日記と短歌
by papiko
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あやがない
 ニュース、ドキュメンタリー、新聞の記事、平面の現実を眺めては、一体どの現実が、私にとって、近い出来事なのだろう、遠い出来事なのだろう・・・と、考える。異国の大惨事、都内某所の殺人事件、芸能人が結婚しました、地球温暖化が進んでいます・・・・ああ、ひとつひとつの問題と自分との距離感が、いまいちつかめないなぁ、私には。平面の現実を、眺めれば眺めるほど、遠近感が、狂っていく気がする。

 とりあえず、確かに私が体感できることといえば、関東の地震速報と、新聞に挟まれてるスーパーのチラシの、特売日お知らせ、ぐらい?

***********

 最近ちょっとだけ、蕎麦屋のバイトに慣れてきて、心に余裕がでてきた。お店の人が好きだし、一年半たって、ようやく打ち間違えや聞き間違えをしなくなってきたし。一番好きな作業は、朝、開店の時間に、のれんを出す作業。椅子にのって、ぐんと背伸びしてひっかけるのが、気持ちがいい。行きかう人が、ちょっとこっちを見るのが、楽しい。うちのそばや始まりますよ~♪って、感じ。

 あ、だけど今日はバイトで、久しぶりにお客さんに切れられたんだった。50代ぐらいの男性のお客さんが味噌煮込みうどんを頼んだのだけど、その時ちょっと材料が切れてしまっていて、「ちょっと材料を切らしておりまして、申し訳ありません。別のものでお願いします。本当に申し訳ございません。」と謝ったら、「なんだふざけてるのか。最悪だよ。」みたいなことを、ねちねちと、見下して踏み潰すような言い方で言われた。怖かったので、ひたすら申し訳ありませんといっていた。たぶん半年前の私だったら、泣いてたな。目頭はあつくなったけど、今回はがんばった。そのお客さんはお金を払う時も、ずっと怖い顔をしていた。確かに食べられなかったのは残念だったかもしれんが、そこまで怒ることないじゃんって思ったので、心の中で、思う存分悪態ついた。標準語で書くと、柄が悪くなるので、出雲弁で書いとく。出雲弁って、迫力ないから。
 「なにいっちょーや、だらず!そげんえらくったてて、なーなったもんは、どげしゃもないがね!しゃんにうどんがほすなら、うどん屋いかいいがや!夏のストレス発散かや!私やつも、今日は、あつてあばかんかったにかぁ!ほんにきしゃががわるていけんわ!」
by papiko-gokko | 2005-07-31 23:40 | Diary
君の剥がした不安を拾う
 私には、世界が足りない。東京にでるまでは、世界がこんなにあると知らなくて、自分の狭い意識の中で満足していたから、自分に世界が足りてないことにも、気付かなかった。東京にきてからは、怖がるばかりで、随分多くの景色を、遮断し続けてしまった。だから、ずっと世界が足りない。世界をもっと、私の中に広げたい。

*********

 ブックオフめぐり通の恋人に、寺山修司の歌集があったら買ってと頼んでおいたら、「寺山修司少女詩集」というのを買ってきてくれた。まだ少ししか読んでないんだけど、とても面白い。寺山修司の言葉は、力があって、素敵だなぁ・・・。

