日記と短歌
by papiko
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耳たぶはあなたで爪はわたしだね宝の地図を眺めるように
 夫が朝早くから仕事へ出て、今日は一日、母と私と娘と過ごしました。娘はよく寝てよく飲んで、とってもいい子にしています。今日一番の事件は、夕方オムツを変えるためにお尻を拭いたとたん、ぴゅうっとうんちを大噴射して、肌着もかけていたタオルも私の着ていたパジャマの袖も、一瞬にして洗濯機行きになってしまったこと。赤ちゃんの肌着は何枚あってもいいというのは、本当だったのだなぁ。
 汚れた衣類の片づけを母に手伝ってもらいつつ、おしり拭きを何枚もつかって必死でお尻や足を拭いていたら、その感触が嫌だったのかふんぎゃあふんぎゃあ泣きだしてしまい、「そこまで汚れたときには、このほうがいい」と母がお湯で湿らせたガーゼを渡してくれたので、そのガーゼできれいに拭きとりました。確かに、おしり拭きで背中やら足のほうまでがしゃがしゃ拭かれるのは、不愉快なことだったかも。あまりの大惨事に、母も私も大笑いしながら片付けましたが、でも、これがひとりでいるときだったら、果たしてそんな大らかな気持ちで、いられるだろうか。自信がないなぁ。片付けの大半は、なんだかんだでほとんど母にしてもらったし。
 おしりを拭いたりオムツを変えたりしている間、泣き続ける娘に「どうして泣くのー泣かないで―あなたがうんちしたの拭いてるのよー」と話しかけたりしていたのだけど、そのあと母が、泣きやまない娘を抱っこしてあやしながら「いやだったねぇ、大変だったねえ、いっぱいでたねぇ」と明るく穏やかに話しかけていて、するとそのうち娘が泣きやみ、自分がオムツを変えながら言ったことや口調を、なんだか少し反省しました。赤ちゃんにとって、うんちをするのはいいことで、泣いたのは慌てておしりふきで拭きまくられて不快だったからで、泣くことは大事な意思表示で、だから娘は何ひとつ悪いことしてないのに、生まれて間もない子に対して大人に説明するような言い方を思わずしてしまって、まったくかわいそうです。それに、広範囲が汚れたときには、おしり拭きよりお湯で濡らしたガーゼのほうが赤ちゃんにとって心地よいはずだということも、自分で気づくべきことでした。もっともっと、赤ちゃんの気持ちになってお世話したり話しかけたりできるようにしよう。育児書からも母からも、そしてなんといっても娘の反応からも、毎日、学ぶことがいっぱいです。

 病院にいたころと比べると、うんちの量も回数もかなり増えたし、それになんとなく、病院にいたころよりも、話しかけるとこちらのほうを見つめてくれることが多くなったようになった気がします。表情も、動きも、毎日どんどん新しく増えて、皮膚の感じや泣き方も驚くべき速さで変化していて、いくら見つめていても、見つめきれていない感じがします。新生児ってそれほど表情のないものだと思っていたから、表情の豊かさには特に驚かされていて、写真を撮ってばかりいます。そうして撮った写真を眺めながら、これからずっとこの子の成長を見ていくのだと思うと、幸福感と責任感とで、胸がいっぱいになります。人を育てるってどういうことなのだろう。それをこれから身をもって、体験していくんだな。
by papiko-gokko | 2011-01-31 23:29 | Diary
抱き上げて話しかければ眩しげに口をすぼめてその声を吸う
d0038776_23114468.jpg おっかなびっくり育児の毎日。一昨日は夫が中心となり、初めての沐浴をしました。病院で私が教わりながらやったときには、真っ赤な顔で体をのけぞらせて大号泣したのに、夫の手だと私より大きくて落ち着くのか、服を脱がせるまで泣いていたのが、お湯につかったとたんぴたりと泣きやんで、気持ちよさそうにきょろきょろしていました。ただ、一昨日と昨日つかった石鹸が強すぎたのか、首やお腹のあたりがかさかさしてしまったため、今日さっそく夫にベビー用品店へ走ってもらい、赤ちゃん用のバーユと、石鹸を使わなくてもよいスキナベーブという沐浴剤を買いました。今日の沐浴からスキナベーブをつかって、お風呂上りにバーユもたっぷり塗ってみたけれど、どうだろう、これでよくなりますように。かさかさを見るたび、ごめんねごめんねと、泣きそうになります。やっぱり私に似て、肌が弱いのかなぁ。

