うわのそら papiko.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

日記と短歌


by papiko

<   2010年 10月 ( 23 )   > この月の画像一覧



 妊婦検診にいってきました。今回は時間予約が出来なかったため、夫が早朝に整理券を取りに行ってくれて、そのおかげで、予約なしの土曜にも関わらず、ほとんど待ち時間なく検診を受けることが出来ました。将来、子供の運動会の場所取りなどにも早朝から張り切って出かけてくれそうで、頼もしい限りです。
 3週間ぶりにエコーに映し出されたお腹の子は、木の実を頬張ったリスみたいに頬がぷっくりとして、時折お口をぱくぱく動かしていました。かわいい! 赤ちゃんらしくなってきたなぁ。はじめに「これは逆子ですねぇ」と言われて焦りましたが、今はまだ動き回る時期だから気にしなくても大丈夫のようで、「いやぁ、自由にやってるみたいですねぇ、ふふふ」と先生が朗らかに笑ったので、ひと安心しました。
 エコーの後には問診があり、前回の血液検査の結果、貧血があるから注意するようにと指導を受けました。もし食べものでがんばるのが難しければ鉄分の錠剤を処方しましょうと言われ、しかしそれを飲むとどうしても胃腸に負担がかかるというので、とりあえず今回は食べものを工夫してがんばるということになりました。でもやっぱり不安だから、次の検診で、鉄分の薬を処方してもらおうかなぁ。
 最後に勇気を出して、インフルエンザのワクチンって受けたほうがいいのでしょうかと質問をしたら、「どんどん受けてください、ぜひ家族ぐるみで受けてください」と言われ、その場で体温計を渡されて、問診の後すぐに打ってもらうことができました。てっきり近くの内科で受けてくださいと言われるものかと思っていたので、これには感動しました。夫は後日、近くの内科で受ける予定です。私が何度受けてほしいといっても「あんなのは気休めだ」とかなんとか言うばかりでしたが、先生から受けるよう指示されて、ようやく観念したようです。彼はこれまでの人生で一度もインフルエンザにかかったことがないから、インフルエンザがどれほどしんどいか、きっとわかっていないのです。私なんか、小学校に入学する直前の春と高校受験を目前に控えた3月に罹って、ふらつく足取りで新品のランドセルを背負って歩き叱られたり、単語帳片手に点滴を受けながら「はやく机に向かって勉強したい・・・」と涙を流しその涙に母までもらい泣きしたりした苦い思い出があるので、インフルエンザにはとにかく罹りたくないし、罹ってほしくありません。

