日記と短歌
by papiko
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ご褒美にもらったアメを舐めながら甘え足らない心に気づく
 月末。それなりに忙しく働いた。同僚のあたらしい強さを知り、私はどうしていつまでも、こんなに甘ったれなのだろうかと恥ずかしくなったそばから、まだまだまだ、甘え足りていない心に気づく。いいねすてきねと、甘やかされたい、いいのよいいのよと、許されてたい。私もみんなを甘やかせるだけ甘やかすから、そのぶんみんなも私を甘やかしてくれないかな。

 人を招いて嬉しくて、大きい袋のお菓子を、テーブルいっぱいにパーティーあけして並べて、それだけでなにか、楽しくて仕方ないことのはじまる予感が満ちる。だけど大抵、パーティーあけしたお菓子って、余ってしまうのだ。次の朝、はしゃぎ疲れた頭で、しけったお菓子をシニャシニャと噛んでいると、「巻き戻し」なんていう概念を、知らなければもう少し諦めもついたのにと思う。映像のなかった遠い昔の人々や、もしくはDVDの「頭出し」しか知らないような現代っ子は、ビデオをきゅるきゅる巻き戻すときのあの映像や音を、知らないのだから、戻りたいなぁと漠然と思うことはあったとしても、具体的にあの巻き戻しのイメージで、過去を取り戻せればいいのになんて、思わないんじゃないかな。どうなんでしょう。

 あ、こんなに力を抜いて文章を書けたのは、ひさびさ。いい気持ち。そのときどきで、いい気持ちで書ける文章を、書き続けよう私。気になることはまばたきの数ほどあって、きりがないけど、気にしなくていいことのほうが多い、たぶん。
by papiko-gokko | 2008-09-30 21:06 | Diary
コンビニおでんと母のノド飴
 急に冷え込んだせいか、腰が痛い。整体で背骨や骨盤の歪みをバキボキ直してもらいたいなぁ。小雨降りしきる帰り道、寒さと冷たさに身を固くして歩いていたら、ちょうど駅と家の中間あたりにあるコンビニに「おでん全品70円」という垂れ幕のかかっているをみつけ、その、ぐつぐつふはふは温かいイメージに引き寄せられ、思わずたっぷり買って帰ってしまった。卵と、はんぺんと・・・と、選んで注文していくだけで内側から温まってきて、おでんを買ってからのちの帰り道は、寒さも冷たさもさほど身にしみなくなり、おでんの冷めないこととこぼさないことだけ考えて歩いた。
 
 帰ってすぐに熱々のおでんをたらふく食べて眠たくなりながら携帯を開き、母と妹からのメールに気づく。無事島根に帰ったようだ。よかった、よかった。二時ごろ飛ぶ飛行機で、その時間帯は、会社で仕事をしながら、寂しくなった。母と妹の日常は島根にあるから、さよならしなくてはいけない。日常を持つ人同士は、どうしても、その継続のために、さよならしなくてはいけない。ならば日常をもたなければ、寂しくないのかといえば、そうではなくて、日常を持たなければ、いつか別れるその人と、繋がることすらできないし、どうしたって、生まれて育ってきた限り、死ぬまで寂しい気持ちからは逃げられないのだと思う。

 仕事中に咳がでて、カバンを漁ったら昨日一昨日に母からもらったリンゴ喉飴がいくつかサイドポケットに入っていた。東京観光中、母は電車で座るといつも、私と妹と夫に「飴ちゃんいる?」とリンゴの喉あめを配り、舐めていた。私も妹もそんな母を「大阪のおばちゃんみたい」と笑っていたけれど、そのことを思い出しながら舐めていたら、子供じみた甘ったれの気持ちがふくらんで、うえんと泣きたくなった。いつでも母がそばにいて、私の喉が痛いかもしれないときに、カバンから飴を出してくれたらいいのにな、なんて、25歳にもなってちらりとでも思ったりするとは、毎日あたりまえに飴を出してもらえていた5歳児のころの私が、想像できただろうか。母は私を、26歳で産んでいる。
by papiko-gokko | 2008-09-30 00:07 | Diary
週末の出来事
 金曜日の夜、母と上の妹が東京へやってきて、昨日と今日、大いに遊んだ。一昨日と昨日は我が家に泊まり、明日は私も夫も仕事があるということで、今夜はホテルに泊まって、明日の飛行機で帰ることになっている。

