日記と短歌
by papiko
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容赦ない夏の陽射しに伝えないままの言葉が炙りだされる
 音楽を聴きながら部屋の掃除と食器洗いと洗濯をして、平穏な日曜を過ごしました。平日は、食事関係やゴミ捨て準備といった最低限の家事しかやる気が起きないので、夫のいない休日で溜まった分の家事を全部やります。だから、始めてから終わるまでには、お昼休憩やら、片付けようとして手に取った本を読みふけってしまう時間やらを含めると、ざっと6時間ぐらいはかかります。今日は夏に向けてラグを片付けたりしたので、余計に時間がかかりました。
 すべてを終えてごろごろしているところへ、夫が仕事から帰ってきました。メールで頼んだトイレットペーパーと、昨日食べようと約束していたウナギを買ってきて、「傘をさしながらトイレットペーパーを持つのはしんどかった疲れたあぁ肩が痛い疲れた」と、どさどさ荷物を置きました。夫が疲れた疲れたと帰ってくると、疲れをねぎらう気持ちよりも、せっかく待っていたのに疲れていたらつまらないじゃないかという不満のほうが先にたってしまって、イラッとします。でも今日はなんとかそれを抑え込み、速やかにお風呂の準備をしました。
 夫の買ってきたウナギは、今年食べたなかで一番柔らかくて、美味しいウナギでした。スーパーによって、ウナギは柔らかさが全然違うなぁ。今度からウナギは、いつも今日のスーパーで買うことにします。小骨が喉に刺さってからというものちょっと苦手な食べ物になっていたけれど、また好きになりました。
 夜ごはんのあと、夫は疲れをとるために1時間ほど眠り、起きてから再びパソコンに向かったものの、「部屋の空気が悪くて、頭がもったりする~」と椅子の上で気だるそうにうずくまっていたので、外の空気を吸うために近所のコンビニまで出かけました。雨はほとんど降っておらず、わずかに雨粒を含んだ涼しい風が吹き、ちょっと眠たくなっていた頭が、みるみるうちにすっきりしていくのを感じました。夫も気持ちがよさそうに深呼吸をしながら、「頭の底に溜まっていたもったりした塊が、崩れていく感じがする」と言っていました。ありがとう夜風。コンビニでは、かき氷のカップアイスと、冷えたわらび餅を買いました。頭をシャキっとさせるため、とにかく冷たいものが食べたい今日この頃です。
 玄関をあけ家に帰ると、部屋中がむわっとして空気が濡れていることに気付き、すぐに部屋中の窓を開け、扇風機を強で回して空気の入れ替えをしました。道理で頭が働かないわけだ。段々涼しくなっていく部屋で、夫はかき氷カップアイスを、私はわらび餅を食べました。かき氷はイチゴ味で、甘く懐かしいような香りが漂い、シャクシャク音を立てている夫のほうをちらっと見ると、彼は子供みたいに溌剌とした表情をして食べていました。そういえば、かき氷を食べる時は、大人も子供の表情になる気がします。あんまり冷たくて、大人でいるどころじゃ、なくなるのかな。私も子供になりたくなって、少し分けてもらったら、歯が沁みました。どうも最近、知覚過敏です。
 夜風にあたり、子供のようにかき氷を食べ終えた夫は、「よし、頭がすっきりしたぞ!」と爽やかに言い放ち、再びパソコンに向かいました。創作する者は、常に頭を活性化させていなくてはならないから、大変です。ただこうして日々のことを書いているだけの私でさえ、気持ちが乗らないときには刺激的な音楽を聴いてむりやり頭をビリビリさせるぐらいだから、すごいものを表現するプロの創作者たちは、もっと過激なことをして頭を活性化させているのだろうなと思います。
 そんな、夏直前の一日でした。
by papiko-gokko | 2009-06-28 21:29 | Diary
青白い手持ち花火を傾けて夜に笑顔を焼き付けた夏
 新しい夏服が欲しくなり、電車に揺られて遠出して、大型のアウトレットモールへ行きました。電車の中で夫はDSに熱中し、私は音楽を聴いていました。炎天下を汗だくで歩く時はB'zしか聴けませんが、クーラーの程よく効いた車内で景色を眺めながら聴く音楽は、スピッツに限ります。急行に乗りそびれ、各駅停車でゆっくり目的地へ近付きながら、なにもかも肯定したくなるような、穏やかなひと時でした。
 アウトレットモールは、想像していたよりもずっと大規模で、大混雑していました。着いたらお昼ごはんを食べる予定でいたのですが、フードコートも人がいっぱいでとてもすぐに食べられる状態ではなく、仕方なくコンビニでフランクフルトとポテトを買ってお腹を持たせ、あとは歩けるだけ歩きまわりました。
 まず入ったのはLeeのお店。ここでジーンズの価格の安さに驚き興奮し、私も夫も一本ずつ、ジーンズを買いました。アウトレットって近くにないので今まで利用したことがなかったのですが、こんなに素晴らしいものだったとは。それから別のお店でも夫は、重ね着のタンクトップと、可愛い色合いのポロシャツと、薄手のカーディガンを、次々にゲットしました。しかし私は、非常に残念ながら、これだ!という洋服に出会えなくて、ちょっといいかもと思って手に取ると横から夫が「同じようなの持ってるじゃん」とか「コンセプトがわからない」とか口を出すので、結局なにも決まらずに、最初に買ったジーンズだけで買い物を終わってしまいました。その上どこかで、日傘を失くしてしまいました。
 お昼のピークを過ぎてもフードコートは一向に空きそうになかったので、駅まで戻って冷やしそばを食べ、それから電車でかくんかくん寝ながら帰りました。帰りは急行に乗ることができて、あっという間でした。最寄駅についたころには夕方近い時間になっていたけれど、それでも外はまだまだ暑くて、家までPAPICOを食べながら歩きました。夏の始まりのアイスはPAPICOです。彼と付き合い始めて間もない7月はじめのころ、最初に分け合った食べ物はPAPICOだったなぁと、思いだしながら食べました。
 家についてすぐ汗を流すためにシャワーを浴びたら、体中ぐったり、プール授業のあとみたいな気だるさと眠気に包まれました。夏は疲れる季節です。しかし夫は割と元気で、シャワーのあとすぐ、買った洋服をさっそく着てみたりしていました。どれもとてもよく似合っていて、特にジーンズとタンクトップの組み合わせが、普段のイメージと違っていて素敵です。やはり、気にいったブランド店で買った洋服は、ユニクロにはない魅力があるものだなぁ。何かぱっと印象に残るような特徴や、その服を選んで着る人のもつ性質を惹きだすような雰囲気が、潜ませてある感じがします。夫はなんでもかんでもユニクロに頼り過ぎていたところがあるので、これを機に考え直してほしいです。