 おむつ変えと授乳は、回を重ねるごとにだんだんスムーズにできるようになってきました。 初めは少しずつしかでなかった母乳も、今はしっかり出ているようで、昨日からミルクなしで、2~3時間、寝てくれるようになりました。退院した日の夜などは、一時間ごとに起きて泣き、そのたび飛び起きてお乳をやって、少しミルクも足してやったりして大変でしたが、それにくらべたら、昨日や今日はよく寝てくれて、それほど睡眠不足ではありません。
 昨日は夫がおむつ変えに挑戦したら、締め方がちょっときつすぎたようで大泣きしましたが、今日は夫が変えても、泣きませんでした。娘が号泣するたびに、ふたりで泣いているわけを必死に探し考えて、毎回赤ちゃんというものについて学びます。泣きだすと私も夫もあたふた焦ってなかなか冷静になれませんが、娘3人を育てた経験を持つ母はまったく動じることなく、上手くあやしながら原因を突き止めます。長年保育士をやっていたので子供の扱い方も慣れたもので、だからこそ、自分がうまくできないことをあまりにもさらっとされると、自分の至らなさを見せつけられたようで腹が立ってしまったりもするのだけど、今はほんの些細なことでも不安になるので、母が「大丈夫大丈夫」「こんなのはよくあること!」「泣くのが仕事!」と言ってくれると、それだけで心が軽くなって、体力的にも、精神的にも助かっています。必死で娘の親になろうとしながら、同時に自分の親に甘えて、娘に母乳を与えながら、母のつくった食事を食べ、今しか味わうことのできない、どこまでも濃密な親子の時間を過ごしています。

 そういえば昨晩、先に寝ていたベッドに夫が入ってきて目を覚まし、ふとその顔をみたら、夫の顔が娘の顔に見えるという不思議現象がおこりました。似ているとかいうレベルではなく、顔の大きさだけ夫で、顔は娘そのものなのです。きっと寝ぼけていたのだなぁ。私は「そっくり」と言いながら、夫の顔を触りまくりました。
 それから、昼寝のときにもちょっと不思議な現象がありました。目を閉じると、くっきり鮮明に、娘の顔が浮かぶのです。意識に浮かんでくる、というよりは、本当にまぶたの裏に焼き付いている、と言う感じで、写真をみているようでした。なんだか、よっぽど全力で娘を見つめているのだなぁ。可愛くて可愛くて。
 
