日記と短歌
by papiko
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ひとりっこ最後の夜に母さんとおにぎり仲良くはんぶんこした
 母に長女とのお留守番をお願いして、次女と夫と3人で、一カ月検診に行ってきました。結果は、次女も私も問題なく、次女は体重が3400グラムにまで増えていました。体重だけではどのぐらい増えたのかいまいちピンときませんでしたが、「1日に卵ひとつ分増えている計算ですよ」と助産師さんに言われて、そりゃあすごいもんだなと感心しました。長女のときは最初のころ母乳の分泌がいまいちだったのですが、今回は最初からしっかりでてくれているみたいで、よかったです。
 検診から帰ると、長女がものすごく甘えてきて、しきりに抱っこをせがみました。病院を退院してからずっと長女には、「まだ、赤ちゃんを産んだばっかりで、立って抱っこをするとお腹が痛くなるから、病院でいいですよって言われるまで、抱っこは座ってぎゅうするだけね」と教えていて、検診へいくまえに、「今日、先生からいいですよって言われたら、立って抱っこできるし、お風呂も一緒には入れるからね」と伝えてから出かけたので、私が先生からの許しをもらって帰ってくるのを、すごく待ってくれていたようです。
 ひさびさに立って抱っこした長女は、記憶に残っている長女よりもずっとずっしり重くて、手足が長くて、その成長に驚くと同時に、ああそんなに長いあいだ抱っこしてやれてなかったんだなぁと、切なくなりました。お腹が大きくなってからはもうお膝の上でしか抱っこしていなかったので、かれこれ半年ぶりぐらいだったのではないかと思います。長女は嬉しそうに、何度も何度もせがんできて、昨日も今日も、いっぱい抱っことおんぶをしました。何度もするうちに、いまの長女の重みと大きさが腕にしっかり記憶されて、抱っこしても驚かなくなりました。
 昨日を境に、赤ちゃん返りらしき行動もでてきて、今日は何度も「あかちゃんなんだい、おんぎゃあおんぎゃあー」と鳴き真似して私を呼びました。それから、授乳中がやはり鬼門で、急にテーブルの上のものを全部落としたり、私に体当たりしてきたり、心のざわつきを抑えきれないようです。できるかぎりいつだって長女を中心に可愛がっていて、これまで通り長女に時間を割いて遊んでやっているつもりで、次女はおっぱいのときとぐずっているとき以外ずっとベビーベッドかバウンサーにいるのですが、それでもやっぱり、自分に対する愛情が減ったように感じてしまうのか、長女はこれまで以上に私や夫の愛情を求めて甘えるようになりました。だんだんと、次女がおっぱいだけでなく抱っこをせがんで泣く回数も増えてきたので、余計かもしれません。もう少し時間が経てば、落ち着いてくるのかな。
 次女にいじわるするようなことはいまのところなく、次女を私が抱っこして、ぬいぐるみをしゃべらすみたいな感じで私が次女の代わりに次女になりきってしゃべりながら、一緒に遊ぶと喜びます。今日は、右膝に次女、左膝に長女を乗せて、身体を揺らしながら、電車ごっこやバスごっこをしました。長女が運転手で、次女が車掌で、次女はただ若干迷惑そうにしながら寝ているだけでしたが、長女はそれでもなんとなく次女と遊んでいる感覚を味わえたみたいで、嬉しそうでした。おままごとをしているときには、次女のぶんも作ってくれて、食べさせるまねごとをして遊んだりします。どんな事故があるか分からないから、長女と次女を絡ませるときにはまだ一瞬たりとも目は離せませんが、これがだんだんと、ふたりで勝手に遊ぶようになっていったら、楽しいし楽だろうなぁと思います。
 1月は、母や夫ににすっかり甘えて、のんびり身体を休めながら過ごさせてもらいましたが、検診で問題なかったことだし、2月からは、家事とふたりの育児の日常を、気合いを入れてスタートさせたいと思います。1月いっぱいお休みをいただいていた在宅のお仕事も、2月からはだんだんと復帰するつもりです。きっと、想像以上に大変なことがいっぱいありそうだけれど、とにかく、くじけずがんばろう。
by papiko-gokko | 2014-01-31 00:29 | Diary
ブログを10年書き続けてみた感想。
 昨日の夜に微熱が出た長女は、一晩寝たら平熱に戻っていて、今日は一日ご機嫌で、たくさん大笑いと熱唱をして過ごし、寝かしつけにしっかり1時間かかりました。ああ、よかった。夜中の授乳で起きるたび、おでこに手をあててみて、1時ごろはまだ熱くて汗をびっしょりかいていたのですが、3時ごろにはもうあまり熱くなくなっていました。汗をかいて風邪を撃退したのか、それともただの寝不足で身体が熱かっただけなのか分かりませんが、とにかく本当にほっとしました。