 プール授業後の気分でぐったりしていたら、頭の中を、ホワイトベリーの『夏祭り』が流れだしました。これは高校時代、ちょうど当時の彼女らと同じぐらいの年齢のころに流行った歌ですが、地元の夏祭りの思い出というと、高校よりむしろ中学時代になります。
 夏祭り。学校以外の場所で、私服姿で、しかも夜に、好きな人とばったり会える確立の最も高いその日、私たちは大はしゃぎで近所の友達と約束して、夏一番のお洒落をして、シーブリーズと虫よけスプレーの入り混じった妙な香りを纏いながら、土手で待ち合わせてわいわい出かけました。屋台の立ち並ぶ人込みのなかをきょろきょろうろうろ何度も往復して、友達のうちの誰かが好きな人と偶然ばったりすれ違うことに成功すると、それだけで一同大興奮です。最後は空き地で手持ち花火をしながら恋の話などして、祭りの興奮を冷ましてからお別れしたなぁ。お酒も飲まずに、どうしてあんなにハイテンションでいられたのだろう。そんな夏の夜は何度もあったような気がするけれど、実際そんなにはしゃいだ夏は、ほんの2、3回のことだったはずです。君がいた夏は遠い夢の中。
by papiko-gokko | 2009-06-27 23:15 | Diary
テーブルのカナブンそっと捕まえる君の手つきが少年になる
 もうすぐで、けんかになりそうでした。腹が立って腹が立って、「わかりました」と、必死に低く抑えて発した声は震え、電話を切ると同時に悔しさのあまり、ぐむぐむ涙があふれました。電話の相手は5歳以上も年上で先輩の男性社員で、担当営業さんから頼まれた伝達事項をその人に伝えたところ、虫の居所が悪かったのか、ひどく荒々しい口ぶりで理不尽な意見を返されて命令されて、私も言い返したかったけれど、また理不尽に言い返されるだけだということが目に見えたので、「わかりました」とだけ言って、切ったのです。私の涙腺はストッパー不良気味なので、仕事で涙が出るのはよくあることですが、トイレに逃げ込むまで我慢できなかったのは、初めてのことでした。
 涙が止まってからも悔しさはなかなか消えなかったけれど、お昼休み、ちょうどその男性社員に関する話題がでて、そうなると私も自分の味わった不愉快を内に溜め込んでおくことなんてできず、ここぞとばかりに今日の出来事を話したら、「その感じ、わかります!」「そう、なんかこっちは何も悪くないのに怒り口調だし!」と事務員仲間に強くうなづいてもらえて、それだけのことで、鎮痛剤でも飲んだみたいに悔しさが和らぎ、穏やかな気持ちになりました。同じ境遇の者同士で共感しあうということが、こんなにも即効性のある憂さ晴らしだったとは。ちょっと恐いぐらいです。陰口がよくないってことぐらいわかっているけど、日々おとなしく仕事している事務員同士で、面と向かっては歯向かえないイヤな先輩社員についてこっそり悪口言い合うぐらい、たまには許してほしいです。一体、誰に許されたいのだろう。自分のなかの正義?

