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日記と短歌


by papiko

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 東京に雪が降りました。会社の窓からブラインド越しに、みぞれ交じりの大きな雪が、しょふしょふしょふしょふ降っているのが見えました。そんななか、営業さんたちは今日も、携帯を肩で片耳に押さえつけ取引先と打ち合わせなどしながら、忙しなく朝の準備を整えて、次々と外回りへ出かけていきました。雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、営業さんたちは外へ出かけます。大変だなぁ。事務員の私は、ときどき他の事務員さんと、雪つもるかな、早く春こないかな、と、当たり障りのない季節の話を交わしながら、それなりの速度で、月末処理をがんばりました。雪が降るのを見ていると、なぜだかじっと、沈黙したくなります。上手に沈黙できそうな気がしてきます。そして、「つもるかな」ぐらいしか、発する言葉を思いつかなくなります。

 先週の火曜日、結婚式の話を聞いてもらいにお邪魔した友達の旦那さんが、なんと、結婚式の食事会用のスライドショーをつくってくれることになりました。旦那さんは映画学科をでて、今も映像関係の仕事をしている人なのです。そんな人に作ってもらえるなんて、光栄すぎて、いいのだろうか。しかも、BGMにはスピッツの曲を使ってくれるそうで、もう旦那さんの中で使う曲も決まっているらしいと、友達が言っていました。そういえばその友達と旦那さんの結婚披露宴でかかっていたBGMはスピッツづくしで、なんともうらやましかったのを覚えています。どの曲かなぁ。
 夫が司会で余興もなしだから、私と夫がお色直しで席を立つ間のことが気がかりでしかたなかったのですが、これでもう安心です。絵本は作っているけれど、読むという行為は個人作業だから、それぞれに心の中で楽しんでもらえたとしても、その場全体の空気を和ませるのにはどうしても不十分だよなぁと思っていました。だから、絵本も配って読んでもらいつつ、もう一つの要素としてそこにみんなで一緒に見つめられるスライドショーがプラスされれば、気づまりなことなく楽しい時間を過ごしてもらえるはずです。
 友達の旦那さん曰く、スライドショーは写真が10枚以上あれば作れるということで、私と夫の子供時代の写真を使って作ってもらうことにしました。母に電話をして「友達がスライドショーをつくってくれるといっているから、使えそうな写真を何枚か送ってほしいんだけど」と話したら、思いのほか大喜びの大賛成で、すぐさま父と母とでアルバムを出してきて選び始めました。途中からはもう私との電話などそっちのけで、「このころかわいかったわぁ」「若いころの俺はやっぱりなかなかいい男だ」と、盛り上がっていました。いつも何かがそっちのけになっている家族です。電話を切ったあとも写真選びは続いたようで、途中から帰って来た上の妹も加わり、夜更けまでかかって選んだのを、今日すぐに送ってくれたそうです。一体どんな写真が届くのか、楽しみだなぁ。二枚だけ、成人式の写真はデジカメであったのでデータで送ってもらったら、自分が若くて驚きました。二十歳って、若い。
 日曜日には夫の実家へ行って、夫の写真を選ぶことになっています。夫は中学生のころの少年っぷりが猛烈に可愛いので、中学生のころの写真をいっぱい選ぼうと思います。


 昨日は、初診から一週間がたったので、お医者さんに言われた通り、再び皮膚科へいきました。診察室の椅子に座って向き合い、お医者さんが開口一番、「あぁ、大丈夫そうだね」と言ってくださって、その一言で、私がどれほど救われたことか。この調子で、飲み薬と塗り薬を続けましょうと言われました。塗り薬の塗り方を、今日は先週よりもっと詳しく教えてもらいました。来週もまた、診てもらいに行く予定です。もう悪くなりませんように。
by papiko-gokko | 2009-02-27 21:52 | Diary | Comments(0)