 土曜日は、吉祥寺と浅草を歩いた。吉祥寺は私の推薦スポットで、ぜひ見せたかった街だから、明治通りやハモニカ横丁や井の頭公園など、結構隅々まで歩けて満足。妹は雑貨屋さんでアクセサリーを買っていたし、母もちょこちょこお土産を買って、楽しんでくれたみたいだ。浅草は母の希望で、人形焼きを食べながら、雷門の前で写真を撮ったり、祖父へのお土産を買ったりした。本当は上野の美術館へも行きたかったようなのだけれど、それは時間がなかったため、アメ横を歩くだけで断念。アメ横では母が、父のカバンを買っていた。母は東京へくると、いつも一緒に来なかった家族へのお土産ばかり買う。特に今回は、下の妹へのお土産をわんさか買っていた。上の妹はお目当てのブランド店の入っているデパートをしっかりネットで調べてきていたようで、行く先々のデパートへ寄っては、お化粧や洋服を買っていた。

 今日日曜日はお義母さんと合流して、横浜を観光した。横浜は夫の実家だからこれまで幾度となく行っているが、観光地を訪れたのは初めてで、ランドマークタワーや赤レンガなど、横浜っぽい横浜に触れることができて面白かった。観光で最も衝撃的だったのは、あの有名な童謡『赤い靴』をイメージした商品が、横浜の名物としてお菓子やグッズになっていたことだ。あの歌は確か、よく車で聴いていた童謡カセットに入っていて、そのころ私はミッキーマウスの赤い靴を一番のお気に入りで穿いていたから、聴くたびに恐くて悲しくて、トラウマになった。『赤い靴』のあとが、「一本でもニンジン♪二束でもサンダル♪」という愉快な数え唄だったから、それで毎回救われていたのを覚えている。そうかぁ、そういえばあの歌は、横浜が舞台なんだなぁ。赤レンガ倉庫のすぐそばの、波止場の風は気持ちよかった。同じ波止場なだけあって、神戸の雰囲気ととても似ていた。

 夜は母と妹の泊まるホテルで一緒にご飯を食べて、そこでお別れ。くたくたで帰ってきた。そんな感じの三日間。明日は仕事かぁ。
by papiko-gokko | 2008-09-29 00:17 | Diary
優しさで計算された去り際の余韻のしっぽ踏んづけてやる
 晴れ空一面ひらたく散る雲に、夕焼け色がゆっくりと染み渡っていく。真夏のあと、真昼のあと、秋は余韻の映える季節。
 だからなに?だから、つまり私は今、秋を感じたがっていて、それだけのことです。私が秋を語らなくとも、等しく秋の風は吹き、空は高いこと、分かっていながら、秋を知らない誰かに私の知る限りの秋を伝えるような姿勢で、ゼロに近い地点から言葉をさがそうとする。
 だからなに?伝えたいと思うのは、自分の言葉や感性について、うぬぼれているからかな、自信がないからかな。どちらにしても、酔ってるんだろ。
by papiko-gokko | 2008-09-26 01:13 | Diary
軽やかに緩やかに心を伝うよ
 あちらこちらに、彼岸花が咲いている。去年もこんなに咲いていたっけ。春はチューリップ、秋は彼岸花。どちらも、一本一本がしっかり独立していて、花びらの輪郭や色がくっきりとしていて、たやすく摘んではいけない感じのするところが好きだ。
 子供のころ彼岸花を摘んで帰って、祖母に「火事になるけん摘んだらいけん」ときつく叱られ、そのとたん手に持っていた彼岸花が、怖ろしい化け物の舌やら指のように見えてきて、ゾ~ッとしながら大慌てで元の場所へ返しに行ったのを覚えている。あれ以来、彼岸花は摘んだことがない。おばあちゃん、あなたが魂を手放し眠り続けるうちにもう、再び秋です。あなたと当たり前に会話を交わした日々が、懐かしい。懐かしいと感じてしまうことが悲しい。

