日記と短歌
by papiko
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休もうか駆けあがろうか坂道の真ん中ふいに気づく靴ずれ
 3月が終わります。昨日はいくつかのことが重なって全身にイライラが充満してしまい、仕事帰りに1時間ほどひとりカラオケをして、B’zとブルーハーツを30分ずつ歌いまくり、元気を取り戻しました。ブルーハーツ、カラオケで歌ってみたのは初めてで、歌いながら歌詞の魅力を改めて噛みしめました。
 そして今日は3月末の集計をして、末締め取引先の請求書を大量にポストへ投函し、なんとか無事、4年目の勤務を終えました。明日からは、5年目に突入です。まったくもう、恐いくらいに早いなぁ。一週間は長いのに、一か月はなんだかんだであっという間に過ぎ、気づけば半年が経っていて、もう半年かぁと驚いているうちに一年間が終わっています。
 「自分はここまでやってきたんだなぁ!」と、私が一番強く感じる日は、12月31日ではなく、3月31日です。12月31日は、あぁまた一年が終わるのか……と、一年の出来事をどこか客観的に思い出しながら、全国共通のカウントダウンに合わせてよっこらしょと年を越す感じですが、3月31日は、自分自身の行ないや成長や失敗を熱く生々しく思い起こしつつ、「なにはともあれゴールイン!」と、自らの意志でゴールテープを切るような感覚で迎えます。幼稚園のころから年度区切りで成長してきたし、それに私は生まれたのも4月だから、3月と4月は、人生にとってとても重要な境目なのです。
 事務員5年目の明日、朝一番の大事な仕事は、たまっている段ボールをゴミに出すこと。今週はゴミ出し当番なのです。よし、それなりに、がんばろう。
by papiko-gokko | 2010-03-31 23:59 | Diary
好きになるほどに無様で情けない自分に気づくそれでも好きだ
 大興奮!稲葉さんが久々に、ソロ活動を開始するそうです。待ちに待ったソロ活動!B'zの歌詞ももちろん好きだけど、ソロの時にだけ見せてくれる、内向的で鬱々として、陰りがありながらも生きることや身近な人に対する情熱は忘れない、汗ばんだ手のひらのような歌詞が、たまらなく大好きなのです。あぁ、どうしよう、またこれまでのアルバムにひしめくような鳥肌ものの曲に出会えるのかと思うと、これはもう、楽しみどころの話じゃありません。
 公式サイトによるとソロライブも開催されるようで、すごく行ってみたいけれど、行ってみたい想いと同じぐらいの強さで、行くのが恐いという想いもあります。ソロライブにくるほど稲葉さん熱烈ラブの人たちとともにステージ上の稲葉さんを見つめれば、きっと私は、ひとりでDVDの稲葉さんを観ている時よりもずっと稲葉さんの存在を遠く感じて、寂しくなることでしょう。あぁ、だけど、本格的に何もかも嫌になったときふうっと浮かんでくる『』と『Soul Station』は、ぜひとも一度生で聴いてみたいし、あぁ、どうしよう。悩ましくて、そんな悩みができたことが嬉しくて、ニヤニヤしてしまいます。B'zとしての活動も続けつつのソロ活動なのだそうで、ファンは大忙しになりそうです。
 そんな私の様子を、夫は気持ち悪がるけれど、でもいいのです。人を本気で好きになるっていうのは、そういうことだと思うから。「好き」という概念そのものは美しいかもしれないけれど、好きになるってつまりは強い想いの前で尋常じゃいられなくなるっていうことで、その結果として表れる行為や言葉というのは、ちっとも美しくなんかなくて、カッコ悪くて情けなくて、傍から見ればちょっと気持ち悪かったりして、きれいに人を好きでいることなんて、神様くらい器用でなければ、できることではないと思います。だから私は、好きすぎて気持ち悪くなる自分のことも好きになってますます気持ち悪くなろうと決めました。くれぐれも、人を不快にしないよう、誰の目ざわりにもならないよう、表面は普通の顔をしながら、誰にも内緒で気持ち悪くいようと思います。
by papiko-gokko | 2010-03-29 22:47 | Diary