 写真、ネットにアップできる時期ってごくごく限られているんだよなぁと思ったら、その時期に我慢するのはもったいない気もして、1歳になるまでは、小さな記念のたびに、こうしてアップすることにしました。だってもう、メロメロ親ばかなんだもの。そんなわけで、今日の写真は、初沐浴記念の写真。
by papiko-gokko | 2011-01-30 23:12 | Diary
高く広く澄みきった青うでのなか生まれて初めて目に映す空
d0038776_101151.jpg 昨日、退院しました。すべての手続きを終えて、新生児室でベビードレスに着替えさせてもらった娘を受け取り、私を手伝うため産後しばらくうちに滞在する母と、仕事の休み時間に抜け出してきた夫とともに、病院をでました。はじめて連れ出した外の世界は、ひんやりとして眩しくて、すばらしく澄みきった空。この青空を生まれたての子の瞳に映したかったけれど、新生児に外の光はまだまだ強すぎるようで、ぎゅうっと目を閉じていました。タクシーのりばにとまっていたタクシーに、私と母がのりこみ、夫が荷物をトランクにつめて、いざ出発。家までの道案内は母に任せ、私は娘の顔に太陽光があたらないよう右手で小さな顔に傘をつくり、車の振動が伝わりすぎないよう、左手できつく身体を抱きしめていました。
 タクシーを降り、娘を抱きしめて玄関で靴を脱いだとき、なんだか、嬉しくて、つんと泣きそうになりました。これからずっと、この子とこのうちで暮らすのだなぁと思うと、胸がいっぱいでした。着いてすぐ、妊娠中に夫とのぞきこんでは「早くここに寝かせたいねぇ」とにやにやしていたクーファンのなかに、娘を寝かせて、記念撮影。この写真は、その時に映したものです。まだ表情はないはずなのに、まるで笑っているみたい。手作りのボンネット帽子は、この子の頭に大きすぎて、ライオンみたい。あぁ、可愛くてついついブログにもアップしてしまって、もうすっかり親ばか状態ですが、だからといって、我が子の写真まみれのふやけた日記になってしまわないよう、いろいろと新たに自分のなかでルールをきめて、自制しようと思います。写真は月に何枚までとか、何歳になるまでとか、早いうちに決めよう。

 帰ってからは、昨日も今日も、オムツを替えたり、授乳したり、あやしたり、またオムツを替えたり、授乳したり、休む間もなく、ずっと気を張っています。気を張りすぎて、帰って早々に母と思い切りケンカをしました。母がお昼ご飯を準備してくれて食べようとしたとき、娘がちょっとぐずっていて、なかなか食べられないまま抱っこしたりお乳を口に含ませたりして必死であやし続けていたらどんどん時間が過ぎてしまい、「ちょっと一旦落ち着いて、お昼ご飯を食べなさい、食べないとお乳はでない」と何度も説得され、ただそれだけのことで、「わかっとる!しつこい!うるさい!」と号泣してしまいました。入院中から、自分でもびっくりするぐらい、母のちょっとした言動が気に障り、たぶん帰ってからケンカしちゃいそうだなぁとは思っていたのですが、こんなにすぐしてしまうとは。特に子供への接し方について言われると、異常に腹が立って、目頭が熱くなります。でも一度号泣のケンカをしたおかげで、かなりすっきりして、その後はお世話してもらえることに感謝しながら仲良く過ごすことができています。
 想像以上に忙しなく目が離せなくて、わからないことだらけで、夜中も授乳があって眠たいし、はじめてお風呂を入れるときには、わからないことだらけすぎて夫ともちょっとケンカをしてしまったけれど、何をしていても、ただひたすらに娘のことが、可愛くて、可愛くて、満ち足りた気持ちです。

 今、娘が落ち着いて寝ているので、ひさびさにこうしてネットをしています。メールボックスを開いたら、何通ものメールが届いていて、感動しました。ありがとうございます。生活が落ち着いたら、お返事させて頂きたいと思います。
by papiko-gokko | 2011-01-29 00:54 | Diary
携帯にて:退院を前に思うこと
 産後4日が経ち、あしたは退院です。先ほど本日3度目の授乳を終えて病室に戻り、携帯でこれを書きはじめたところです(病室は通話以外OK)。また泣き出したら助産師さんが呼びにきてくれるし、午後1時から夜の9時までは母子同室タイムなので、泣くたび授乳をしたり、おむつを見たりできます。母乳はまだあまり出ないけれど、昨晩やっと初めて、授乳後の体重が授乳前より増えました。ほんの2グラムずつでも、これは立派な進歩!
 入院中、毎日あたらしい表情を見せてくれる小さな小さな我が子が、ただただ可愛くて、可愛くて、愛しくて。抱き上げるとすぐさまおちょぼ口で乳房を探し始める顔も、泣き出す寸前のくしゃくしゃ赤ら顔も、ミルクをいっぱい飲んでゲップをだすときのぽわんとした満足顔も、絹糸のような寝息を立てて眠っている顔も、全部全部が、見つめても見つめても見つめたりないくらい愛しいです。自分の目だけでは見つめきれなくて愛くるしさがあふれてもったいないから、いろんな人に見にきてもらいたいけれど、同時に、誰にも触れさせたくないという刺々しい思いも、影に茂生い茂るシダ植物のごとく、ざわっと芽生えていて。
 親にとっては自分の子が一番かわいいものだと聞いてはいましたが、そんなのもう、一番どころの話じゃありません。新生児室には八人くらいの子が並んでいて、みんな可愛いはずなのに、今はもう、自分の子しか目に入らないのです。見比べる余裕すらないほど、我が子の可愛さだけが、猛烈なパワーで、私の視界を染め尽くします。こんな可愛い生き物と、長いこと臍の緒で繋がっていたなんて。