 お正月があり、次女の出産があり、長女の誕生日があり、本当にイベントごとの多い1月でしたが、じつは今月もうひとつ、私のひそかに大事にしている日がありました。それは1月7日、自分のホームページとブログの誕生日です。当時たくさんあった、おしゃれなテキスト系サイトに憧れてホームページを立ち上げ、同時にこの日記を書き始め、今年の1月7日でちょうど10年が経ちました。
 5年目あたりから、とりあえず10年は続けてみたいなと思い始めて、10周年を迎えた暁にはなにか特別な記事を書きたいものだななんて空想していたのですが、いざその時を迎えてみると、当日は出産入院の真っ最中で、特別な記事を書く余裕なんてなくて、その後もなにかと日々がめまぐるしく過ぎ、今日まで書けないままきてしまいました。このまま書かずに終わるとあとで後悔しそうなので、いまさらですが、10年続けてみた感想を書きたいと思います。
 ホームページを立ち上げた当初はまだブログではなく無料レンタルのWeb日記を借りていて、掲示板も設置していたし、リンク集なんかもあったりして、いまよりずっと交流に積極的でした。あのころ、インターネットの世界は私にとって、自分のなかにある何かを知らないだれかに伝えたい人たちの表現の場という印象で、とても心地よくて、わくわくして、自分と近い感性を持っていそうな人のホームページを眺めることが大好きでした。
 しかし、10年のあいだに、インターネットの世界はどんどん変わりました。個人のホームページというものは影が薄くなり、ブログが流行ってそれまでホームページを持っていなかった人たちも気軽に日記など公開できるようになり、やがてミクシィが流行って仮想世界と現実世界の境目がだんだんとあやふやになってきて、そのうちに、ツイッターやフェイスブックが流行って、ネット上に実名を出してやりとりすることが当たり前になってくるにつれ、私はだんだん、インターネットと自分とのあいだに距離感を感じ始めました。
 それでも、自分のホームページとブログだけは続けたかったから、とりあえず10年を目標にして、続けました。数年前にブログのコメント欄を閉じ、去年メールフォームもなくして、メールアドレスを公開するだけにしたのも、ブログを続けるためです。本当はコメント欄をつけて、読んでくださる方からたまに感想などもらえたりしたら、どんなにかやる気がわいて楽しくなるだろうと思うのですが、自分の書いた記事に対して否定的な言葉をもらったとき、それに真っ向から立ち向かい、もしくはさらりと受け流し、変わらず書き続ける自信がなかったので、そういう後ろ向きな理由で、本来ネットの醍醐味であるはずの交流の機会を、狭めてしまいました。とにかく私にとって、続けることが、第一だったのです。
 そうやってとにかく書き続け、10年続けることができたら私は一体どんなことを思い書くのだろうかと、自分でとても楽しみにしていたのですが、実際に10年経ってみると、案外しらっとしたもので、よくもまぁ10年も自分の日常をネット上にアップし続けたもんだなぁ・・・と、いうのが一番率直な感想なのでした。継続は力なりという言葉を信じてここまできて、果たして何か力を得たのかどうか、それはいまいち実感できませんが、大学卒業後も文章や短歌を書くことをずっと続けられたのは、この場所のおかげです。それに、10年のあいだには、本当にいろいろなことがあったから、それを記録できたことも、それなりに意味のあることだったかなぁと思っています。いまはまだ、読み返すとこっぱずかしすぎて非公開にしたくなるだけなので、もっともっと時間が経って、恥ずかしさも含めて楽しめるくらいになってから、まとめて読み返してみたいです。
 ネットと自分との距離感も、書く範囲も内容も、自分のブログに対するテンションも、10年間でずいぶん変化していったけれど、そのとき書きたいこと、だれかに伝えたいこと、聞いてほしいことを書くというスタンスだけは、10年間ずっと、変わっていません。10年を区切りにやめるのもいいかもしれないなとか本気で考えた時期もありましたが、第2子が生まれてまた書きたいことがますます増えたし、積極的な交流はせずとも、だれかに伝えたい、聞いてほしい、という思いは相変わらずとても強くあるので、それが完全になくなるまでは、このままここで、こんな感じで、続けてみることにします。以上、10年続けてみて得た感想でした。
by papiko-gokko | 2014-01-26 00:58 | Diary
これがキスこれが頬擦りこれがハグ今日から愛され続けるきみへ
 昨日から長女に疲れが出ているようで、今日は朝からねむいねむいと言っていて、夕方、おでこと耳が熱かったので熱を測ったら、37度5分の微熱がありました。子どもは平熱が高いので、たいしたことないといいのですが、これまで熱を出したことのない子なので、心配です。いつもは1時間以上かかる寝かしつけが、今日は最初の子守歌一曲でこてっと寝てしまって、どうしようかと思いました。娘が一曲で寝るなんて、それはもう、よほど身体が辛かったのでしょう。お昼頃ねんど遊びのあと、一緒に片付けようと言っても「ねむいからできない」の一点張りでまったくお片付けせず、きつく叱って泣かしたことを、いまとても後悔しています。本当に眠くて眠くてしかたなかったのかもしれないなぁと思うと、その時間に戻って抱きしめたくなります。
 家族が増えたばかりでまだまだ生活が落ち着かないし、次女が夜中に何度か必ずおっぱいを求めて泣くので、それで長女の眠りも浅くなってしまっているのだと思います。大抵は泣いてすぐおっぱいをやるので長女が起きる前に泣き止みますが、おむつ代えの必要があったりすると、長く泣くので長女もたまに目を覚ましてしまい、そういうときは、寝ぼけ眼で「うんちがでたんじゃないの」とおむつを取ってくれたり、一生懸命手伝ってくれようとします。ああ、まったく今日は、叱らなければよかったなぁ。寝かしつけが短く済んでできた自由時間が、今日はちっとも嬉しくありませんでした。明日はまた、寝かしつけに1時間かかる元気すぎる長女に戻りますように。

