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日記と短歌


by papiko

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 待ちに待った、新しいパソコンデスクの届く日。遅い朝食を終えてそわそわ片付け、洗濯物を外に出そうと窓を開けたら配達トラックが止まっていて、「来たかも!」と騒いでいたらまもなくチャイムが鳴り、大きな段ボール箱が届きました。私も夫もテンションが跳ね上がり、かぶりつくような勢いでガムテープを剥がし段ボール箱をあけると、中から大小様々な木板と袋にずっしり入ったビスが次から次へとでてきて、ちょっとうんざり、怖気づきました。しかし、夫が同じ形の木板をそろえて置いていくのを見ているうちに、段々なんとかなりそうな気がしてきました。一通り並べ終えると、夫は説明書をひらいて、ぶつぶつ言いながら組み立て始めました。
 組み立てている間、新しいパソコンで、B'zのライブDVDを流していました。技術家庭科の成績があらゆる教科のなかで一番悪かった私は、ビスを手渡したり木板を支えたりすることぐらいしかまともに手伝えることがなかったので、手渡すものや支えるものがある時以外、ほとんど画面に映る稲葉さんにくぎ付けでした。小さい画面で観る稲葉さんも十分素敵だったけれど、大きい画面で観る稲葉さんは、色気の迫力が違います。
d0038776_22583730.jpg  夫もたまに画面に目をやり、「こりゃ盛り上がるだろうね」「この人はすごい声が出るなぁ」と、感想を漏らしていました。組み立て作業しながらとはいえ、夫と一緒にライブDVDを観たのは、これが初めてです。いつもだったら一瞬で止めてくれと言われるのに、今日は一度も言われませんでした。20周年記念ライブの映像だったので、歴代のヒット曲をたくさん歌ってくれて、それから最後の一曲だけ、稲葉さんがかなり若かったころにしていた短パンスタイルになるというスペシャルサービスもあり、夫は久々の短パン稲葉さんに驚いて笑いながら、「B'zは過去の自分たちを否定していないところが偉いね」と言いました。B'zの魅力をよくわかっているじゃないか! そうなんだ、過去の自分たちを否定せず、それでいて決してとらわれるわけではなく、今やりたいことやるべきことをやり続けているところが、かっこいい!
 そんな感じで、私がB'zのことで頭をいっぱいにしつつ時々ビスを渡したり木板を支えたりしているうちに、パソコンデスクは出来上がりました。備え付けの棚もしっかりしており、なんだか、書斎みたいで、羨ましい限りです。これまで使っていた古いパソコンデスクはリビングから別の部屋に移動してミシン台兼手芸用品収納場所となり、かくして夫は、パソコンデスクとミシン台を持つ、贅沢な男になりました。打つのも縫うのもしっかり頑張ってほしいです。
by papiko-gokko | 2010-04-30 00:17 | Diary | Comments(0)

 昨日家に帰ったら、パソコンデスクにどーんと、真新しいパソコンが置いてありました。午前中に届いて、午後から仕事だった夫が受け取ったようです。家の中でみるそれは、お店で見た以上に、でっかくてぴかぴかで、近づくと、新品の電化製品特有の、わくわくする匂いがしました。すぐさま電源を付けてみたい気持を抑え、まずは帰りがけにスーパーで買った生ものを冷蔵庫に入れ、シャワーをあびて、お米を研いでから、ようやくパソコンの前に座りました。
 電源をつけると、シュィンッといかにもハイテクな音を立てて、あっという間にWindows7の起動が完了しました。はやい!デスクトップ画面はまだなにもかも買ったままの状態で、それが私をますますわくわくさせました。まっさらなパソコンを自分のものにしていく過程、大好きなのです。パソコンの諸々の初期設定が苦手な夫から、できるところまで設定しておいて欲しいと頼まれていたので、デスクトップに並ぶ不要なショートカットアイコンをゴミ箱に放り込み、はりきって作業を開始しました。まずはネット接続とウイルス対策ソフトの設定をして、いつも使っているタブブラウザも入れてネット環境を整え、それからアップルのサイトでiTunesをインストールしたり、前のパソコンから文書や画像や音楽のデータを移行したり、コピー機を繋いだり、愛用しているホームページ作成ソフトを入れたりと、あなたは今日からうちの子なのようちの子になったのよと教え込むよう、叩き込むな気持ちで、黙々と作業を進めていきました。
 夫が帰ってきてから、はじめてテレビをつけてみると、地デジ画面の、美しいこと美しいこと。スポーツニュースで映るサッカーの芝生の緑も、CMでジョッキに並々と注がれたビールの黄金色も、おねがいランキングのCG映像も、なにもかもが鮮やかで、あんまり鮮明すぎて、目が疲れるほどでした。私がパソコンの設定をあれこれしておいたのを見て、夫は喜んでくれました。私だったら、せっかくの真新しいパソコンに勝手にあれこれ設定されるのなんて嫌だけどなぁ。夫が設定できない人でラッキーでした。

