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日記と短歌


by papiko

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ねえ


 私は、ほとんどの人間にとって、別に私である必要がないのだから、そんなにびくびくする必要などないはずだ。バイト先の蕎麦屋だって、大学の教室だって、私が私でなくたって誰も困らない。ただたまたま名前とともにそこに居るだけだ。それは楽で嬉しいことで、淋しいことではない。
 それなのに、私は私が私でしかない私として存在できる場所がほしくて、いつも急に淋しくなってしまう。可愛がってほしいんだ、必要とされ、大事にされたいだけなんだ。私でしかない私なんて、いらないんだよ。一体どれだけ甘えれば気が済むのだろう。
 自意識過剰な魂を握りつぶす夢を見たい。叱られる夢は嫌い。
by papiko-gokko | 2004-09-28 15:37 | Diary | Comments(0)

短歌更新


 短歌を更新。今回の短歌は、自分で何がしたいんだかわからない感じ。詠むというより、作るというより、自分の中にあるどろんこ恐怖感を外側に出したくて、10個のお団子にして、新聞紙に向かってぶつけた感じ。たぶん後々読んだら後悔するタイプの短歌だ。でもどうしてもやらなきゃ気がすまなかった。ここ最近のどろんこを消化したかった。

 今までお団子にできなかったのを今日十個一気にできたのは、稲葉さんのソロアルバムの影響だと思う。歌詞の内容が衝撃的過ぎた。あまりにも衝撃的過ぎて、昨日は本当に眠れなかった。歌詞が喉元をしめつけ、魂の中心に巻きついて、そのあまりの難解さに、睡魔さえも怯えて去ったのだ。それでもちょっと寝たと思ったらまとわりついてくるような夢ばかりみて、すぐ目が覚めた。そんな自分の状態に驚いた。
 ここ最近の私のもやもやが、みごとにアルバム一枚の中にあったのだ。しかもすぐ頭と心にすとんと入るような易しい言葉としてあるのではなく、聴いているうちにじわりじわりと背筋を通って伝わってくるような形で。その独特の感覚に、何度ぞっとしたかわからない。怖かった。
 あるライターは、稲葉さんを「死なない太宰」と称したらしい。この言葉、気に入った。だって私は太宰大好きなので。確かに、稲葉さんの歌詞の中には、劣等感や自嘲、無理やり投げやりな前向き、そしてちらちら見え隠れする狂気と臆病な正気がある。これは太宰治の作品ととてもよく似ている。やはり共通する部分があったのだな・・と嬉しくなった。
 あぁ・・・やばい、このアルバムは、自分にとって生まれて初めての衝撃作。
by papiko-gokko | 2004-09-23 15:37 | Diary | Comments(0)

稲葉浩志3rdアルバム


 稲葉浩志3rdアルバム発売。早速買って聴いた。あぁ稲葉さん、毎度のことながら、気持ちよく私の心臓を握りつぶしてくださる。気に入った。強烈だ。今までのソロアルバムにはない、えぐるような、泣きたいのに泣けずに立ち尽くしているような暗さがある・・・すごい。
 メロディも歌詞も、B'zのそれにくらべると、やっぱりすごく内省的だ。深夜に聴きたい一枚。稲葉さんのソロアルバムにはどれにもいえることだが、眠れない夜に聴くと、とてもしみる。
 特に気に入ったのは、「透明人間」という歌。聴いているうちに歌詞が見えないぐらい涙がこみ上げてきた。歌詞の内容はすこぶる暗くて、なんかちょっとぞっとするような危うくさえある。でもわかるんだ、この気持ち。誰の視線からも無視されている感覚。笑顔が砂になる感覚。どこかへ開放されたい感覚。
 最近の稲葉さんの歌詞は、眠れなかった日の朝五時の空に似ている。夜の闇を知り尽くしている感じ。そしてまだ、それを引きずりながら、半分無理やり太陽を受け入れようとしている感じ。

 そうそう、稲葉さんがソロになったと思ったら、椎名林檎はバンドを組んでシングルを出したんだった。東京事変のニューシングル、きちんと聴いたことはないけれど、どうやらとてもいいっぽい。今日ちらっと歌詞を読んだらツボだった。買いたいけど、さすがにもうお金がない・・。11月にアルバムが出るらしいので、それまで無駄使いしないようにがんばろう。

 今の私にとって音楽は、なんだかもう、ただの楽しいものじゃない。むしろ痛くて悲しくて苦しいぐらいがよかったりする。いいんだか、悪いんだか。悪いんだろうな、私は大概間違っているから。
by papiko-gokko | 2004-09-22 15:16 | Comments(0)

わー


 今日は久しぶりの学校。友だちと話が出来て楽しかった。やはり友だちと話をするのはいい。それだけで心が更新される。二ヶ月ぶりにあった友達もいて、自然とテンションがあがった。二年前に比べると、みんな服装や髪型が大人になったなぁ・・としみじみ思った。私はびっくりするほどかわらないが。

 新学期早々、就職に関する話を延々と聞かされる。いつもいつもいつも、中学の時も高校の時も、どの時代も、上に立つ人は言うのだ。
「そんなに世の中甘くない」「これからが頑張りどころだ」「気を引き締めろ」「そんなに簡単じゃない」
 もう、わかったから。そんなに言うなら、今すぐその手で私の首に手をかけて、その苦しみの度合いを具体的に教えてくれればいい。
by papiko-gokko | 2004-09-21 15:36 | Diary | Comments(0)