*********

 宇宙へ行った野口さんは、今日ついに宇宙で初ぷかぷかしたというのに、私ときたら、恋人がサークルの飲み会へ行くというただそれだけのことに、またしても怖気づいてしまっていた。普通の飲み会ならもう平気なのだけど、夜を徹して始発の時間まで飲むというのになると、なんだか、不安になってしまう。
 恥ずかしいことに、私はまだ、終電というのに一度も乗ったことがない。だから、終電を越えた始発まで飲み続ける・・というのはもう、私にとっては、大変に激しいことに思えてしまうのだ。実際、いつだったか恋人は、メガネを飲み会中になくしたり、謎の擦り傷を作ったときがあったから、心細くて。それに、サークルは女の子もいるから、誰かが酔って恋人に抱きついたらどうしよう・・とか、アホなことを考えてしまう自分もいて。だって私なら、朝まで飲んだりしたら、絶対頭がぽらぽらして、どうなるか想像つかない。。。
 恋人は、「そんなこと気にしてるの?」と、はらはら笑って、大丈夫ですと言った。それだけで私の不安は剥がれたけれど、剥がれたぶんだけ、恥ずかしくなった。いつまでも、発想が、幼稚で短絡的すぎるんだ。22歳はもう、大人なのだから、飲み会ぐらいで怖気づくのは、もうやめようね。
by papiko-gokko | 2005-07-30 23:00 | Diary
あついあつい一日だった
 今、ひとつのことを、じっと真剣に考えることが、なんだか出来ない。じっと考えていて、本当の部分に突き当たってしまうのが怖い。私の頭の中には、本当のこと=怖いこと、という図式が、いつのまにやら成り立っていて。本当のことを知りたがってはいるくせに、自分の思考の中でそれを見つけてしまうことは、なぜだか怖い。じっと考えなければいけないことは、それなりにある、はずなのだが。

  思考と感情がかみ合わなくて、どうしようもなくなると、頭の中にハサミが生まれる。そんなときには、そのハサミで、カーテンを切ればいい。干してある洗濯物や、着ているTシャツや、バスタオルや、シーツや、なんでもかんでも切りきざむといい。もちろん、頭の中でだけど。なぜなのか、そうすると、思考と感情が、一時的に、同時に気絶してくれるのだ。

*************

 今日のMステは、サザンやGLAY・EXILEがでたので、ちょっと楽しかった。サザンはまだ物心つく前から、親が車でかけていたのを聴いていたので、なんとなく心地よい。あの人の日本語歌詞っていうのは、やっぱすごいなぁ。タンパンねーさんたちの踊りが激しかった。GLAY・EXILEは、EXILEの人たちがごつすぎて、GLAYがほそくちっこく見えた。ごつい人たちと一生懸命歌うテルの姿は可愛かった。GLAYって、聴く人に安心感を与えるバンドだとおもう。大丈夫だよ~音楽は怖くないよ~安心して聴いて歌っていいんだよ~って、音楽に対する心をほぐしてくれる。なんだろう、人柄かな。
 あとは、スマップも中継で出ていた。歌っている彼らを見ながら、鑑賞するならキムタクだけど、恋人にするなら草薙くんだなー、香取真吾は、友だちの彼氏とかそのへんがいいなー、稲垣五郎は相談できる先輩、中居くんはバイト先のお兄さんとかかなー・・とか、どうでもいいことを延々と考えていた。小学校のころは一時期キムタクが好きだった気がする。うん、実はかなり、面食いだよ。
 そのほかにでてたのは、NEWSとモー娘。だけかなぁ・・・。NEWSはなんだか応援ソングだった。うん、いろいろ大変そうだけど、がんばれ。モー娘は、新しい12歳のこがはいっていた。タモリさんは、平成生れの子がMステにでるたびにおどろいているけど、うちの6さいしたの妹はもう平成元年生まれなわけで、たぶん3年後ぐらいには、平成生れの子達がわんさか中心になってテレビを賑わしているとおもう。
by papiko-gokko | 2005-07-29 22:34 | Diary
造りかけの大きな街は七色のケムリの中
 古代や宇宙に、ぼんやり思いをはせるのが好きだ。謎で、果てしなくて、無言で。
 宇宙のことを考えていると、時間と距離の無限にため息がでて、地球なんてホントちっこいんだなぁって、心が楽になる。自分の存在のとてつもない小ささと命の短さを思い知って、どうせとるにたらない私なのだから、楽しんで生きたらいいやって、思える。
 ピラミッドとかナスカの地上絵とか、紀元前のいろんな古代遺跡を見ていると、人間のすごさと、諸行無常を感じて、胸が高鳴る。どんなすごい国を築いた文明もいつの時にか滅びて、素晴らしい王様もいずれは死んで、つぎの時代がきて、歴史と呼ばれる時間だけが、ずっとずっと繋がっていて・・・今いるこの街だって、10世紀あとにはもう、すっかり違った景色になるんだろうなぁ・・と思うと、なんだか、切なくて、自分が他でもない現在という一瞬を生きていることの奇跡に、驚く。間延びしかけてた命が少し、引き締まるのを感じる。
 だけど、宇宙も古代も、考えすぎると怖くなってくるから、気をつけなきゃいけない。時々、大きいスケールで自分の位置を確かめてみたくなって、ぼけーっと、思いをはせてみたりするだけ、それぐらいがちょうどいい。