 今日は、実家の犬が手術をしました。実家には母犬(ミント)と息子犬(ラム)の二匹が住んでいて、今回手術を受けたのはミントのほうです。先週、下の妹が帰省してミントを洗っていた時に、お乳のあたりにいくつかしこりがあるのを発見して、その日のうちに病院へつれていったところそれが腫瘍であるとわかり、手術をすることに決まりました。手術代があまりにも高額ならば諦めることも考えなければなりませんでしたが、発見が早かったおかげで手術は日帰りで金額も2万円程度だったので、みんなでお金を出し合うことになりました。
 人一倍動物好きな下の妹は、いつも暇さえあれば犬たちのところへ行ってじゃれあっていますが、いつもただじゃれあっているだけじゃなく、ちゃんと健康も気にして触っていたんだなぁ。そもそも、犬を飼いたいと言いだしたのは下の妹で、彼女が小学5年生のときに、1歳のミントがわが家にやってきたのでした。当時5年生だった妹は今年成人式を迎え、ミントも気づけば、もう11歳の老犬なのです。普段はちっとも老犬だなんて感じていなかったけれど、今回の件で、実感させられました。
 下の妹はバイトやサークルで今日帰省することができず、上の妹も仕事があったので、病院へは、今朝母が連れて行ったそうです。ミントは苦手な車の中でとてもいい子にしていて、病院へ入るのはいつものように恐がったので抱っこして連れて入ったけれど、病院のなかでも、ちゃんといい子にして手術に向かったのだと、母から電話で聴きました。いつもミントだけをどこかへ連れて行くと、ラムがずるいずるいと吠えるのですが、今日は不思議と大人しくしていて、ただ、餌をやりにいっても、落ち着かない様子でなかなか食べようとせず、ちょっと叱ったらようやく、おずおずと食べ始めたそうです。普段からミントのほうが食欲は旺盛で、ラムのぶんまで食べようとすることすらあるので、ラムはそんなミントの食いっぷりに触発されて食べているようなところがあり、ひとりぼっちでは、食欲がいまいちわかなかったのでしょう。「いつも二匹いるのが一匹いないと、すごい喪失感で、寂しくて、涙がでてしまった」と、母は笑いました。母は涙がでた話をするとき、きまって笑います。だから私も笑います。
 夕方には手術が終わって、病院へ迎えに行くと、ミントはお腹に腹巻きみたいなのをして、病室からひょこひょこと出てきたそうです。でてくる寸前ガラス越しにシルエットが見えて、シルエットだけでミントとわかってたまらなく可愛かったと聞き、そのシルエットを想像しただけで、私もきゅんとしました。おいでと母が声をかけると、ミントはなんともない様子で近寄って来たそうです。麻酔がまだ少し残っていて、朦朧としていたのかもしれません。
 家につくと、ラムは喜んでミントの匂いをくんくん嗅ぎ、それから仕事から帰ってきていた上の妹も、号泣しながら駆け寄って来たそうです。帰ってくる前から泣きまくりだったらしいねぇと電話でからかったら、「だってもう、心配で可愛くて、涙がとまらんくて、とまらんくて」と、言いながらまた涙声になっていました。こういうときにちゃんと泣けるということは、受け入れる勇気のある証拠なのではないかと思います。私はこういう場合、恐くてすんなり泣けません。祖母が重体になった日も、病院で対面したとき妹はどうどう泣いていたけれど、私は恐くて、思考がやたら遠回りして、その場でちゃんと泣けませんでした。どこかで冗談めかしていたくて、泣けませんでした。単純に、冷淡なのかもしれないけれど。
 母や妹の心配をよそに、ミントは飄々としていて、夜ご飯も早速いっぱい食べたそうです。もしもご飯を食べられなかったらまた病院へ行かなければならなかったのだけれど、ご飯を食べることができたのなら、もう安心なのだそうです。よかった! 電話を切ってまもなく、母からメールで、ピンク色の腹巻きを巻いて、ちょっととろんとした目をして、妹に撫でられているミントの写真が送られてきました。大事な大事な、みんなのミント。はじめての手術、おつかれさま。
 今回の手術で、誰もが、ミントと過ごせる時間の短さを思い知り、別れの日がそう遠くはないのだということに、想いを馳せました。人も、犬も、いつかはみんないなくなる、遅かれ早かれ。そんなあたりまえのことを、実家という場所が、私に絶えず、教えてくれます。実家はずっと同じ場所にあり、そこに住む人がゆるやかに入れかわりながら、誰かがいなくなる喪失感と、誰かが帰ってくる喜びとを、繰り返し感じ続けています。祖父母だけが実家にいた時期があり、父だけ単身赴任でいなかった時期があり、犬がやってきて、もう一匹犬が生まれ、私が家をでて、上の妹も家をでた時期があり、祖母がいなくなり、下の妹が進学で家をでて、上の妹が帰ってきて、それからまもなく、今度は両親が発ちます。そのたび実家の気配は変わり、けれどいつまでも誰にとっても、実家であることには、変わりないのです。
 最近実家のことを考えて不安になったり寂しくなったりしたときには、小沢健二『ぼくらが旅に出る理由』を聴きます。この前なんとなく聴いて、あぁこういうことなんだ・・・と、感動しました。これまで何度も聴いていた歌だったけれど、今はじめて、この歌詞の意味がわかりました。この歌のようなご機嫌な強い心で、大切な人の旅立ちを見送りたいな。
by papiko-gokko | 2010-04-27 22:44 | Diary | Comments(0)

