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日記と短歌


by papiko

最高の角度で君に見せたくて今日の陽射しを使い果たした


 春一番が吹いたと、ニュースで知って喜びました。確かに今日の風は、ゆるゆるやわらかく、手袋をはめずに自転車をこぎました。春、待ち遠しいです。

 むすっと不機嫌でいるほうが、仕事がざくざくはかどって、爽快な気分で帰社できます。上機嫌のときは周りの人と言葉を交わしたくなり、しかし実際に周りの人と朗らかな会話を交わすことは、無機質な仕事をこなすことの何倍も、精神的にくたびれてしまうからです。コミュニケーション能力。一日一度は頭に浮かぶこの能力が、私にはどうも、足りません。慣れない人といるとオドオド落ち着きをなくし、ほんの二十分でも会話をすれば体のあちこちがこわばり、相手の存在を意識すればするほどろくに目もあわせられないなんて、私は何か病気じゃないのかと疑ったりもするけれど、なんのことはない、つまりは自意識過剰、それだけのことなのです。情けない。

 そんな今日は、バレンタインの前日で、事務員から各々の担当営業さんへチョコレートを渡すことになっていたのだけれど、今年チョコの購入を担当した事務員さんが今日チョコを忘れてきたため月曜日に先延ばしとなりました。それは別にかまわないのですが、これまで毎年あったメッセージカードを今年はすっかり忘れていて買わなかったということで、その後の話の流れで、それなら今年は担当事務員から担当営業さんへという形ではなく、事務員一同からそれぞれの営業さんへってことにしようかということになり、その場ではへらへら同調しながら、あぁ一気にくだらないイベントになりさがったなぁと、心の中で舌打ちしていました。
 会社のバレンタインは私にとって、担当の営業さんに日ごろの感謝と親愛の気持ちを表すことのできる、年に一度の大切な交流の行事なのです。特にメッセージカードは、仕事以外の文章を書いて渡すことができる唯一のチャンスで、しゃべることの苦手な私には、とてもとても、貴重で重要なものだったのです。本当に、今日は朝からメッセージカードのことを思い浮かべて、どんな書き出しでどんな角度で伝えようかと、一生懸命に考えていたのだし、去年だって、たった四行ほどの文章を三回ぐらい下書きして何度も修正してから書いたのを記憶しています。今年チョコ担当をした子は、毎日自分の担当営業さんと楽しそうにテレビや健康グッズの話題で盛り上がっているので、あんな小さなメッセージカードを重要視する私の気持なんて、わかりっこないのだろうけれど。
 ここまで書いてようやく、私ってなんて気持悪いんだと気付きました。客観的に考えれば、営業さんにとっては、私からだろうが事務員一同だろうが、義理チョコは義理チョコに過ぎず、どうでもいいわけで。まったく、まったく、まったく、思い上がりも甚だしい、恥ずかしい。
 こんな面倒な気分にさせられるぐらいなら、社会人におけるバレンタイン的行事の廃止を徹底して欲しいです。バレンタインで騒いでいいのは、恋をしている人と愛し合っている人限定と言うことにして欲しいです。それ以外の感情は不可ということにすれば、14日の緊張感も増して、無駄ながっかりも面倒もなくなると思います。チョコレートが売りたいのなら、恋をしていない人は自分で買って自分で食べるといいことがあるとか、そういうことにしたらいいと思います。
by papiko-gokko | 2009-02-13 21:19 | Diary