日記と短歌
by papiko
れりぴー
 今日は次女とふたりで、幼稚園へ遊びに行くはずでした。しかし、駄目でした。出かける前の段階で、何かいつもと私の様子が違うと察知した次女がどこへ行くのかしつこく尋ね、私が「今日はちょっと幼稚園へ行ってみようかと思って」と一言言った瞬間から、「いやだ、いかない」と、しくしく泣き出してしまいました。それでも楽しそうな幼稚園の前まで連れて行けば気分が変わるかもしれないと思い、自転車に乗せて連れて行ったのですが、門の前まで来て、園庭で遊んでいる園児たちの様子を見た次女は、ますます「行かない!行かない!」と自転車の荷台にしがみついて泣きじゃくり、とてもじゃないけれど、門をくぐれる感じではなかったので、諦めました。実際、アウェイ感みたいなものはすごくあって、かつての長女のように「うわーい!」と大喜びで飛び込んでいくタイプの子を連れていれば、私も勇気を出して門をくぐれたけれど、泣きじゃくる子を連れてむりやり入る度胸はありませんでした。
 この日記を遡ってみると、長女もちょうど次女と同じくらいのとき初めて幼稚園に遊びに行っていることが分かり、そのときの日記 を読んでみて、改めて衝撃を受けました。初めての場所にもかかわらず、長女はまったく怖がったりせず、それどころか私から平気で離れて、在園児に混じって遊んでいたのです。姉妹でこんなにも違うのかと、驚きます。長女に比べると、去年まで毎日送り迎えに行っていた次女のほうがよほど幼稚園という場所には慣れているはずなのに、長女のほうが平気で、次女がこんなに怖がるなんて。別に幼稚園で意地悪されたりなんかしなかったとは思うのだけれど、ブランコが混んでいて乗れなかったり、やっと乗れたと思ったらすぐ他の子に「かーわってー!」と言われて泣く泣く変わったり、ちょっと何かに触っていたら園児に「それ、今日はあそんじゃ駄目なんだよ!」と言われて泣いたり、そういう小さなことは何度もあったので、そういうことの積み重ねで、怖い印象がついてしまったのでしょうか。
 楽しそうな園児たちの声を背に、とぼとぼ自転車を引いて幼稚園から離れ、公園に向かいながら、「楽しいのに、どうしてどんなに行きたくないの?」と聞いたら、「だって、おともだち、怖いんだもん、人がいて、怖いんだもん」と、次女はしゃくり上げながら答えました。困ったなあ。これからも、近所の幼稚園に遊びに行ける日はちょくちょくあるけれど、ほとぼりが冷めるまで、しばらく連れて行くのはやめておこうかなと思います。
 人前で失敗をしたり、その失敗を誰かに指摘されたりすることを極度に嫌う次女なので、あんなアウェイな雰囲気の中でビクビク遊ぶくらいなら、たとえ行き飽きた公園でも、一人でのびのびと遊ぶほうがよほどいいのでしょう。それは私も同じです。次女のことだから、入園するころには、心の準備が整うのではないかな。今まで、あらゆることがそうであったように、彼女は、自分のなかで準備や覚悟が整ってもう絶対に大丈夫と思えなければ、頑なにスタートしない人だから、あまりこちらがあれこれ言わないほうが、いいのかもしれません。
 それにしても、これは彼女の性格だから直しようがないのかもしれないけれど、ちょっとぐらい人前で失敗しても大丈夫なんだよ、間違いを指摘されたって平気なんだよ、あなたの存在を全否定しているわけではないんだよ、ということを、入園までに少しでも、次女の心に伝えられたらと思います。家ではいくら叱っても平気な顔で、ハチャメチャな子なのに、内弁慶外地蔵って、本当にこういう子のことを言うのだろうなぁ。どうなることやら。
 家に帰ってからも、次女は微妙に情緒不安定を引きずっていましたが、「ホットケーキつくろうか」と提案したら、ぱっと顔が明るくなって、「つくるつくる!」と大張きりでキッチンへ飛んでいき、卵と牛乳と粉を入れたボウルをまぜまぜするうちに、辛い気持ちはすっかり吹き飛んだようでした。ひかえめな音でビートルズを聴きながら、ふたりでいびつなかたちのホットケーキを焼いて、バターとハチミツをたっぷりかけて、時間を気にせずのんびり食べて、もうすっかり、午前中の挫折感は消え去りました。
 途中、何曲目かで「let it be」が流れて、次女がけろっとした顔で「これ、れりぴー?」と聞いてきて、ああ、本当に、れりぴー・・、私たち、れりぴーで生きていくしかないわ・・・れりぴーでやっていこう・・・と、心が軽くなりました。基本はジョン派の私だけれど、何か辛いこと、落ち込むことがあったようなとき、すうっと心を救ってくれるのは、ポールの曲が多かったりします。アルバム『Let It Be...Naked』のI Me Mine、Across the Universe、そしてLet It Beという流れ、最高に好きです。今日はもう、この3曲にすべてが濃縮されているような一日でした。