 産婦人科のあと、今日は、循環器科も受診しました。4歳のころに心房中核欠損の手術をしているため、「安心して出産するためにも出産前に一度心臓の状態を診てもらっときましょう」と初期の妊婦検診で言われており、もうそろそろ具体的な診察日を決めたりしないといけないのかなぁ・・・と、ここのところ日々憂鬱さを募らせていたら、今日の問診で「それじゃあ、今日あたり、循環器のほうも回っちゃいますか」と軽やかに提案され、今日まわってしまうことになりました。心の準備が全然できていなくて急展開に戸惑いましたが、別の日に予約を入れて自主的にいかなければならないのだとばかり思っていたので、一日で済ませることができたのには、随分心が軽くなりました。循環器科への連絡やカルテのやり取りなどすべて病院側でやってくれてスムーズだったし、やっぱり私は総合病院にしてよかったです。
 受付をしてから、まずレントゲンを撮り、心電図をはかり、超音波検査をしました。幼いころのことであまりはっきりとは覚えていないけれど、術後数年は定期的に心臓を診てもらっていて、そのときにも心電図と超音波検査は必ずありました。そのころ、心電図のことは、胸の周りに吸盤を張りつけるから「タコさん」、超音波検査のことは、にゅるにゅるしたジェルを胸にかけられて棒状のものでにゅるにゅるとなぞられるから「にゅるにゅる」と呼んでいたのを覚えています。きっと子供だった私を恐がらせないために、大人たちがそんなふうに呼んで面白がらせながら検査していたのでしょう。おかげで、当時の検査について恐かったとか辛かったという記憶はほとんどなくて、「なんかいろいろ変なことした!」という、単純な印象しか残っていません。
 だけど大人になってしまった今は、子供のころよりもずっと、恐くて緊張して、ぐったり疲れました。特に「にゅるにゅる」の超音波検査は時間も長くて、子供のころ「くすぐったいー!つめたいー!}とゲラゲラ笑っていたはずなのに、ただ黙々と検査されながら、『異常があったらどうしよう・・・・若干痛い・・・この体勢わりと辛い・・・」と、もやもや暗いことばかり考えてしまうのでした。実は子供より、大人の方がよっぽど恐がりで、楽しむのが下手なんだなぁ。入院だって、4歳のころにした手術ほうが大変で入院期間も長かったはずなのに、そのときに感じた恐さや不安感はほんのうっすらとしか記憶に残っておらず、はっきり覚えていることといえば、看護師さんが胸につけていた『こんなこいるかな?』のキャラクターバッチをいつも楽しい気持ちで見ていたことや、入院中お友達になった子の持っていたおもちゃの数々がすごく羨ましかったことや、術後に目が覚めてまもなく、寝たまま飲める「吸いのみ」という医療用急須で母に飲ませてもらったお茶が美味しくてそれに嬉しくて、起きあがれるようになってからも吸いのみで飲ませてもらいたがったことなど、直接病気と関係のないことばかりです。それよりも、小学3年生のとき簡単なヘルニアの手術のためにひとりで入院した2日間のほうが、自分が今どんな場所にいてこれからどんなことをされるのかが理解できてしまうぶん、よっぽど恐くて辛くて、長く感じました。さらに成長して半端な知識ばかりがますます増えた今は、どんな些細な検査すら、ますます恐くて不安です。とてもじゃないけど、ゲラゲラ笑う気になどなれません。
 検査のあと、診察室に呼ばれて、循環器の先生から話を聴きました。手術でふさいだ穴からの出血などの異常は見られないこと、ただ、4つある弁のうち、ひとつは若干閉じ方がゆるくて、微量ながら血液の逆流があるということ、若干の逆流は心房中核欠損で手術をした人にはよくみられる症状であり、自覚症状がなく息切れやむくみがないようなら生活に問題はないし、普通分娩をして大丈夫ということを、さらさらと話されました。普通分娩ができると言われてひとまず安心したものの、微量の逆流があると言われたのは、ちょっとショックです。心臓に関しては「小さいころに手術で穴をふさいでもう完治した」ということしか知らなかったし、それ以上詳しいことを知ろうとしたこともなかったから、もうなんの問題もない完全無欠の心臓だと思ってこれまで生きていたのに。心臓の重量が、ずしっと少し、増したような気分です。そんなちょっとした逆流を抱えながら、よくぞこれまでの27年間、休まず元気に脈打ち続けてくれて、なんて健気な私の心臓。知ったからには大事にしよう。具体的にどうやって大事にすればいいのかよくわからないから、せめて、大事に想おう。

 ふたつの科を受診してあれこれ検査室をまわり、予防接種もうけたので、お会計を済ませて病院をでたときにはもうくたくた、お腹もぺこぺこでした。病院近くのスーパーで夫が食事の買い物をしている間、私はベンチに座って休ませてもらい、母にメールを打ちました。あんまりあれこれ伝えたら心配するかなぁとも思ったけれど、母には私の状態を知っておいてほしくて、今は逆子であることや貧血と言われたこと、インフルエンザの予防接種のことや循環器科で言われたことなど、なにからなにまで書いてメールをしたら、即効で電話がかかってきました。
 心臓のことについて詳しく聞いてくるかと思いきや、母は「循環器で診てもらっといてよかったね、もう安心だね」と、母はむしろほっとした口調で言い、それによって私も安心しました。子供のころからの癖みたいなもので、母が安心とか大丈夫とかいうと、特に根拠はなくてもそれだけでほっとします。親というのはいつまでも、そういうものなのかな。逆子のことも「このぐらいの時期はよくあること」と笑っていました。そして、そんなことよりといった感じで、「そろそろベビー服とかこっちで買ってもいい?」と話し始めました。大連の街に可愛いベビー服を扱っているお店があるらしく、随分前から、ベビー服を早く買いたいと、うずうずしている様子だったのです。今回も性別ははっきり言われなかったけれど、きっと女の子なのだろうから、そろそろいいのかな。母が選ぶベビー服、どんなのだろう。父も休みだったようで少しだけ電話にでて、「鉄分にはレバーだな。あとスキムミルクだな」と言いました。スキムミルクって、ひさしぶりに聞いたなぁ。父と母も、インフルエンザワクチンを打ってからこっちに来てくれるみたいで、安心です。みんなで冬に生まれる子を迎える体制を、じわじわ整えはじめよう。

 
by papiko-gokko | 2010-10-30 19:50 | Diary | Comments(0)