 明日わが家にやってくる新しいパソコンのため、夫のパソコンデスク周りの掃除をしました。実際には掃除というより、ほとんどの時間を、大量の紙とノートの仕分けに費やしていたような気もします。
 明日新しいパソコンが届いて、さらに数日後には新しいパソコンデスクも届き、今日きれいにしたパソコンデスクは、ミシン台及び手芸用品置き場として生まれ変わります。その日がくるのが待ちきれなくて、配置をあれこれ考えてはうずうずしてばかりいます。部屋のなかで部屋のことを想いながら過ごすとき、私は小さな世界の創造者になれます。新しい家具を買ったり配置を変えたりして、これまでなかった光と影を自分で作り出していくその感覚は、私をわくわく高揚させてくれます。家具や配置がちょっと変わるだけで、日常に新しい風が吹き込んできて、昨日までとはひと味もふた味も違う生活が始まったような気持ちになれます。だから実家にいたころから、なにかと理由をつけては配置換えをしていました。引っ越しが好きなのも、そういう理由からなのかもしれません。あぁ、はやく来ないかなぁ。

 パソコンデスク掃除以外は、いつもの週末と同じように家の掃除と洗濯をして、そのほかは、夫とのんびり過ごしました。夜は今週も『龍馬伝』を見て興奮し、それからTBSドラマ『新参者』を見て、夏川結衣さんの美しさに惚れました。あんなふうに綺麗に色っぽく年を重ねることができたら、素敵だなぁ。主役の阿部寛さんも、かっこいい!好みの濃さです。ミステリーって頭がこんがらがってしまってあまり得意ではないので、今後も見続けるかはわからないけれど、今日は一時間ずっとうっとり見惚れていられて、幸せでした。
 こんなふうに、今リビングにある夫のパソコンでアナログテレビを見るのも、今日で最後です。最後まで楽しませてくれて、ありがとう。明日の今頃には、新しい横長のパソコンで、地デジのテレビを見ているはずです。だけどそういえば地デジって、すぐに写るものなのでしょうか。設定が分からなかった場合、しばらくテレビを見ることができなくて、困りそうです。今日パソコンデスクを掃除している最中にリビングの時計が落下して部屋から時計も消えてしまったので、朝の忙しい時間、テレビも時計もないとなると、いちいち携帯電話で時計を確認しながら動かなくてはなりません。毎朝時間ギリギリなのに、困るなぁ。
 明日は夫が遅番で午前中のうちにパソコンを受け取るはずなので、仕事から帰ったら、さっそく設定をはじめます。あぁ、新しいパソコン、楽しみ。
by papiko-gokko | 2010-04-25 23:59 | Diary | Comments(0)

 池袋の電気屋さんを渡り歩いて悩みに悩み、夫がついに、新しいパソコンを購入しました。地デジ対応ブルーレイ搭載の、最新型デスクトップパソコンです。メーカーはあれこれ迷った結果、結局これまで使っていたのと同じNECになりました。機能が充実しているぶん決して安くじゃなかったけれど、物を書く人間にとってパソコンは、画家にとっての画材道具、音楽家にとっての楽器、カメラマンにとってのカメラなのだからと、私が背中を押して決意させました。
 新しいパソコンが手元に届くのは明後日なので、今日はまだ、これまでのデスクトップパソコンが現役生活の最後を噛みしめながら動いているところです。これまでのパソコンは5年前に買ったもので、二度の故障と復活を経験し、今もまだ使えることは使えるので、ここ数カ月買い替えるべきか迷い続けていたのですが、ファンの音がかなりうるさくなってきており今年の夏を越すのが難しそうなこと、なにかとエラー画面が頻発するようになったこと、それからなんといってもテレビがアナログ放送しか見られないということによって、明日いっぱいで、役目を終えることとなりました。
 5年間、テレビにネットにワードに音楽にお絵かきソフトにと、夫に酷使されながらも、必死に働いてくれたパソコン。現役を終えるのだと思うと、買ったばかりのころは素晴らしくスタイリッシュに見えたのに今ではちょっと古臭い形のそのパソコンに、撫でまわしたいほどの哀愁を感じます。だけど、大丈夫。彼は決して捨てられるわけでも、売りに出されるわけでもありません。夫の実家が引きとってくれることになったのです。恐らく今後は義祖母の部屋に置かれて、タイピングの練習などに使用されつつ、穏やかな余生を送ることができそうです。よかったね。5年間本当にありがとう。
 今度買ったパソコン画面は23インチの横長で、テレビを見るのにも十分な大きさがあります。わが家には地デジ対応テレビが今のところ一台もないので、今後は夫の買ったパソコンが、わが家にある唯一のテレビとなります。今夫が使っているスチール素材のパソコンデスクは、四方にある武骨な衝立が邪魔になってテレビ画面が非常に見えにくく、しかも新しいパソコンだと横幅がパソコンデスクにギリギリ収まるぐらいの窮屈な状態になりそうなので、新しいパソコンに合わせて、パソコンデスクも買うことになりました。選んだのは、横にしっかりとした棚もついている、木製のパソコンデスクです。以前ニトリに行った時に見て大体目星をつけていたので、今日ニトリのネット通販サイトで早速注文しました。これでやっと、夫のパソコン周りのごちゃごちゃを整頓できそうです。これまで使っていた武骨なパソコンデスクは、今後ミシン机として新たな居場所を獲得しました。上と下にある備え付けの台には、置き場所に困っていた夫の手芸用品を置く予定です。これまで一番使わない部屋の隅っこに追いやられてひっそり出番を待っていたミシンも手芸用品たちも、これでぐんと輝きを増すことでしょう。