 それから今日は営業部で、カナブン事件がありました。お調子者営業さんの背中にカナブンがひっついていて、事務員一同が騒然とした事件です。私はカナブン現場から離れたところにいて、うわぁ大きいカナブン飛んだら恐いな・・・と、結構冷静な気持ちで遠くから眺めていましたが、近くのデスクにいた子は、キャヒィ!と顔を引きつらせて恐がっていました。
 事務員さんがそんなふうに恐がって騒ぐと、営業さんたちは面白がって、私の担当営業さんがそのカナブンを捕まえ、敢えてすぐ外へは出さないで、「こいつって、確かすげえ飛ぶよね」なんて言いながら、わざとデスクを歩かせてみたりしていました。背中から掴み取るときのその手つきは、少年が木に止まっている昆虫を捕まえるときの手つきそのもので、わざと恐がらせる事を言いながらデスクを歩かせて楽しんでいる様子は、完全に同じクラスの男子でした。
 そんな営業さんの男子化につられてクラスの女子と化した事務員の子たちが涙目の怒り口調で「もう!お願い外へ投げてください!」と懇願し、カナブンはウチワの上に乗せられて、二階の窓から外へ投げられました。20代と30代の大人同士でも、男性が男子になれば女性も女子になってしまい、女性が女子になれば、男性も男子になることができてしまうという不思議。私も高い声で叫んで、女子化すればよかったな。カナブンが私のほうへ飛んできてくれていたら、私も女子になれたかもしれないので、元気のないカナブンだったことが、残念です。
 後に判明した情報によると、そのカナブンはみずから営業部に迷い込んできたのではなく、営業部でNo.1のお洒落さを誇る営業さんが、自分の車についていたものを持ちこんだもので、それをこっそりお調子者営業さんの背中につけたのだそうです。お洒落営業さんは無類のいたずら好きでもあって、いつもお調子者営業さんにちょっかいを出してばかりいるのです。そういえばこのお洒落営業さん、クワガタをペットボトルに入れて持ってきたこともありました。鉢植えで謎の植物も育てているし、つくづく興味深い人です。もしも、みんな同い年の同じクラスだったなら、一体どんな関係だったのかなぁ。