 入社してからずっと担当させて頂いた営業さんの担当事務員として行なう、最後の月末集計。来月からは引き継ぎがはじまるので、今日を最後にだんだんと、私は担当ではなくなっていくのです。結局、業績不振で私の後任にあたる新人さんを入れてもらうことはできないらしく、これまでの事務員4人体制から3人体制でやって行くことになりました。そんなふうになるとは思いもよらなかったから、辞めるのがひどく心苦しいけれど、せめて上手に引き継げるようがんばるしかありません。最後の勤務日は、12月3日と、もう決めています。
 毎月そうであるように、月末はひと月で一番忙しく、感傷に浸る間もなく慌ただしく働きました。あまりにもいつも通りの気持ちで働いていて、自分がもうすぐ辞めるのだということを忘れてしまいそうで、何度となく意識的に、この表をつくるのも、このファイルをまとめるのも、この書類を提出するのも、これで最後なんだよなぁと、思っては、実感をたぐりよせる努力をしました。それでもやっぱりまだ今は、来月もその次も、月末には月末集計をしなければ、ひと月が終わらないような気がしています。ひと月の売り上げを締めくくる緊張感のあるこの日が、大変だけど好きでした。これまでに経験した事務員の仕事は、これから始まる私の家族の家計簿に、いかせるだろうか。
 辞める直前にはお腹がますます大きくなって大変だろうから、もう今週から、会社においていた私物を持って帰り始めています。主に私物を入れていた一番下の引き出しには、レターセットやら文庫本やら空のビンやらが、主に文房具の入っている一番上の引き出しには、ガムやら手鏡やら頭痛薬やら手荒れようの薬やらが、ごしゃごしゃ入っていて、全部詰めたらエコバックいっぱいになりました。そのずっしり重たいエコバックを、終業式前の子供みたいな気分で持って帰りました。感覚としては、卒業式前のほうが正しいはずなのだけど、いつもより長い休みを頂くだけのような錯覚が、まだ抜けません。仕事を辞めてからもしばらくは、休んでいるだけのような気分がするのかな。それとも卒業式前みたいに、「最後」のつく業務がひとつまたひとつと終わっていくにつれて、だんだんと、自分が去りゆくものであることに、気づかされていくのかな。
 今朝、担当の営業さんは別の営業さんと、AKB48のなかだったら誰が好みかという話をしていました。営業さんたちのこういうなんでもない会話を聞けるのもあとほんのちょっとなのだと思うと、そんな会話すら、宝物に思えました。ちなみに担当営業さんの好みと言っていた子は、ネットで調べてみたら、茶色い髪ですらりとしていて、目鼻立ちがはっきりとしてエロ可愛い感じの、私と正反対の子でした。そんな正反対の私だったのに、5年間も担当させてもらえて、感謝。担当営業さんに関する記憶は、振り返ればにがい思い出のほうが断然多いはずなのに、あふれるのは感謝の気持ちばかりで、最近、仕事の会話ひとつひとつが、かけがえのないものに思えます。いつだって、はじめはなんでもなかった人を、月日の流れがかけがえのない人に変え、やがてかけがえのない人とのさよならに流れ着き、船着き場には思い出の舟が、ゆらゆら増えて揺れ続けます。

 明日は、三週間ぶりの妊婦検診。どのくらい成長しているだろう。緊張するなぁ。
by papiko-gokko | 2010-10-30 00:34 | Diary | Comments(0)