 パソコンの買い物を終えた後、デパートで母の日の贈り物を選びました。毎年この時期になると頭が痛くなるほど悩んでデパート中をうろうろしまくるのですが、今回は夫も一緒だったおかげで、スムーズに決まりました。選んだのは、義母と母と、おそろいで色違いの風呂敷です。まず先に母への贈り物を選ぼうと、中国へ行っても日本の美をゆめゆめ忘れることなかれという想いを込めたくて、きもの屋さんに入ったら、そこで夫が素晴らしい色合いの風呂敷を発見し、開いて惚れぼれ見ていたら「これ、両方の親にちょうどいいんじゃない?」と夫が言ったので、それじゃあ色違いで買っちゃおうと、あっという間に決まりました。綿素材でざらりとした肌触りの、モダンな縞模様。様々な用途に使えそうです。
 5月は母の日であると同時に、私の母の誕生月でもあるので、毎年誕生日プレゼントも一緒に渡します。今回は夫の提案でLOFTへ行って、長旅の移動中に使えるエアピローと、パスポートカバーを買いました。エアピローは、肩こりのひどい父も欲しがりそうだったので、おまけに父にも買いました。これからちょうど使えそうなプレゼントを買えて、満足です。プレゼント選び時に発揮する夫の不思議なセンスに感謝。
 当初の予定では、義母への贈り物を、お菓子作りに使えそうな材料にしようと思っていて、きもの屋さんへ行く前に、デパ地下にあった「富澤商店」という材料やさんへも行ってみました。いつも義母は、横浜にあるこのお店でお菓子や料理の材料を買うのだそうです。私は今日はじめてこのお店の存在を知り、その本格的な品ぞろえに感動しました。豊富な種類の薄力粉や強力粉が、大小様々な大きさの、業務用っぽい袋に入ってずらりと並んでいるのです。小麦粉といえばあの小麦粉しかしらなかった私にとって、これは衝撃でした。薄力粉や小麦粉以外にも、よもぎ粉やら、ライ麦粉やら、みじん粉という謎めいた名前の粉やら、初めて見る粉がいっぱいありました。もちろん粉だけでなく、ハチミツ類やジャム類、料理のオイルや香辛料、それから豆類なども、普段行くスーパーでは見かけない種類のものがわんさか並んでいて、料理に詳しくない私でも、テンションが跳ね上がりました。結局義母がいま何を必要としているのかわからなかったのでここで義母の贈り物を買うのは来年に持ち越しということになりましたが、行ってみてよかったです。私もお菓子作りがもっともっと上手になったら、私もこの「富澤商店」で、粉などまとめ買いしてみたいなぁ。あぁ、たくさんの粉、おもしろかった!
 また池袋に、大きな買い物をした思い出と、お気に入りになりそうな場所がひとつ、増えました。
by papiko-gokko | 2010-04-25 00:06 | Diary | Comments(0)

 またしても、冬のような寒さが戻ってきました。待ちわびていたことをあざ笑うかのように、いつまでもいつまでも、今年は寒さがしつこく居座って、大好きな春をだいなしにします。なにげなく手にとって読んだ絵本『ふたりはともだち』の、「春」というお話にでてくる最後の一文、「それからふたりは、はるになると、よのなかがどんなふうに見えるか、それをしらべにそとへでていきました。」に、春のお出かけをしたい気持ちを掻き立てられました。しっかり暖かくなってくれ!