生きるため


 バイトが暇だったある日いつもの時間に賄いを頂く際、パートの人が蕎麦屋の奥さんに言った。
「こんなに暇で働いてないのにご飯を頂くなんて申し訳ないわ」
その時、奥さんはこう答えた。
「暇だったって働いてなくたって、食べなくちゃ死んじゃうじゃない。」
 私は、なんだかその言葉に、感動した。人間のできた人だなぁと思った。人は何かのために生きているのではなくて、生きるために何かをしているんだ。食べるのも寝るのも遊ぶのも、こうして日記を書いているのも、自分の人生を生きて生きていきまくるためなのかもしれない。
by papiko-gokko | 2004-09-19 15:36 | Diary | Comments(0)

プライド


 今日は朝から気持ちがゆらゆらきりきりしていて、バイトでも、いつもなら気にならないようなお客さんの冷たい態度で、いちいちへこんでしまった。
 一概には言えないけれど、店員を見るお客さんの目って、その人の性格や心の余裕を映し出すなぁ・・と思う。きちんと人として接してくれる人もいれば、機械同然に扱う人もいる。お金をもらう側と払う側だから、ある程度は仕方ないんだろうけど・・。だけどやっぱり、人として扱ってもらえないって悲しい。金属に向けられたようなその視線は、金属と同じ冷たさ硬さ鋭さだ。本当に機械の心になって働けば楽だろうか。
 ちょっと冷たい視線だけで悲しい気持ちになるんだから、黒人奴隷だった人や、いろんなことで差別を受けてきた人たちが、どれだけ悲しい気持ちだったか、少しだけわかった気がする。いや、悲しいなんてもんじゃないんだろうけど。
 人間にはプライドというものが存在していて、そのプライドを傷つけられるってことは、結構な打撃である。プライドは、心の足、もしくは心の背骨みたいなもんだと思う。
「実力もないくせにプライドもつな!」
という、あるマンガに出てきた言葉を、今思い出した。まったくそのとおりだ。実力つけてから客に文句言えって話だ。よし、明日がんばろう。
by papiko-gokko | 2004-09-18 15:35 | Diary | Comments(0)

自転車入院


 六月に事故って壊れてそのまま放置していた自転車を、やっと今日修理にだした。久しぶりに一緒にでかけたら、車輪が今にも取れそうで、一回りするたびにギィっと悲しい悲鳴を上げるので、砂埃をかぶったサドルを手で拭きながら、泣きそうな気持ちになった。
 自転車が、「捨てないで」と、私を見上げているような気がした。長い間自転車小屋に置いたままにしてしまったから、回りの自転車たちが日々出て行ったり帰ってきたりするなかでいつもひとり、『ぼくは捨てられるのかな』と思いながら、私が再び鍵をさすのを待っていたのだろうか・・などと勝手に妄想して悲しくなって、ごめんねごめんねと心の中で繰り返しながら歩いた。
 四千円ぐらいで直るそうだから、よかった。今、自転車は自転車屋さんに入院中だ。
by papiko-gokko | 2004-09-16 15:35 | Diary | Comments(0)

色々な色


 今日は、すかっと空が青く澄み渡り、あまりにも清々しい風が吹いていたので、家に引きこもっているのがもったいなくなって、恋人とでかけた。あはあは笑いながらどこか遠くへ舞ってしまいたいほど気持ちよかった。
 世界堂という文房具屋さんに行って色とりどりの画用紙や和紙を眺めていたら、心が子どものようにわくわくした。私は小さい頃から色画用紙が大好きで、しょっちゅう色画用紙セットみたいなのを買ってもらっていた。そして色とりどりのそれを眺めてわくわくしていた。
 不器用だから色画用紙で美しい何かをつくることなんてできないけど、いろんな色の色画用紙が目の前にあると、もう自分に表現できないことなどないのではないかと思えてくる。この色画用紙たちを使えば、なんだって作れてしまう気がして、世界中の色を抱きしめたような幸せ気分になるのだ。
 和紙もさまざまな模様があり、その美しさには思わずため息が漏れた。こんなので歌集つくったら綺麗だろうなぁ・・・と思っているうちに、本当につくりたくなってきた。
by papiko-gokko | 2004-09-15 15:16 | Diary | Comments(0)

無料体験したい 


 男になってみたいなぁと思う。別に女が嫌なわけではないけれど、ちょっと男な自分を体験してみたいのだ。このことを女友だちに言うと、ほとんどのこが不思議そうな顔をする。そして、「私は女でいい」と言う。なぜなんだ。私は男になってしてみたいことがいっぱいある。
 たとえば男になってモテてみたい。男になって女の子に惚れてみたい。男になってタバコふかしたい。男になって「俺」って言ってみたい。男になって男友達をいっぱい作りたい。男になって悩んでみたい・・・あぁ、男になってみたい。
 私は幼い頃から変身願望が強く、小さい頃の遊びといえばもっぱらごっこ遊びで、高校では違う人間になりたいがために演劇部に入部したほどである。だからたぶん、この男になりたいという願望も、変身願望のひとつなのだろう。
 今すでに私の中には、私の願望が作り出した「なりたい男像」が存在している。なにしろ私の願望が作り出したので、それはものすごくB'zの稲葉さんのような人物である。なりたいなりたいと願っていたら、一日だけぱっと変身できたりしないかな。もしなれたら、眩しそうに目を細めながら、ダサカッコいい格好で街を闊歩してみたい。
by papiko-gokko | 2004-09-14 15:11 | Diary | Comments(0)

金子みすず童謡集


 ゼミの宿題で、金子みすずの童謡集を読んだ。どの詩にも物語があり、作者の体温がしみわたっている。それにリズムが五七調をとっている詩が多いため、とても心地よい。
 人の心からにじみ出る「優しさ」と「淋しさ」は、味が似ていると思った。
by papiko-gokko | 2004-09-13 16:09 | Comments(0)