 凍えるような一日でした。出来る限りの防寒対策をして出かけたけれど、それでもやっぱり寒くて風が冷たくて、体じゅうギシギシしました。会社では、ひざかけをして、温かいココアやお茶を飲んで、なんとか寒さを感じない努力をしながら過ごしました。
 最も寒かったのは、雨の降りしきる帰り道。傘ではしのぎきれない雨粒で足元から濡れていき、下半身がどんどん冷えてくるのを感じて、いつだって守られていなければならないお腹の子に申し訳なくて、こんな過酷な思いをさせてしまってごめんねと、泣きたくなりながら歩きました。頭の中には、コタツとお風呂とベッドのことばかり浮かべて歩きました。一番大好きな場所はいつだって自分の家ですが、冬になると、ますます家が大好きになります。コタツとお風呂とベッドでいつでも暖を取れるだなんて、それだけでもう、楽園です。家に帰ってすぐ、コートも脱がずコタツにもぐりこんだら、ほどなくしてお腹の子がピコポコ動き、安心して、身体がほうっと温まってきました。
 今年の冬は、ガスファンヒーターを買おうかなぁと、今考えているところです。住んでいるマンションは石油ストーブの使用が禁止されているし、エアコンだと空気の乾燥と電気代が気になるし。どうしようかなぁ。冬支度、今年はなんだか最近まで暑すぎたせいか、ちょっと遅れ気味です。急がなければ。
by papiko-gokko | 2010-10-29 00:22 | Diary | Comments(0)

冬がくる


 冬のはじまり。朝目覚めたら、空気も床も自分の髪も冷え切っていて、布団をでたとたんに体が強張り、セーターを着て、マフラーを巻いて出勤しました。夜も寒さは和らがず、ご飯を食べても体の表面が冷たくて、今週末出す予定だったコタツを、あわてて今日出しました。今、ノートパソコンをコタツに移動させて、ぬくぬくとこれを打っています。あぁ、コタツって、すばらしい。ありがとう文明開化。
 昨日の夜、どざざざーっと、窓を震わせ木枯らし一号の吹きぬけていく気配がしたとき、私は『ムーミン谷の冬』の最終章「春がきた」に浸っているところで、あぁ、今年の冬と春は、なんだか素敵になりそうだなぁ、と思いました。『ムーミン谷の冬』は、ムーミンシリーズのなかで、私が一番好きな物語です。特に好きなのはオオカミに憧れている犬のめそめそで、ヘムレンさんについて行くことにするめそめそのシーンは、もう何度か読んだのに、今回も涙ぐまずにはおれませんでした。あまりにも感動して、そばにいた夫に、めそめその無謀な憧れとヘムレンさんの無頓着な明るさについて語ったのだけど、夫は「めそめそもヘムレンさんも、ちょっと存じ上げないんで」と、少しもわかってもらえませんでした。ますます冬を心地よくするために、次は何を読もう。もうすぐ11月だから、『ムーミン谷の十一月』にしようかな。

 NHKの音楽番組『SONGS』でやっていたスピッツ特集、夫がチェックしてくれていたおかげで、録画して観ることができました。曲の演奏あり、メンバーが懐かしい場所を巡りながら当時を語るシーンありの、ファンにはたまらない30分で、大興奮、大満足でした。
 なんといっても嬉しかったのは、私にとって宝物のような存在の曲『ロビンソン』を歌ってくれたこと。少なくともひと月に2度くらいは聴いているのに、それでもやっぱりイントロから鳥肌が立ち、魂がとかされていきました。それから『空も飛べるはず』も歌ってくれて、嬉しすぎて、思わず一緒に口ずさみながら聴きました。最後に演奏したアルバム収録曲も、スピッツらしいいい感じの曲だったなぁ。一刻も早く新しいアルバムをゲットしなくては。
 当時を語るシーンでは、デビュー当時の写真なども紹介されたりして、マサムネさんも他のメンバーも、みんな変わらないなぁ・・・とつくづく思いました。マサムネさんは、当時より柔らかい雰囲気になっていて、ますます素敵です。今日の服装も可愛くて、またユニクロで夫の服を買いたくなりました(ユニクロ以外、私好みの素朴な男性服を売っているお店を知りません。GAPとかは、ちょっとお洒落度が高すぎます)。
 
by papiko-gokko | 2010-10-28 00:15 | Diary | Comments(0)

