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日記と短歌


by papiko

最果てを見たい心で最後尾各駅停車池袋行き


 「今テレビで東京のイルミネーションが映ってね、それがすごい綺麗だったから、なんとなく電話してみたんよ」と、家に帰るなり母から電話がかかってきた。上京以来、クリスマスの近づくたびに、「東京のイルミネーションがテレビにでとったよ」コールがかかってくる。そして、ぜひとも見に行くようにと言われる。
 この前上の妹が東京へ遊びにくることになったときも、「銀座でスイーツが行列らしいから、銀座へ行ったらいいが」と、よくわからない提案をしてきた。しかも最初、スイーツのことを、フルーティーと言い間違えていたので、銀座のフルーティーってなんだ?とかなり悩んだ。母は妹にも同じことを言っていたらしく、妹が来た日は実際に渋谷でフルーティーなスイーツを買って帰った。その写真を母の携帯に送ったら、「お母さんも東京行きたい!」という返事が帰ってきたのだった。
 母は東京が好きだ。岡山の賑やかな商店街で生まれ育ったのパン屋の娘で、歩いてどんなお店にでも行けるのが当たり前のなかで育ったので、出雲にお嫁にきてすぐのころは、車がなければどこへも行けない田舎の環境に、愕然としたらしい。人の作り出すキラキラした活気が好きなのだ。
 母が東京への憧れを口にするたび、私は得意になる。誰かの抱く憧れの中に自分はいるのだ、という実感が沸くから。「別にー東京だからって大したことないよー」と口では言いながら、そうでしょそうでしょ東京って憧れちゃうでしょと、心の中ではしゃいでいる。母は私に誇りを持たせるのがうまい。
 今度母が遊びにきたときには、まず吉祥寺の街を見せたい。可愛い雑貨屋さんを見たりハモニカ横丁を歩いたら、すごく面白がると思う。それから、渋谷のスクランブル交差点も渡りたい。上野のアメ横にも連れて行きたい。東京タワーの見えるカフェでお茶して、デパ地下でケーキを買って、東京には星がないよね・・とかしみじみ言いながら、煌びやかな電飾に目を奪われつつ家路を辿りたい。
 


 最近、いくつかの考えごとに捕らわれすぎたため、寝不足だ。考察なんて、私にはできないのだな。もうやめよう。私の考察は。誰かの考えたことを身につけるために、本を読もう。電車にながーく乗って眠りたい。電車でなら眠れる気がする。
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by papiko-gokko | 2007-11-30 01:24 | Diary | Comments(0)