ、きれいだね!」というのが聞こえ、そうだよなそれでいいんだよなぁと、安心してぼんやり眺めました。ゆうやけ、きれいだったなぁ。
 約20冊の本を背負った夫は、そのうえ帰り途中で買った5キロのお米と牛乳とグレープフルーツジュースまで持って家までがんばりました。私も持つといったのだけれど、妊婦に重いものを持たせるのは恐くて嫌だと、持たせてくれませんでした。妊婦だからといって、重たいものがまったく持てないわけではないのに。そもそも、本を20冊背負っている日に、なにもお米を買わなくたっていいのに。帰るまでは文句ひとついわず歩いた夫でしたが、帰って荷物を下ろした瞬間に、「重かった!!」とうなだれていました。
 ぐうたらしつつも休日にやりたかったことをたっぷりできた、ほどよい休日でした。
by papiko-gokko | 2010-09-11 23:49 | Diary
風のなか夏の終わりを君が抱き秋の初めを私が掴む
 1か月ぶりの妊婦検診へ行ってきました。朝、家をでると、涼しい風が肌を撫で、夫と暑くない幸せに浸りながら、曇り空の下を歩きました。この前まで蝉の大合唱だったイチョウ並木も今朝は静まり返っていて、「そろそろイチョウが色づくころかね」などと話しながら、夏の終わりにバンザイしたい気持ちでした。毎年、夏の終わりには切なさがつきまとうものだけれど、あまりにも暑すぎた今年は、ただただ嬉しい!ようこそ秋!
 今日は担当の先生が忙しかったようで、名前を呼ばれるまで2時間もひたすら待ち続けました。総合病院だもの、こればっかりは仕方ありません。前回と前々回それほど待ち時間がなかったものだから、私も夫も油断して、軽く読める感じの本しか持っていっておらず、1時間が過ぎたころにはもう読み終えてしまって、かなり退屈しました。次回からは、読書しに行くぐらいの心づもりで挑もうと思います。
 二人とも完全にだれていたら、ようやく呼ばれ、まずお腹周りのサイズを測られて(前回63センチだったのか、67センチになっていました)、待ちに待ったエコー検査をしました。動いてね動いてねと昨日の夜から言っていたのが通じたのか、手足が映されると、しょうがないなぁというように、少しだけ手をもぞもぞ動かして見せてくれました。顔は相変わらず宇宙人だったけど、ちょっとだけ丸みを帯びたような気がします。今回も最後に「順調に成長していますよ」という言葉と、こちらを向いている記念写真を一枚いただき、幸せな気持ちでエコー室を出ました。
 その後内診で子宮の位置を見てもらい、診察室で少しだけお話して、次の予約日を決めて、今日はお終い。待ち時間に比べ、実際に見てもらった時間は、あっという間でした。1ヶ月ぶりの検診ともなればあれこれ質問したいこともあるような気がするのに、先生と向かい合うとどうも緊張してしまって、「だいじょうぶです」とか「特にないです」とか言って、さらりと終わってしまいます。でもとにかく、尿や血圧の数値も今のところ問題ないようで、安心しました。
 ちなみに、エコーを見ている時、夫が勇気を振り絞って「性別はまだわからないでしょうか・・・」と聞いたら、「女の子っぽいけどねぇ・・・まだ小さいから、鵜呑みにはしないでください」と言われました。女の子なのか!周りの人たちがみんな「男の子の気がする」というものだから、なんとなく、男の子のような気がしていました。でもまだ鵜呑みにしてはいけないとのことなので、ベビー服など選ぶのは、まだちょっと先になりそうです。女の子だったら、やっぱり、木のおままごとセットが欲しいなぁ。友達の家にあるのがかわいくて、子供のできるまえから憧れていました。その友達によれば、一口に木のおままごとセットと言っても色々あるそうなので、選ぶのも楽しそうです。

 病院での長い待ち時間で疲れ切ってしまい、しかもちょうど正午のころだった帰り道はやはりまだ夏の陽気で陽射しが強くてクラクラ暑く、イチョウ並木の蝉も健在で、家に帰ってお昼ご飯を食べたあとは、だらしなく寝てばかりいました。夫によると、4時間ぐらい寝ていたそうです。起きている間は、なんだかずっとお菓子を食べていました。そのせいで夜にお腹が好かなくなり、再び外へでて涼しい風に感動しつつ少し散歩をしてお腹をすかしてから、夜ごはんを食べました。
d0038776_2215359.jpg
 今日の夜ご飯は、夫のつくったホイル焼きです。ホイルを開いたら色合いが綺麗で誰かに見せたくなったので、お箸を持つ前にカメラを持って、思わず写真撮影。ホイルの底にバターと玉ねぎが敷き詰めてあり、タラと鶏肉、かぼちゃとサツマイモとアスパラ、マッシュルーム、しめじも入っています。ホイルのなかでほくほくに蒸し上がった食材全体に醤油とすだち(会社で同僚の子がくれました)をかけて、お腹いっぱい戴きました。栄養満点で、お腹の子も喜びます。
 妊娠して以来、夫に料理をまかせっきりになっています。夫が料理好きな人で、これには本当に助かっています。今こうしてやってもらっているぶん、私が冬に仕事を辞めて専業主婦デビューしてからは、もちろん私が夜ごはんも作るし、夫のお弁当も毎朝しっかり作ると宣言してしまったので、今のうちに、人が作ったものを食べられる喜びを存分に味わっておきます。専業主婦、ずぼらな私にできるだろうか。
by papiko-gokko | 2010-09-09 22:44 | Diary


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