**********

 最近、ずっと、どんな日記をかけばいいんだろう、どんな日記を書きたいんだろう、と、悩んでいたのだけど、今日、すごく好みの日記サイトさんを見つけて、それを読んでいたら、自分がどんな日記を書きたいのか、わかった。私は、意見ではなく、気持ちを書きたいんだ。感じたことを感じたまま、垂れ流すようにではなく、掬いあげていくように、書きたいんだ。
 まずは、あとから読んで、鬱にならないような、丁寧な日記をかくよう、心がけようと思い、その一環として、ブログのデザインを、いじってみた。自分のかいた絵を入れただけだけど。
by papiko-gokko | 2005-07-28 23:33 | Diary
私の心は夏模様
 台風一過の晴天。暑い、暑い。つくづく、東京には、晴天よりも曇り空のほうが似合っているなと思う。なんとな~く。
 ああ、そしてついに、夏がくるんだなぁ。なんか、今年は日傘があるから薄着で外を歩けるし、扇風機も買ったし、夏がちょっと楽しいかも。暑いのは大変だけど、がんばれそうかも。はやく実家に帰って、星空を見たい。去年は流れ星をふたつ見たけど、今年は見れるかな。

*********

 いいかげん、本当にいいかげん、日記の文体を統一したほうがいいと思うのだが、時期と気分で、どうしても、変わってしまう。何かのCMのキムタク的に言うと、「開いてるときの自分とぉ、閉じてる時の自分」、私の言葉で言うと、人が好きなときの私と、人が怖いときの私。
 私の日記なのだから好きにすればっていいとはいえ、私がなぜこの日記を書いているのかというと、私は一日を過ごすと、聞いてほしいことがたくさん生まれて、それを誰かに話さなくちゃ、私は自分の一日をちゃんと認識できなくて、判断できなくて、それでこの日記を書いているので、だれも聞いてくれなかったら、読んでくれなかったら、私はもうこの日記を書くことの意味がなくなってしまうんだな。どうしよどうしよ。

**********
夏夏たんこぶたんかー

梅雨明けの雨に閉じ込められながらタオルケットにくるむ倦怠

仰向けであなたに見つめられるとき雨の波紋を待つ水たまり

気だるさをミュールの踵に引きずって台風一過むき出しの青

君と見る高校野球懐かしむ互いを含んでいない青春

あと何を告げれば炎になれたかな細胞のまま転がるカラダ

風鈴とアイスとウチワがあったなら喧嘩しないでいれただろうか

扇風機買ってはしゃいで昼寝して君の合図で夏が始まる
by papiko-gokko | 2005-07-27 23:51
そんなことを思ったよ
 最近気付いた。短い言葉って、ずるい。短いのって、すごいずるいわ。例えば日記、考えや感情を、きちんと書こうとすれば、それだけ長くなってしまう。だけど実際は、そんなのやめてしまって、ただその日感じたことの断片を、ぽつんと数行ほど落っことしたほうが、読んだ人には、強く心に残るだろう。まるで底知れぬ意味や感情を含んでいる一言であるかのように。
 短い言葉で日記を終わらせたいなら、せめて真面目に、本気でかかないと、そうじゃない短い日記は、ずるいよ。ただの思わせぶりでしかない。番組終了直前の「CMの後もまだまだ続く!!」ぐらいずるい。本当はきみ、続かんのだろう、たいして中身、ないだろう。
 きっと短歌も、真面目にやらなきゃ、ただのずるい表現方法でしかない。なんとなくリズムがあって、言葉があって、なんとなく、いい感じの、ただの思わせぶりの一行になってしまう。ずるいわ。