 お昼休み、営業部の事務員仲間と会話をしているうちに同棲や結婚の話になり、「他人と暮らすってどんな感じですか」と尋ねられて、考え込んでしまいました。私以外はみんな東京生まれの東京育ちで実家暮らしをしていて、「ひとりで暮らすイメージもわかないのに、ましてや他人と暮らすだなんて想像がつかない」と、口々に言うのです。実家に帰るたび濃厚で重要すぎる距離感に疲れきってしまう私にとっては、経済的に自立してからも実家でワガママせずきちんと平和に生活できていることのほうが想像できなくて、話を聞くたび、みんなは大人なんだなぁと感心するのだけれど。私だったら、相変わらず思春期のころみたいに、いつも半分ふてくされているような態度をとってしまいそうです。
 夫と暮らすことは、東京でご機嫌に生きていけそうな方法を選んだ結果のごく自然な状態なので、何度ケンカをしても、窮屈だと感じた事はありません。何かにつけて叱られてばかりいるけれど、それは実家でもそうだったので、慣れっこです。一人暮らしのころは叱ってくれる人がいないために、生活がどんどん荒れていき、毎度おなじみのコンビニ弁当ぶらさげ帰る道すがら、自分の生活能力のなさに気づき、愕然としました。そして愕然としながらも尚、私にとっては空腹感よりも孤独感の方がよっぽど深刻で、家に帰ったら一目散でパソコンをつけ、カーテンの向こうが明るんでくるまで、チャットに熱中していました。もし今あの生活に戻ったら、きっと私は瞬く間にツイッターの鬼と化す自信があります。眠いなう空腹なうと真夜中に、なうの嘆きを降らせるでしょう。
 家族といれば濃厚すぎる人間関係に息がつまるし、かといって一人でいると生活がどんどん退廃していく、そんな私にとって、夫とふたりで暮らしている今は、とても快適なのだろうと思います。「血のつながった家族ですらイライラすることがあるのに他人と暮らすなんて」とも、みんなは言っていたけれど、私は、彼が血の繋がっている家族ではないからこそ、しんどくならずに暮らせているようなところがあります。違うのが当たり前だから、自分と違うところがあっても、「相変わらず変な人だわ」と思うだけで、別にそれほどイライラしません。子供ができたらまた、関係は全然かわってくるのかもしれないけれど、今のところは過ごしやすい日々です。
 結婚するほど思い入れのある人との二人暮らしは、とても過ごしやすいよと、今度また聞かれたら、伝えよう。
by papiko-gokko | 2010-04-22 23:27 | Diary | Comments(0)

 今日は朝から向かいの席に座っている担当営業さんのことが、いつにも増してカッコよくみえました。電話をとったり、コピーに立ったり、マウスをカチカチしたり、そんな毎日見慣れているはずの一挙一動に心臓が痛いぐらいときめいて、これは一体どうしたことかしら恋かしらと、仕事で悩むふりをして自分のときめきに意識を集中させてみたところ、すぐに理由がわかりました。ワイシャツです。今日は春どころか初夏の陽気で、営業さんたちがみんな社内でスーツを脱ぎ、ワイシャツ姿になっていたので、それがたまらなく眩しかったのでした。
 スーツとワイシャツの似合う男性にときめく性質のある私は、毎年、営業さんたちがスーツを脱ぎ始める初夏と、再びスーツを着込む秋の初めになると、眩暈がするほどときめいてしまいます。特に担当の営業さんは、スーツもワイシャツも最高に似合うスタイル抜群の人で、中でもピンク色のワイシャツが一番似合うという、セクシー営業マンなのです。これから暖かくなるにつれ、外回りに出かけるときにはきちんと着ていたスーツを、夕方ごろ片手に抱いてワイシャツ姿で帰ってくる営業さん達に、うっとりすることが増えるんだろうなぁ。さらに暑さが増すと、腕まくり率も高くなって、ますますうっとりときめく回数が増えます。あぁ、いいなぁ、初夏。

 今日はそれから、女性にまで本気でときめいてしまいました。相手は、今年に入ってすぐ入社したピチピチの22歳。明るい色の長い髪がふわふわカールして、目元のぱっちりした、いまどきの可愛らしい女の子です。その子が私のところへ仕事の書類を見せるために近寄ってきた刹那、ふわぁんと、えもいわれぬ華やかな香りが漂い、同性だというのに、ドキッとしたのでした。どうも最近わたしの思考の片すみに、すけべなおっさんが住みついていて、可愛い子を見かけるたび、うへうへ顔をのぞかせます。今日もそのおっさんにそそのかされ、人と長く話すのは苦手なくせに、少しでも長くその香りのなかにいたいがために、伝えなくてもいいことまでへらへらしゃべっている自分がいました。
 あの素敵な香りには、名前があるのでしょうか。シャンプーなのか、香水なのか、それすら私にはわからなかったけれど、本当にいつまでもそばにいてほしくなるような、甘くて魅惑的な香りでした。香水なのだとしたら、私は中学生のころにほんの一時期、500円ほどで買える、いかにも中高生をターゲットに売りだしていたプラスチック容器入りの香水を買ってみたことがあっただけで、大人になってからはまったく付けていません。そんな香りに疎い私が、今日始めて、この香りの名前を知りたいなぁと、ドキドキしながら本気で思いました。今度また香るくらい近寄ることができたら、このいい匂いはなんですか?と聴いてみたいけれど、仲良くもないのにそんなこといきなり言ったら、気味悪がられるかな。あの子のことをよく知らないのに、香りだけで、こんなに気になる存在。香りは恋を呼ぶんだなぁ。