 毎年冬が近づくと、童話の世界に浸りたくなるのはどうしてだろう。それも、どちらかといえば海外の童話。ミヒャエル・エンデ、トーベ・ヤンソン、サン・テグジュペリ、ルイス・キャロル、ジェームス・バリー。大人になってから読んでどっぷりその世界観に惹き込まれ魅了された童話作家さんが、たくさんいます。
 子供のころに一瞬わかりかけたまま遠のいていた真理が、易しい言葉と不思議な世界にくるまれながら曇りガラスをぶち抜いて内側に飛び込んでくる、童話独特のあの感じが、たまらなく好きです。現実そっくりのフィクションを描いた小説よりも、非現実的な世界観のなかで現実を語るような、どちらかといえば童話っぽい物語に惹かれることのほうが多いのは、童話の中でたっぷり丁寧に描かれる箇所と、強引に突き進められていく箇所が、私の求めている比重と一致していて、心地よいからだと思います。まどろっこしいことは嫌い、それでいて、明白すぎることも受け入れ難く感じる私にとって、童話は、ちょうどいい世界をちょうどいい塩梅で提供してくれる、絶好の文学なのです。それは、私の好きな種類の詩歌にも言えることかもしれません。輪郭よりもその内側に触れてみたいとき、私は言葉を吸収したくなり、童話や詩に手を伸ばします。暑さで思考のだれている夏には、ビシッと鮮烈な核を秘めた詩歌を、冬支度をはじめて家でのんびり自分の世界に浸りたい秋冬には童話を、自然と心が求めます。
 よし、今年も冬支度の一環として、まだ読んだことのない古い童話を、図書館で借りてみよう。
by papiko-gokko | 2010-10-25 23:57 | Diary | Comments(0)

賑やかな日曜


 今日は夫が朝から仕事で、ぼんやりした一日になりそうだなぁと思っていたら、友達と子供ちゃんが遊びに来ることになり、楽しく賑やかな一日を過ごしました。
d0038776_0225960.jpg 友達がくるならばとはりきって、ロールケーキをつくりました。本当は友達がくるまえに完成させておく予定だったのですが、部屋の掃除に手間取って、友達がきた時点でまだ完成には程遠く、結局手伝ってもらいながら作りました。友達もお菓子作りが好きで、そもそも私にお菓子作りを始めるきっかけをくれた人なので、ひとつひとつの手際がよくて感動しました。義母といい友達といい、どうしてあんなに的確に判断しながら動けるのだろう。子供の頃から「状況判断が悪い」「鈍臭い」と常にセットで言われ続けている私には、ひたすら眩しい動きです。出来上がりは、生地が厚すぎたのか上手く巻けずに、ちょっと不格好。でも、味は美味しかったです。
 それから、夜ご飯も一緒に食べました。友達が材料を買ってきてくれて、授乳中によく食べたという具だくさんの「のっぺい汁」と、しょうが焼きの美味しい作り方を教えてもらいました。どちらも、すごく美味しかった!私の身の回りは、料理上手の人ばかりいて幸せです。私もお母さんになるのだから、努力しなければ。将来子供に「パパの料理しか食べたくない」と言われたら、立ち直れません。
 三歳になった子供ちゃんはとにかく元気いっぱいで、全身にパワーがみなぎっているという感じで、常に何かをしゃべりながら、遊びの世界で動きまわっていました。なんだったかもう忘れてしまいましたが、プリキュアの決め台詞を、何度も凛々しく唱えたりもしていました。この前まではアンパンマンとトトロ大好きっ子だった気がするのに、いよいよ次の段階に進んだのかな。鏡の前で、おしりをふりふりさせてスカートをひらめかせながら、「だってあたち、プリキュアなんらもの!」と宣言していたところなど、ピノコそのもので、可愛くて仕方ありませんでした。
 三歳の女の子って、不思議です。カメラを向けると、今どきのギャルのようなポーズをとってみせたりして、すごくませているなぁと感じる場面もあれば、ごく単純な遊びで笑い転げたり些細なことでわぁっと泣き出してしばらくお母さんから離れなくなったりして、あぁまだまだちっちゃい子供なんだなぁと思う場面もあって、どんな姿勢で遊べばいいのか戸惑いました。まだ内面をうまく表現はしきれていなくても、すでに大人の言葉をしっかり理解してはいるようだから、下手なことは言えないぞという緊張感もあって、一生懸命に考えながら遊びました。子供ちゃんと遊ぶたび、遊ぶってすごく頭をつかうことなんだなぁ!と実感します。
 不思議といえば、子供ちゃんから、こんな不思議な発言もありました。ご飯を食べている時、友達とお腹の子の話をしていたら、「赤ちゃん、お腹にいるときは、ここからおっぱいちゅうちゅうしてるよ」と、自分のおへそを指さして、へその緒のような形を、両手で作って見せたのです。友達はそんなことを教えたことないのだそうで、もし子供ちゃんが胎児のころの記憶をたどりながら話しているのだとしたら、それってすごく神秘的なことです。もうすっかりおしゃまな女の子になっているけれど、まだお腹から出てきて3年しかたっていないのだものなぁ。たったこの前まで、お乳を飲んでいたのだものなぁ。臍の緒からいく栄養は、胎児にとって、生まれてから飲むおっぱいそのものなのか。
 近いうちにまた今日遊んだ友達と、ベビー用品店へいくことになっています。今日、先に買っておいたほうがよいものの話を聞いて、肌着とベビー布団をまず買おうと決めました。それから、ゆりかご的なものってどうかなと聞いたら、「いいと思う」と言ってくれたので、それも買うことに決めました。ただ実際にゆりかごだとあまりにも用途が限られてしまうため、「クーファン」という赤ちゃんを寝かせる為のカゴと、足がゆりかごみたいに揺らせるタイプの「クーファンスタンド」なるものを買うことになりそうです。ベビー用品、知らない言葉だらけで、勉強の連続です。 
by papiko-gokko | 2010-10-25 00:24 | Diary | Comments(0)

