日記と短歌
by papiko
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うたおうマイライフ
 朝、母を駅まで見送り、その足で恋人とちょっと出かけた。当初の予定では原宿の100円均一で必要な生活用品をざっと揃えて帰るだけだったのだけど、なんだか天気がよかったもんだから、渋谷から代々木公園を通って原宿まで歩き、そしてそのままなんとなく、昨日行った母から薦められた表参道ヒルズにまで、足を伸ばしてみてしまった。入ってみると、中は三角形でぐるぐるしていて、美しく近代的。そして300万円の腕時計とかが売っていた。そそくさと出たので詳しいことはよくわからないが、少なくとも100円均一の袋をさげて入るような場所ではないということだけは確かだった。
 表参道ヒルズまで足を伸ばしたら、もっと足を伸ばしてみたくなって、恋人は最近野球に興味があるし、私もヤクルトスワローズが好きだし、それに計らずして今日はセ・リーグの開幕日だしということで、神宮球場まで歩いていってみた。神宮球場に近づくにつれ、ヤクルトスワローズの旗やらポスターがたくさんあって、だんだんテンションがあがっていったのだけど、神宮球場に到着すると、さらにさらにテンションの急上昇するものを発見してしまった。なんと、イチロー率いる日本チームが世界一を勝ち取ったあのWBCの、あのトロフィーが、展示してあったのだ。神宮球場に行けただけでも十分な出来事だったのに、まさかテレビで見て感動したあのトロフィーを生で見ることができるだなんて、サプライズすぎて、大興奮してしまった。トロフィーは、多くの警備員に厳重に守られながら、春の光をキラキラと反射していて、本当に美しかった。たくさんの人が集まって携帯で写真をとっていたので、私も思わず撮らせてもらった。
 そんなこんなで、母の訪問のおかげで、結果的に東京観光できて、よかった。さまざまなところに咲いていた桜も、とてもきれいだったし。
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 Mステスペシャルだった。B'zとCoccoがでてて、稲葉さんとCoccoが隣で座ってたりとかして、あわあわした。私のiPodに入っているアーティストさんが、二組もでるなんて!稲葉さんはCoccoを好きと言っていたから、少しぐらい会話したりしたのかな?ふたりとも人見知りな感じだから、してないだろうなぁ。ふたりとも、いつまでもテレビ慣れしないし。
 Coccoの歌は、とても素敵で、うっとりした。タモリさんとの会話も、かわいらしかった。でも、彼女はあまりにも自分を作っていなさすぎて、カメラの前でも自分そのまますぎて、見ていてはらはらしてしまう。外にさらされていても、そのものの「自分」を、まったく防御していない感じ。それが彼女の、すごさなのだろうなぁ。私は防御せずにいられない。
 B'zも、素敵だった・・・新曲を歌ってくれて、歌詞に、早速びりびりした。もうー、稲葉さん、私のもやもやを解きほぐしてくれて、励ましてくれて、ありがとう。私、がんばるわ。お二人の上京したころの話も聴けて、嬉しかった。松本さん、おもしろかった。「まっすぐ優しく生きてゆきましょう」という歌詞が、今私の探していた言葉、そのものだった。
 春うたランキングには、スピッツや椎名林檎やエレカシやイエモンもでたし、大満足。
by papiko-gokko | 2006-03-31 22:18 | Diary
この曖昧な空からは何が落ちてくるの
 不安。私次第で、どうにでもなってしまう未来への、恐怖。握りつぶせてしまう程度の、軟弱な保障の、明日。どういう風に考えながら生きよう。いろんな場所から降ってくる、大人の言葉が、不安を肥大させる。自分の未来に、過度の期待などしていないよ。社会人は大変なことも多いってことぐらい、わかってるつもり。だから、大人の人たちには、忠告じゃなく、大丈夫だよって、いっぱい言ってほしいよ。「今までと違う種類の楽しいことがあるよ、大人になるって楽しいよ」って、言ってほしいよ。
 マイナスの感情に、追い越されないように、きちんと前向いて、走らなくちゃ、走らなくちゃ。