 今日はそんな、ぽかぽか春の、少し好色な一日でした。明日はまた寒くなるようなので、今日のうちに思う存分浮かれておこうと思います。
by papiko-gokko | 2010-04-21 23:09 | Diary | Comments(0)

 仕事をきっかり定時で終えて、池袋へ直行しました。今日は大学時代の友達と、池袋のサンシャインシティで会う約束していたのです。ちょうど6時ぐらいに池袋駅につき、東口の大きな横断歩道を渡っていたら、ふいにどこからかオルゴール調の『ふるさと』が流れだし、雨の池袋駅前に大音量で響き渡りました。あんな大都会の真ん中で流れる6時のお知らせサイレンが『ふるさと』だなんて、なんだかほろっと泣けてしまうなぁ。
 『ふるさと』が流れたことで、池袋に関する思い出が次から次へと浮かんできて、胸をいっぱいにしました。大学受験のために母と泊まったホテルも池袋だったし、大学生になり地元の友達や家族が遊びに来るたびちょっと得意な気分で案内したのも、大きなクリスマスツリーに圧倒されて家族に写メールしたのも、ちょっと都会に慣れたころキャッチセールスにつかまり危うく騙されかけて都会の恐さを思い知ったのも、恋人時代の夫とよく待ち合わせしたのも、社会人になってすぐ同期の飲み会が行なわれたのも、池袋でした。気づけば池袋は、私にとって、思い出いっぱいの街です。そしてこれからも少しずつ、思い出は増え続けるのだろうなぁ。
 あぁ我が愛しの池袋・・・と思い出に浸りつつ歩いているうちに、待ち合わせ場所であるサンシャインシティに着きました。約一年ぶりに会った友達は、頭からつま先まで、美しさに磨きがかかっていました。上品に染めた短い髪も、けばけばしくならない度合いで丁寧に施されているメイクも、何色もの糸で織られている春コートも、きゅっとヒールの高いパンプスも、選び抜かれたそのひとつひとつが余すことなく魅力を発揮し、きらめいているのです。垢ぬけた女性ってきっとこういうことなんだなぁ・・・と、思わず、しばらくじろじろ見つめ回してしまいました。
 今日はそんなお洒落な彼女が、洋服選びの苦手な私の春の洋服選びを一緒にしてくれることになっており、早速サンシャインの色々なお店を見て回りました。しかし、あまりにも入っているお店が多すぎて、見れば見るほどわけがわからなくなってしまい、最終的に、私の好きな『earth music & ecology』のお店で揃えようということになりました。やっぱり好きなブランドの洋服は、落ち着きます。まず最初に友達が見つけてくれた、裾に刺繍があり腰紐に小さな鈴のついたアイボリー色のスカートにひと目ぼれし、そのスカートに合うカーディガンとカットそーを選ぶことに決まりました。私がもたもたしているうちに、友達と店員さんが、あれこれ合わせて、決めてくれました。店員さんは「あえて同色でまとめて」とか「ホワイトを上にもってくると明るい印象に」とか、次々にスカートと服を合わせながら提案してくれて、友達も「カットソーが黒だとちょっと強すぎるかな」「ピンクはちょっとぼやけるかも」と、意見を出してくれました。あぁ、洋服って、こんなふうにして選べばよかったのか!コーディネートって、こういうことだったのか!
 店員さんと友達の選んでくれた洋服を試着してみた結果、最初にひと目ぼれしたスカートと、丈の長いホワイトのカーディガンと、控え目なレースのついたグレイのカットソーを買いました。私一人では、絶対に選ぶことのできなかった組み合わせです。私ひとりだったらきっと、ひと目ぼれしたスカート一着すら見つけられなかった気がします。友達は一緒に選んでくれただけでなく、選んだ洋服なかからカーディガンと、それから同じお店の肩掛けバッグを、誕生日プレゼントとして私に買ってくれました。嬉しい!自分の好きなお店で、洋服だけでなく、カバンまで一緒に揃えられるなんて、満ち足りすぎて夢みたいです。来日したセレブの気分です。
 洋服を買い終わったあとは、サンシャインの静かなお店で夜ごはんを食べながら、ゆったりお話することができました。向き合って改めて顔を見ると、やっぱり彼女は美しくて、しばらくは必要以上に見つめてしまったり、照れて目をそらしてしまったり、初デートの男子みたいになってしまっていました。仕事の話や、共通の友達や知人の話や、なんだかどんな話題のときも、彼女と話せていること自体がしっとりと楽しくて、食べ終わってからもしばらく話していました。一年ぶりに会っても、学生時代や一年前と同じテンションで、すうっと会話ができて、自分の話したい力加減で話すことができて、返ってくる言葉が気持ちよくて、あぁこの子はきっとずっと私の友達だなぁと、勝手に確信したりしました。
 サンシャインを出ると雨が降っていて、にもかかわらず、たくさんの人が歩いていました。火曜日の雨の日にも、人で混み合っているなんて、池袋ってすごいなぁ。6時すぎに会って9時前にはお別れし、時間的にはあっという間だったけれど、ぎゅっと詰まった、楽しい時間でした。会社の後にも遊ぼうと思えばこうして遊べるんだなっていうことを実感できたことからして、収穫でした。住んでいる場所がちょっと離れているし、仕事の休みも合わないので、なかなか頻繁に会うのは難しいけれど、今度は家でのんびりと、長い時間を過ごせたらいいな。
by papiko-gokko | 2010-04-20 23:59 | Diary | Comments(0)