***

 CDTVの15周年スペシャルを見ている。歌番組はいいなぁ。90年代は私にとって、黄金のJ-POP時代だったと、改めて感じる。スピッツ、THE YELLOW MONKEY、Mr.Children、エレファントカシマシ、GLAY、ウルフルズ・・・素晴らしいバンドが次々と現れ、胸を震わす名曲を聴かせてくれた。小沢健二や奥田民生などの登場も新鮮だったし、女性に関してはちょっと2000年にかかるけれど、椎名林檎を聴いたときの衝撃はすごかったし、宇多田ヒカルの登場も、驚いたなぁ。90年代中盤に流行った女性アーティストでは、相川七瀬が結構好きだった。片思いに夢中だったころは、kiroroの「長い間」を繰り返し聴いていたし、そうだそれから、マイリトルラバーも忘れちゃいけない。
 年を追ってヒット曲が紹介されていくなかで、94年~98年あたりはどの歌もビリビリきてテレビにかじりついていたのだけど、2001年になったところから急激に、ビリビリくる曲がなくなった。2001年といえば大学受験のころだから、ちょうどこのころから私はJ-POPを離れたのだろう。
 十年前は流行りをごく自然に受け入れていたのに、今はもう、J-POPも携帯小説もデコメも、遠い世界のことになっていて、こんなことでは将来、子供のよき理解者になれなさそうで不安だなぁ・・・
by papiko-gokko | 2008-09-25 00:11 | Diary
青空の下の沈黙きみの手を濡らし始めるソフトクリーム
 秋分の日。火曜日が休みだなんて珍しくて、一体どう過ごしたらいいのか戸惑い、結局一日中掃除をしたり休憩したりしながら、夕暮れを待った。毎日毎日、仕事のある日も休みの日も、心が待つのは夕暮れ時間。夕暮れになれば何か今日という日にドラマチックな結末や重大な結論が現れるかもしれないと、日々懲りずに思い続けている。
 そういえば秋分の日らしいこととして、春に出し損ねていた夫のコートをクリーニングに出した。この町に引っ越してから利用しているクリーニング屋さんのおばちゃんは、ちょっと変わった人で好き。今日は、クローゼットの服に虫やカビのこない方法を妙に小声で伝授してくれて、なんだかクローゼットに秘密の宝物でも隠しているみたいな気分になった。そうか、クリーニング屋さんにとって、洋服は秘密の宝物級の存在なのか。
 それから今日は、絨毯も洗ってほしたのだ。まだ九月も終わらないのに、着々と、冬の準備を始めている。冬支度をする生き物の姿は可愛いと思うので、二か月ぐらいかけて、可愛い行為を楽しむつもりだ。冬支度が整って北風が吹き始めたら、コタツでモタモタ編み物したい。

 川端康成の「夕映え少女」という短編集を読み始める。夫が図書館から借りてきた本で、少女が主人公の短編ばかりが収められている。ぜいたくで美しい文章。本を読みやすい季節に突入したことだし、美しい言葉をもりもり摂取したい。

 いよいよ金曜日に、母と上の妹が遊びにくる。土曜と日曜、東京を案内するのだが、今のところまだ、吉祥寺へ行くことしか決まっていない。他にはどこを案内しようか。東京へ出てきたばかりのころは、高層ビルやギラギラのネオン街を見せたいという気持ちが強かったけれど、今はそんなわかりやすいものより、昭和っぽさの残るアーケードや面白いお店の並んでいる路地などを見せたい気持ちが強い。どこがいいかなぁ。
by papiko-gokko | 2008-09-23 23:59 | Diary
全力で君の仕草を駆け抜ける校庭一周分の欲望
 義姉の赤ちゃんと初対面してきた。ちょうど今日退院してすでに実家にいたので、自由に抱っこもさせてもらえて、その小ささと確かな重みを、体中の細胞が感じ取ろうと静まり返った。ほとんどすやすや眠っていて、たまに目を覚ましても、鼻をちょっとぴゅくんぴゅくん鳴らす程度で、ちっとも泣いたりはせず、随分おとなしい赤ちゃんだ。私はこれから叔母ちゃんとして、彼女の成長に立ち会って行くんだなぁ。お年玉をあげたりするんだなぁ。人生って、わけがわからない。