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 昨夜から母は友人とホテルに泊まり、今日の夕方ごろまでその人と東京の観光をしたようだ。都庁と、表参道ヒルズと、原宿の竹下通りに行ったらしく、写真も見せてもらった。都庁でのお土産として、小さなクマのぬいぐるみをもらった。かわいいぃ。あと、原宿のお土産として、稲葉さんの写真ももらった。かっこいいぃ。
 夕方ごろ池袋で再び落ち合い、まだ夕食には早いということで、2時間ほどカラオケをした。友だちが新宿のおいしいお店を教えてくれたので、当初はそこに行く予定だったのだけど、母が一日観光し疲れたためそれは次回ということで、とりあえず座って時間をつぶせ尚且つおなかをすかすことができる場所を考えた結果、カラオケになったのだ。母と二人でカラオケとか、初めてだった。母はいきなり一発目にジョンレノンの「イマジン」を歌ったのには、結構驚いた。自分の母が、一発目で洋楽を歌う人だったなんて知らなかった。思い切り英語のうえに打ってあるカタカナを読んでいる感じだったのが、なんとも母らしかった。
 その後もずっと洋楽なのかと思いきや、後はずっと、邦楽懐メロだった。どうやら私も母も、悲しい歌を歌うのが好きらしく、母「「いちご白書」をもう一度」→私「もう一度キスしたかった」(B'z)→母「巡恋歌」(長渕剛)→私「」(スピッツ)→母「秋の気配」(オフコース)・・・・みたいな、そんなしんみりする歌ばかりが2時間続いた。私がYUIの「TOKYO」を歌ったら、母がそれに感化されて別の「東京」を歌うという流れもあった。東京へはもう何度も行きましたね~♪って、こういう歌だったのか。父も母もよくサビの部分を口ずさんでいたので知ってはいたけど、どういう内容の歌詞かまでは知らなかったので、知れてよかった。
 歌った歌自体は全体的に暗い悲しい系統ばかりだったけど、ちょっと久しぶりだったし、楽しかった。カラオケのあとは、寒かったので、デパ地下でちょっとおいしそうなお弁当を買って、家に帰ってから食べた。デパ地下のお弁当なんて、母がいるときじゃないと絶対食べられない!おいしかったー。なんだか包み紙に、宮内庁ご用達って書いてあって、母が喜んでいた。喜びつつ、「あーでも、今日も芸能人に会わんかったわー」と、残念がっていた。東京に住んでいたって、ちっとも会わないのに、ちょっと観光したぐらいじゃ、会えないんだよ。東京には芸能人もいるけど、芸能人じゃない人の人口が、大量なんだって、私も最近気づいたよ。
 明日の朝早く、母は飛行機で岡山へ向かう。一日ほど母の実家に顔をみせてから島根の家へ帰るらしい。東京へくるまえの日は、神戸で一人暮らし中の次女のところへ一泊していたし、なにげにすごい。一番下の妹が、今部活の合宿で長いこと家をあけているからできることだ。下の妹が自立して、お金に余裕ができてきたら、母は、旅行をしまくりそう。
by papiko-gokko | 2006-03-30 00:29 | Diary
逃げるようにじゃなく夢を追うように
 池袋で、母と買い物をした。会社に着て行くための洋服と、お出かけ用のハンドバックと、丸襟のスプリングコートと、茶色の靴を買ってもらってしまった。わーい。ここのところずっと、引越し以外のことにお金をかけられない日々だったので、とても嬉しい。ハンドバックは大人の女性っぽいのを買おうと思っていたけど、結局、私の趣味で選んでしまった。
 最近になって、自分がどんな洋服を好きかがだんだんわかってきて、洋服を見るのが楽しい。どうやら私は、カントリー系というのが好きらしい。あと、ボタンとポケットが好き。いろんな色のボタンがついていたり、素敵な糸でポケットが縫いつけてあったりすると、すっごくほしくなる。お気に入りなのは、SM2というお店。サンシャインシティに入っていて、毎回そこで立ち止まる。
 無意識にかわいい系の服ばかり手に取っていたので、母から、「少女趣味」と連発された。あと、お花の刺繍がしてあるふわふわのスカートを見つけて、「うわーかわいいわー」と眺めていたら、「なんか、おかえりなさいませご主人様って感じだわ」といきなり言われて、反応に困った。最近テレビで萌えやらメイド喫茶やらの特集してるから、そこで覚えたんだろうけど、どうもちょっと違うと思う。コスプレとロリ服とただの女の子らしい格好とを、混同してしまっている気がしてならない。その後も「ぱぴこは一歩間違えばおかえりなさいませご主人様になる」とか、「それなんかきたら相当おかえりなさいませだわ」とか、繰り返された。間違っている。正したかったけど、池袋のど真ん中でメイドについてことなど語る気にもならず、「私はそういう人にはならんと思うよ」とだけ言っておいた。
 そんなこともありつつ、いろいろ買ってもらえたので、満足。母も東京の空気を楽しんでいたみたいだし。池袋駅で人の波に押されながら、「都会好きだわ~わくわくするわ~みんなががんばっているから、力がわく!楽しいわ~!」と、ハイテンションだったし、たくさんのお店をみて、「東京は、いろんな人がいるから、あらゆる種類のお店があって、自分の好きなものを探せるわけね~」と感心していた。確かに、私も都会のそういうところが大好き。みんなが、それぞれがんばっている。それぞれのベクトルをもち、それぞれの方法で。だから私も、自分のベクトルを探そうとして、まず探すということをがんばれる。
 母はバックをほしがっていたので、母の日には、おしゃれなお店でバックを買おう。そのころには、お給料も入っているはずだし。お給料がはいったら、私も、洋服をたくさん買いたいなぁ。友だちからもらったお洋服に合うスカートもほしいし。がんばろう。