 次女のほうは、出生体重が2415グラムと小さめだったので、毎週1回出産した病院で体重測定をしてもらうことになっていて、2日前に連れて行ったら、3050グラムになっていました。おっぱいをすごくよく飲んでいて、ちょっともう飲ませすぎぐらいで、排泄が間に合わなくて苦しいかもしれないので、2時間はあけて授乳するようにと言われました。実際、長女のときよりうんちの回数が多くて、おしり拭きがものすごい早さでなくなります。次女は生まれたとたんにうんちをして、その後も入院中からこまめに「うぎーうぎー」と気張っては少しずつ何度も何度も排泄する子なのですが、長女は声も出さず表情も変えず、目の縁をわずかに赤らめながら、一日に一度か二度大量にしていました。うんちひとつとっても、姉妹で違うものなのだなぁと、愉快です。げっぷも姉妹で違っていて、長女はあまりげっぷやおならをせず、げっぷをしなくても吐かない子だったのですが、次女は絶対げっぷをさせてやらないとお腹が苦しくなるみたいで、あとから少し吐いたり、げっぷで出せなかった空気をおならにして出したりします。
 次女の頭は、焼きたてのパンの香りがして、抱き上げるたびくんくん嗅いでいます。わりとよく寝てくれる子だけれど、おとなしそうな子かといえばそうではなく、泣くときはものすごく怒ったように豪快に泣くし、顔つきもきっとしていて、長女に負けない我の強さを思わせます。長女のときに比べてこちらに余裕があるからかもしれませんが、なんだかひとつひとつがおもしろくて、不思議な愛嬌があって、なにかと笑わせてくれる子です。
 ふたりになっても結局あいかわらず、次女に対してよりも、長女に対してのほうが余裕がないというのが現状です。これはこのままずっと続くのかもしれません。長女はとにかくつねに初めてづくしだから、子どもがふたりになったからといって、余裕が生まれることはないようです。長女へは長女への、次女へは次女への、ぞれぞれに、違ったかたちの愛情が生まれるのだということを、次女が生まれて知りました。長女への愛情は長女だけにしか当てはまらないかたち、次女への愛情は次女だけにしかあてはまらないかたちをしていて、そのどちらもが無限大です。

 
by papiko-gokko | 2014-01-24 23:05 | Diary
3歳人生の幕開け
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 1月22日は、長女の3回目の誕生日。この日のために、12月から準備に準備を重ねてきたはずが、絵本作りはやっぱり今年も当日ぎりぎりまでかかってしまいました。絵本の作業をしているあいだ、長女は妹からのプレゼントで届いたねんどのケーキ作りセットや、義姉から届いたIKEAの折りたたみハウスとトンネルで、楽しく遊んでいました。どちらのプレゼントも、いまの長女にぴったりのセレクトで、ありがたい限りです。
 なんとか絵本が完成したあとは、間髪入れずケーキ作りに取りかかりました。去年は気合いを入れてスポンジから作りましたが、今年は私の身体がまだしっかりしないので、既製品のスポンジを買ってきて、生クリームだけ泡立て、イチゴをのせて、夫にヒットくんと長女の絵を描いてもらいました。長女は生クリームの残りをなめながら、夫のチョコペンの動きを真剣なまなざしで見つめ、駄目出しなどしていました。
 なんとかかんとか全ての準備が整って、パーティーの始まりです。夜ご飯は毎年恒例で、娘の生まれた日がカレーライスの日であることから、ハンバーグカレーでお祝いしました。娘はそのあとに待ち受けているケーキのことが気になってしかたないらしく、そわそわしっぱなしで、半分ぐらいで残してしまいました。
 ケーキを食べる前に、プレゼントを渡しました。今年のプレゼントの目玉は、やはり、絵本。
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 今年の絵本は、前の記事にも書いた通り、はじめて本格的な製本に挑戦した力作です。私は文章を書いたのと色塗りを手伝ったのぐらいで、絵を描いたのも製本作業をしたのもほとんど夫で、夫はがんばりすぎて数日前から体調を崩していました。
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 娘に渡したところ、「どんなおはなしだろう」と言いながら、嬉しそうな顔でページをめくって眺め、読んで聞かせたら、「もういっかい」という、夫と私が最も聞きたかった一言を言ってくれました。よかった!
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 それからもうひとつ、絵本のおまけとして、ヒットくんのマグカップとソーサーもプレゼントしました。無地のマグカップとソーサーを買ってきて、陶器専用のペンで絵を描き込んだものです。娘が以前、「ヒットくんのものがもっといろいろほしい」と言っていたので、いろいろ考えた結果、こういうかたちになりました。これも長女は気に入ってくれたようで、ケーキを食べるとき、さっそくこのコップで牛乳を飲みました。よかった!
 これらヒットくん関係のほかに、長女の好きなこぐまちゃん絵本シリーズのグッズで、こぐまちゃんとしろくまちゃんのぬいぐるみと、カレンダーもプレゼントしました。これは、お姉ちゃんになったお祝いに渡すつもりだったのですが、なんだかタイミングがつかめないまま時間が過ぎてしまい、けっきょく誕生日プレゼントになりました。長女はとくにカレンダーに食いついて、家族をはじめ、娘の知っている人全員の誕生日に、付属のシールを貼りました。よかった!
 
