日記と短歌
by papiko
一日のとどめのような夕焼けにそこらじゅうから孤立する影
 もうずいぶんと長い間、冬のなかにいる気がする。今日も一段と寒かった。いつも冬って、こんなに長いものだったかな。日が長くなってきていることが、せめてもの救いだ。もしこれで日も短いままだったら、 永遠に冬から抜け出せないような気持ちになって、とことん滅入ってしまうに違いない。春が待ち遠しいなぁ。お給料が入ったら、春の帽子を買って、春の日差しをまとう。一番好きな季節の服や帽子やかばんは、いくらあってもいい。いくらでもほしい。

 風の強い夜だったからだろうか。昨晩ふいに、強烈な孤立感に襲われた。誰に冷たくされたのでも、どこから追い出されたのでもないのに、自分の存在や言動がそこらじゅうから孤立していくような感覚。かつて共感し合った人とも、今は遠いことを思い、あのとき同じ音楽に揺れた体は、別の切実さに刻まれている。そう思うと、たまらなく寂しくなった。誰かに電話をかけたくなって携帯を握ったけど、深夜一時も近い時間に電話をかけて許される自信など、誰に対しても自分は持つことができないと気づき、ますます寂しくなった。
 握りしめた携帯から手を離すことができなくて、一体どんなトーンで何を発すれば、誰が振り向いてくれるのだろうかと、そんな子供じみたことを考えながら、眠りにつくぎりぎりまで、携帯で文字を打っていた。寂しい心の夜には、言葉をかきあつめて文章をかけば書くほど、雪を丸める指先のように、かじかんで凍えていくばかりなのに、それをわかっていても、せめて今胸に湧く寂しさを形にしようと、誰かにも見える形にしてから眠ろうと、凍えながら打つ。眠りに落ちるまで書き続けるのと、書かず黙って眠りに潜り込むのと、次の朝目覚めた時、どちらのほうが、寂しさから逃れられているだろう。
by papiko-gokko | 2008-02-13 20:46 | Diary | Comments(3)
Commented at 2008-02-14 19:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by papiko-gokko at 2008-02-15 00:29
メール拝見しました。ありがとうございます。
すぐにお返事できず、申し訳ありません。
考えるのに時間がかかってしまって。
明日には必ず返信させていただきます。
Commented at 2008-02-15 13:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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