 パンクで修理に出していた自転車を、今日引き取りに行きました。もう直らないと言われたらどうしようと思いましたが、ふにゃふにゃぺこぺこになっていた後輪にはしっかり空気が入っていて、修理費は800円。壊れたものが元どおりに直って戻ってくると、初めてそれを手に入れたときよりもずっと、じっくり嬉しくなります。えへへと鼻をこすりたいような青く照れくさい喜びで自転車を受け取り、日の暮れた道を、ゆっくりこいで帰りました。なんでもかんでもが永遠に、壊れても壊れても直って何度でも元に戻り続ければいいのに。
 直った自転車の帰り道、下り坂途中の玄関先で、丸いおなかのおじいさんが年季の入っていそうな細身の木製パイプをくわえて立っていました。この頃だいたい同じ時間帯に通ると、このおじいさんが玄関先で満足そうにパイプを燻らせているのをちょくちょく見かけます。まだ寒いのになぁと思うけれど、直前までストーブとコタツのなかにポカポカいたのだとすれば、ちょうどほどよくほてりが冷めて、気持ちがいいのかも。たっぷりパイプの煙と外の空気を味わったあとは、お風呂と熱燗で再び体の芯から温まるのかもしれません。
 私も何か、あんなお洒落な人生の友みたいな持ち物が欲しいです。私の今毎日持ち歩いているもののなかで、唯一それなりに年季の入っているものは、布のメガネケース。これは小学一年生のころから使っていて、蓋をあけると母のひらがな文字で、「1ねん3くみ ○○○○○○○」と、しっかり書かれています(私はなんでも失くす子供だったから、母が持ち物全部に油性ペンで名前を書いてくれていました)。別に特別大事にしてきたというわけではなく、カバンにいれても邪魔にならないサイズなのが便利で、珍しく失くすことなく使い続けているだけのことなのだけど、長く使って色あせて、それなりに愛着もわいてきました。メガネケースぐらいの持ち物って、大事にすると使いすぎたり逆に使わないようにしすぎたりして失くすから、これからも、なんとなく使い続けていくことにします。
 ともあれ、自転車がなおって、よかったよかった。できるだけ長いこと、私の人生の友でいてくれ白い自転車。
by papiko-gokko | 2009-02-25 21:02 | Diary | Comments(0)

 仕事の電話で猛烈に不愉快な言い方をされ、愛想の悪い電話の切り方をしたあと、こんちくしょうめ今後一切会社の誰とも仲良くしようとなんて心がけるもんか!と心の中で息巻いておきながら、その一方で、咳をしていた後輩事務員の子に、持っていたトローチを全部あげたりなんかしたりして、私は一体どうしたいんだか、だれとどうなりたいんだか。他者に対する親しみは、その時々でころころ変わって、つまり、気分屋。たちの悪い大人だなぁ。

***

 特に何が哀しいでもつらいでもなかったとき、ただある作品に触れたことで、どっと涙がでました。ほんの数十分まえまで平常心で夜ごはんなど作っていた自分が、ささやかな作品で瞬く間に大量の涙を流していることに、驚きました。わけあってここに作品の具体名は書けないけれど、それは私の、一番いつも感じながら考えきれないでいる疑問に、碇のようにずむっと、刺さってきました。
 生まれること、死ぬこと。人が自分以外の人や動植物の命を愛し慈しむこと。ゆるやかに増えていく思い出と、忘れてしまう無数の昨日。誰もがいつかはいなくなるいう絶対の寂しさ、儚さ、虚しさ、尊さ。どんなに考えきれなくても、私はそれらの疑問を、自分の言葉で追い続けたい、表現しようとし続けたいと思いました。今日触れた作品は、私にそうすることの意味深さを、教えてくれました。
by papiko-gokko | 2009-02-24 23:49 | Diary | Comments(0)