 ケーキにたてた3本のろうそくに火をともし、ハッピーバースデーの歌をうたったとき、急に強い思いこみあげてきて、ぐっと泣きそうになりました。娘がなかなか火を上手に消せなくて、夫がお手本に吹く真似をしたら思いのほか肺活量があったらしくひと吹きで全部消えてしまって、慌ててもう一度火をつけ直すというハプニングがあり、大笑いして、大笑いのどさくさで少し泣きました。生まれてきてくれて、今日の日まですくすくと育ってくれてありがとう。長女と次女の誕生日は、365日のなかで、一番嬉しい記念日です。これから始まる3歳の人生を、ともに思い切り楽しもう。
 
by papiko-gokko | 2014-01-23 17:42 | 月齢ごとの成長記録(長女)
2歳最後の日
 今日は長女の、2歳最後の一日でした。なにも特別なことはしなかったけれど、ふとした瞬間に、ああ、2歳のこの子とは今日でお別れなんだなぁ・・・と、胸がいっぱいになったりしました。

 2歳11カ月のひと月は、クリスマスにお正月、そして妹の誕生と、本当に盛りだくさんでした。盛りだくさんで慌ただしすぎて成長をじっくり見つめることが難しかったけれど、このひと月の印象は、とにかく絵をたくさん描きまくっていたということです。クリスマスも、紅白を見ているときも、お正月も、出産の日の分娩室でも、私の入院期間も、娘はひたすらに絵を描いていました。そしてそのほとんどに、ヒットくんが登場するのでした。ヒットくんと自分が遊んでいたり、寝ていたり、ご飯を食べていたり、歌っていたり、おいかけっこしていたり、絵のなかで、いろいろな物語が展開されています。
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 最近描いたヒットくんの絵で、私が一番好きなのが、この、不思議な動物に乗っているヒットくんたちの絵。スピード感があって、みんなとても楽しそうです。
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 それから、成長を感じて驚いたのが、ももたろうのおにたいじを描いた絵。桃太郎(真ん中の下のほう)と一本角の鬼のほかに、おにたいじさんという謎の大きな生物と、ヒットくんと、それから、お正月に来たふたりの叔母(私の妹たち)も描かれているのですが、これまで人間の顔の輪郭を丸で表現していたのが、この絵を境に、桃太郎も叔母も、みんなお椀型になり、耳も描き込むようになったのです。髪の毛の描き方も、女の子の絵っぽくなりました。
 娘の絵の何が好きかって、とにかくほとんどの絵が、楽しそうで、朗らかで、ハッピーな雰囲気にあふれているところです。見ていると、こちらまで幸せな気持ちになれるし、それに、ああこの子の世界はきっといま楽しいんだなぁと、安心できます。

 そんなふうに、ヒットくんの絵を日々ひたすら描く娘のために、いま、誕生日プレゼントのヒットくん絵本第3弾を、夫と手分けして必死で作っているところです。今年は3歳児が楽しめるようにストーリー性を重視したので文章を仕上げるのに時間がかかったし、それに今回は、無印の無地絵本に絵と文章の紙をそれぞれ貼り付けるというこれまでのやり方ではなく、書籍用の立派な紙を買って、パソコンで仕上げた絵本のページをその紙に印刷し、出版物の絵本と同じようなかたちで製本したものをプレゼントすることにしているため、手間がかかって、ぎりぎり間に合うかどうかというところです。明日がすばらしい一日になりますように。

 2歳の長女との日々は、愉快で厄介で、楽しくて大変で、おもしろおかしくて、ときどきすごく感動的で、猛烈に腹が立ったり、無性に笑えたり、ふいに泣けたり、毎日めまぐるしくて濃密な、すばらしい1年間でした。
by papiko-gokko | 2014-01-21 22:56 | Diary
長女と次女
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 生後2週間がたち、次女は生まれたときより、心なしか頬がふっくらしてきて、声もますます大きくなり、手足もよく動かすようになってきました。日中と夜中は相変わらずよく寝てくれていて、長女の寝かしつけを終えてほっと一息ついた夜10時半あたりから、私と夫の寝る1時ごろまで、なぜか一番活発に起きていて、抱っこをせがんで泣いたりします。まるで、その時間帯がもっとも親を独占できるということを、分かっているかのような時間配分に、愛しさが増します。どんなに長女が騒ごうとも相変わらず起きないところとか、長女に抱っこしてもらうとなんとなく満足げなところとか、第1子とはまた違った愛しさ愛くるしさが、第2子にはあるのだなぁということを、日々感じています。