 産後一日目は、胸の辺りがずんと重く、立って数歩あゆんだだけで動悸と息切れがして、トイレから帰ってくるだけで、マラソンをしたあとみたいに疲れて、あぁ私この身体で出産したんだなぁと、実感しました。産後二日目日になると、首やら腕やら背中やら肋骨やら、上半身全体にひどい筋肉痛がでてきて、全身の力をつかって産んだんだなぁと、実感しました。昨日は、授乳しながら小さな耳たぶや爪の形をしみじみと眺め、この子は私と夫の子なんだなぁと、実感しました。今日は朝の食事タイムに、自分と近い日に出産して入院している人たちと、おっぱいの出具合や痛みやミルク購入の話などして、あぁ私お母さんなんだなぁと、実感しました。
 産んだ直後には、驚きと共にあった感動が、今は実感と共にあり、やっと出始めた母乳のように、じんわりじんわり、ぬるく濃厚に心を満たします。

 出産した日の思いがけないめくるめく経験や、入院中の印象深いいくつもの出来事、この日記に書き残したいことは山ほどあるのだけれど、いかんせん身体がついていかないので、退院してから、日々の出来事と平行して、ゆっくりゆっくり、書いていきたいです。

 そんなわけで、日記を記すべしとばかりにぽかんと空いた退院前日お昼前のひと時、病室のベッドにて、今日はひとまず、今ここでひろえる限りの想いを。
 たった今、助産師さんが来られて、出生証明書を受け取りました。
by papiko-gokko | 2011-01-26 11:39 | Diary
お母さんになりました
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 20時36分、2745gの女の子、無事に出産しました。
 暗闇のなかの炎に擦りつけられているような痛みから、ふっと解放されるのとほぼ同時に耳に届いた元気いっぱいの産声は、まるで、長い長い夢から私を呼び覚ます、目覚まし時計でした。
 朦朧とするなかで私の胸の上にのせられた赤ちゃんは、重くて、あったかくて、人間でした。

 目は冴えているのだけど、まだまるで身体に力が入らなくて、この思いと体験を文章にするのはとても無理みたい。
 でも、どうしてもお誕生日にこうして記事を残したかったので、夫に文面を送って、アップしてもらうことにしました。ありがとうと、はじめましての気持ちを込めて。
 
by papiko-gokko | 2011-01-22 20:36 | 月齢ごとの成長記録(長女)
足音が近づいてきて張りつめる心臓ゆるむ頬ふりむこう
 予定日まであと3日。今朝ついに、おしるしがありました。一般的にはおしるしの2,3日後から出産になることが多いそうですが、おしるしのあとすぐに陣痛がくる人もいれば、一週間以上してからの人もいて、かなり個人差があるようです。私の場合、なんとなく下腹部の重たい感じはあるものの、今のところ張りや痛みはないので、今すぐということはなさそうです。しかしさすがに今日は、ウォーキングに行くのをやめておくことにしました。おしるしがあったということは、子宮口が開き始めているということで、いよいよ、もういつ本格的な陣痛が起こってもおかしくないということなので、今後少なくとも夫がいない時間帯は、家で大人しくしておかなければ。明日明後日は夫が休みで家にいるので安心です。
 本当に2,3日のうちにお産が始まるなら、もう体力づくりと体重管理に励むより、よく寝てよく食べて、体力温存しておいたほうがいいよね・・・・・・と、今日は今までの我慢を放り投げて一気に自分を甘やかし、朝から晩まで運動せずにコタツでゴロゴロ、お昼も夜もご飯をもりもりお腹いっぱい食べ、3時にはほんのひと欠ほどだけど、冷蔵庫にあったバウムクーヘンも食べてしまいました。今更ながら、ちょっと後悔しています。どうしてこう、私は極端なのだろう。