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 そういえば昨日、卒業証書と一緒に、卒業制作と卒業論文を、母に見せた。恥ずかしいので、ちょっとだけの時間で没収したのだけど、それぞれ何ページずつか読んだ母は、「いいね、すごく素敵」と、言ってくれた。とても嬉しくて、一瞬泣きそうになった。自分の作品を、ほめてもらえるのは、単純に嬉しい。こんな単純に嬉しくなることって、ほかにないかもしれない。私は自分の作品を、いいねって言ってもらえるのが、私にとってはなによりの、存在肯定かもしれない。
 創作の世界で生きていくためには、ある程度、積極的でしたたかでなければならないということを、最近いろんな場面で、思い知った。たとえば評価する側の人に顔や名前を覚えてもらえるよう訪問なり投稿なりを繰り返すだとか、小説なら小説の流行の動きを観察してそこにうまく乗ろうとするだとか。それを、ずるいなどと感じてはいけない。むしろ、すばらしいことだ。立派な努力の一環だ。だから私も、これからも自分の作品を書き続けていきたければ、そんな風にならなければいけないのかなぁ・・・と、思って悩んでいた。
 でも、母に「いいね」と言ってもらえて、嬉しくて、あぁ私はこれで十分だ・・、と、思った。文章を書くことを仕事にしようとはしなかったし、そんなふうに生きていけるほどの煌く才能も努力する力も、ないけれど。けれど、書くのをやめない限り、身近な人には、読んでもらえるのだから。今はこうしてネットでも発信して、読んでもらえるし。読んでもらえて、何か1ミリでも感じてもらえたら、それで、いいんだなぁと、思った。そう考えると、この日記を書いて公開することで、私の夢は、毎日叶い続けている。
 今私は、戦うようにではなく、感謝しながら書いていきたいと思うから、だから、大学を卒業してからも、今までどおり、細々と短歌を詠んだり文を書いて、こうしてネットで公開させてもらうことで、創作し読んでもらうということを、続けようと思う。逃げているといわれれば、それまでだけど、私は私の形で、夢を、紡いで積み重ねているつもりだよ。だめ?
by papiko-gokko | 2006-03-29 23:01 | Diary
本当は君をまるごと包んでみたいよ
 理屈で片付かないことのほうが、多くて、あまりにも多すぎるから、逃げごしになる。感情をどこかへ思い切りぶつけて、擦り付けて泣いて泣いて、心全部を液体にしてしまいたい。中途半端に固体だから、窮屈だったり反発したりして、痛み疲れるんだ。ぶつけてぶつけて、液体になってしまえば、どこまでも広がって、なんでも包み込めそう。
 心が液体ならば、理屈で片付かないことだって、水面に落ちた花びらみたいに、ただゆったりと浮かべたまま、流れていける。心が液体ならば、許せない事柄だって、深い水底へ沈めたまま、穏やかに揺れていられる。すべてを内部に含みながら、空を映す水溜りみたいに、世界を眺めるのだ。