お揃いで羽織るジャケット少しだけ背伸びをさせてくれる君が好き
 先日岡山で買ったお土産(きび団子とままかり)を持って、夫の実家へ行きました。天気が良ければお花見しようという話もでていたのですが、あいにくの曇り空で風も真冬の冷たさだった為、お花見は断念して、お花見で食べる予定だった義母手作りのお弁当を、家でごちそうになりました。義祖母と義姉と一歳半の姪っ子もいて、大勢で食卓を囲みました。食卓には、おにぎり、唐揚げ、ポテトサラダ、真ん中にほうれん草とカニカマの入った出し巻き卵、丈の子の煮物と、手の込んだ料理がずらりと並んで、青空の下でなくても、十分に食欲をそそりました。
 食事中、みんなの視線は、自然と一歳半の姪っ子に注がれます。今日の姪っ子は、今までにないほど私と夫に人見知りして、ずっと怪訝そうな顔つきでこちらの様子をうかがっていました。ちょうど、友達の子供が一歳半ぐらいだったころ、友達が「今ちょうど母親と母親以外の人の見分けがつくようになる時期で、すごく人見知りする」と言っていた覚えがあるので、姪っ子も今ちょうど、そういう時期なのかもしれません。人見知りしながらも食欲だけは普段通りのようで、おにぎりをぱくぱく、彼女専用のホットケーキをぱくぱく、ポテトサラダもぱくぱく、とにかく気持ちのいい食べっぷりで、私よりもたくさん食べていました。幼い子が食べているのを見ていると、口に入れたそばからぐんぐん成長していくような気がして、たまらなく愉快で豊かな気持ちになります。
 食事を終えてお茶を頂き、私が姪っ子の写真撮影に夢中になっていたら、いつの間にかユニクロへ行こうという話になっていて、みんなでユニクロに行くことになりました。車で20分ほどかけて到着したユニクロは、そのあたりの地域で一番大きいらしく、かなりの広さがあって、着いて間もなく、色の多さに目が回りました。ユニクロへいくといつも目が回って、正しい判断ができなくなって、買うものを夫に決めてもらうことになります。
 しかし今回は違いました。夫ではなく、義姉が決めてくれたのです。私が見つけられなかった可愛い服のあるところへササッと連れていってくれて、「これなんか、ぱぴこちゃんが着たらいい感じと思うな」と、てきぱき合わせてくれたり、「試着してみなよ」とすばやく荷物をもってくれたりして、嗚呼これがお姉さんってものなのかぁ!と、そのお姉さんらしさに、感動しました。私は自分の妹たちに服を選んであげたりしたことなくて、むしろ彼女らのほうがお洒落でお下がりをもらったりしている始末なので、おねえさんに洋服を選んでもらうっていうのは、すごく新鮮なことでした。ふたりだけで会話をしたのは、ほとんどこれが初めてのことで、夫を間に挟まないほうが返ってぎくしゃくせずに話せたことが意外でした。夫がいると「夫の姉」ということを強く意識しすぎるのかもしれません。
 試着してみた結果、義姉が選んでくれた、黒いジャケットを買いました。これまで着こなす自信がなくてジャケットを買ったことがなかったので、これは私にとって初挑戦のお洒落アイテムです。ちょうどとても安くなっていて、同じジャケットを、義母と義姉も買っていました。素敵なジャケットを手に入れたことも嬉しかったし、それ以上に、義母や義姉とおそろいの洋服がひとつできたことや、義姉との距離がちょっと縮まった気がしたことが、お腹がくすぐったいくらい、嬉しかったです。これまで義姉に会うたび、どんな距離感でお話したらいいのだろうという戸惑いに捕らわれてばかりいたけれど、今日初めて、自分に「おねえさん」という存在ができたこと、自分が初めて「いもうと」という位置を得たことを、嬉しい!と、強く思いました。私は義姉の、少しでもかわいい義妹に、なれるだろうか。これまでの人生で妹になったことがないから、妹のなりかたって全然わからないけれど、なるべく憎たらしくない義妹でいたいなぁ。少なくとも今の時点で、気の効かない鈍くさい女であることはもう十分ばれてしまっているので、これ以上呆れられないようにしたいです。