 結婚式まであと20日。にもかかわらず、相変わらず結婚式は私にとって空想の世界のことのようで、どんなに準備をしていても、式というよりは学園祭の前みたいな気分で、ふわふわしています。私が花嫁衣装なんて、本当にきちんと着られるのだろうか。ちぐはぐで、失笑されたらどうしよう。憧れの白無垢の、あの綿帽子のなかがどんなふうになっているのかさえ私は知らなくて、そんなことで、結婚式を立派にできるのかな。この前など深層心理の表れか、てっきり綿帽子をかぶっていると思っていたらパジャマのズボンだったという恐い夢をみました。
 今一番悩ましいのは、両親への手紙です。ともかく書いてみようと書いたはいいのですが、とても声に出してなんて読めそうにありません。泣きじゃくるのは避けたいので、夫に読んでもらおうかなぁ。でも、嫌がるだろうなぁ。披露宴というのではなく親族ばかりの食事会だから、手紙なんて大げさなような、返って恥ずかしい気もします。けれど、一度ぐらいきちんとありがとうの文章を目の前で読んで伝えなければ、後になってから後悔しそうだし、それに、いつか妹たちが結婚する時には、簡単でもいいから両親に手紙を読んでほしいという思いがあって、だとすればまず自分がまずやってみせなくちゃとも思います。
 そんなことを、もじゃもじゃぐじゃじゃ考えているばかりで、あっという間にあと20日。プランナーもいなければ司会も頼まない食事会なので、私と夫とでちゃんと形にできるよう、しっかり考えなくては。あぁ、いまいち、学園祭気分。ダメだな全然違うはずなのにな。
by papiko-gokko | 2009-02-23 23:19 | Diary | Comments(0)

 結婚式準備の一日。これでいいのか?これでいいのか?と思い続けながら、作業をしていました。気づけば二月もあとわずか。時間がなくてびっくりします。
 つくっている絵本の題名が決まりました。「ripple story」です。日本語だと「さざなみ物語」でちょっとパチンコみたいだけど、なかなか気に入ってます。夫がrippleという英語を好きで、私もスピッツの『さざなみCD』で「さざなみ」という言葉と親しくなっていたので、スムーズに決定しました。今日一日で絵を描き終え、これからパソコンに取り込んで色塗り作業です。あと、夫制作中のウェルカムボードが、すごいことになっています。すごすぎるので、途中経過の写真を載せます。
d0038776_018296.jpg
 左が作成途中の全体図、右が拡大図です。パソコンでコピーペースト自由自在の便利なこの時代に、猫全部、一匹一匹手書きです。最終的には画用紙全体が無数の猫で敷き詰められ、一部の猫だけ色ペンで塗りつぶすことで、離れてみると塗りつぶした部分がWelcomeなどの文字になるようにするそうです。こんな時間のかかることをしているから、間に合わなくなってくるのだと思います。でもこういう無意味ながんばり、好きです。
 そんな無意味かもしれないがんばりの途中で夫とけんかになって、B’zを大音量で聴いているうちに気分が落ち着き、落ち着くと同時に眠たくなったので、一時間ぐらい眠りました。最近、寝るのが好きです。アレルギーの薬に眠たくなる成分が入っていて、そのせいでいつでもどこでもうとうとできます。うとうとする夢にはだいたい決まった人がでてきて、私はその人とうまく話せたり、話せなかったりします。夢でぐらい、誰とでもさくさく話せたらいいのにな。
by papiko-gokko | 2009-02-23 00:18 | Diary | Comments(0)

土曜日。


 ひとりのんびりの土曜日。お昼にサッポロ一番の塩ラーメンを食べました。立ち昇る湯気の香りが、これまでに過ごした数え切れない平凡な休日を思い出させます。子供のころから、家族の誰もが何処にもお出かけせず何もがんばらずにだらだら過ごすことに決めている休日の昼食といえば、サッポロ一番の塩ラーメンでした。何もしない休日の満ち足りた気だるさを、あの香りは象徴しています。
 ラーメンを食べてからすぐ、夜ごはんをつくりました。私が昼間から台所に立つなんて珍しいことで、ブラインドからまな板に自然光が射してくるのや、外から抑えられていない奔放な声や音が響いてくるのが、なんとなく新鮮でした。作った夜ごはんは、カレーライス。夫のリクエストです。前回、同じように夫からカレーライスをリクエストされたとき、休日だというのに夫の帰ってくる一時間前からカレーライスを作り始めたところ、それを知った夫から「カレーライスなんて煮込めば煮込むほど美味しいものを、なぜ直前でつくるのか、信じられない」と、ものすごく悲しそうに叱られ、その日の反省を生かして今日はお昼から台所に立ったのでした。
 今回のカレーには、5種類ものルーを入れてあります。味見をしたら、ほどよく辛くて最高でした。カレーライス、つくるのも食べるのも大好きです。夫よりも上手に作れる料理はカレーライスと単純な煮物系だけなので、これからも、二点集中型で上達しようと思います。ちなみにカレーライスの次に食べるのが好きなのは、塩むすびだと最近気づきました。その次が炊き込みご飯です。ご飯、大好きです。
 