 今週のミュージックステーションは、昭和と平成の夏うたスペシャルという企画で、楽しく見ました。私が生まれたのは昭和58年ですが、はっと物心ついたのが平成元年の10月17日(下の妹が生まれた日)だったので、懐かしいと感じる曲はやっぱり平成曲のほうでした。平成曲3位にゆずの『夏色』が入っていて、きゅんきゅんしました。ゆずは、青春だなぁ。
by papiko-gokko | 2009-06-26 22:06 | Diary
憧れは容易く恋に変わるけど手に入らない愛はいらない
 お昼休みに読んだ小説の影響で、不良っぽいことをしたくなりました。一応、「不良」になることなく大人になったけれど、とっくの昔に思春期を終えた今でも、大人や世間に対して反抗的な十代がでてくる小説に共感を覚える私は、決して素直な良い子ではなかったと思います。
 反抗期をむかえてあれこれ苛立っていたころの私が、それにも関わらず不良っぽい行為をほとんどしなかったのは、親に悪いというのももちろんありましたが、もう一つ、内申点というものを、過剰なぐらいに気にしていたからでした。私には明確に行きたい高校があったので、内申点が悪くてその高校を受けられなくなるのが恐ろしく、だからスカートを切らなかったし(先生のいないところで、腰を折って短くしてみたりはしていたけれど)、自転車に乗る時は指定のヘルメットをかぶったし、ノートを必ず期限までに提出して、掃除もさぼらずにやって、とにかく良い子でいるよう努めました。入試の点数だけで試されないのはありがたくもある反面、毎日の生活態度をえんま様に隈なく覗かれているようで、かなり息苦しいシステムでもありました。
 高校では中学時代ほど内申点という言葉を先生が口にすることも生徒の間で噂になることもなくなり、けれどもやっぱり私は、不良になりませんでした。当時は、徐々に下火になってきていたルーズソックス組と新たに流行りだした紺ハイソックス組とが入り乱れていた時代で、私の高校では、大人びたお化粧などしてちょっと派手めのグループにいた子たちはルーズソックスを、それ以外の子はほぼ紺ハイソックスを履いているという感じでした。地味な女子だった私は当然紺ハイソックスのほうを履いていましたが、ある日不意に革命を起こしたくなり、一日だけルーズソックスを履いて登校したことがあります。ルーズソックスはお洒落の一環であって不良行為でもなんでもないけれど、今以上に狭い視野で生きていたあの頃の私にとっては、そんなことすら勇気のいるはみだし行為のひとつだったのでした。
 ところがルーズソックスを履いて登校したその日の朝、ちょうど好きな男の子と自転車小屋で会い、自転車を降りながら「おはよう」と声をかけたら、だるそうに自転車を止めていた彼は私の顔を見るより先に足元をみて、明らかにぎょっとした顔をし、それから半笑いで「あ、おはよう・・・」と返され、その反応で瞬時に似合っていないことを悟った私は、それ以来、ルーズソックスと絶縁しました。ルーズ履くキャラじゃ、なかったんだ。それにルーズソックスをちゃんと可愛く履きこなすには、スカート丈をもっと短くしなければいけなかったんじゃないかと思います。そういうの、よくわからないけど。内申点からは解放されたのに、今度は好きな人から嫌われるのが恐くて、結局私は制服を着ている間ずっと、不良になれなかったのでした。
 そう、不良にならなかった、ではなく、なれなかった、という思いが、心のどこかにあるのです。秩序を乱し授業を妨害したりするのはいけない事で、そんな不良をカッコいいとはまったく思いません。でもちょっとだけ、そういう人たちのことを、羨ましく思い続けていたのは事実です。怒りや苛立ちや不安を、わかりやすく髪形や服装や悪い行為で表現して、ストレートに大人を困らせていた不良の人たちに、私は反感を覚えながら、同時に羨ましがってもいました。しかし、もしそのとき自分が羨ましさに負けて不良と同じことをしてみたとしても、それは不良の真似事にしかならなかっただろうと思います。ルーズソックスがかっこつかなかったのも、それが自分自身で気に入ってしたお洒落ではなく、ただ単に派手な人たちの真似をしたにすぎなかったからでしょう。私は服装や行為で自分を表現するタイプの人間ではなかったのです。だから私は、不良になれませんでした。そのかわりノートに、良い子じゃない言葉を書き散らしました。
 大学一年生のとき、初めて髪を染めてみたけれど、大学では当然そんなもの、不良っぽいことでもなんでもありません。芸術学部だったので、そりゃもう、金髪どころの騒ぎじゃない人もわんさかいて、ちょっと茶色に染めたぐらいじゃ、なんの表現でもありませんでした。その時の明るすぎる茶色は我ながら似合っていなくて、でも、似合っていない事について、正直にぎょっとしてくれる人もいなかったから、私はみるみるプリンになって、そうして再び黒髪に戻りました。やがて恋人ができ、恋人に大事にされたかったから、不良っぽいことに憧れるようなこともなくなりました。
 今も私の髪は黒く、八時半から五時半までが勤務時間の事務員です。お昼休みに小説を読んで、不良っぽいことをしたくなったけど、給料日だったのでATMに寄って、卸したお金で定期券を更新して、あとはまっすぐ帰りました。帰るころにはもう不良っぽいことをしたいという気持ちなどすっかり消えていて、同じ電車に乗った小さな子を見ながら、子供が欲しいなぁと思っていました。
by papiko-gokko | 2009-06-25 21:36 | Diary
千切れそうなのがせつなさ千切れても痛くなくなることがさみしさ
 空回りの日。役に立とうと思ってしたことがことごとく裏目にでて恥ずかしく、優秀な人たちのことが恨めしくなって、しかしそれを文章にすると途中から悪口になりそうで、悪口は自分嫌いに火をつけるから、文章を書くかわりに、今日はたくさん短歌を詠みました。一球入魂で一首をじっくり考えるのも好きだけど、壁を相手に投球練習するように、感情の勢いに任せてずんだかずんだか詠むのも好きです。今日のは、ずんだか短歌。