 夫の実家でしばらくのんびりしてから、夕方は春から東京に出てきている従妹と、三軒茶屋にてお食事をした。先日劇のチケットを譲ってもらったお礼と、夫の紹介を兼ねて。三軒茶屋は一度行ってみたいと思っていた街だったので、待ち合わせ時間よりもちょっと早めに行って、駅の周りを一通り歩いてみた。駅の周辺には雑貨屋や薬屋や書店などの小売店がたくさんあり、メインの通りからいきなり細く短い商店街が斜め方向に伸びていたりして、歩けば歩くほど発見がありそうだ。高層マンションも結構立っていて、これは東京のどの街にも言えることかもしれないが、目新しさと古めかしさが同時に存在している印象を受けた。世田谷線が路面電車であることを初めて知って、乗りたいなぁと思ったのだけど、雨で人が多かったので断念。東京を走る路面電車ってどんな感じだろう。いつか乗ってみたいなぁ。
 お正月振りに会った従妹は、落ち着いた雰囲気で可愛らしくて、誇らしいようなちょっと怖気づいてしまうような、そんな感じでいつも以上におどおどしてしまった。だけど話始めてしまえば子供のころと変わりなく、「子供のころはよく、ごっこ遊びしたよねえ」なんて、「子供のころは」で始まる会話を何度かしながら、自分たちはいつのまに、盛んに遊んだ日々を「子供のころ」として現在と切り離しながら語り合えるほど大人になったんだろうかと、自分の口ぶりに驚いた。ほんの少し前まで、私たちにとってごっこ遊びは、「子供のころしてたね」じゃなく、「もう最近はしなくなったね」という認識だったはずだ。
 彼女は今、東京でしかできないことにいろいろと挑戦しているようで、忙しそうだけれど刺激的で充実しているようだ。東京の住み心地はどうかと尋ねたら、「やっぱりすごく楽しい」と言っていた。島根と東京を同時に愛する者の一員として、彼女の活躍を応援しよう。
by papiko-gokko | 2008-09-22 00:42 | Diary
誰の目が僕を減点するだろう今日は何処から失格だろう
 9月20日、夫が25歳になった。今日からやっと同い年。宇多田ヒカル風にハッピーバスデーを歌ったら、「さすがだね、無駄に芸達者だね」と褒められた。去年は綾戸智絵風をやって、好評だったのだ。ものまねは、私のひそかな特技。外では大人しいので、夫と妹ぐらいにしか見せないけれど。歌唱力があるのと、ものまねができるのとは、一緒じゃないんだなぁ。来年はchara風でいこうと思う。

 頭と心と行動のバランスが、うまくとれていない日々。頭は数か月先のカレンダーを泳ぎ回り、心は数日前の出来事を舐め回し、手足は狭い範囲で散らかすことと片付けることを繰り返している。落ち着こう。力を抜こう。誰も私に素晴らしさや頼もしさなど、求めていない。辛いこともたまにはあるけど楽しく生きていますって、その程度の報告と安心で十分なんだ、たいていの人間関係は。「辛いこと」や「楽しく」の内容を気にしていては、きりがない。そんなことは、本人にだってわからなかったりするのだろうし。いやだなぁ。不安になるとどうしてこうも、ルールや順序にとらわれて、間違いばかりしているような気分に、自分を追い込んでしまうのだろう。 
by papiko-gokko | 2008-09-20 23:49 | Diary
渇くまでしばらく消えて出会いごと出来れば君を憎みたくない
 前向きすぎる日記を書いた次の日は、どうも気が滅入る。恥ずかしい。なにかを圧倒的に好きであること、そしてそれを言葉にして外側へ放つということは、なんてったって恥ずかしい。そうしてそれをこんなふうに、恥ずかしがるからなお恥ずかしい。私は日々いろいろなことがちまちまと恥ずかしく、もう少し堂々としたいのだけれど、しかしこの恥ずかしさが消えてしまったら、一体何を基準に物事を判断すべきか、戸惑うだろう。あぁ、恥ずかしい。こんな自意識過剰な自分が恥ずかしい。穴があったら見つめたい。 

 なんとなくイライラした気分で歌番組を見ていたとき、演奏にうっとり聴き入っている観覧者の顔が映り、「客の酔いしれた顔とか映されると一気に気分が冷める。そういうの、まったく求めていない。」とぶつくさ言ったら、そのときは「あっそう」とだけ言って別に賛同してくれなかった夫が、しばらくしてからお笑い番組を見ていて、ネタ披露中に手を叩いて爆笑しているマルチタレントが数秒映ったとき、「この人の笑いのツボとか全く興味ない。不要な要素。」とうんざり言っていて、あ、同じだなーと思った。こういうところが、私と夫の一番似ているところかもしれない。いいのかな、悪いのかな、たぶん、悪いな。