 今この日記を書こうとして、ふとそんなことを思ったわけで、特に何が言いたいというわけではなく、だれに言いたいというわけでもなく、強いて言えば、自分に言っているだけの、ただのウザ日記。
by papiko-gokko | 2005-07-26 22:25 | Diary
サーカス物語――ミヒャエル・エンデ
 エンデの『サーカス物語』を読みました。なんだか、本編の希望を、プロローグとエピローグの絶望が、優しく握りつぶしているような、読んだあと何ともいえない気持ちになるお話でした。本篇が道化師ジョジョの話した物語、プロローグとエピローグが現実の世界、というつくりになっていて、途中でそれが交錯したりします。物語なのに、ぞっとするほど現実以上に現実をつきつけてくる内容でした。感想、これ以上うまいこと書けそうにないから、最後に、物語の中で一番心に残った台詞を。
「ひとりのひとを愛せば、あらゆるひとを愛せるようになるのに
 最愛のそのひとりを見出せぬ者は、何を愛すればいいのかしら。」

 今読んでいる、『エンデのメルヒェン集』は、子どものために書かれた短編なだけあって、とても楽しい話が多いです。また感想かけたら書きたいです。これも、ほしい言葉がたくさん。エンデ好きだわー。
by papiko-gokko | 2005-07-25 20:19
夏だもー
 恋人が、扇風機を買ってきました。ぎゃあなんて最高。いつも暑くて、でもクーラーをつけると寒くなるし肌に悪いしで、ああ扇風機があればなぁと、前々から言っていて、探してはいたのですが、恋人がひとりで突然買ってくるとは思いませんでした。
 さっそく組み立ててつかっています。最高です。ふんわか風が、喉をさすって腕をすべって、ほどよく涼しい・・・。狭い部屋だし、これさえあれば、クーラーなしで全然OKです。本を読んでいると、ひらっとめくれたりして、それがまた風流です。自然の風って、素晴らしい。
 「扇風機には、表情があるねえ」と、恋人と話していました。うつむかせると、本当に悲しそうになるし、上を向かせると、なんだか誇らしげな顔になるし、本当に、表情がある。顔がある。角度によっても、表情がどんどん変わります。見つめるたび、耐えず何かしらの表情を感じさせます。うーん、こんなに表情をもったモノに出会ったのは久しぶり。
 今もパソコン机の横で、回っています。ああ、今にも思わず、「ワ~レ~ワ~レ~ハ~ウチュ~ジンデアル~」を、やりそうになります。たぶんそのうち我慢できずにやると思います。

**************

 恥ずかしいから、秘密だけど、ギターがほしいんです。アコギが。昔から憧れてて、高校生ぐらいのころ、何度か楽器屋さんに足を運んだこともあったのだけど、私はボールを投げたり楽器を弾いたりする場合なぜか左利きなので、右利きのギターを弾けるか不安で、買えませんでした。だけど、いつかほしいなぁと、やっぱり思っているのです。だってギターをひきながら歌えたら、楽しそう。スピッツの「うめぼし」とか「チェリー」とか、ギター弾きながら歌ってみたいし・・・自分の子どもができたら、ギターをひきながら、一緒に童謡を歌ったりしたい・・・妄想ぽわわわ・・
 そういえば、大学一年の妹もアコギがほしいといっていました。私と違って、妹は歌もピアノも上手だから、きっとギターもすぐ弾けると思います。もし二人ともできるようになったら、ゆずとか歌いたいです。私、悠仁がいいー。中学時代コーラス部のメゾだったので、下のパートを歌うのは慣れてます。高校生の妹は今吹奏楽部で打楽器をやっているらしいので、タンバリンでも叩かせて、「夏色」とか歌えたら楽しいです。妄想ぽわわわ・・
 ああ、なんか最近、いろんな馬鹿な妄想ばかりしています。夢もすごい馬鹿です。なんだこれ。夏のしわざ?夏なの?夏よ夏め私を夏があああ夏夏夏夏ココナツってすごい歌詞だなそういえば。