 からっと眩しい秋晴れ。絶好の行楽日和にも関わらず、家から一歩も出ませんでした。雑然とした部屋の中で片付けもせず、ご飯を食べて満腹になり寝てしまったり、かぎ針編みの特訓をしてすぐ疲れて寝てしまったり、ネットでベビー用品を眺めるうちに目がチカチカしてきて寝てしまったり、睡眠欲にまったく逆らわずに生きた一日でした。こんなぐうたら気質の私は、仕事にいっていなければ、間違いなく運動不足の妊婦になっていたと思います。そろそろ安産体操とか始めたほうが、いいのだろうなぁ。
 ベビー服のサイトをいろいろ巡っているうちに、とても好みのベビー服屋さんを見つけました。『ニシキベビー』というところです。肌着やドレスオールに刺繍・プリントされている動物やおうちや風船の素朴さが、たまらなく可愛い!眺めているだけで頬がゆるんで、お腹の子を早く抱きしめたい気持ちでいっぱいになります。はじめのころに着せる何着かは、ここで買おうと決めました。
 頭の中が、だんだんと、赤ちゃんを迎えることでいっぱいになってきています。会社にいかない休日は特にそうで、今日も文章を打っている夫に、準備のことをあれこれ話しかけては叱られていました。もうすぐ赤ちゃんがうちにくるんだということを少しでも実感したくて、なんでもいいからできるところから準備を始めようと、赤ちゃんが来てから気持ちよく使えるように、うちにある空気清浄除湿機のフィルターを、先ほどネットで購入したところです。予定日が近づいたら、座布団カバーを全部洗ったりして、赤ちゃんの寝る可能性のある場所など特に、清潔にしておかなくては。ひとまず、明日はちゃんと、部屋の片付けをがんばろう。片付けながら、思い描こう。
by papiko-gokko | 2010-10-23 23:21 | Diary | Comments(0)

 自分や他人の人生を、必要以上に重く捉えすぎてしまったり、かと思えば、うっかり軽んじてしまったり、なかなかうまく推し量ることができなくて、ぐらぐらしてばかりいます。私に「人生」というものを一番きれいに的確に教えてくれるのが、物語や詩歌です。その時の気分にしっくりはまる物語や詩歌は、いつも私に、人生の重みや軽さ、過酷さや儚さを、こういう程度のものなんだよと、まるで熱いおにぎりや冷えたみかんを手のひらに乗せてくれるみたいに、ちょうどよいサイズで確かな質感を与えながら、教えてくれます。
 ただ人生のなんたるかを教わるばかりでは息が切れるから、毎日、好きな音楽を聴きます。音楽は私にとって、頭と心の関係をなめらかにしてくれるものです。音楽を聴いて、心の中をなめらかにしながら、日記をかきます。書くことで、私は私の人生の今を、なんとなく自分のなかで位置づけすることができて、ぼんやりとではありながらも、こういう感じなんだなと、納得しながら生きていけます。
 ちなみに今読んでいるのは、ムーミンシリーズ(今日はムーミン谷の冬)と自虐の詩、聴いているのは、椎名林檎。書いているのは相変わらず今日の日記。変化に富んだことよりも、相変わらずのことが好きです。