# by papiko-gokko | 2017-06-19 23:28 | Diary
土日の日記
 土曜日、午前中は一家でカラオケに行きました。子どもたちの遊べるキッズスペースが設けてあるところで、前回連れて行ったときにはそこでたっぷり遊んでいてくれて、夫と2人でのびのび歌えたので、今回も2人で歌ってストレス発散する気満々だったのですが、今回、早く行きすぎてキッズスペースの準備がまだ整っておらず、照明が暗かったりふわふわドームにまだ空気が入っていなくてへちゃげていたりしたことで、次女の心に大きな恐怖心が芽生えてしまい、「あそばない!!」と泣き出し、キッズスペースの準備がすっかり整って長女が遊び始めてからも、私たちのそばを離れず、次女を膝に乗せながらでは、何を歌っても、ストレス発散にはなりませんでした。次女の涙ですっかりテンションが下がってしまった私と違い、夫は気持ちを切り替えてたくさん歌っていたので、えらいなあと思いました。長女も、次女と一緒に遊べなくて残念だったろうに、そんなそぶりはさほど見せず、それならしかたないと切り替えたらしく、一人でしっかり楽しく遊んで汗びっしょりになり、たまに戻ってきてラプンツェルやアナ雪を熱唱して、たぶん一番今回のカラオケを楽しんでいて、そんな長女のことも、えらいなあと思いました。夫と長女は、そういうところが似ています。細かいマイナス要素に引っ張られず、その場をしっかり楽しむことのほうに頭と心をもっていける、ふたりのそういう力に、私はいつも助けられています。長女の場合、ちょっとその力が暴走しすぎて、困ることも多いけれど。

 土曜の午後から日曜の午前中までは、怒濤のテープ起こしでした。超特急納品の仕事がどどっと舞い込んで、必死でやりました。ものすごく大変でしたが、カラオケで発散できなかったストレスは、そういえば発散できた気がします。言葉の世界をごうごう彷徨いながらキーボードを打ちまくるという作業は、何よりのストレス発散になります。どんなに調べても分からない言葉があったときなど、仕事で溜まるストレスもあるけれど、育児で溜まるストレスとはまったく別物なので、仕事にぐわーっと集中していると、育児のストレスが蹴散らされていく感じがします。今日はちょうど日曜日で夫が午前中のあいだ子どもたちを連れ出してくれていたので、誰もいない部屋で集中してできて助かりました。納品し終わったときにはもうくたくたで、肩はガチガチで足も痙りそうになっていて、テープ起こしってつくづく体力勝負の作業だなあと実感しました。
 疲れたので、午後はのんびり、子どもとディズニーのアラジンを見たりして過ごしました。自分の中でいまディズニー映画ブームがきているので、ひさびさのアラジンも楽しかったです。長女は最後まで真剣に見ていたけれど、次女はあっという間に飽きてしまいました。アラジンはさほどキラキラしたプリンセスの出てくるお話ではないから、次女にはちょっととっつきにくかったようです。
 そんな感じで、あっという間に過ぎた土日でした。そういえば今日は父の日だったので、長女と次女、夫にプレゼントを渡していました。最初はちょっと手伝ったりしましたが、長女はもう私がさほどあれこれ言わなくても自分で考えて準備できるようになってきて、私が仕事をしているうちに完成させたようです。さすが1年生。渡したあと、照れて子ども部屋に走って逃げ込み隠れてしまったのにも、成長を感じました。そんな長女は初めてです。女の子になってきたのかな。

