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日記と短歌


by papiko

玄関でキスをするときつま先が子供じみても許してあげる


 日々あまり春を感じずに過ごしていることに気づいて、今日の帰り道は意識的に春を感じようと感覚をひらきながら歩いたら、とたんにめまいがするほどの春が舞いこんできた。頬にあたる緩い風も、花壇から香る土と花の匂いも、視界を横切る目覚めたばかりの小さな虫も、五分咲きぐらいの桜も、甘ったるい色に染まる夕焼け空も何もかも、ふわんふわんに満ち足りている。そうだ私は春のこの、ふわんふわんに柔らかい暖かさや眩しさが大好きなんだ。暖かさと眩しさがもたらす春独特の、ふわんふわんした気だるさも嫌いじゃない。
 これはまったくただの想像だけど、この世に生まれた時も、私の世界はこんな風に、気だるかったんじゃないかと思う。春のなか、まだよく見えない目で捉えた私の初めての世界は、素晴らしく眩しくて、同時にちょっと気だるかったんじゃないかな。あと2週間足らずで25歳。たった25年前の春に生まれた私が、もう母が私を産んだ年頃になっているとは。恐い。
by papiko-gokko | 2008-03-26 23:49 | Diary