 先日一緒にウォーキングをした友達が、その後も私の様子をとても気にしてくれていて、頻繁にメールや電話をくれます。近くに気にしてくれている人がいるって、本当に心強くて、あったかいなぁ。妊娠が発覚したときからずっと、経験を生かしたアドバイスをくれたり、素敵な育児本を貸してくれたり、赤ちゃん用品の買いものに付き合ってくれたりして、彼女の存在がなかったら、私の妊娠生活はもっと孤独で不安で、ギスギスしたものになっていたに違いありません。
 昨日の電話で、「ウォーキングもう疲れてしまったぁ」と私が言ったときに彼女のくれた「今は好きなものを聴いて、好きなものを見てゆったり過ごすのが一番だよー」という言葉にほっとして、その時ぱっと一目散に浮かんだのが、ジブリの『魔女の宅急便』だったので、今日は夫が仕事にでてから、『魔女の宅急便』のDVDを見て過ごしました。幼いころから見続けて、私の人格、私の人生観に大きな影響を与えたものベスト5に確実に入る、この作品。もう、大好きすぎて、感動シーンでもなんでもない場面でまで、涙ぐんだりしていました。物語のなかで誰かがワッハッハと豪快に笑うと、そのたびお腹の子が、もにょっと動いていました。はやく一緒に見たいね。そういえばこの映画は最後、オソノさんが産気づいたり、ジジに子供が出来たりするんだなぁ。なんだか今見るのに、とてもぴったりの作品でした。
 
 安心なことに、明日はちょうど妊婦検診の日。おしるしがあったことを先生に伝えます。まさかそれで即入院ということにはならないのだろうけれど、2週間前の検診で「大体予定日ぐらいになるかなぁ」と言われていた通り、本当に予定日である24日頃の出産となるのかもしれません。きっちり予定日に合わせてくるとは、律儀な子だなぁ。
by papiko-gokko | 2011-01-21 20:59 | Diary
花びらや木の実や雪や貝殻を始めて握るその手のひらに
 お湯の入ったコップをパソコンのそばで思い切り倒してマウスが水浸しになり、一瞬にして壊れてしまいました。あぁ、さしたる愛着があったわけでもないけれど、いつも心地よく握りしめていたのに。仕方なく、今はノートパソコン備え付けのタッチパッドを使っているけれど、普段全然使っていないので、慣れなくて指先がふるふるします。指先だけでどんな操作もできてしまうiPadなど、すごく便利そうに見えるけれど、私には向いていないのかもしれないなぁ。キーボードとマウスが好きです。濡れてしまったマウスは、振っても叩いてもひっくり返してもまったく反応してくれません。これはもう観念して、新しいマウスを買わなくては。