 選び終えてレジに並んでいたら、私と夫の選んだ洋服全部、義祖母がお金を出してくれて、驚きました。私まで甘えていいのだろうかと迷いましたが、結局甘えてしまいました。感謝。おばあちゃんいつも優しくて大好きだ。義姉と姪っ子とはその場でさよならし、実家に戻ってから、夫は買ったズボンのすそ上げを義祖母にやってもらい、その間に義母は犬の散歩へいって、私と夫は、今日撮った姪っ子の写真をパソコンに撮り込んだりしていました。今回、姪っ子が窓際にいてくれたおかげで、曇り空の自然光がいい感じに降り注いで、ふわっとしたそれっぽい可愛い写真を結構撮れました。夫には下手と言われたけれど、私にしては全部、うまくとれた気がします。今度会う時には、人見知りされなければいいな。打ち解けて遊べるようになりたいです。
 義母が犬の散歩から帰ってくるのと義祖母の裾上げが完成するのがほぼ同時で、それを合図に、実家をお暇しました。夜は、タッパーに詰めてもらった唐揚げやおにぎりやポテトサラダをレンジでチンして食べながら、『龍馬伝』を見ました。龍馬、ついに脱藩!大変な展開!面白くて、最近は夢にまで福山龍馬が出てきて、ぜよぜよ言っています。夢にでてくる龍馬も最高にセクシーです。そういえば、夫の勤める書店に入荷した「幕末占い」という本で、夫が私と夫を調べてみたら、夫は勝海舟、私は井伊直弼だったそうです。そして、井伊直弼の一番相性のいい相手は勝海舟だったそうです。井伊直弼、『篤姫』のとき好きな人物だったので、嬉しいなぁ。『龍馬伝』には、出てこないのでしょうか。
 そんなふうにして過ぎた日曜日。花見はできなくて残念だったけれど、ユニクロへいく道で少し桜並木を通ることはできたし、ユニクロで初ジャケットもゲットできて、満足な一日でした。
by papiko-gokko | 2010-03-28 22:21 | Diary
リビングにふたりで買った家具がまた増え後戻りする余地が減る
 夫が仕事で一人の土曜。遅い時間に起きて、慌てて燃えるゴミを出し、部屋の掃除をしました。部屋の掃除は、夫が家にいない日に限ります。夫がいると、つい面倒なことを夫に頼んで断られ喧嘩になったり、夫の散らかしたものを片付けるときに小言を言いたくなって苛立ったり、掃除機かけながら「どいてそこどいてそこもどいて」と連発したりして、険悪なムードになってしまいます。それに、今頃彼は仕事をしているんだ!と思うと、自分だけ怠けていてはいけない気がして、気合いが入り、夫が家にいる時やるよりもずっとはかどります。
 掃除をひとしきり終えてから、ネットで家具を見ていました。掃除をすると収納についてあれこれ考えはじめ、考え始めると新しい家具が欲しくなります。特に、今の家に引っ越してから、家具をそろえたい欲求が強くなりました。今住んでいる家の雰囲気は初めて見た時からとても好きで、家が好きだと素敵な家具が欲しくなり、そうして家具が増えるとまた、家に対する思い入れも増していきます。この家に引っ越してから買った家具は、どれも二人で真剣に吟味して買ったお気に入りばかりなので、次にまた引っ越すときには、今ある家具によく似合う雰囲気の部屋を選びたいなぁ。
 ちなみに、今欲しいのは、ウッドラック。夫のパソコンデスクが、紙やら文具やらでごっしゃりしていて、なんとかしたいなんとかしたいと思い続けているのですが、どうにもならないのです。だからラックとボックスを買って、紙や文具や、それから今は目立たないところにまとめておいてある彼のあらゆる創作道具(裁縫道具や消しゴムハンコ等)をキレイに整理して並べたら、随分使いやすくなるはずです。もうすぐ誕生日なので、誕生日プレゼントにラックを買ってもらおうかなと思って、夫にネットで探したラックを見せ提案したら、「君はラックが必要なんじゃなくて、ただラックという家具が欲しいだけだろう」と一蹴されました。悲しい。仕方がないので、夫が納得しそうな他の家具を探します。
by papiko-gokko | 2010-03-27 23:43 | Diary
傘がない