 昨日はとにかく情緒不安定で、朝から晩までどろどろ泣いてばかりいたけれど、一晩寝たらケロリといつもの調子に戻りました。年齢が上がってくるにつれ、精神状態に睡眠のもたらす効果が大きくなっている気がします。まぶたが腫れて重たいせいでテンションはイマイチあがりませんが、気持ちは前向きです。
 昨晩は情緒不安定のあまり、仕事から帰ってきた夫に冷たくしてしまい、その結果ひどいケンカになって、口も利かずに背中を向けて眠りました。ケンカのなかで夫は私に、「時々全然、大切にされていないように感じる」と言いました。私はいつでも彼を大切に想い大切にしているつもりでいたけれど、彼が時々大切にされていないと感じるのならば、それはまだ十分には大切にできていないということなのだと思います。そういえば、ずっと前に好きだった人からも、同じようなことを言われた事があります。「ただ大切に想っているだけじゃ、大切にしていることにはならないよ」と、その人は言いました。あのころから私は、少しも成長していないのでしょうか。
 いつもは私が先に嫌になってリビングを出ていくのだけれど、昨日は夫のほうがすごく怒って、寝室へいってしまいました。寝つきのいい夫は、怒っていてもあっという間に眠りに落ち、夫が帰ってきてから今まで私は泣いてばかりいて夫の顔をろくに見なかったなぁと、暗闇のなかで携帯電話をひらいて、携帯画面の青白い光で、寝入っている夫の顔を照らしてみたら、起きているときよりも少し幼い顔がふわっと浮かび上がって、ケンカなんかしなければよかった、気持をちゃんと切り替えて、優しくしたらよかったと、心底思いました。眠ってからじゃもう遅いのに。
 大切に想う気持そのままの強さで、そのままの大きさで、その人を大切にし続けるには、どうすればいいのだろう。朝は私の寝ている間に夫が出勤したので、顔を合わすこともなく、仲直りできないまま暗い気持ちで家を出ました。会社でも夫のことが頭を離れず、どうすればどうすればと考えてばかりいたけれど、すぐにはわかりそうもなくて、とりあえず出来ることをしようと、今夜はひとまず、夫の好きなケーキを焼きました。冷蔵庫を漁ったら今日が賞味期限の生クリームが出てきたので、ケーキにつけて食べられるよう、ホイップクリームも作りました。それから、夫の喜ぶマッサージをして、夫の当番だった家事もやりました。そうして、約一日ぶりに、仲直りすることができました。
 昨日の夜は、今までのケンカでベスト5に入るぐらいものすごく険悪なムードで、もう元通りになれないような気さえして途方に暮れたけれど、ケンカをしたという過去をひとつ増やしたことを除いては、元に戻ることができました。仲直りしながら、「昨日は君を、憎たらしいだけの生きものかと思った」と夫が言いました。私も昨日は夫を、人を論破することに命をかけているだけの生きものかと思いました。お互い、そうじゃない生きものに戻れて、よかったです。

 ケンカした直後に、宇多田ヒカル4thアルバムULTRA BLUEに入っている「誰かの願いが叶うころ」「Passion」「Be My Last 」を聴いたら、ずぅんときました。いいなぁ。よりどころが欲しいときにちょうどいい言葉とメロディをくれる、私にとって数少ない歌い手さんのひとりです。
by papiko-gokko | 2010-04-19 22:46 | Diary | Comments(0)

