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日記と短歌


by papiko

「いいよ」とは頷けなくて「どうだっていいよ」とそっぽ向いて笑った


 秋になると、遠く離れた人への恋しさと懐かしさが胸の奥を締めつける。春がくると、身近な人への愛おしさと憧れが胸いっぱいにあふれだす。
 夏の眩しさに疲れた瞳が、内側に向かって沈む秋。冬の寒さが緩みほぐれた視界が、外側に向かってひらいていく春。短いふたつの季節には、似ているようでまったく反対の切なさがある。
 ブーツは、遠くにいる人の眺める風景に、一歩一歩近づいていくための形。サンダルは、身近な人の立っているところまで、タッタカ駆け寄るための形。下の妹が無事に大学合格して、東京に遊びに来る日がきまったら、ブーツをしまってその日を待とう。神様どうか、妹に春をお願いします。

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 自分や自分の担当する営業さんの仕事用文房具をカタログで注文するのは、事務員の大事な仕事のひとつだ。電話帳ほどもあるそのカタログには、ついつい時間を忘れて眺めてしまうほど様々な種類の文房具がカラー写真で載っていて、退屈な内勤にとって数少ない楽しみのひとつだったりもする。
 ところが今度から、カタログで注文するときは、上司のチェックが入ることになってしまった。なんでも上の人から、「経費削減しろ、無駄なものを買うな」と言われたらしい。無駄なものなのか。私がちょうど一昨日注文したのは、請求書を止めるクリップがなくなったから100個入りのを一袋と、担当の営業さんから頼まれたZ式ファイルを五冊と、忘れっぽい私には欠かせない付箋三色セットと、ペンのインク。全部スムーズに仕事をするために必要なもので、無駄なものは、買っていないと思うのだけどなぁ。そんなふうに言われるなら、これからは自分で100円均一で買うことにする。文房具カタログはカラフルですごく楽しかったけど、上司のチェックが入ると思うと、そんなのとたんに薄暗い本。あぁ、残念だ。
 そんな、私にとって今日最大の事件。我ながら小さい。もうすぐ月末。忙しくなる。
by papiko-gokko | 2008-02-27 21:37 | Diary