 傘を、盗まれました。持ち手が手触りのよい木製で、束ねる紐を止めるボタンも木で出きていて、骨の数が普通より多くて、ちょっとやそっとの風ではびくともしない、大きな紺色の傘。雨の強そうな日には必ず持つと決めている、日常の味方道具のひとつだったのに、家にあるなかで一番お気に入りの傘だったのに、あっけなく、見知らぬ誰かに、持っていかれてしまいました。
 今朝、いつものコンビニに立ち寄り、沢山の傘がささっていた店頭の傘立てに、なんの警戒心もなく自分の傘もさして、それからほんの数分、グレープフルーツジュースを買ってお店を出るまでの間に、傘は、なくなってしまったのです。ビニール傘なら間違われることもあるけれど、あんな特徴のある傘がまさかと、じっくり見つめたけれど、どの角度から見つめても、数本のビニール傘と桃色の傘だけで、私の大きな紺色傘は、ありませんでした。似たような色の傘は一本も刺さっていなかったので、うっかり間違えたのではなく、単純に、盗まれたのだと思います。
 あぁ、とられたんだわと理解して、あまりのことにぽかんと空を見上げたら、雨は、コンビニに入った数分前より強まっていました。会社まで約5分、傘なしではとても歩けそうになかったから、とにかく新しい傘を手に入れなくてはと、再びコンビニへ戻り、ホシイカのように吊るされている安いビニール傘を一本買い、「すぐ使うのでそのままで」と店員さんに告げながら、ふつふつと、怒りがこみ上げてきました。朝っぱらから、なんて悲しいことが、起こってしまったのだろう!
 真新しいビニール傘は、それまで持っていた傘に比べるとずっと軽くて、持ち手は細くて固くて、たった数分前まで持っていた紺色傘の重みと温もりを思えば思うほど、悔しさと無念さでぼうっとして、足に力が入らず、ビニール傘で透けて見える、こんなはずじゃなかった景色を、にらみつけながら歩きました。ああ、世の中には、人の大切にしているかもしれないものを平気で盗んで、良心がちくりとも痛まない人間が少なからずいるのだと、肝に銘じておかなくては。人をむやみやたらと嫌いにならないためにこそ、そういう人間だっていると、はっきり認識して、慎重に生きなくては。
 ビニール傘から滴る雨水に、「わたしの傘を盗んだ人が傘をさしているときに鳥のふんが落ちますように・・・」とのろいかけましたが、平気で人の丈夫な傘を盗むような人なら、鳥のふんがついただけでその傘を平気で捨ててしまうだろうと思ったから、傘の幸せのために、のろうのはよすことにしました。あぁ、あれは、本当にいい傘だった。あんなにいい傘はなかった。壊れて使えなくなったならやがてその存在を忘れたかもしれないけれど、盗まれて消えてしまった以上、私はあの傘のことを、永遠に忘れないことと思います。忘れない、盗まれたことも忘れない。雨模様の日なんだか悲しい気持になるのは、どこかでだれかが傘を失くして、無念極まりない思いで雨の中に佇むからに、違いありません。
 朝からそんなふうにすっかり不愉快な気分になりながらも、なんとか気持ちを切り替えて仕事をしていたら、問い合わせの電話をかけた相手に、舌打ちされたあげく用件を伝えている最中に無言でドシャッと切られるという、人を人と思っていないような強烈な仕打ちを受け、あぁもう人間なんて人間なんて・・・と、今日という日が、完全に嫌な日認定されました。まったく、顔の見えない見知らぬ相手の言動によって不愉快にさせられるっていうのは、感情の持って行き場所がなくて、本当に気が滅入るなぁ。まったく、なんとかならないものかな。いろいろいろいろ、なんとかなっていかないのかな。また新しく買えばいいとはいえ、自分の大切にしているものを奪われたり壊されたりしたくないよ、これも仕事だから仕方ないとはいえ、自分の存在を紙屑みたいに邪険に扱われるのは、辛いよ。
 帰り道もビニール傘をさしながら、もう、お気に入りの傘を作らないようにしよう、と思いました。それから、もっとお気に入りの傘を買って今度こそは絶対に手放さないようにしよう、とも思いました。どちらが前向きな選択なのだろう。もやもやをずるずる引きずって、それでもB'zを聴いているうちに、少しずつ元気がでてきました。外からの力で気持ちがぐしゃっとつぶれそうなとき、ぐっと支えてビシッと気持ちを切り替え踏ん張らせてくれるのは、やっぱり稲葉さんの言葉です。強くて、難しくなくて、優しい、稲葉さんの言葉、いつもありがとう。なんのこれしきくじけるもんか。