***

 結婚式準備のひとつとして、今日は一番緊張して気が重かった、「伯父へ乾杯のお願いの電話をする」ということをしました。当日、司会進行は新郎自らすることにしているのですが、さすがに乾杯だけは新郎だと可笑しいということで、最年長である伯父(母の姉の旦那さん)にお願いすることにしたのです。もうすでに父から一度お願いはしてあるのですが、それでもやはり自分たちの口からもお願いしたほうがお互いに気持ちがいいだろうということになり、今日やっと電話をかけました。
 電話をしたら伯母がでて、伯父は出張でいないということでした。残念だったような、ほっとしたような。もうずいぶん会っていないので、最初はガチゴチに緊張していましたが、話すうちに、笑い方やしゃべり方から、あぁ母のお姉さんだなぁという感じがしてきて親しみがわき、ゆるゆると、十五分近くお話をしました。「楽しみにしてるわ」と何度も言ってくださって、そのたび素直に嬉しかったです。
 電話を切った後、母の携帯に報告の電話をしたら、母は下の妹のアパートにいました。今日は、大学生活を満喫中の下の妹と母方の祖父母に会いに、家族で岡山にいっているそうです。「今、○○(下の妹)が結婚式用のドレスを着て、どの靴がいいか合わせとったとこよ」と、母の話す後ろで、下の妹と上の妹の笑い声が聞こえて、その後電話は家族全員にまわされていきました。下の妹が「さっき冷凍したまんじゅう早く食べたい」とつぶやき、上の妹にかわって「○○(下の妹)が洗濯物をためまくっとって、今私が干しとるに」と訴え、続いて父が「○○(上の妹)と○○(下の妹)が洗濯物を投げて遊んどる」と報告しました。騒がしい家族です。今夜は上の妹だけが下の妹の家に泊まって、父と母は祖父母の家に泊まるそうです。下の妹は今、アルバイトを探していて、電話の向こうで母が、妹のバイト情報誌を見て発見した『地形が変わっていないかを調べるアルバイト』という謎めいたバイトを、なぜかしきりに勧めていました。母は昔からときどき、ものすごく困惑することを、「絶対に面白いからやってみるべきだ」と、しきりに勧めてきたりします。一家で一番冒険心があるのは、母かもしれません。
 伯母の声を聴き、ドレスを着て靴を合わせる妹の様子を聞いて、みんなが結婚式に向けて動いてくれているのだと思うと、ありがたくて、気が引き締まりました。ひとつひとつ、丁寧に仕上げよう。
by papiko-gokko | 2009-02-21 19:39 | Diary | Comments(0)

 ネットで見つけて注文していたラグが届きました。冬物セールで元値よりかなり安くなっていたのと、洗濯機で丸洗いできるというところに惹かれて選んだ、リビング用の大きいラグです。しっかり掃除機をかけてから、さっそくリビングに敷いてみると、敷く前よりも部屋全体が広く感じました。色はアイボリーで、写真の感じから想像していた以上にふわふわ毛並みが細かく柔らかく、眠気を誘う肌触りです。真新しさが嬉しくて、袋から出したばかりでまだ全体的に毛が寝ているラグの上を、まっさらな雪を踏む子供の気分で、ズルズル歩いて毛を逆立ててぐるぐる足跡をつけてまわりました。ようこそ我が家へ。洗えるとはいえ、せっかく綺麗なアイボリーなのだから、ジュースや化粧品をこぼさないよう、大事に使おう。