 妊娠して以来、元々料理好きの夫が完全に食事担当となり、夕食だけでなく、平日には私のお弁当(早番の日はおにぎりふたつ)まで作ってくれています。いくら料理好きといっても、こんなにまでがんばってくれるとは思いませんでした。料理は私の一番苦手な家事だから、大感謝です。この前の検診で助産師さんに、妊婦は30品目食べましょうと言われましたが、私ひとりではそんなの絶対無理でした。「チョコレートやクッキーは30品目に入りますか」と質問して叱られていたかもしれません。お腹の子が日々大きくなっているのは、ひとえに夫のつくる料理のおかげなのです。この子は生まれたらきっと、本能的にパパのことを大好きになると思います。
 私が作るより健康的な食生活になるに違いないということで、今は夫に甘えてまかせっきりにしているけれど、仕事を辞めたら料理担当も私になるのだから、少しは今からまな板と包丁に触れておかねばと思い、今日ひさしぶりにネギを切ったら、全然薄く切れなくて、ショックを受けました。そうじゃなくても下手なのに、しばらく使わずにいるうちに、ますます手先が鈍っている様です。おつゆに浮かぶ太いネギを発見した夫が、すかさず「すごいなこのネギ」と片頬に笑みを浮かべたので、イラッとして「それがそんなに可笑しい?」と冷たく睨みつけ、大きめのケンカになりました。情けないことです。大体、くだらないことが発端のケンカほど、発展すると面倒なんだ。
 掃除洗濯など他の家事は苦じゃないし、お菓子作りも好きなのに、どうして料理に対しては、いつまでも苦手意識があるのだろう。夫のほうが料理好きで、しかも食事へのこだわりが大変強くて人の作ったものに対しても容赦なく味付けや盛り付けについて指摘するので、そんなら自分でつくったらいいじゃないかと、腹を立ててしまいます。褒められて伸びるタイプと言い切る自信はないけれど、私は褒められて調子に乗るタイプ、けなされると逆恨みするタイプなので、逆恨みよりは調子に乗せるほうが、上達の近道だと思います。それなのに夫は逆恨みされるようなことばかり言います。いつだか味つけに失敗した味の薄い肉じゃがについて、呆れて七味をふりかけながら、「これはただ肉と野菜を水で煮たものだよ」と言われたことは、あと10年ぐらい忘れない予定です。

 ネット通販や口コミサイトなどで、ベビー用品を真剣に調べ始めました。衣類も、ベビーカーやおんぶ紐なんかも、実に色々な姿かたちのものがあり、機能性も様々で、何を優先して選ぶべきか、見れば見るほど迷います。あと数ヶ月もすれば部屋にベビー用品が溢れるのかと思うと、楽しくてそわそわしてしまって、一刻も早く欲しくなります。生まれてからでよいものは、生まれる前に焦って買ってしまわないよう、自分にブレーキをかけなくては。今度、子供のいる友達が一緒に買い物に行ってくれるというので、そのとき、本当に必要なものについてたくさん質問しよう。
 今日は主に、通販サイトで衣類を眺めていました。眺めているうちに、だんだんと、自分の好みがはっきりしてきました。プーさんとかアンパンマンとかミッフィーとか、その手の有名なキャラクターももちろん可愛いのだけれど、新生児に着せるなら、私はどちらかといえば、くまさんやうさぎさんなどの名もなき動物たちや、お星さまや風船なんかが刺繍・プリントされているもののほうが、主張が強すぎなくて、好きみたいです。だから、キャラクターものは、本人がそれを認識するようになって、欲しがるようになったら買うことにしようと決めました。何が好きになるかなぁ。やはり最初はアンパンマンなのかな。

 今日の短歌は夢のなかで詠んだ歌。たまに夢で短歌を詠むことがあり、大抵の場合は夢から現実に戻る途中でほとんど形を失くしてしまって、ただこんな感じのを詠んだのになぁということしか思い出せなくなっているのだけれど、今日は珍しく、崩さないで持ち帰ることができました。ただ、どんな夢の中で詠んだのかは完全に忘れてしまっていて、残念です。
by papiko-gokko | 2010-10-21 22:12 | Diary | Comments(0)