*************

 今日は一日、なんにもない日だったので、卒業副論文のことをしていました。スピッツでやると決めたので、今、テーマをきめて、歌詞カードを何度も読み返し、それっぽい歌詞を抜き出しているところです。今まで、神や悪魔ナドのテーマ、性のテーマをやり、それから今日は、少女マンガ性をテーマに抜き出し作業をしていました。あと残っている抜き出し作業は、死をテーマに扱ったものです。これが、かなり手ごわそうです。あー、できるかなぁ。かけるかなぁ。こわいー。
by papiko-gokko | 2005-07-25 19:30 | Diary
正しく飾られた世界で。
 今日はバイトの一日でした。日曜にしては珍しく、あまり忙しくありませんでした。昨日胃痙攣ののち急激にお腹を壊して、昨日からバイト中何度もトイレに駆け込んでしまったもんで、一緒に仕事をしているパートのおばさんが、今日家から胃の薬をもってきてくれました。私の体調のことなんか気にしてくれて、家から薬をもってきてくれるなんて、感動してしまいました。優しい人です。この街にきてから、いい出会いがたくさんだ。
 そういえば、以前一緒にバイトしていた台湾のお姉さんからは、先日またメールが届きました。八月の初めに帰ってこられるそうです。会える・・・5月の最初ににさよならして、今が7月だから、まだそんなに時間はたっていないはずなのに、もう何年も会っていない気分です。お姉さんは相変わらず綺麗なのだろうな。ドキドキするな。恋心みたい。憧れの人なのです。楽しみ。