 今日の日本アカデミー賞で、最優秀助演男優賞を受賞した山崎努さんの、トロフィーをもらった直後の受賞挨拶に惚れました。一言一言、自然で知的で人間味があって、息をのむほどかっこよかったです。特に「(最優秀賞は)若い後輩に譲りたいという気持ちもあるのですが、やはり、ネクタイを締めて、革靴を履いて、ここへきたわけですから、せっかく来たからにはもらいたかったです。本当に嬉しいです。」というところ、なんてお洒落で厭味がなくて、スマートな言い回しだろう。「生きていて一番嬉しいのは褒められることだ」というところも、その正直さと、聴き手の心をエスコートするような話の持っていき方に打たれました。ペラペラなんてしゃべれなくていいから、私も、あんな言葉選びとテンポでもって、話せる人になりたいです。テレビで言葉を発する人を見ていて、あぁ自分もこんな言葉を話したい、こんな大人になりたい、と胸が熱くなったのは、久々のことでした。受賞作の映画、絶対みます。
by papiko-gokko | 2009-02-21 00:51 | Diary | Comments(0)

 自分のここ最近の仕事ぶりが気に食わなくて、がんばりたい!がんばりたい!と走ったら、20メートルでへこたれました。社会よ人よ生活よ、私にもっと何かを、がんばらせてください。そうして、ほんのちょっとのがんばりで、のぼせるほどにちやほやと、甘やかしてください。

 今日は皮膚科へ行ってきました。先週あたりから花粉で顔にアトピーの症状がでて、いかなきゃなぁと思いながら、なんとなく渋っているうちに、炎症が治まりかけてはまたぶり返すの繰り返しで一週間が過ぎてしまっていたのですが、昨日目の周りが赤く荒れていたのを見た友達から、「結婚式の前だし、一度皮膚科へ行ってみたもらったほうが気持ちも落ち着くから、絶対行きなよ」と強く勧められて、ようやく決心がつきました。
 私はもともと子供のころから軽いアトピーがあって、東京へきてからその症状が一番やっかいな顔に出はじめ、花粉や乾燥などちょっとしたきっかけで痒みや赤みを起こすようになりました。大抵肌の荒れているとき実家に帰るとよくなるし、去年の五月に岡山の牛窓で海風に当たったら一日でつるんと治ったので、原因は東京のからっ風なのだと思います。やっぱり空気が、汚れているのかなぁ。
 この前皮膚科へいったのはいつごろだったかなぁとこの日記を検索してみたら、2005年10月27日で、三年も前のことでした。三年前にもらった顔に塗る薬は今もまだ残っていて、三年間かゆくなるたびちょびちょび塗っていたけれど、やはりそろそろ、きちんと今の状態にあった薬を出してもらったほうがいいはずです。検索ついでにその日の日記を読んでみると、最後に「明日は友達と秋の遠足にいく」と書いてあり、その友達のひとりこそが昨日私に皮膚科を勧めてくれた友達だったので、なんだか、時の流れと自分の相変わらず具合を同時に感じて、可笑しくなりました。
 今日行った皮膚科は三年前とは別の場所で、初診だからいろいろ検査があるかと思いきや、ただ顔の具合を見つめられただけで、それ以外特に何処を触れられるでもなく、お話だけして終わりました。ゆっくり直していきましょうとお医者さんが言うので、「実は結婚式が近くて、なんとかその日までに普通の状態に、治したいのです」と、そばに立っていた綺麗な看護師さんの視線が気になりつつ恥を忍んで訴えたら、「うーんしかしなぁ・・・アトピーは完治に四年ぐらいがかかるものなのでね・・・」と苦笑いされてしまい、一瞬ざんっと気分が落ち込みました。その気配がわかったのか、「それでは、飲み薬も出しておきましょうね」と、塗り薬を三種類のほかにアレルギー症状を抑える飲み薬も処方してもらえることになり、塗り薬のどれをどの程度塗るか詳しく教えてくださって、それで少し救われました。たぶん、悪いお医者さんではなさそうです。本当は、「式の日までにしっかり治してあげるから、大丈夫だよ」と、すごくすごく、言って欲しかったけれど。皮膚は虫歯と違うものなぁ。仕方ない。
 処方箋を持って薬局へ行くと、さっぱりした雰囲気の女性薬剤師さんが、分かりやすいように手書きのラベルを貼った薬を私の前に並べ、ひとつひとつ親切に説明をしてくださり、それを聞いているうちに、だんだんと薬に対する信頼と安心感が湧いてきて、きちんと塗れば治るに違いないような気がしてきました。うん、治る!大事な大事な結婚式までに、治らないはずがないよ。どうかどうか、治ってください。