 毎日一緒に過ごすなかで、姉妹の距離も、日に日に縮まってきています。長女は次女のことが可愛くて気になって仕方ないみたいで、私の補助付きで抱っこしたり、一緒に寝転がったりすると、「くふふふ」と、たまらなく嬉しそうに笑います。今日は抱っこで、いつも私が寝かしつけのとき長女にするのよ同じようにして、『ゆりかごのうた』を歌ってあげていました。ベビーベッドで寝ているときも、柵ごしに覗き込んでは「あかちゃん、かわいいー」と髪をなでたり、「あかちゃん、いま、うるしゃかった?」と、自分の声のボリュームを急に気にして尋ねたりして、つねに赤ちゃんの存在を気にしているようです。
 まだ力加減が分からないので、見ていてハラハラヒヤヒヤしますが、助産師さんに教えられたとおり、できる限り「そんなことしちゃだめ」と禁止の言葉を使わないよう努力しています。そして、禁止の言葉を言わない代わりに、やさしい手つきでなでなでできたときに、「じょうずになでなでできたね」と褒めるようにしています。禁止すると、その鬱憤が赤ちゃん向いて赤ちゃんに乱暴してしまったりすると助産師さんが言っていて、そうなったらきっと、次女が危険なのはもちろんのこと、長女の心もすごく辛くてしんどいと思うので、それだけは避けたくて、慎重に慎重にやっています。
 それでもやっぱり、次女の存在で不安定になることはどうしたってあるようで、毎回ではないのですが、授乳しているとくっついてきたり、ヒットくん人形をふりかけてきたり、落ち着きなくうろうろしたりします。そんなときは、授乳が終わったあと、思い切り可愛がるようにしているけれど、きっとどれだけ可愛がっても、ひとりっ子のときと同じようにはできないから、こればっかりは、時間が経っていろいろなことがもっともっと当たり前になっていくのを、待つしかないのかなと思っています。
 いまのところ、赤ちゃん返りだったり、極端にワガママになったりということはないけれど、次女が新しく買ったりもらったりしたものや、長女が昔使っていたお気に入りのものを使ったりすると、内心穏やかではないようで、「それは○○(長女)のだもん」と,少しすねたように言います。次女の生まれるまえから、「これはもうちいちゃいから、あかちゃんにあげるんだ」と言っていたカエルさんの麦わら帽子も、生まれてからいざかぶらせみたら、急に惜しくなったらしく、「これはあかちゃんにはおおきすぎるから」と、むりやり自分でかぶろうとしていました。ちょうど独占欲とか所有欲が強く出てくる年齢でもあるし、長女がもう少し分かるようになるまで、次女に買うときには長女にも同じものを買うようにしたほうが、次女のためにも長女のためにもよさそうです。私も小さいころは、妹がもらったら必ず自分も同じようにもらわないと機嫌が悪かったみたいで、クリスマスはサンタさんから、まったく同じおもちゃがふたつ届いたりしたものでした。
 いまはまだ次女がやってきたばかりで、長女の心も不安定なのだろうから、次女の所有物に関することで長女がすねたときには、「じゃあ一緒に使おう」とか、「じゃあこれは長女ちゃんが使おう」とか言ってなだめ、長女の気持ちを優先しています。これは長女のためというより、罪なき次女が長女から妬まれないためです。まずはなにより、長女と次女に仲良くいてほしいから、長女に我慢の心とか譲る心みたいなものを教えるのは、もう少し先にします。お姉ちゃんになってたった2週間なのだし、いまはまだ、お姉ちゃんとしての我慢なんて、できる限り、させたくありません。

 退院してから最初の3日間ぐらいは、これまで小さい小さいと思いながら接してきた長女のことが、やたらに大きく見えて少し戸惑い、そういえば長女を出産して退院したばかりのころにも、夫のことが異様なほど大きな生き物に見えて、戸惑ったことを思い出しました。長女のときの夫にしても、今回の長女にしても、4日目あたりからはまた普通のサイズに見えるようになったので、これは、出産するまで自分が一番よく見つめていた人に対して起こる、一時的な錯覚のようです。
 長女がやたらに大きくみえるのは、なんだか悲しくて、寂しくて、早くこの錯覚から開放されたいなぁと思いながら過ごしました。そいつかは本当に錯覚ではなく大きくなってしまうのだから、ふたりの娘の小さなこの時期を、とにかく大事に大事に見つめて聞いて肌で感じて味わい尽くしたいです。
by papiko-gokko | 2014-01-18 00:40 | Diary
退院後の日々
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 退院して4日が経ちました。母がお世話に来てくれているので、家事全般はすっかり甘えて、私は寝たり起きたり、長女と遊んだり、次女におっぱいをやったり、たまに暇すぎて漫画を読んだりして、のんびり過ごさせてもらっています。おかげで日に日に体力が戻ってきている感じがします。
 退院してからの生活で何が驚いたかって、次女がひたすらよく眠ることです。夜は3~4時間置きに授乳さえすれば、あとはすんなりぐっすり眠ってくれるし、日中も、長女がどれほど大声で泣こうがはしゃごうが、キーボードを叩いて歌おうが、おっぱいさえ足りていれば、まるで起きないのです。これはもう、長女のときとは大違いです。長女は食器の触れ合うかすかな音でも目を覚ましてふぐふぐ泣きだして、授乳のとき以外も抱っこばかりしていたし、夜中も眠りが浅くて、授乳してやっと寝てくれた・・・と思ってそうっとベッドに降ろすと、降ろした瞬間に目を覚まして泣き出してまた授乳して・・・の繰り返しで、ほとんどまともに眠れませんでした。だからいま、新生児がいるのにちゃんと眠れていて寝不足じゃない自分が不思議で仕方ありません。
 友達のところも2番目の子はすごくよく寝てくれていたと聞いていたので、ひそかに期待はしていたものの、まさか自分の子がこれほどまでに寝てくれるとは思いもよらなくて、同じ親から生まれてきても長女と次女でこんなに違うものなのかと、もう本当に、驚いています。長女のときは、ベビーベッドを借りてから返すまでの数ヶ月で、ベビーベッドで寝た時間は合計で24時間にも満たなかったのではないかというほどベビーベッドで目を閉じない子で、ベビーベッドというのはおむつ換え用の台という認識になっていたのですが、寝る子だとこんなに寝てくれて、こんなに長い時間をベビーベッドで過ごすのだと、初めて知りました。こちらが第1子のときほどピリピリしていないから、赤ちゃんのほうもリラックスして寝ていられるのかもしれないし、それに、お腹にいたころから長女の騒がしい声を聞いていたから、長女の騒がしさはむしろ心地よいのかもしれません。
 そんなわけなので、いまのところ、次女にはほとんど手がかかりません。おむつ換えも、これまでずっとしてきたことだからいまさら大変だとは思わないし、お風呂も、大変さより懐かしさのほうが大きくて、泣かれながらも楽しんでいます。次女にそれほど時間をとられていないこともあってか、長女の生活や性格もいまのところは、出産前とさほど変わっていない気がします。ただ、次女が激しく泣き出すと、つられて心が不安定になるみたいで、おびえたような顔つきで、そわそわしながら泣き止むのを待っています。
 次女を見つめる長女の目はいつもとてもやさしくて穏やかで、退院して家に帰ってからすぐ、座って膝の上で赤ちゃんを抱っこしたときには、これまで見た表情のなかで、一番やさしくて、しずかで、大人びた笑顔を浮かべて、慈しむように見つめていました。これからもずっと、あの表情で、妹のことを見つめてくれたらいいなぁと思います。
 入院最後の日、助産師さんから退院指導で、上の子に接するときに気をつけるべきことを教えていただきました。まずは、上の子の名前をたくさん呼んで、上の子中心の感じで接すること、それから、上の子が下の子に触りたがったり、なにかお世話をしたがったとき、それを決して禁止しないで、お世話をしたがればできる限り手伝わせて褒めてやること、そして最後に、おっぱいをやるときには、必ず上の子にも「一緒に飲む?」と声をかけてあげて、もし飲むと言えば飲ませてやることという、3つです。
 助産師さんから言われたこの3つのことはつねに頭に入れて、長女の名前をたくさん呼んで可愛がり、赤ちゃんに関することはできるかぎり禁止せずにお世話の手伝いをさせてやり、退院後、最初におっぱいをやるとき、「一緒に飲んでいいんだよ」と声をかけました。するとしばらく考えてから、「ううん、○○(長女)はねんねのときだけだから、いらない」と断りました。その後も退院した日は授乳のたびに同じように声をかけて、大抵は断られ、2回ほど、いつもねんねのときにするのと同じように、一瞬だけくちびるで触れて、恥ずかしそうにしました。退院二日目以降は、だんだんともう私が次女におっぱいをやる風景に慣れたらしく、わりと平然としていて、昨日など、おっぱい初心者の次女に向かって、「ちゅぱちゅぱってすって、おおきくなるんだよ」と、2歳半まで吸い続けたおっぱいプロとして熱のこもった指導をしてあげていました。頼もしいです。
 長女の心模様と次女の睡眠時間が、これからどう変化していくのかまだまだ分かりませんが、とにかく、かわいくておもしろい最愛の子が、ふたりに増えて、なにをするのも愉快で、両腕に力がみなぎってきます。
by papiko-gokko | 2014-01-13 00:50
退院前日
 明日はいよいよ退院の日。長い長い6日間でした。明日からは、長女と次女との両方に手をのばすことができるんだと思うと、うれしくてたまりません。愛するものを愛でたいだけ愛でられるということが、どれほど幸せなことなのか、長女と初めて長らく離れて、新たに生まれたもうひとりの娘に乳をやりながら、しみじみ感じました。