 よし、決めた、新しい傘を買おう。前のによく似た、もっといいやつ。
by papiko-gokko | 2010-03-25 22:30 | Diary
画材屋にずらりと並ぶクレヨンが選ぶ自由と罪を教える
 普段はぐっすりの朝5時ごろ、ふいの物音に目を覚まし、それから寝付けなくなりました。仕方がないので、目を閉じて外の音に耳を傾けていると、初めは静まり返っていた外の世界に、いつの間にか鳥の囀りが散らばり、それから氷が解けるみたいに少しずつ少しずつ、人の立てるかすかな物音が混じりだして、町に朝が始まって行く気配が分かりました。それはなんだか、卵の中のヒナが内側から小さなクチバシでコツコツと殻をつつき、まっさらな表面にちょっとずつちょっとずつヒビを入れて穴をあける、誕生の過程に似ていました。車が車庫を出ていく音、隣人のドアを閉める音、自転車のかすかなブレーキ音、ゴミだしのゴミ袋のカサカサなる音・・・それら小さな物音のひとつひとつが、少しずつ夜の膜にヒビを入れて、街全体が夜から朝に向かって生まれようとしているようでした。
 夜は光の加減でやってくるけれど、朝は光よりも先に音が連れてくるものなのかなぁ、とか、夜から朝が生まれるのなら朝は夜の子供なのかなぁ、とか、目を閉じたままそんなこと考えているうちに、やがてバイクが走りだし、音の種類がどんどん増えひとつひとつの大きさも控え目ではなくなってきて、完全に朝の音になり、朝の音になったなぁと思ったら安心してしまって、起床時間が迫っているにも関わらず眠りに落ち、目覚ましが鳴るまで夢もみずに眠りました。

 それにしても、春になったかと思ったのに、今日はなんて寒いんだろう。暑がりの担当営業さんが、「さむくない!?」と暖房をいじっていたほどだから、今日の寒さは相当だったはずです。もう手袋はいらないと思ってカバンから出していたものだから、帰り道、傘をさす手がかじかんでかじかんで、頭のなかにお風呂とコタツのイメージしか浮かばなくなっていました。近所の桜は、ふくらんだ蕾から冷たい雫をぽとぽと落としていました。せっかく咲こうとふくらんだところだったのに、春爛漫への道は、なかなか辛いもんだなぁ。明日もまだ冬の気温のようで、気が滅入ります。春よこい、早くこい。
by papiko-gokko | 2010-03-24 23:11 | Diary
乱暴な可愛さ君のうそっぱち投げキッスにはくしゃみが出そう
 朝、冬のコートと春のコート、どちらを着ていくべきかかなり迷って冬のコートを着て出かけたら、うっすら汗をかきました。やっぱりもう、冬じゃないんだなぁ。だけど、そう思って気を抜くとまだまだ風が冷たくて震えあがったりもして、この時期の服装には、毎年悩まされ失敗を繰り返している気がします。
 三連休明けの今日はファックスが山のように届いて、大忙しでした。それでもなんとか無理やり定時までに片付け、仕事のあと帰り道に超特急で婦人科へ寄って、また基礎体温表を見てもらったり検診を受けたりしました。初診のときに受けたホルモンバランス検査結果が微妙で先生もそれが気になっていたそうですが、基礎体温表を見て「大丈夫そうですね」とにこやかに説明してくださって、私も自然と顔がほころびました、先生とお話をすると、すごく安心します。多少お金がかかっても、精神的に不安定にならないためにも、これからも診てもらおうと決めました。
 
 私には、かわいいものに惹かれる時期と、かっこいいものに惹かれる時期とがあって、今はどうやら、かわいいものに惹かれる時期です。かわいいものに惹かれる時期は、かわいい!という感動で心をいっぱいに満たしたくて、道ゆく犬や猫や赤ちゃんを目で追ったり、電車でキャピキャピ楽しげな女子高生に目を細めたり、お気に入りの女優さんの可愛い写真を見つめてうっとりしたり、スピッツの可愛い歌に酔いしれたりします。最近は会社のデスクトップをポニョにして、ひとつ作業を終えて開いていたウインドを閉じるたび、画面に現れるポニョの可愛さに、ほうっと癒されています。かわいいものに触れてふわふわしながら、かわいいの反対は「厳しい」ではないかなぁ、と思いました。厳しい気持ちにならないように、明日もかわいいもの探し、がんばろう。