幼い日かるい気持ちで背に負った取り外せない羽を引きずる

ありがとう優しい忠告ごめんなさい正しい仕打ちさようなら辞書

動けない動きたくない現実を過剰包装して届けます

筆圧の強いあなたの指先がつぶれ意識を貫通しそう

抱き合えば身体の熱が傾いて幸福感がなだれを起こす

流れゆく見飽きた景色だれからも視線をそらすために見つめる

生活にまみれて仰ぐ青空は洗濯物と遠い約束

竜巻を起こして続く毎日の中心軸をずらしてやるぜ

以上。そんな一日でした。
by papiko-gokko | 2009-06-24 20:24 | Diary
待つことを選ぶ真夏のはじまりに木陰で食べるソフトクリーム
 暑さで意識が低空飛行。見渡せなくてアンバランスで、地面すれすれのマイナス思考がぼんやりだらり続いています。気だるくて、いらいら。イライラではなく、いらいら。低空飛行の日は、うまく見渡せないのがわかっていながら、未来のことを考えてしまい、不安になって、もやもや葛藤がはじまります。よそう、葛藤なんて、暑苦しいから。

 今日は仕事が休みだった夫が、買い物に出かけたついでにお昼休みめがけて私の勤め先近くまでやってきたので、12時ちょうどに無理矢理仕事を切り上げ会社を出て、近くのラーメン屋さんで夫と昼食を取りました。夫は冷麺を、私は炒飯を食べました。いつもはコンビニで買ったおにぎりなどを自分のデスクで食べているので、平日のお昼に外食をするというのは、不思議な気分でした。夫は休日の気楽さを全身から発していて、私まで今日が平日のお昼休みであることを、忘れそうになりました。真昼の日なたはかなり暑かったけれど、木陰は風も冷たく感じて涼しかったです。ありがとう街路樹。嗚呼、それにしたって、暑かった。

 あまりにも暑いので、これから、夜の散歩に出かけます。せめてまだ、夜は涼しくあってくれ。
by papiko-gokko | 2009-06-23 21:04 | Diary
私にも失敗しないことがある説明通り作ったカレー
 仕事で腹の立つことがやたらと連発して、堪忍袋の緒が思考回路を締め付けたので、会社帰りひとりカラオケにいきました。お腹のすいた状態でB'zばかりを一時間熱唱して、くらくらになりました。『Brotherhood』を歌い、稲葉さんの肺活量のすごさを実感。中盤で息切れしてしまい、最後まで歌いきれませんでした。
 カラオケのあと、ふらふらになりながらスーパーに寄り、もう、カレーライスしか頭に浮かんでこなくて、じゃがいもと玉ねぎと人参と豚肉とルーを買い、家に帰ってからすぐに作って食べました。おかげで今はすっかり元気回復しています。B'zを歌ってカレーライスを食べたから、明日の私はメラメラ最強。どんなしんどいことだって、にこやかに乗り越えられることでしょう。やさしくしぶとく生きていきたい。