**********

 こうして何か文章を書く時、私はいつも、キレイゴトを書かないように、注意していなければなりません。なぜなら、ちょっと気を抜けば、すぐキレイゴトっぽい文章を、本気で書いてしまうからです。出来る限り、キレイゴトの向こうの現実・真実をちゃんと見て、考えて書こうとしています。だけど、キレイゴトを書くまいとすればするほど、なぜなのか、私の文章は、投げやりでイジワルな文章になってしまうのです。理想から、遠ざかっていくのです。
 おそらく私には、キレイゴトの向こう側を見て考えることができるほどの、洞察力と思考能力が、ないのでしょう。そして、なんだかんだで、私は、ありとあらゆるキレイゴトを、信じているのだと思います。キレイゴトを信じることを許されている世界のなかでしか、私はまだ、生きたことがないのだと思います。周りの人が、優しすぎて、生まれたときから今までずっと、いろんなものに守られてきていて、だから私は安心して、キレイゴトを信じ込むことを許されてきたのです。
 新聞やテレビニュースにある恐ろしい出来事が、キレイゴトフィルターを、震わせます。偽善番組に、苛立ちを感じながらも、普通に感動してしまいます。フィルターが完全に破られたら、私はここに、どんなことを書くだろう。どんな歌を詠むだろう。
by papiko-gokko | 2005-07-24 23:36 | Diary
地震が怖かったこと。
 バイトにいく準備をしていたら、突然ズズズと地響きがして、間もなく部屋がガタガタと揺れだしました。地震だ!と思い、テレビをつけようとしたら、バツンッと、一瞬部屋全体が停電して、もうどうしていいかわからなくて、揺れが収まるまでひたすら食器棚を押さえていました。
 揺れがおさまるとすぐ電気がついて、いろんな電化製品たちが、ウィンガチャンいいながら、一斉に動き出しました。テレビをつけて、しばらく呆然と眺めていたら、千葉で震度5、東京の私の住んでいる地域は震度4だという情報が入りました。まだなんだか揺れているようで気持ちが悪く、足がガクガク震えて動けずにいたら、間もなく恋人から電話がありました。最初は普通にでて、「大丈夫」と言えたのだけど、ひとこと声を出したとたん、急に喉が詰まってきて声が出なくなって、変わりに涙が出てきて、ほとんどしゃべれませんでした。たった震度4の地震で、馬鹿すぎます。
 それから、膝がガクガクしているままバイトにいきました。途中の薬屋さんの店員さんが外に避難していました。バイト先につくと、奥さんが、「地震こわかったわねぇ」と、いつもの優しい笑顔で話しかけてくれました。パートのおばさんも、「ひとり暮らしだと、すごく怖かったでしょう。」と、気遣ってくれました。「すっごい怖かった」と何度も言ったら、心がだんだん落ち着いてきて、体のガクガクがすーっと止まりました。恐怖は、誰かと共有することで、やわらぐんだなぁ。落ち着いたら今度は、胃が痛くなりました。私は極度の緊張状態から開放されると、いつも必ず胃痙攣でお腹が痛くなるのです。
 山手線・中央線・東京メトロ全線を初め、ほとんどの電車が運休を見合わせと、何時間もテレビに出ていました。東京って、やっぱすごいことになっちゃうんだなぁ。。ニュースを見ているうちに、友だちが買い物とか就活とかで、どこかで足止め食らってたらどうしようとか不安になってきて、バイトが終わったあと、携帯を取り出してみたら、地元の友だちと、東京の友だちから、メールが届いていました。地元の友だちは、ニュースを見てびっくりして、メールしてくれたそうです。東京の友だちは、メールのほかに、バイト中で出れなかったけど、電話までくれていました。他の友だちの状況も書いてくれてありました。それから、その後しばらくしてから、今度は、ネットで出会った友だちからも、メールが届きました。やっぱり、ニュースで見て知って、メールをくれたようです。なんかすごく、ありがたくて、大好きで、今すぐ会いたくなりました。

 私には、私としてる命に関する約束があって、それは、ひとりでも私の名前を呼んでくれる人がいて、ちょっとでも覚えてくれてる人がいる限りは、なにはともあれ、とにかく生きる方向でいこう、という約束です。幼稚な考え方だけど。
 しかし、こうして、地震があるたびに、この約束はひどく傲慢なものなのかもしれないと、思えてきます。私の命は、地球の上にのっかってる地球の所有する生命体のそのほんの一部でしかなくて、私の命は、私がコントロールしているのではなく、地球と時間軸によってコントロールされながら、ただただ、一瞬一瞬を、驚くべき可能性の瞬間の中で、生かされているだけなのだなぁと、思えてきて、心細く心もとなく、実体が見えなくなります。
 地球は宇宙で生まれたのだから、生命体を含む地球上の全ては宇宙の一部だけど、ただひとつ、宇宙の一部じゃないものがあるとするのならば、それは、「意識」というものなのではないか、と、思います。「意識」は、宇宙の一部なのではなく、宇宙からは独立していて、もしかしたらそれ自体が別の宇宙そのもののような気さえするのです。体から意識が消えても、体が宇宙の一部であることには変わりないけれど、消えた意識は、もう宇宙のどこにもない、つまり、宇宙を認識している頭がひとつ死んだことは、宇宙がひとつ死んだことと同じなんじゃないか・・・・ああ・・わからん。。
 だから、何がいいたいかというと。宇宙の一部でしかなくて、生かされているものでしかない命だけど、でも、せめて意識だけでも、しっかり自分で自分の思考を持って、大事な人を意識の全部で大切にして、生きようとしたいです。

 ああ、何を書いてるんだかな。ちょっとの地震で、相当動揺したようです。これから大きい地震があるかもしれんのに、そうなったら私、どうなるんだろう。お腹が痛い。
 私は私の書く日記を愛せません。
by papiko-gokko | 2005-07-23 23:54 | Diary


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