by papiko-gokko | 2010-03-23 23:21 | Diary
下り坂すこし追い風はしるほど遠のく世界ちかづく世界
 夢の中でお弁当をつくって、あぁいい妻ができたなぁと思いながら目を覚ましたら、夫は家にいませんでした。夢が夢でしかないのが、残念です。おにぎり握って、美しい卵焼きも焼けたのに。
 今日はそんなふうに目覚めて、三連休最後の一日を満喫しました。洗濯物を干して、あとは本を読んだり音楽を聴いたり、あまり動かず頬づえついて、のんびりじっくり過ごしました。この三日間、みごとにほとんど外出しなかったなぁ。3月に入ってから、ライブへ行ったり岡山へ行ったり私にしては珍しく立て続けにバタバタしていたので、三日間どっぷり休んで心身のリズムを整えることができ、よかったです。
 今日もまたブルーハーツを聴いていたのですが、私がブルーハーツにはまっていたら、夫がにわかに、尾崎豊にはまり始めました。私たちの間に、一体なにがあったのだろう。とてつもなく、平和なのかもしれません。あまり関係ありませんが、夫はよく人から「スピッツとか好きそう」と言われるそうです。実際に彼のiPodに今入っているのは、海援隊と布施明と盆踊り曲集と落語なのに、どうしてスピッツ好きと思われるのだろう。彼が職場でどんなふうに人と関わっているのか、ちょっと気になります。

 昨日の日記、ティム・バートン監督のことをティム・バードンと書いていたり、龍馬伝の話で日本の夜明けと書いたつもりが日本の幕開けと書いていたりして、今日読み返してから気づいてひとりで恥ずかしくなりながら直しました。日記でも日常でも、こういう間違いは日常茶飯事で、しょっちゅう恥ずかしがっています。昨日も夫にアリスの映画を観たいという話をしていたとき、3Dのことを「さんでー」と発音して、悪魔のような笑い顔を浮かべながら「スリーディー」と訂正されました。大体物事をしっかり把握せずぼんやり捉えているから、こういった言葉の間違いが後を絶たないのだと思います。しゃべりで間違うのは仕方ないにしても、書く時ぐらい、しゃんとしなくては。
by papiko-gokko | 2010-03-22 23:48 | Diary
慎重になるべく立派じゃないことを探して書いた将来の夢
 目を覚ましたら夫はいなくて、洗濯をまわし二度寝しました。そして洗濯終了を知らせる電子音で再び目を覚まし、顔をあらって洗濯を干して、ブルーハーツを流しながらノリノリで掃除をしました。
 朝はやくから仕事へでかけた夫は、ものすごく珍しく、私のつくったお弁当を持って行きました。朝は絶対起きられない自信があったから、昨日の夜のうちに詰めておいたのです。作ったというより、本当に、ただあるものを詰めただけのお弁当ですが、それでも彼は喜んでくれました。よし、がんばって、もう少し頻繁にお弁当の日をつくろう。夫は食事に関することで、一番怒るし喜びます。先週私の食事当番で、これまで作ったことのないメニューに挑戦した日は大げさなくらい喜んでくれたし、おかずの種類が少なすぎてご飯の進まなかった日は、深く沈んだ声で叱られました。だから、一緒に住むようになってから夫といるときには食事をちゃんとするようになったけれど、ひとりで過ごす場合の食事は、未だにどうしても手を抜いてしまいます。今日も私ひとりの時間の食事は、昨日の残りものとお菓子だけでした。自分自身のために食事をがんばれる人って、自分を大切にすることの上手な人なのだろうなぁ。