 皮膚科の帰り道、歩きながらiPodを聴いていたら、小沢健二の「ドアをノックするのは誰だ?」がかかって、病院帰りだというのに、ウキウキ楽しくなりました。夫が小沢健二を大好きで、私も聴くようになりました。たぶん、この曲が一番好きだなぁ。夫と付き合い始めたばかりのころを思い出して、楽しくなります。結婚式のあとの食事会で音楽をかけるとしたら、この曲もいれよう。小沢健二のあとは椎名林檎の「ギブス」がかかりました。これまた、夫と付き合い始めたころによく聴いていた音楽だったので、ますます元気になりました。元気になりたいときに、元気になれる過去の染み込んだ音楽を聴けて、よかったよかった。
 
by papiko-gokko | 2009-02-19 23:37 | Diary | Comments(0)

 今朝、いざ出勤と自転車を漕ぎ出した途端、ガコンガッコンと、車輪がものすごい音を立て、おしりに尋常でない振動が走りました。パンクです。急な寒さのせいか、昨日まで元気に走ってくれていた自転車の後輪にいつの間にか穴が開いて、空気がすっかり抜けきっていました。
 しかし、毎朝どうしようもなく眠たい私は、電車に間に合う時間ぎりぎりで家をでているため、駅まで歩いていては間に合わなくなります。かといって、駅まで走ると相当疲れます。困ったことだとしばらく自転車を押して歩きつつ考えた結果、パンク自転車をこいでいく決意をしました。ガッコンガッコン音がすごくて道行く人にぎょっと見られながら、振動でおしりが痛いためほとんどたちこぎ状態で、駅まで約十五分間の道を、なんとかこぎきり、おかげで電車にも間に合って、あぁ、よかった。これを機に、もう少し余裕を持って出るように心掛けようと思います。

 そんなこともありつつ、一日それなりに平和に仕事をこなして定時で上がり、そして今日は、駅のお店で幼児用アンパンマンクッキーとケーキを買って、数駅先の友達の家にちょこっとお邪魔しました。結婚式について、話を聞きたくて聞いてもらいたくて、そんなことをメールで話していたら、会社帰りにおいでよと言ってくれたのです。
 友達の家は、一歳になる子供のおもちゃと絵本と洋服と食器が、いろんな場所にかわいらしく仕舞われていたりかけてあったりして、思わずあれこれ見渡したり手に取ったりしてしまいます。子育てって楽しそうだなぁ。一日があっという間に過ぎていくのだろうなぁ。ちょうど夕食時だったので、夜ご飯をごちそうになって、ケーキも一緒に食べて、ガールズトーク、というよりは、嫁トークをしてきました。キャピキャピより、もちゃもちゃ話すのが好きです。
 いつまでも話していたい気分だったけれど、やがて一歳の子も眠たくなってきて、旦那さんも帰ってきたので、9時前にはお暇しました。生活が忙しいだろうに時間を作ってくれて、感謝。家の最寄り駅までは電車で帰り、けれども駅の自転車置き場に止めてある自転車はパンクしているし寒いし暗いし、もうタクシーで帰ってしまえと、給料日前なのに贅沢をしました。タクシーでは、珍しくラジオが流れていて、AMラジオ独特の雑音が頭蓋骨をガサガサと這い、眠気を誘いました。夜にひとりで乗るタクシーが、少し好きかもしれません。海底を泳ぐ魚みたいな、湿った静けさ。