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 羽田まで母を迎えにゆくため、モノレールにのった。途中、川をみた。東京の川は、コンクリートで囲まれていて、岩も石ころもなく、深い緑で、底が見えない。だけど、夕日があたると、とても美しかった。視界にてらてらと流れ込み追いかけてくる、黄金の道。深緑だからこそ、その黄金色が際立って、きっぱりとした眩しさで、強くて情熱的で。

 夜は、私と母と恋人との三人で、居酒屋へいって、お食事した。ビールのあと日本酒を一合頼んだところ、手違いがあってなかなかこなくて、そのお詫びにと、なんともう一合サービスしてもらってしまった。なんてすばらしいお店。嬉しくなって、ぽひゅぽひゅ酔ってしまった。酔うと楽しい。言葉が頭や心から口までスムーズに移動してくれるようになって、滑り台をすべるみたいにするするしゃべれて、だからとても楽しい。普段からもっと、スムーズにでたら、私はもっと楽しく人と関わりあえるのだろうかなぁ。
by papiko-gokko | 2006-03-28 01:16 | Diary
また咲いてしまったんだね散るたびに春を待つのが怖くなるのに
 Tanka501~510アップしました。

 桜が咲いた。きれい。今年は、あぁやっと咲いたなぁ・・・、というよりは、あぁついに咲いてしまったんだなぁ・・・という気持ちで、見上げている。本当に、春がきたのだ。あっという間に散ることなんか、ちっとも知らないみたいな顔で咲いていくから、こっちまで、散ることを忘れて、満開の時を待ってしまう。

 今日は区役所で転入届けをしたり、近くの図書館へ行ってみたり、冷凍食品が4割引だったので買いだめしたりして過ごした。当然のことながら恋人とすごす時間が今までよりはかなり増えて、喧嘩的なこともする。主に、食事のことで喧嘩をする。今日は牛丼か冷やし麺かで喧嘩したし。なるべくちゃっちゃと済ませようとする私に対し、恋人は何かと手の込んだことをしたがるので、一緒にスーパーへいくと、大抵一度は言い合いになる。彼は正しいことを言う。だから私は、言い訳ばかりを探してしまって、そんな自分が悲しくなる。
 食事以外のことでも、この二日間は、小さいことで結構もめた。お互い新しいリズムにのったばかりで心に余裕がないし、それぞれのスタイルにぶれもあって、だからどうしても、些細なことでイチイチもめてしまうのだと思う。生まれも育ちも違う人間同士なのだから、一緒にいれば、ぶつかり合うのは当然のことだし、ぶつかり合うまいとして変に気を使うよりは、もめるごとにちゃんと自分の気持ちを言って、折り合いつけていくのが大切かな。お互いを尊重し労わりあうこと、それから許しあうこと、我慢できないことはきちんと言うこと、このあたりのことを、心がけていたい。長い時間を共有すると、そばにいることが当たり前だと勘違いして、ついつい、ワガママで自分勝手になってしまう。本当は、当たり前の関係なんてないのに。

 明日は、母がやってくる。妹たちのそれぞれの事情によって、なんだかんだの理由で、くることになったのだ。3泊4日で、そのうち2日はうちに泊まり、真ん中の1日は友だちといるらしい。その日は友だちとはとバスに乗って、六本木ヒルズの最上階でランチをするんだとか。六本木ヒルズなんて、私も行った事ないのに・・・。ほかの日は私と一緒にいるので、どこか楽しいお店やおいしいお店を探しといてといわれたけど、私、東京に住んでるだけでお店とかぜんぜん知らないんだよなぁ・・・池袋の駅周辺ぐらいしかわからない。。。東京を知り尽くしている女であるかのような顔をできるよう、今のうちからネットで調べまくっとこうと思う。