# by papiko-gokko | 2017-06-18 23:22
怖いんですそしてやたらと疲れます優しい人はどこにいますか
 ようやく金曜日。長女も元気に帰ってきました。火曜、水曜あたりが、心身ともに一番しんどかったようです。これまで、長女が外で溜めてきたストレスを家で私や妹にぶつけるなんてことはほとんどなかったので、破裂寸前の風船みたいな長女のとげとげしい態度に戸惑いましたが、これからはこういうこともしばしば起こるのだなと、よい勉強になりました。今日は宿題もご機嫌に終わらせて、そのあとは次女と仲良く、頭にスズランテープをくっつけてラプンツェルごっこをしていました。ここ数日なりをひそめていた熱唱もひさびさに聴けました。ふだんの明るい長女に戻ってくれて、ほっとしています。
 毎日長女と家庭学習するうちに、どう言うと長女が機嫌を損ねてふてくされ、どう言えばやる気を出して取り組むか、だんだん分かってきました。宿題をやっている最中に「ちょっとその字、雑すぎるんじゃない」など否定的な言葉を言ってしまうと、相当カチンとくるらしく、すぐに怒って半泣き状態になります。だから最近は、ああ雑だなあ・・と思っても我慢して、そのかわり、ほんのちょっとでも褒められそうなポイントを見つけたらすかさず「その文字、丁寧に書けたじゃん、すごく上手」と、ほぼお世辞でもいいから褒めることにしています。そうすると長女のプライドに火がついて、褒められたからには雑なことできないぞと思うらしく、やる気をもって取り組んでくれます。しばらくはこの方法で、ご機嫌に勉強できるよう努めたいです。どうせまた、こうしてやっといい方法を編み出したと思ったら、またその方法では通用しない状況が訪れて、悩むことになるのは、もう目に見えているけれど。
 今日は夜も、昨日みたいに険悪なことにならず、楽しく本を読んで、そのあと私にいろいろ学校のことを話してくれてから、眠くないなーとぼやきながらも、すんなり眠りに落ちました。昨日の夜、私が怒ったことを、長女はもうほとんど覚えてないらしく「昨日はすごく眠かったから、夜のことはもうぜんぶ夢の中にいっちゃってる」と言っていました。そんな半分寝ていたような子相手に、私は本気で腹を立てて、涙すら浮かべたのか。長女も泣いたのに、それも覚えていないようです。6歳なんて、まだまだそんなものなんだなぁ。今日など寝る前に「ちょっとだけゆりかごして」と言ってきて、小さい頃よくしていたように、座って長女を抱きかかえゆらゆらゆすりながら『ゆりかごのうた』を歌ってやると、目をとじて体をまるめて、赤ちゃんのころと同じおでこをして聞いていました。体はもうすっかり大きくなって赤ちゃんの気配はおでこあたりにしか残っていないけれど、心はまだまだ、赤ちゃんじゃなくなったばかりの、小さな甘えんぼの女の子なのだなあと、長女を抱きかかえながら思いました。先週の土日は風邪で伏せっていたから、今週の土日はしっかり楽しんで、身も心もリフレッシュできるように過ごそう。

 次女のほうは、平和に過ごした一日でしたが、ひとつだけちょっとした事件がありました。公園で砂遊びをしているとき、同じ公園内でゲートボールをしていたおじいさんの一人がこちらに挨拶してくださって、そのあとほんの冗談の感じで次女に向かって「砂を食べたらいかんよ」と言ったら、次女はそれを、叱られたと思ったらしく、「食べてないもん・・・食べてないもおおおおん」と、怯えきった顔で私にしがみついて、しゃくりあげながら大泣きしました。なんとも気まずい出来事でした。次女はもっと小さいころから、家族以外の人からほんのちょっとでも強めの口調で指摘されると、そのとたんものすごく怯えて、声も出せないくらいにしゃくりあげて泣くのです。失敗するのが大嫌いな子だから、他者から間違いを指摘されるのは、次女にとってこの上ない恐怖なのかもしれません。
 物怖じしない長女とは対照的に、次女は他者の存在をとても気にして怖がります。とくに、自分に何かを言ってくる人に対しては、警戒心を剥き出しにします。さほど酷いことをされたことがあるわけでもないだろうに、どうしてだろう。長女が幼稚園のころ、毎日幼稚園に送り迎えにいっていたときの経験が、悪い方に働いてしまっているのだろうか。たくさんの人と触れ合えて、次女にとってはいいことだと思っていたのに。長女の卒園式での人生初お預かりも、恐怖体験として記憶に刻み込まれてしまっているのかもしれません。
 つい先日も、今度幼稚園に遊びにいってみようねという話をしたら「次女ちゃんは何歳になっても幼稚園いかないもん」と言い出したので、どうしてそんなこと言うのかと聞くと「だって、人がいるんだもん」と声を潤ませ、ああ・・・それすごいわかるわー・・・としみじみ共感してしまった自分がいて、まずいなと思いました。相手に対して警戒心があるうちは一言も発しない次女ですが、ひとたび警戒心がとけて心を開くと、びっくりするぐらいはっちゃけて遊ぶ子なので、幼稚園でも、数日かよううちに、心を開いていくのではないかなと、あまり心配しないようにしています。これから何度か幼稚園に遊びにいったりして、心をほぐせたらと思います。もっと、優しい他人と触れ合えるような機会を作れたらいいのですが、しかし、優しい他人って、どこにいるのだろう。


# by papiko-gokko | 2017-06-17 00:41 | Diary


連絡先
uwanosora58☆outlook.jp
(☆を@に直してください)

検索

カテゴリ
このブログについて
Diary
月齢ごとの成長記録(次女)
月齢ごとの成長記録(長女)
幼稚園生活(長女)
手作り
短歌まとめ

以前の記事
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
2004年 06月
2004年 05月
2004年 04月
2004年 03月
2004年 02月
2004年 01月
2001年 01月

タグ
(1146)
(848)
(525)
(329)
(321)
(290)
(257)
(254)
(226)
(206)
(198)
(150)
(147)
(146)
(146)
(144)
(141)
(127)
(123)
(118)

外部リンク