 そして今、私はこれを、マクドナルドで書いています。家の前でタクシーを降り、さぁ帰ったらすぐお風呂へ入ろうとカバンをさぐり、あれ・・と思ってポケットを全部さぐり、もう一度カバンをさぐっても、鍵が見つからなかったからです。今朝は私より夫のほうが遅く家をでたので私は鍵を閉めずにでて、どうやら鍵を家にわすれてきたようです。そんなわけで夫が帰ってくるまで家には入ることができず、それまでは約一時間もあり、一時間も静かな住宅街の玄関で佇んでいるのは淋しいし退屈だし恐いし、とにかくどこか人のいる明るいところへいこうと、夫が少し前まで使っていたヨーロッパ風味のお洒落自転車にまたがって、よろよろ、街のほうを目指しました。夫も自転車で出ているので、うちに自転車が三台あって、本当によかったです。街の大きな道路へ出ると、行きかう車のヘッドライトが眩しく、九時以降も平気で明るいお店が並び、まだまだ眠りそうにない人たちが道にもお店の中にもちゃんといて、すごくほっとしました。自転車置き場に自転車を止めて、周りの明かりを見渡すと、横断歩道の向こう側にジョナサンとマクドナルドが並んでいるのが見えました。しかし、友達の家にいくときケーキを買って、それからのんきにタクシーなんか使ったので、給料日寸前の私のお財布からは、お札がなくなっています。こんなことならお金をおろしておけばよかったなぁどうしようかなぁと横断歩道を渡る途中で、「百円あったらマックへ行こう」というCM文句を思い出して、マクドナルドに決定しました。CMって偉大。100円のリンゴジュースを飲みながら、なんだか放浪記みたいだなぁなんて、少し浮かれたような心で、この日記を書きつつ夫の帰る時間を待っているところです。

 と、そこまで打ってぼんやりジュースを飲んでいたところで、夫から連絡があり、今は無事、家に帰って家のパソコンでこれを打っています。なんだか、普通の平日のはずが、いろんなことのあった一日でした。家があるって、いいなぁ。これからは、鍵をカバンにしばりつけることにします。
by papiko-gokko | 2009-02-19 00:46 | Diary | Comments(0)

 玄関を出ると、先日の暖かさなどなかったかのような真冬の風で、やっぱりそうだよねーと思いながら、マフラーをぐるぐる巻きました。そう簡単に春は来てくれません。あまりにも待ち焦がれて、一体春はどこからだったかなぁと去年を思いだそうとすると、春を待ち始めたあたりから、記憶としてはもうすでに春でした。春は、待つ心から始まる季節。

 結婚式の絵本作りが楽しいです。今日、文章を終わりまで書きあげました。ひとつの文章を書きあげる瞬間って、最高に気持ちがいいです。私にとって、これほどの達成感は、他にあり得えません。死ぬまでこうして毎日毎日、何かを書き上げ続けていたいなぁ。
 この絵本作りでは、私が絵と文章の下書き、夫が表紙のデザインと絵の色塗り、それから文章の校正及び清書を担当しています。私は夫の配色や配置のセンスを尊敬するし、彼の書く文章の切れ味が好きなので、この調子で力を合わせれば、きっと満足のいくものができると思います。私がまだ夢見る少女だったころ、結婚するなら一緒に絵本をつくれる人がいいなぁ!と、かなり本気で思っていました。それが結婚式に向けて叶うとは。夢にうつつをぬかす25歳でいられて、幸せです。
 なんだかここのところ、席次表とか全体の見積もりとか進行とか引き出物とか、そういった現実的なあれこれを後回しにして、絵本作りにばかり夢中になってしまっており、これでは結婚式準備というよりただの創作活動のような気もしますが、まぁいいか。この際だから、自分たちの気が済むまでやるつもりです。
 
by papiko-gokko | 2009-02-17 23:22 | Diary | Comments(0)