 スピッツの『CYCLE HIT』 、ゲット!ほしくてほしくて、でもお金がピンチで買えなくてむずむずしていたのだけど、4月3日が誕生日なので、プレゼントとして恋人に買ってもらってしまった。やったー!先ほどからずっと聴いているのだけど、もう!素敵!朝から晩まで聴いていたい。きゅんきゅんしすぎてどうしよう。明日君がいなきゃ困る。
by papiko-gokko | 2006-03-27 20:55 | Diary
今僕は何処にいる?いつも足元を見失うな
 ぼんやりする、ということをしている。むさぼるように、一生懸命、ぼんやりしている。ぼんやりする時間が、私には必要らしい。ぼんやり時間が急激に極端に削られると、判断を、次々に間違えてしまうから。
 
 今、自分はどういう位置にいて、今後どのように生きていこうとしているのだろう。そんなことをいきなり考えてみたところでまとまらなくて、一体何を重視し、大切にしたいと感じているのか、頭の中で並べてみたりする。並べてみると、そんなに多くはなくて、どれも至って単純で、ただ、それを本当に常に大切にしていけるのかということになると、とたんにとても複雑になる。大切と大切のこすれあう部分に、「矛盾」が生まれてしまう。

 私は自分の思っている以上に、流されているのかもしれない。さまざまな声に、出来事に。B'zの古い歌の中に、こんな歌詞がある。「譲れないものを一つ 持つことが本当の自由さ、束縛されないことが自由じゃない」。譲れないもの。私にとっての譲れないもの。それを知ることは、流されすぎず意思を持って生きていくために、重要だ。

 生きていくなかで、人の心を傷つけるのは、仕方のないことかもしれない。しかし、考えることをさぼって流されまくった結果、周りの人を傷つけていくということは、極力したくない。いつのまにか手にできていた切り傷がやけに長いことじんじん痛むように、いつの間にか傷つけてしまったら、きっとその人の心は、長いこともやもや痛い。
 私が私自身を守りながら生きる以上、誰の心も傷つけないことは恐らく不可能なのだし、傷つけたくないなどと思うのは、偽善かもしれない。だけど、人の心を傷つける自分に出会うことは、とても悲しく怖いから、私は人を傷つけたくない。

 正しさ。正しく生きるということ。正しさなどを求めながら生きることは馬鹿げたつまらないことだと、私が4年間通ったのは、結構そういう風潮のある学校だった。それでかえって私は、正しく生きようとしたい、と強く感じるようになった。人間が常に正しくなど生きられないことは、わかりきっているのだから。だからこそ、せめて、なるべく正しく生きようとするぐらいのことは、したいと。
 いい子ぶってる?悪い子ぶってるのと、いい子ぶってるのと、何が違うっていうのかな。結局どちらも、他人の評価の視線から、逃れられないだけじゃないか。そんならせめて、いい子ぶって生きてたほうが、人に迷惑かけないだけ、いいじゃないか。本能を持って生まれている以上、根っからの「いい子」なんて、どうせなかなかいないし。憎むし、うらむし、見下すし。それと同時に、感情を持って生まれてきた以上、根っからの「悪い子」も、なかなかいないはずと、私は思っている。悲しむし、愛しむし、後悔するはず。本能を殺すか、感情を殺すか、の、違い?・・・とまでいくと、極端か。自然体で生きるって、どういうことだろう。

 今後の創作活動について。賞に応募しまくることを楽しむとかも考えたけど、そういうのは、いいや。今みたいにこうして人に読んでもらって、何かしらの想いや記憶を共有できたならば、いいなぁと、そんな気持ち。それが私にとっての、創作だと、今は考えている。私の短歌やこうして書く文章が、別の誰かに触れることで、ぱちんとにはじけて互いの中で広がれば、楽しいよなぁ。そんな風に、人に伝わるような歌や文を、書けるようになりたい。そのために、もっといろんなことに、心と目を開きたい。臆病すぎて知ることを拒否することは、ずるいことだもん。詐欺師への第一歩だもん。