 昨晩下の妹と、ひさびさに長電話をしました。大学2年生になって、授業がだんだんと専門的になり、レストランでアルバイトもはじめ、所属しているテニスサークルではイベントの計画やお世話をする係りになったりして、去年以上に充実した大忙しの毎日を送っているようです。
 ひさびさすぎて初めは妙にお互いかしこまり、「大学の勉強難しい?」「まぁね」とか「バイト仲間いい人たち?」「それなりにね」とか「サークルの役は大変?」「楽しいけどね」とか、思春期の娘と父親みたいなたどたどしい会話になってしまいましたが、妹がサークルのホームページを教えてくれて、それから先は、ホームページにアップされていた様々な行事の写真を一緒に見ながら電話で話し、ゲラゲラダラダラといつもの調子に戻りました。
 その写真のなかには妹が写っているものもあり、飲み会で酔っ払って肩を組んでいたり、日差しに顔をしかめながら自転車をこいでいたり、バーベキューで大口をあけてお肉にかぶりついていたり、のびのびきらきら楽しそうでした。幼いころから、内弁慶の私や人に気を遣いすぎる上の妹と違い、下の妹は表裏のないストレートな性格で、写真のなかの彼女も無理に自分を作っている様子はなく、家でいるときの彼女そのままの様子(基本的に強気だけどいざとなったらすばやく甘える)だったので、安心しました。よかったよかった、自分に合ったサークルを選べたんだなぁ。私は大学生活をうまく楽しめなくて、特に一年生のころはやっかいな暗闇に捕らわれインターネット世界にしがみついて生きていたので、彼女がしっかり現実で仲間を作って、現実の責任を果たし楽しく生きているのを見ると、すごくほっとします。
 妹の今付き合っている彼氏が写っている写真も数枚あり、爽やか美男子すぎて、度肝を抜かれました。前にも別の写真を見せてもらったことがあったけれど、そのときの印象よりも、はるかに美男子です。かわいい!あんな爽やか美男子でしかもテニスが上手だなんて、将来あの子と妹が結婚をして、私の義弟になったらどうしよう。
 お盆のころ実家に帰れるのかと聞いたら、「いろいろあって、わからんわー」と、答えを濁されました。確かに、バイトとサークルの両方に都合をつけるのは大変そうです。責任感の強い子だから、なるべく休みたくないのだろうし。だけどせっかく帰るのだから、下の妹にも会いたいなぁ、そしてみんなでwiiがしたいなぁ。上の妹はwiiのヨガで筋肉痛だそうです。嗚呼、妹たちと遊びたい!離れているとどんどんシスコンになります。
by papiko-gokko | 2009-06-22 23:40 | Diary
濡れたシャツ気にも留めずに雨の中まぶしい道を走り続ける
 夫も休みの日曜日。午前中は各自好きなことをして過ごしました。夫は昨日届いた二次元美少女の本に付箋を貼りながらゆったり眺める作業に励み、私は、同じく昨日届いたDVD『B’z LIVE-GYM Pleasure 2008-GLORY DAYS- 』を、心ゆくまで堪能しました。このDVDは今年の2月25日に発売されたもので、いつもなら発売日に鼻息を荒くして買い求めるのですが、このときばかりは結婚式が近くて個人的なことにお金を使えなかった為、ずっと買いそびれていたのです。たぶんもうすぐ僅かだけど夏のボーナスが出るだろうということで、今ようやく買うことができました。
 今回は20周年のライブなだけあって、歌ってほしい曲が満載の素晴らしく贅沢な内容で、見終わったあと、あぁB'zのファンでよかったなぁ!!と心の底から思いました。稲葉さんと松本さんやサポートメンバーの人たちみんなが、B'zである時間を楽しんでいる感じがして、これまでのライブDVDのなかで一番好きなDVDになりました。なんといっても、稲葉さん、とんでもなく、これでもかってほど、かっこよかった!鋭い瞳、血管の浮く腕、力強い声、柔らかなほほ笑み!雨が降っていて、肌にまとわりつく濡れたシャツがセクシーで、どうしようかと思いました。
 最後のMCで稲葉さんが、「今までみんなが僕たちにくれたすべての声援に心から感謝します、どうもありがとう!」と力いっぱい叫んでくれて、うわぁんこちらこそありがとうでいっぱいなのにありがとう大好きありがとう!と、その場にいるみたいに感極まってしまいました。これまでB'zの歌に、どれほど救われ、気付かされ、宥められ、背中を押されてきたことか。うまくいかないことがあってもやめないで捨てないで地道に続けていくことの尊さを教えてくれたB'z、これから先もずっとずっとファンでいます。
 これはB'zに限ったことではありませんが、ファンって不思議な単位だなぁと思います。同じ対象の「ファン」にもいろいろな愛し方の人がいて、稲葉さんの声や言葉に惚れている人、松本さんの作曲やギターテクニックに惚れている人、サポートメンバーを含むB'z全体の演奏に魅力を感じる人、とにかくライブで盛り上がるのが大好きな人、稲葉さんと松本さんの関係をモチーフに小説や漫画をつくる人などなど、そんなふうにひとりひとり違った角度でB'zを見つめそれぞれのイメージを抱いてB'zを愛する人たちが、ライブではひとつになって手をふり声をあげ、今この瞬間その場所にしかいないこの世でたったひとつのバンドB'zに向かって、想いを届けるのです。その一体感は誰にとっても楽しく頼もしく、気持ちのいいものなのではないかと思います。
 いつもB'zのライブにいくと、我こそが真のB'zファンである!と言わんばかりの、古いB'zグッズを身に付けたファンの方がいたりして、そういう人に出くわすと私は、なんだか自分の好きな気持ちなんてこの人たちの足元にも及ばないのかも・・・と怯えてしょんぼりするけれど、集まっている人たちの違いは、愛の強さや歴史ではなく愛の形や角度なのだと思えば、びくびくしたりせず、自分は自分でのびのびと、B'zに向かって思い切り自分の持ち得る限りの愛を叫べそうな気がします。今回のDVDは、そういうことに気付かせてくれるライブ映像でした。こんなに好きでいるのが楽しくて、いつまでも好きでいたいなぁと思える人を好きでいられて、幸せです。新曲が楽しみだなぁ。大好きだ!