 長女は昨日も今日も面会にやってきて、おてんばの笑顔を見せてくれました。今日までで、彼女が私に涙を見せたのは、最初の面会の別れ際一度きりでした。面会室へ行くと、いつもにこにこ近づいてきて、なんだか照れ臭そうに、遠慮がちに甘えてきて、だけど私がもっとべたべたしようとすると、甘える心にブレーキをかけるみたいにすっと私から離れ、あとは持ってきたお菓子を食べたり、面会室をぐるぐる歩いたり、公衆電話で電話をかけるふりをしたりしてひとしきり遊んで、最後は、泣くでもなく笑うでもなく、真面目な顔をしてこちらをじっと見つめて手をふり、夫に抱っこをせがみながら帰って行くのでした。
 入院三日目の日だけ、長女は面会にきませんでした。その日は朝ごはんを吐いてしまったためです。夫が念のため小児科へ連れていってくれて薬をもらい、幸い、その後悪化することはなく、熱なども出ず、昨日は回復して面会にくることもできました。クリスマスあたりからずっと非日常が続いていて、睡眠サイクルも食生活も乱れがちになっていたところに、妹の誕生とお母さんの入院という大事件も加わって、それらのストレスがお腹にきてしまったのだと思います。口では何も訴えなくても、きっと毎日、彼女なりにすごく気を張って暮らしているのでしょう。
 今回の入院に際して、私は夫と母に、とにかく娘が日ごろの私との日常をすっかり忘れるぐらいに、楽しいところへ連れていったり面白いことをいっぱいしてやって甘やかしまくってほしいと頼んでいました。そして実際、夫はそれを精一杯やってくれました。幼児向け雑誌や、一足早いじいじばあばからの誕生日プレゼントであるキーボードや、パズルなど、娘が喜んで遊べそうなおもちゃも毎日いろいろ小出しにして、娘の気持ちを盛り上げ、紛らわせようとしました。
 しかし、最終的に、私の入院中に娘が一番長くひたすらやっていた遊びは、普段通り、おえかきと、ヒットくんだったそうです。寝かしつけも、私といつもやっている儀式を夫ともして、とにかく普段通りの日常を保つことに、長女は専念しました。一時的な寂しさを紛らわすことよりも、愛すべき日常を保つことのほうが、彼女には重要だったのです。私は長女と日常の結び付きを、甘くみていました。
 6日間離れて暮らしたことで、これまで見えていなかった長女の性格を知ることができました。弱音を人に晒さずに、淡々と受け入れて、一生懸命に普段通りの自分を保とうとする、がんばりやさん。強い子なのか、それとも強がりなだけなのか、そこのあたりがまだよく分からないので、もしいますごく無理をしているのだとしたら、退院してからしっかりと、力んでいる部分をほぐして戻してやらなければと思います。
 