 あぁ、今日の日記は、支離滅裂。だけど、書いたことで、心は整頓されたから、よかった。
by papiko-gokko | 2006-03-26 18:27 | Diary
卒業した。
 卒業式だった。袴、苦しかった・・・!着付けをしてもらって、袴姿で歩いていたら、通りすがりのおばあさんが、「あら、卒業式ですか?おめでとうございます。」といってくださって、とても嬉しく、晴れ晴れしい気持ちになった。そっか、卒業って、寂しい悲しいことじゃなく、おめでたいことなんだなぁ。さようならじゃなく、おめでとうと、言ってもらえることだったんだ、そういえば。なんだか、寂しいイメージばかりが先行して、忘れていた。

 式自体は、なんだかよくわからないうちに終わった。高校時代までの厳粛な雰囲気はなく、ただ学科ごとに卒業証書を受け取っただけって感じだった。そんなもんか、大学なんて。式の後は、学部全体で立食パーティーみたいのがあって、少々ビールと食べ物をいただいた。これもまた、よくわからないうちに終わった。最後まで、よくわからない学校だった。
 行事そのものはよくわからなかったけど、いろんな友だちとお話できたのが、楽しかった。みんなそれぞれの袴やドレスで、かわいかったし。式が終わった後には喫茶店でお茶もして、お話しした。最後まで卒業っていう感覚はあまりなくて、いつも一緒にお弁当を食べているのと同じような感覚だった。会えなくなるのかな、会おうと思えば会えるのかな。これからも会いたいな。これからも会いたいな、と思える人に出会えたことが、私にとっての卒業に、意味を与えている気がする。
 帰り道、袴の紐がほどけてしまっていて、通りすがりの人が、直してくださった。優しい人も、いるもんだなぁ。まったく最後の最後まで、あらゆる人に支えられながら、成り立っている私だった。

 あぁ、それにしても、忙しい一週間だったー。明日はやっと、なにもない一日。久しぶりに、ぼんやりできる・・・もう、ぼんやりしないとやばい。頭の中がぐるぐる。明日は思う存分、ぼんやりしようと思う。
by papiko-gokko | 2006-03-25 23:48 | Diary
想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる
 さまざまなことが、あれこれ一気に、遠のいて、近づいた。あっという間に引越し完了、そして明日は卒業式である。信じられない。急速すぎて、頭がぜんぜんついていけてない。
 昨日と今日は、大忙しだった。たくさんの人に印鑑を求められて、ひたすら押した。昨日は停止のため、そして今日は開始のために、電力会社の人と、水道局の人と、ガス局の人とが次々やってきて、いろんな作業や説明をして帰っていった。生活とは、社会でがんばって働いている人たちに支えられて初めて成り立っているものなのだな・・・と、実感した。私も、ちょっとでも人の日常を支えられるよう、がんばって働かなくちゃなぁ。
 引っ越しの箱詰め準備は最後の最後までてこずって大変だったけど、引越し業者の人がきてからは、あっという間だった。あれよあれよという間に荷物が部屋の外へ出されていって、そしてまた数十分後には、あれよあれよというまに、新しい家のほうに荷物が全部到着した。業者ってすごい・・・。私が重たくてもてなかったダンボールを、二個いっぺんに持ったりしてたし。荷物がすべてなくなったがらんとした部屋は、もうちっとも、私の部屋ではなくなっていて、ただの、ありふれたワンルームだった。終わりの形を知った気がした。部屋が私のことを早くも忘れ始めているような感じがして、寂しかった。少しでも私の部屋だったことの証拠がほしくて、ほとんど無意識に、傷や小さな汚れを探していた。鍵を返し、いつも歩いた道を歩いて駅に向かいながら、泣きそうだった。
 昨日は引越しがすんだのがもう夜だったので、ダンボールから中身をとりだしたりする作業は、今日やった。一時はどうなることかと思ったけれど、恋人にかなり手伝ってもらって、なんとかかんとか、間に合った。そしてネットも無事開通。わーい。フレッツ光デビュー。わーい。光は速度が早いのか?まだよくわからない。