 自分のことや人のことや、いろいろあれこれ心配で不安で、しかし私がこんな硬い頭と狭い視野でもってもじゃもじゃ考えたところでしかたのないことばかりなので、さっさと寝ることに決めた。
by papiko-gokko | 2008-09-20 00:52 | Diary
恋しかるべき我が涙かな
 憧れに動かされていたい私は、軽蔑なんて、できる限りしたくないのだ。けれど、自分なりの価値観なりポリシーなりをある程度持っていれば、それを守るためにも、どうしたって軽蔑せずにいられない対象に出会うこともある。今日は、そういう日だった。軽蔑に頭をつかうと、脳がぐったり疲弊して、いろいろなことが疑わしく思えてきて、投げやりな気分になる。憧れに対してならば、いくら頭をつかっても、疲れるどころか元気がでるのに。

 そんなことをもやもや思いつつ帰ってきたら、B'zのファンクラブから、信じられない贈り物が。
 それは明らかに会報誌ではなく、誕生日やクリスマスに届くカードでもない不思議な大きさの箱に入っていて、なんだろうなんだろうと大いそぎで開けてみると、なかには「B'z Official Bootleg Hidden Treasure~Typhoon No.20~」という名の、DVDが一枚。ちょっとしたインタビュー映像かなぁぐらいの気分で再生してみて、驚いた。とにかく、驚いた。デビューの1988年から2008年までB’zの積み重ねてきた一年一年が、その時々の秘蔵映像とともに、たっぷり紹介されていく。これはファンクラブ会員だけに送られた、B'z20年の軌跡だったのだ。びっくりして、ぼうっとして、涙ぐんだ。なんだろう。この、救われたような、報われたような、力強くひきあげられたような思い。安心しろって、まるで目を見て言ってもらえたような気分。
 私がまだ興味を持っていなかった1996年までのB'zと、稲葉さんに一目惚れしてリアルタイムで追いかけるようになった、1997年以降のB'z。私にとってその違いは大きく、やはり、リアルタイムで追いかけてきたほうのB'zの映像を見ていると、その当時にB'zとそして自分自身に抱いていた想いがそのままの濃度で立ち昇ってきて、胸をいっぱいにする。
 二時間ぐらいのDVDで、ファンクラブ会員の特典にしては、豪華すぎるんじゃないかと、本当に、今もまだ、びっくりして、びっくりして、びっくりして。三十分間ぐらいひたすら見たところで、無意識のうちに頬に当てていた手のひらがよだれでぬれているのに気づき、あ、こういうとき本当によだれってたれるんだ・・・と、思った。ファンにとって、これほどよだれもんのDVDは、ないんです。
 このDVDのなかには、私がこれまで完成されたカッコいいPVやライブ映像をみながら、見てみたいなぁと思い想像を膨らませていた、働く生身の人間であるB'zの姿が、詰まっていた。収録されていたライブ映像で、松本さんがデビュー当時の苦労話を冗談まじりで語ったあとニッコリいたずらっぽく言った「でもまぁ正直、売れると思ってました」という言葉が、B'zらしくていいと思った。つまりB'zって、ものすごく、タフなんだなぁと。実際に売れて稼いでるだけあって、楽な仕事はしていないということが、このDVDを見ていると分かる。大変な仕事だ。音楽づくりや、プロモ撮影や、それからライブ、そのひとつひとつ手を抜かず真っ当に取り組んでいるふたりの姿が映し出されると、嗚呼、やっぱり、憧れずにはいられない。真剣に楽しそうに課題をこなしていくふたりの様子を見ていると、もう、感謝せずにはいられない。
 ああ、ファンでいて、よかったなぁ。B'zはこれからも、大丈夫だ。

  私も、真っ当に、生きていきたいな。生活のためにある仕事にも、生きるためにある好きなことにも、楽しみながら真剣でいたいな。そして、いつも心は憧れに、浸されていたい。
by papiko-gokko | 2008-09-18 22:10 | Diary


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