 掃除が終わったあと、本当はCDを借りに行きたかったのですが、今日は顔が痒くて外で花粉に触れるのが恐かったので、大人しく家で過ごすことにして、本棚から『不思議の国のアリス』を引っ張り出してきて読みました。4月にティム・バートン監督ジョニー・デップ主演の映画が公開されると知って公式サイトで予告を観たら居ても立ってもいられない気分になり、映画公開前に原作をしっかり読んでおかなくてはと思ったのです。原作、へんてこ三昧で、面白い! 前に読んだ時のことはもうほとんど忘れてしまっていて、初めての気持ちで読み進めることができました。忘れっぽい性格が、読書に関してはこうして良い方向に働いてくれます。
 私がはじめてアリスの世界に触れたのは、本ではなくディズニーアニメで、へんてこなキャラクターが出てくるたび、妹と笑い転げながら見ました。ディズニーの可愛らしい絵で描かれていてもなんだか全体的にちょっと不気味で恐くて、きっと賑やかに笑い転げていなければ、見ていられなかったのだと思います。まったく、今まで手をつけていなかったのが不思議なくらい、ティム・バートン監督にぴったりな世界観。3D映像ということでできれば映画館で見てみたいけれど、休日はどこも大行列なのだろうなぁ。
 夜は『不思議の国のアリス』の読書を中断して、大河ドラマ『龍馬伝』を見ました。これがまた、面白い! 回を追うごとに、龍馬が凛々しく男らしくなっていきます。時代を変える男という気配が、漂ってきました。来週はついに第一部が完結するとか。あぁ、日本の夜明けが近付いています。龍馬の活躍、楽しみだ!
 そんな、コタツのなかでたくさんの感動をおぼえた休日でした。これからアリスの残りを読んで、今日を終えます。
by papiko-gokko | 2010-03-22 00:32 | Diary
眠たくてブルーハーツを聴いてみる何かしたいと焦りだしたい
 10時半ごろまでたっぷり眠り、目が覚めてからもしばらく布団の中でもたもたして、土曜の喜びをかみしめました。パジャマズボンのまくれ上がった素足を布団の中ですべらせて、ひんやり冷たいシーツの感触を楽しみながら、あぁ寒さは遠のいたんだなぁと、目を閉じたまま春を受けとめて、満ち足りた朝でした。
 日が暮れてから近くのコンビニへ出かけた以外は、一日家の中にいて、レースのカーテン越しの青空を眺めて過ごしました。外へ出かけたい気もしたけれど、外へ出かけるのもいいなぁと思いながら家にいることを選ぶ贅沢を、今日は味わうことにしました。そんな贅沢な一日の大半は、スピッツとブルーハーツを聴いていました。今わたしは、いい気持ちになれる音楽を、聴きまくりたい時期のようです。これも、春だからかな。春はいろいろ、理解できないほどいろいろな気持ちが急速に、芽吹くみたいです。
 私がヘッドフォンをして大音量の音楽にどっぷり浸かりメラメラしている間、夫は夫で、本を読んだり、野菜を細かく切ってスープにしたり、パソコンに向かってワード画面にびっしりと小説かなにかの文章を書いたりしていました。どこにもでかけず、お互い好きなことをして、ふと同じタイミングで互いの集中が途切れたときを見計らってコンビニにだけ出かける休日、とても好きです。時間が自分たちの自由に動いている気がして、壮大な気持ちになれます。普段よりずっとなにもしていないのに、なにをしているときよりもなにかをなしているような、壮大な気持ちになれます。
 明日は夫が仕事でいないので、ヘッドフォンをせずに音楽をかけて、部屋の掃除をがんばります。それから雨が降らなければ、本とCDを借りに行こうかな。ブルーハーツの音楽を私のiPodに仲間入りさせたいので、いっぱい借りてこなくては。CMきっかけでようやく聴き始めるなんていかにもミーハーだけど、テレビのなかで大活躍の好きな女の子が口ずさんだ歌に惹かれて好きになるなんて、なかなかいいじゃないか。うん、いいということにしておこう。B'zを聴き始めたきっかけだって、中二のとき鮮烈なひと目惚れをした男子の顔が稲葉さんと似ていたところからだったのだし。
 先ほどから、急に風が強くなってきました。明日には雨粒も混じるのかな。その場合は、家で大人しくしていよう。
by papiko-gokko | 2010-03-20 23:26 | Diary


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