 明日は卒業式。4年間、たったんだなぁ。びっくりする。最初の1年は、めちゃくちゃで、いろんな意味で、思い出すと辛いなぁ。2年生は、今の恋人と付き合いだしたのが、一番印象深いことだなぁ。七夕の日に、突然に呼び出されて、そして次の日から付き合いはじめることになって。あぁあとは英語の先生が、苦手だったこと・・・。3年生は、あっという間だった。楽しいと感じる授業が多くて、短歌や現代詩や児童文学など、自分の興味のあることについて、いろいろ学ぶことができた。バイトを始めたことで、視野が広がった一年でもあった。4年生は、就職活動をしたりしなかったり、悩んだり悩むのをやめたりしていたなぁ。友だちとの距離が縮まって、絵本をつくったり、作品を見せてもらったり、いろんな話をできるようになっったりしてきて、それが何より、よかったことだなぁ。素敵な空気をくれる人たちに出会えた。
 うーん、振り返ってみると、不思議な4年間だった。楽しかったかな?うん、なんだかんだで、楽しかったんじゃないかな?思う存分、好きなことに打ち込めたし、さまざまな作品に触れることもできたし。芸術学部を選んで、よかったんじゃないかな?
 高校の卒業式も泣かなかったから(部室では泣いた記憶があるけど)、大学の卒業式で泣くということはまずないだろうな。泣くような演出もないだろうし。袴を着るのが、とても楽しみ。友達の袴姿も楽しみ。ララランロロロン。
by papiko-gokko | 2006-03-24 23:52 | Diary
ほんのこぼれ歌
熟れすぎた恋を砕いて裂いて裂いて液体にして飲み干してくれ

もう一度何もなかった顔をして君を常識ごとさらえたら

好きだってただそれだけのことだって言えないんだよ手を伸ばせない

手を伸ばす伸ばした分だけ泣いている届かないって気づきたくない

優しさが恋を殺してしまったの愛を思い出話にしたの
by papiko-gokko | 2006-03-23 19:53 | Diary
バイバイ、サンキュー
 先日の日記に書いた人の絵を観に、多摩美大へ行ってきた。多摩美大はとても広くて美しくて、結構迷ってしまった。あんなきれいな大学で絵を描くだなんて、素敵だなぁ。
 その人の油絵は二枚展示されていて、両方とも、絵の前でしゃがみこんでしまうほど、すばらしい作品だった。白を基調とした広々とした空間のなかに、ちいさな家がひとつ、もう一枚のほうにはテント(ゲル)がひとつ、ぽつんと立っている。それは突然現われたようでもあり、ずっと長い時間そこにあり続けているようでもあり。
 なんだか絵の中に、タタタっと走って入っていけそうで、ずぼぼっと溶けていけそうで、だけど本当は、近づこうとすればするほど、どこまでも遠い、決して触れることのできない世界。大地に空が透けて、空気がまるごとひっくりかえってしまったような。きれいで、静かで、透明で、行きたくなって、近づけそうな気持ちになるのに、手を伸ばしてみたとたん、絶対に届かないと、気づいてしまう。手を伸ばしたら、伸ばした分だけ、涙が流れてしまう場所。
 好きだなぁ。本当に、ため息が逆流しそうに好き。あまり長い時間いられなかったけど、行って、よかった。絵に対して、絵にかけられた時間や絵の具に対して、ありがとうと、言いたくなった。

*************

 明日はとうとう、引越しする日。今まで引越し準備で頭がいっぱいで忘れていたけど、そういえばこの部屋は明日かぎりで、私の居場所ではなくなるのだ。洗面台でいつも通りに歯磨きをしていて、はっとした。私はもう明日以降二度と、この鏡に映らない。うちに帰ってドアを開けた瞬間ふーっと心の解ける玄関も、いろんなものを恐る恐る切ったり焼いたりした実験台のごとき台所も、シャワーの音と勢いに頬ずりしながら歌ったり泣いたりしたお風呂も、やけに哲学的な気分になったりしたトイレも、それからたくさんのことを考えて、話して、笑って、怒って、あらゆる感情でかき回したこの部屋も、隅々まで、私の居場所だった。2年間、私の日々を、甘やかしてくれてありがとう、お部屋。ダンボールから、もう一度すべてをだして、元の日常を作り出したい衝動にかられるけど、もう後には戻れない。全部私が決めたこと。誰のせいにもできない。
 次に住む人もまた、楽しく健やかに暮らせますように。
by papiko-gokko | 2006-03-22 23:40 | Diary


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