 午後は、いつの間にか振り込まれていた定額給付金を手に電気屋さんへかけました。そしてついに、ニンテンドーDSをゲットしました。給付金ちゃんとつかったから、景気回復するかな。中古でドラクエVのソフトも買って、夫はさっそく夢中で楽しんでいます。私も誰かが勧めているドラクエを見るのが好きなので、画面を覗き込んでいました。レベルがあがったり、薬草でキズが治ったりして、面白い!妹か夫のを見るばかりで、自分でプレイしたことは今まで一度もなかったけれど、やってみようかなぁ。武器の装備とかが難しそうで、なかなか勇気が出ません。マリオとかしたいです。
by papiko-gokko | 2009-06-21 20:30 | Diary
男性用下着売り場を歩く時あなたの妻になったと思う
 昨夜は、寝る直前になってから、夫と面倒な喧嘩をしました。私が厭味な言い方をして夫の気分を害したのにすぐ謝らなかったから話がこじれてぐじゃぐじゃ広がり、収集がつかなくなったのです。どちらもすっかり嫌な気分になって、仲直りしないまま背中あわせでふてぶてしくおやすみを言い、夫はそんな夜にまで持ち前の寝付きの良さを発揮して、数秒で寝息を立て始めました。
 ところが、私がどの本を読もうか迷いながら天井を眺めていると、5分もたたないうちに夫がぐるりと寝がえりをうち、「あぁ・・・とてつもなく、悲しい夢をみた」と、つぶやきました。びっくりして喧嘩していたことを忘れ思わず「どんな?」と尋ねると、彼は「布団で寝てるこの状態のまま夢になって、それで君と和解してた、けど夢だった・・・」と、熱のある子供みたいな声で言いました。そんなことを言われたら、フンと意地を張っていた力がへなへなと抜けて、仲直りしないわけにいきません。「仲直りすれば悲しい夢じゃなくなるね、ごめんさっきは悪かった」と謝って仲直りし、夫が「ところで、なんかさっきからコメカミが痛い」と訴えたので、電子レンジで温めたタオルを瞼の上にかけてやりました。夫は「わーきもちいー痛みの原因は眼精疲労だったのかー」と言いながら、再び眠りにつきました。
 私もほっとして、それからぐっすり眠ったのですが、朝方になって、今度は私が悲しい夢をみました。私が2ヶ月ほど原因不明の逃亡をしている間に、夫がゴマキに似た女子高生と知り合い、たびたび部屋に招き入れていたことが判明するという夢です。夢の夫は悪人で、「君が寂しい思いをさせたのが悪い」とか「やっぱ、女子高生は肌が違うわ」とか「正直いって死ぬほどかわいい子」とか言い、私は彼に化粧品を投げつけ写真を破りわめき散らして暴れ狂い、最後は公園でブランコをこぎながら無理心中を考え、「あぁ2カ月も家を空けるんじゃなかった・・・大学も二か月も休んで卒論提出期限過ぎててもう卒業できんし・・・もう絶望的だ・・・」と思ったところで、目が覚めました。喉元とみぞおちあたりが重苦しくて、恨みがましい気持ちでずどんと寝がえりをうったら、すでに夫は仕事に出かけていました。私はもう大学生じゃないし、夫は女子高生と知り合いじゃありませんでした。
 夢で味わった激情からなかなか抜け切れず、もやもやとした不穏な気分で着替えたり朝ごはんを食べたり洗濯を回したりしていると、現実的な硬い音でインターホンが鳴り、先日ネットで仲良く注文した、夫の二次元美少女の本と、私のB'zのDVD(ずっと欲しかった!)が届いて、うふうふ平和な心がもどってきました。嗚呼、私たちは一体、どんな夫婦なんだろう。
 夕方、仕事から帰って来た夫は、禁酒をするという目標を早くも破って、「ビールを飲まないと思うと、だらだら水分を無駄に取りすぎて体調が悪くなる」などと詭弁を述べ、夕食の時ぐびぐび一気飲みして、「あぁ、この、水ではふくらまないスポンジがふくらむ感じ・・・!」と、幸せそうにしていました。確かに夏をビールなしで乗り切るなんて私も無理だから、飲みすぎなければまぁいいか。いや、ここは妻なら家にあるビールの箱を捨ててでも禁酒を続けさせるべきなのか。