 この6日間、次女はよく飲みよく眠り、小さい身体を真っ赤に染めて大声で泣き、くしゃみもあくびもしゃっくりもシャボン玉のようで、しかしゲップには謎の貫禄があり、ご機嫌なときはころころと表情を変えて、おっぱいでお腹のふくれたときには湯上がりのおっちゃんみたいな顔になり、とにかく文句なしのかわいらしさを発揮しています。
 生まれた瞬間から「我が子よ!!!」と愛情爆発した長女のときと違い、次女の場合は、陣痛と同じく愛情のほうも、じわりじわりと強まり溢れてきました。生まれた直後は放心状態で、ああ無事に生まれてよかったーとほっとするのがやっとだったし、一日目は長女のことが気がかりで次女の可愛さを堪能する心の余裕がなかったのですが、二日目、三日目とお世話しながら過ごすうちに、あぁこの子がお腹にいたんだなぁ、私の夫の子がこの世にふたりになったんだなぁ、私これからこの可愛い生き物を家に連れて帰って毎日育てられるのだなぁ…と、次女の存在をじんわり実感しては、愛情が溢れてくるようになりました。次女とはこれからも、こんなふうに、じんわりじんわりした関係になるのでしょうか。それとも全然変わってくるのでしょうか。いずれにしても楽しみです。
 病室は母子同室で夫と両親以外入室不可のため、夫は一度だけ病室にきて次女と触れ合いましたが、長女が次女に会うのは、出産直後以来になります。ふたりの触れ合いが、いま何より待ち遠しいです。
 これまで何度「もうすぐ帰るからね」と言っても、頷いてくれなかった長女が、今日は「明日帰るから迎えにきてね」と言ったら、力強く「うん!」と頷いてくれました。元気に生まれてきてくれた次女と、お母さんのいない日々を気丈に乗り切ってくれた長女、ふたりのがんばりに心から感謝して、明日から全力で愛情を注ぎます。
 
by papiko-gokko | 2014-01-08 22:40 | Diary
次女誕生
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 2014年1月4日の0時11分、女の子を出産しました。2415グラムと、やはり小柄だったけれど、とても元気です。最初の子のときのような、これが我が子かあ!私お母さんになったのかあ!という噴き出すような高揚感とはまた違う、ああ四人家族になったんだなぁ、娘がおねえちゃんになったんだなぁ、二児の母になったんだなぁ、という、じんわりした幸福感が、ゆっくり胸に広がっています。
 二人目も女の子だったので、これからは、これまで娘と書いていた上の子を長女、二番目の子を次女と記すことにします。

 だだだーっとスピーディーに進んでいった長女のときとは違って、今回の出産は、ひとつひとつの段階がじわりじわりとくる感じで、断然くたびれました。3日の早朝あたりから始まった陣痛が、強さも間隔もなかなか一定しなくて、それでも夕方にはわりと一定してきたので、6時すぎに夫と娘と一緒に病院へ行き、ふたりもそのまま分娩以外立ち会うかたちになりました。分娩と陣痛室が一体になっている部屋で、痛みが最強になりいざ分娩となる段階まで約4時間以上のあいだ、娘と夫はベッドのそばのソファーでおえかきや折り紙などして過ごし、その後いざ分娩となり生まれるまでの約1時間半は、分娩室前の廊下にあるソファーで、引き続き遊んで待ってくれていました。
 分娩台に乗ってからも、陣痛が一定しなかったり、陣痛の波にうまく乗れなくて上手にいきめなかったり、頭の向きが悪くてなかなか降りてこなかったりと、スムーズにいかなくて、時間が深夜に近づくにつれ、ああ長女のためにも早く産んで家に帰らしてやらなけりゃと思うと、外からたまに聞こえる長女の声が気になって、痛いやら情けないやらでイライラして、最終的には長女の出産のとき以上に取り乱し理性が飛んで、幼児化、野性化してしまいました。
 痛みの彼方に産声を聞き、ああやっとおわった…と、しばらくはもう、ほぼ放心状態で、長女と夫が再び分娩室入ってきて、ふたりで赤ちゃんを覗き込んでいるのを見たときに、やっと達成感とか幸福感がわいてきました。もう深夜1時をまわっていたにも関わらず、だからこそなのか、長女はハイテンションで、おねえちゃんになりたての頬を上気させて、何度も何度も爪先立ちで、不思議な台に乗せられている生まれたての妹を覗き込んでいました。
 その後、長女はさみしがることもなくハイテンションで夫に抱かれて家に帰り、家でもひとしきりはしゃいで、2時半ごろにこてっと眠ったそうです。
 
 生まれたての次女のお世話は、その小ささから匂いからなにもかも懐かしくて、うわぁこんなんしてたなぁ、こんなだったっけなぁと、長女のときのことを思い出しながら、自分でも意外なくらい、余裕をもって楽しく取り組んでいます。おむつ交換のとき顔を真っ赤にして大泣きされても、長女のときのようにあたふた焦らないし、声かけも、長女との会話で慣れているから自然とできるし、夜中の授乳も、ついこのあいだまで長女でやっていたから、うまいこと自分もうとうと寝つつやれています。
 その一方で、新生児の授乳の仕方や沐浴など、もうかなり忘れていたことも多く、新鮮な気持ちで改めて教わっています。新生児特有の、にゅわあっと変化する表情とか、げっぷのときのおっさん顔とか、たまりません。長女と似ているところがまた、愛しさを倍増させます。