沈んだ日


 朝、夫が出勤した一時間後ぐらいに目を覚まし、悲しい気持で二度寝をしたら浅い眠りの中で稲葉さんにサインをもらう夢をみて、やったぁすごい!と嬉しくなったところで目が覚めて、今日が夫のいない、したい事も行きたい所も見当たらない日曜日だということに気付き、不安と不満が爆発して、どろどろ泣きました。どろどろ泣いたら、涙が荒れぎみの肌に沁みて、寝過ぎも手伝ってか頭がガンガン痛くなって、あぁこんな不健康なことしてたら明日会社にいけなくなる・・・と思い、起きて洗濯物と洗い物をしました。洗濯物をベランダに出して、シンクをすっきり綺麗にしたら、気持ちも少しすっきりして、頭が痛いのもなおりました。日々の片づけは苦手だけれど、一週間に一度本腰を入れてする掃除洗濯は、私の心の健康に、欠かせないことみたいです。
 気持ちはすっきりしたものの、がっつり食事をする気持ちになれなくて、昨日ミスドで買ったドーナツの残りを食べてから、コタツにはまってめぞん一刻を読みふけり、たっぷり時間をかけて、最終巻まで読み切りました。あぁ、何度読んでも、素晴らしすぎる作品です。好きな漫画はいくつかあるけれど、これほど全巻を繰り返し読み返している漫画は、他にありません。人生の分岐点に立った時や、自分の見たい方向がわからなくなったとき、この漫画を読むと、不思議なくらい救われます。大丈夫、と、思えるのです。物語の引力と登場人物の魅力が、悲観的になった思考にユーモアを与えてくれます、人間嫌いになりかけた心に、人間の愛しさを思い出させてくれます。大げさなんかじゃなく、本当に、始めて読んだ大学一年生のころから、今まで一体何度救われたことか。
 最後のページまで読み終えて、感動に浸かりながらゆっくり顔を上げたら、もう日が暮れてカーテン越しに群青色の空が見え、慌てて洗濯物を取り込んで、夜ごはんの買い出しに出かけました。夫は暗くなるのが嫌いなので、出かけるならば午前中のうちに出て、日中夕焼けのはじまる前に家に帰りたがりますが、私は、日が傾いたころに出かけるほうが好きです。景色から雑音が省かれて、道行く人の顔も服装も昼間ほどははっきり見えないので、なんとなく、明るい時間よりも穏やかで、うつろな気持ちで歩けます。
 スーパーでは、玉ねぎと鶏肉と卵と豆腐を買いました。買い物袋を忘れたので、カバンに無理やり全部を詰めて、帰りの道をのろのろ歩いていたら、またなんだか悲しくなってきて、カバンの重たさに腹も立ってきて、なんかもう私には抱えきれない!と、大して抱えているものなどないくせに思い、暗いのをいいことにぐじぐじ涙ぐみながら歩きました。外で涙ぐむのは、家で涙ぐんでいるよりも、悲劇的なような、ドラマチックなような、そしてそれ故にウソくさいような気がして、そのウソくささが、次第に私を明るくしてくれました。暇な日曜日に、気まぐれで流す涙なんて、所詮、なんてことない涙なのでした。なんてことないから、余計、たちが悪いよ。
by papiko-gokko | 2010-04-19 00:09 | Diary | Comments(0)

 あまりの寒さに、今週末クリーニングに出す気満々でいた冬のコートを再び着込み、白い息を吐きながら通勤しました。私の大好きな春は一体全体、どこへ隠れてしまったのだろう。大好きな春がちゃんとこなくて、気温の下降と一緒に、気分もどんどん落ち込んでしまいます。春よ春、はやく戻ってきておくれ。
 昨日は急激な寒さに心身ともに疲れ切って、夫と些細なことで夫とケンカになり、「どぅあいっきらい!!と吐き捨てて寝室に籠り、布団にもぐって1時間ぐらい「めぞん一刻」を読んでいました。その間、リビングからは何やらカンコンカンコン音が聞こえて、怒りのちょうど消えたころに、コンソメのいい匂いが漂ってきました。私が漫画で怒りを発散している間、夫は野菜を細かく切り刻みながら怒りを静めていたようです。そのうち夫が呼びに来たので、夫の作った野菜たっぷりのスープを食べ、うやむやのうちに仲直りをしました。食べ物に釣られたのかもしれません。ケンカ中は夫もぶすっとしていたくせに、仲直りするころになると、まぁ俺ははじめからずっと冷静でしたけどという表情で澄ましていて、なんて憎たらしい人だろうかと思いましたが、野菜スープが美味しかったので、我慢しました。
 今日は村上春樹の新刊が出て、夫の勤める書店も大忙しだったそうです。疲れているのかと思いきや、彼は「文化祭みたいで面白かった―」と言っていました。ひるまない人だなぁ。

 飛行機のチケットを取りました。ゴールデンウィーク、ひとりで実家に帰ります。両親とも妹とも3月に会ったばかりなので、今回は帰省しないつもりでいたのですが、両親が5月3日の朝に中国に向けて出発することを知り、そのときの見送りを上の妹と祖父だけにさせるのも、それまで一緒に暮らしていた人がいなくなって突然がらんとしたリビングを彼女ひとりで味わせるのも、なんだか考えただけで耐えられなくて、東京で想像して苦しくなるぐらいならば自分も立ち会おうと思い、自分が後悔しないために、急遽チケットを取り、帰ることにしました。行ったからといって何ができるわけでもないけれど、とりあえずまずは姉妹でしっかりと人の去った気配を寂しがって、その後は力を合わせてうまく切り替えて、Wiiスポーツでもしながら、妹の新しい生活スタイルについてなど話したいです。彼女は私と同じで食事を怠るところがあるので、そこのところを特に注意しておかなくては。下の妹は大学生活とバイトが忙しいようでゴールデンウィークに帰ってきたことがないので、今回も恐らく帰ってこないことでしょう。そのほうがいいと思っています。寂しがる暇もないくらい、仲間とワイワイ彼氏とラブラブしていて欲しいです。それにしても、今まで親にはいつも見送られる側だったのに、親の出発を自分が見送るなんて、変な感じだなぁ。いつもそうしてもらったように、見えなくなるまで手を振ろう。
by papiko-gokko | 2010-04-16 22:16 | Diary | Comments(0)