どんどん過ぎていく


 妊娠8カ月になると妊娠後期に入るので、7カ月である今のうちに、生まれる前にしておきたいあれこれを済ませたいと思いながら、眠たくて、ちゃんと考えられないまま毎日が過ぎています。仕事から帰ってご飯を食べたら、もう目を開けていられなくなって、仮眠を取らずにはいられません。眠気って、つわりの時期だけかと思っていたのに、そんなことないんだなぁ。赤ちゃんを大きくするための睡眠なのでしょうか。
 使い捨てコンタクトレンズがそろそろなくなるので、眼科で処方箋をもらってまとめ買いしておきたいし、できれば歯医者へも一度行っておきたいし、子供が生まれるにあたって保険の見直し相談にもいきたいし、必要な赤ちゃん用品も揃え始めたいし、退職するにあたって各種引き落としの口座変更もしたいし、他にもあれこれ、細かいことが色々とあるような、ないような。土日は体を休めたくて、なんでもかんでもついつい先延ばしにしているうちに、気づけばもう7カ月も後半に入っていて、慌てているところです。
 昨日あれもしなきゃこれもしなきゃと布団のなかでうだうだ言っていたら、夫にリストアップしなさいと言われました。よし、そうしよう。お腹は日に日に大きくなるし、寒くなって風邪が流行り出したら、恐くてなかなか人込みに出られなくなりそうだし、まだぎりぎりコートを着ずに歩ける今のうちに、生まれるまでにしておくべきあれこれを、なるべくスムーズに済ませておきたいです。妊娠中って、もっとゆったりまったりしたものかと思っていたけど、なんだかんだで気が急いて、慌ただしいのだなぁ。生まれたらもっともっと、今までとは比べ物にならないほど慌ただしいのだろうから、仕事を辞めてから出産までの一ヶ月ちょっとは、読書と編み物ばかりして、のんびり過ごしたいです。
by papiko-gokko | 2010-10-20 00:15 | Diary | Comments(0)

 先日書いた恋愛相談の出来事以来、自分の恋愛経験の少なさを憂いつつ、自分のこれまでしてきた恋について、小学校時代のころまで遡りながら一生懸命に思い起こしていました。そうしているうちに、心の奥に閉まってあった恋の思い出が、温泉源を掘りあてたようにじわじわとあふれ出してきて、やがてそこから立ち昇り始めた湯気にクラクラしながら、なんだ私には私の恋愛経験がちゃんとあるじゃないかと、ちょっと甘い気持ちになりました。
 恋をして実際にお付き合いに発展した人は夫ひとりだったけれど、それまでにしてきた片想いだって、告白してふられて「そうですかさようなら」とすんなり終わった恋など、ひとつもありません。私の場合、むしろ一度失恋してから恋心の燃えあがることのほうが、多かったような気もします。諦められなくてなりふり構わずもがいたり、好きな人の見ている誰かに呼吸が乱れるほど激しく嫉妬したり、自暴自棄になって知らず知らずのうちに好意を踏みにじってしまったり、そんな、人を好きにならなければ知らなかった想いをたくさん味わい、味わってみなければ考えもしなかったようなことを深く考え込み、同じ場面を何度も後悔して、想って想って想いあまったその果てで、短歌を詠むことを知ったのでした。
 夫とお付き合いを始めてからだって、別れ話のような大事件こそなかったものの、不安や苛立ちが心に充満したことは何度もあって(夫に言わせれば私がひとりで大げさに騒いでいただけで彼は常に一定だったそうだけど)、もやもやして眠れない夜もありました。結婚してからすっかり平穏になったから忘れていたけれど、恋人だったころは、いつでも穏やかな気持ちで夫と向き合っていたわけではありませんでした。
 後から振り返った時、恋愛経験で大事なのは、必ずしも好きになった人と恋人になれたかどうかではなくて、その好きな人のことをどれほど好きで、どれほど想い、考え悩んだかなのかもしれないなぁと、自分の恋に浸りながら、思いました。片想いばかりだったのはやっぱりちょっと残念だけど、それでも、好きになってよかった人のことしか好きにならなかったなぁと、今となっては思えるようになったし、私は私なりによい恋愛経験を積んだのではないかと、せっかくだから、そういうことにしておきます。
by papiko-gokko | 2010-10-18 22:57 | Diary | Comments(0)