 予定日まであと4日。お腹の子は今日も相変わらずお腹の中でのんびりもにょもにょとして、出てくる気配がありません。夜中や朝方、前駆陣痛っぽい痛みがあったりするものの、これはもしやとハラハラしているうちに、自然と収まっています。本番はまだまだ、遠いのかな。ハラハラしているこの状況にも私は日に日に慣れてきて、割と普段通り過ごしているのですが、夫はとにかく落ち着かないらしく、今、youtubeで尾崎豊の「卒業」を聴きながら、出産本を膝の上にのせて、自作のフェルトおもちゃをもてあそんでいます。なんだか傍目に見て恐いです。パパの精神状態のためにも、なるべく早めに出てきてくれると、ありがたいなぁ。
by papiko-gokko | 2011-01-21 01:02 | Diary
うねる夢
 過去の記憶と今現在の感情とが重なり合いうねっているような夢を見ます。うねってうねってうねりのなかから押し出されるように目を覚ますと、高波の後の浜辺みたいに、海藻や木片や貝殻やビニール袋や花火や魚の死がいみたいな夢の残骸が、意識の表面に打ち上げられとりとめもなく散らかっていて、それを眺めながら、しばし、呆然とします。いい夢とも、悪い夢とも言えない、濃厚で息苦しくて、むせ返るような夢。
 そんな夢ばかり見るのは、ただ単にトイレが近くて眠りが浅いせいなのか、それとも出産が近づいていて、心がざわついている証拠なのか。夢にでてくるのは、両親や義母や夫や友人、それから最も多いのが、幼いころの妹たち。たまにお腹の子もでてくるけれど、抱きあげようとするその子はいつも光にまみれていて、はっきりとした表情を見せてはくれません。はやく会いたいな。
by papiko-gokko | 2011-01-20 00:19 | Diary
ふるさとに降り続く雪キャスターの標準語にて淡々と知る
 朝から少しのどが痛くて、悪化させては大変なので、今日はウォーキングをお休みしました。そしてその代わりに、踏み台昇降運動を1時間やりました。最初の10分はしんどくて、これを1時間はきついかな・・・とくじけそうになりましたが、小説を読みながらやったら、その小説がそれなりに面白かったおかげで、あっという間に1時間が過ぎて、うっすら汗をかきました。これなら2時間歩いたのと同じぐらいの効果を得られたかな。踏み台昇降のあとは、今日も床拭き掃除をしました。床拭き掃除は陣痛を呼ぶのだそうです。しかし今日も陣痛はやってこず、何事もなく過ぎてゆきました。予定日まで、あと6日。胎動はだんだんとダイナミックになりながら、減ってきている気がします。もういい加減せまいだろうに、それでも心地よいのかな。
 今は私より夫のほうが緊張しているようで、昨晩は眠りが浅かったと言っていました。私のほうは、予定日が近づくにつれて、むしろリラックスしてきている気がします。受験にしても、就職の面接にしても、それから高校時代の演劇にしても、私はなぜだかいつも、本番直前になると、それまで散々感じ続けていた恐怖や緊張がすぅっと引いて、本番直前という状況にいる自分が、妙に楽しくなってきます。浮かれ気分とは違う、夜の闇に響き渡る和太鼓の音のような、胸の奥底から静かに湧きあがる高揚感。自分が一体どれだけがんばれるのか、どれほど取り乱すのか、どんな思いをするのか、楽しみです。さぁ、どんとこい。

 当日すっかり忘れていましたが、1月7日は、人間ごっことうわのそらの誕生日でした。8年目に突入バンザイ。8年目も、楽しみながら、ときどき悩みながらもひたすらに、続けられますように。短歌と日記がこれからも、私が私を見捨てず生きていくために、かけがえのないものであり続けますように。

 
by papiko-gokko | 2011-01-18 23:38 | Diary
突き詰めて考えるほど運命という一言に絡め取られる
 眠くて静かで、せわしない日常。お腹の子は、今日ものんびりお腹を蹴ったり、しゃっくりしたり、まだ出てくる気分じゃなさそうです。夫がはやくも待ちきれなくなってきていて、「明日、明日でよろしく」などと、しきりに話しかけていますが、そんなのしらんぷりです。毎日寒いし、やっぱりぎりぎりまで、お腹の中にいたいのかな。