 夫が帰ってくるまでの時間で、『きみに読む物語』を見ました。とても綺麗な映画だったけれど、残念ながら、誰の気持ちもどっぷり共感できなくて、誰に感情移入すればいいのか迷っているうちに終わってしまいました。題名に惹かれて借りたのだけど、この物語の人たちに感情移入できるほどにはまだ、私が十分に年を重ねていなかったのだと思います。
 愛し合う若い二人が昼間の街でデートを楽しむシーンで、彼女が「ソフトクリームをあげるわ」といって彼氏が口を開ける前にぶしゃっと勢いよくおしつけ、彼女が笑いながら彼氏の口の周りじゅうについたクリームを舐めとるというところがあり、なんてアメリカン!!と思いました。人前じゃ軽いキスさえ憚られる日本人には、考えられないデート風景です。一番印象に残ったシーンでした。
by papiko-gokko | 2009-06-20 20:43 | Diary
植物が育つ職場の窓際を羽虫のように這うタイプ音
 眠気と戦った一日。仕事が暇だったせいもあって、キーボードを打ちながら何度もうつらうつらしてしまい、そのたびシュワッとする目薬をさしました。6月2日の日記に書いた営業部の鉢植え、2日の時点では小さくて丸い形のありふれた双葉だったのが、あっという間にぐんぐん成長して、今日見たら、ヨモギのような形の葉っぱがもさもさできていました。一体どんな植物なのだろう。花も咲かないし実も生らないし、まだちっとも正体がつかめません。

 実家から島根ぶどうが届き、お風呂上りに食べました。瑞々しくて、美味しい!冷たく湿った一粒一粒、つまんだ指先から美味しさが始まります。果物って、気持ちのいい食べ物だなぁ。もっと日常的に食べたいけれど、高くてなかなか気軽には買えません。100%果汁ジュースを飲んで、我慢するか。

 数日前「人間ごっこ」に、短歌881~900までを追加しました。5月に日記の題名で詠んだ歌から選んだ20首です。
 昨日寝る前ふとんの中で夫から、「今まで詠んだ短歌のなかで、自分で一番気に入っている歌ってどれ?すぐ言える?」と聞かれ、すぐには何も出てこなくて、眠りにつく寸前までずっと考えてみたけれど、一向に思い浮かびませんでした。そういえば私は自分のどの歌が好きかなんて、今まで一度も考えたことがなかったなぁ。他人の歌に関しては、一番のお気に入り歌がはっきりあるのだけれど、自分でつくった歌に対して、満足のいく出来具合かどうかではなく、好き嫌いの判断をつけるという発想がありませんでした。夫のした質問は私にとって、「自分の身体の細胞のなかでどの細胞が一番好きか」と聞かれているようなもので、ひとつひとつに対して好き嫌いの差はなく、全部が好きな気もするし、全部が嫌いな気もするのです。質問されてみて初めて、「我ながらこれはすごく最高に好きだ!」とはっきり言える歌が、一首ぐらい欲しくなりました。

 今日は桜桃忌。太宰治の本を読みながら眠ろう。何を読もうかな。
by papiko-gokko | 2009-06-19 23:16 | Diary


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