 夫とふたりでお留守番中の長女は、思いのほか気丈に明るく、それなりにわがままも言いつつ、夫にいつもの何倍も甘えて抱っこやらおんぶやらしてもらいながら過ごしているようです。日々お店や公園へ行き、家ではおえかき遊びをよくしていて、妹の絵をたくさん描いていると聞き、嬉しくなりました。懸念していた寝かしつけも、お互いに妥協しあったり新しい儀式を編み出しありして、なんとかかんとかなっているみたいです。なんてすてきなふたり。
 でも、生まれた夜から一夜あけたばかりの初めての面会では、寝不足だったのもあって、別れ際に泣かれてしまいました。そのときは、面会室に来たときから様子がおかしく、私とはろくに目も合わせてくれずそっけないそぶりで、動き回っていたずらばかりして、そして唐突に、じゃあばいばーいと、勝手に面会室を出ていこうとし、夫がコートを着せようと慌てて引き止めると、みるみるうちに顔が歪んで、「おかあしゃんとなんか、あしょばないんだから、もうばいばい」と繰り返しながら、ぼろぼろ涙をこぼしはじめたのでした。
 つれないそぶりもいたずらも、普段とはあきらかに違うお母さんに対して彼女ができる、精一杯の強がりだったのだと、そのときやっと分かって、もうどうしていいかわからなくて、またいつでも来たらいいんだよと抱きしめたけれど、産後12時間も経っていない身体ではろくに力もいれられず、私が普段と違うことをますます長女にしらしめるばかりで、切なくてたまりませんでした。
 その後も何度か面会にきていますが、泣くようなことはもうなく、いつもハイテンションにやってきてハイテンションで帰っていきます。パパにいっぱい甘やかしてもらえて楽しいのも事実だろうし、そうやってテンションをあげることで何かを保っている部分もあるのだろうと思うと、ああこの子と手をつないで歩きながら今すぐゆっくり話がしたいなぁと、会うたび胸が締め付けられます。
 面会中の長女はいつも、ハイテンションすぎてあまり会話が成り立たず、それでいてじつはいつも以上に大人の会話を聞いており、昨日、私と夫が、聞いていないと思ってうっかり次女の話で「おっぱい」という単語を出したとたん、長女はむっと表情を変え、私が「今日おうち帰ったら遊んでね」とお土産に渡したパズルを「べー」と床にわざと落として、それから帰るまで持とうとしませんでした。なんだか、こんなおもちゃで私の心を操れると思うなよと言われた気がして、ショックでした。本当に、長女は私の想像したよりずっとしっかり冷静に、事態の変化を見つめ、感じ考え理解していて、彼女なりに必死でその事態に自分を順応させようとしているのです。そのけなげな努力を、私は力いっぱい受け止めなければと思います。
 
 そんなふうに、長女と夫は楽しくがんばって生活していて、ふたりとも基本的にとても冷静で前向きだというのに、一番取り乱しているのはだれかといえば、ほかでもない私で、面会のあと、たったか遠ざかっていく長女の姿を涙なしには見られません。とくに最初の二日は、出産直後で神経が高ぶっていたせいもあり、もうまるで駄目で、食事のたびに、あああの子は何時になにを食べるのかな、今朝はどのスプーンを選んでどのジャムを塗ることに決めたのかな、などと想像してはめそめそと涙ぐみ、夜には目を閉じると長女のあらゆる姿と声が浮かんで広がり、いまにも駆ける足音が病室に近づいてくる気さえして、おかあしゃんどこよと泣いて探していやしないかと気が気じゃなくてまるで眠れず、何度も何度も夫に電話をかけて様子を聞いていました。実際の娘は、お母さんがどういう理由でどこにいるのか冷静に理解して、家でパパに甘えながら、妹の絵など描いて楽しく健やかに過ごしているというのに。
 今日で入院三日目になり、長女がずっとそばにいないという生活にやっと慣れてきて、夜眠れるようになったし、ご飯も泣かずに食べられるし、頻繁に電話で様子を聞かなくても大丈夫になりました。私も長女も、それに夫も、次女が誕生してからの数日で、きっとそれぞれのたくましくなるべき部分が、すごく鍛えられたのではないかと思います。昨日面会のあと、病室にお世話をしにきた助産婦さんから「さっき、おねえちゃんが来てましたね、楽しみですねえ」と話しかけられ、「いやぁどうなることやら…」と苦笑いでつぶやいたら、「大丈夫大丈夫!お母さんには腕が二本ある!おっぱいもふたつある!」と力強く言われて、その一言で、すごく元気がでました。そうだ、ふたつある!退院したら、ふたつの腕とおっぱいフル稼働フル活用で、ふたりの娘を愛しまくりたいと思います。
 今日の深夜には、予定通り私の母がきてくれることになっているので、急遽今日まで仕事を休ませてもらっていた夫と、長女のお世話をバトンタッチします。まさかここまで出産が早まるとは思わなくて、母も慌てて飛行機のチケットを取り直そうとしてくれたみたいですが、なにしろ土日で正月で空きがなかったのでした。でも、結果的にこういうかたちになってよかったです。夫と長女の頼もしさを知ることができ、新しい四人家族の日々が、ますます楽しみになりました。
 退院まで今日をあわせてあと四日。私のいますべきことは、おっぱいをしっかり出して次女を大きくして、一緒に退院すること。おねえちゃんが長年吸ってくれたおかげで、しょっぱなからわりとよく出ていて、助かっています。退院の日が待ち遠しいです。
 
 そんなわけで、これが今年最初の日記になりました。あけましておめでとうございます。四人家族ではじまる2014年。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
by papiko-gokko | 2014-01-06 14:45 | 月齢ごとの成長記録(次女)


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