 昨日は近所に住むいつもの友達ファミリーが、私の公園ウォーキングに付き合ってくれました。生まれる前にもう一度会いたいからと、友達のほうから誘ってくれたのです。もう次に会えるのは生まれてからだとばかり思っていたから、これはとても嬉しいことでした。
 冷たい北風の吹く中、肩をちぢめて歩いたり、アスレチックで子供ちゃんを遊ばせてみたりしつつ、友達が出産したときの具体的な体験談をいろいろ聴かせてもらいました。ネットで知らない人の体験談を読むと、情報が一方的に入ってくるぶん必要以上に恐れてしまうし、それに母が私に覚悟をさせようとしてか、自分や伯母(母の姉)や叔母(父の妹)がいかに大変だったかを繰り返し話して恐がらせるのでこれにも参ってしまうのだけど、大丈夫だよという姿勢で話してくれる友達の体験談には、いつも励まされます。妊娠も出産も育児も、友達の体験談を聴かせてもらうたび、うんなんとかなるよね!と思えてきます。そんなふうに思わせることができるって、実はすごいことなのかも。私もいつか、これから妊娠出産をする大事な人に、なんとかなるよね!と思わせるような体験談を、語れる人になりたいです。
 いくら子供は風の子と言えど、あまりの寒さに、子供ちゃんもアスレチックでそれほど元気で遊ぶ気分になれなかったようで、途中からご機嫌斜めになり、抱っこ抱っこがはじまって、最後にはお父さんに肩車された状態で眠りに落ちていました。なんだか、申し訳なかったなぁ。3歳半になる子供ちゃん、1年前や2年前と比べたら、見違えるほどしっかりしたけれど、やっぱりまだまだ小さくて、友達と旦那さんの間で、たっぷりの愛に守られながら、泣いたりごねたりせがんだり、何かを必死に訴えたり、3歳という幼さを、全身全霊かけて生きています。眠ったまま、お父さんの腕からお母さんの自転車の子供用座席へそっと移されていく、安心しきったその表情に、目を細めずにはいられませんでした。「天使」という月並みな言葉が、自然と浮かんできてしまう、どこまでも愛らしい寝顔でした。今年の春からついに幼稚園に行くあの子がこれからどんな女の子になっていくのか、そして私と夫の子供とどんな関係を築いていくのか、楽しみだなぁ。私と夫の子は、きっとあの子を好きになる。

 今日は、床拭きをしたり、掃除機をかけたり、冷蔵庫の整理をしたり、ホームベーカリーでのパン作りに励んだり、なんだか一日中、動き回っていました。じっとしていると、そのまま時間が止まってしまいそうで、落ち着かないのです。2時間ウォーキングも、なんとなく気が急いて、いつもより高速で歩いていました。そわそわしてもしょうがないとわかっていつつ、そわそわ、そわそわ。
 人が人を産むって一体どういうことなのだろうかと、臨月になってもピンときていなくて、これから自分が人を産むのだということに、今更驚いたりしています。様々な年代の人々で賑わう公園を歩きながら、道行く人たちみんなみんなが、遠いある日に誰かのお腹から生まれてきたのだと思うと、この世に奪われていい命などひとつとしてあるはずないのになぁと、苦しくなりました。どんなに科学が発達しても、歴史や心理を学びつくしても、理不尽な死は、なくならないのだろうか。そもそも、理不尽じゃない死と理不尽な死の違いって、その境目って、どこだろう。お腹の子が生まれてくるということは、すごい奇跡で偶然だけど、今の私と夫にとって、こんなにこんなに、必然で。人の生死を考えだすと、どんどん深みに嵌って、結局、「運命」という言葉に、不時着します。
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 今日ホームベーカリーで挑戦したのは、くるみパン。以前義母から戴いたお菓子作り用のくるみがあったので、レシピ通りの分量入れて作ってみました。焼き立てをひとくちかじったら、くるみが香ばしくて、美味しかった! オーブントースターで焼いてバターを塗って食べれば、さらに美味しそうです。でも、くるみはカロリーが高いから、主に夫の朝食かなぁ。私もちょっとずつ食べよう。
by papiko-gokko | 2011-01-17 22:48 | Diary


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