日記と短歌
by papiko
夏と成長
 やたらひたすら暑い毎日。長女の夏休みに入ってすぐ実家に帰り、母子で一週間ほど滞在して、海水浴をしたり、プールにも2度行ったり、アンパンマンの映画を観たりしました。海水浴も映画館での映画鑑賞も、子どもたちにとっては人生初めてのことで、とくに長女は目をキラキラさせて楽しんでいました。まだ泳げないけれど海でもプールでも水をちっとも怖がらなくて、家では聞いたことないほどの甲高い声で笑いながら、夢中で手足を動かして、浮いたりもぐったりして、あまりにも怖がらないので、目が離せなくてハラハラしました。次女は顔に水がかかると嫌がって泣きましたが、浮き輪で上手に浮いて、教えてもいないのに足をふいよふいよとカエルのように動かして移動していました。
 海水浴をしたのは私も20年ぶり以上のことで、ああこんなに気持ちのいいものだったっけと、感動を覚えました。照りつける太陽も、容赦なく体にぶつかってくる波も、歩くたびやわらかく沈み込む砂も、私ひとりの五感で受け止めるにはあまりにもスケールが大きすぎて、目からも耳からもあふれてこぼれて、これはもう、自分の中に何かを取り込もうとするのではなく、反対に、自分をまるごと目の前の自然に投げ出して開放するしかないような気持ちになって、むずかしいこと何も考えずに、ただ海水の気持ちよさと眩しさに身を浸していました。
 実家から戻ってきてからは、なるべく規則正しい毎日を心がけつつ過ごしていました。朝のうちに勉強を終わらせ、午前中のうちに近場への買い物などお出かけをして、帰ってすぐにお風呂場で水遊びをして、お昼ご飯のあとはDVDを見たり、姉妹で遊んだり、余力のあるときには絵画や絵日記やアサガオ観察などの大きな宿題をがんばったり。今日は、なかなか取りかかれずにいた作文をやりました。海の思い出を書いた長女の作文は、とてもすてきで、あちこち拙いながらも文章を書く喜びに溢れていて、わが子の文章を読めることが嬉しくて、何度も何度も読み返しました。
 あのことも書きたい、このことも書きたいとつぶやきながら、楽しそうに、一生懸命に書く長女の姿を見て、ああ、文章を書くって楽しそうだな、わくわくするなあと、私も文章を書きたい気持ちが刺激されて、今こうしてブログに向かっています。自分がいちばん伝えたいことはなんなのか、それを伝えるためにはどんな言葉を選べばいいのか、どんな順番で話せばいいのか、それをああでもないこうでもないと考えながら文章を組み立てているとき、心は最高に自由でいられます。ここのところ、文章を書く気持ちがどうにもこうにも湧いてこない日が続いて、もう潮時なのかな、もうやめようかな、なんて、半分は投げやりな気持ちで、半分は真剣な気持ちで考えていたのですが、この自由だけはやっぱりそう簡単に手放しちゃ駄目だよなと、長女のおかげで思うことができました。

 ずいぶん書かずに過ごしてしまったので、今日は、次女の成長記録も書かなくては。8月4日で、次女が3歳7カ月を迎えました。夏休みで長女にべったりくっついて、毎日楽しそうに遊んでいます。長女に「一緒に○○しよう、おいで!」と言ってもらえるのが大好きで、長女が一声「おいで!」と言って立ち上がると、それまで何をしていても、跳ね上がって立ち上がり「うん!しようしよう!」と、長女のあとに付いていきます。長女のことが好きすぎて、なんでもかんでも長女と一緒にしたがるのは困りもので、それで一日に何度かトラブルが起こりますが、だいたいは平和な関係を保っている姉妹です。文字を読んだり、たまに書いたり、積み木を高く積み上げたり、できることがどんどん増えてきています。先の予定を楽しみにしたり、楽しいことがたくさんあった日には「また今日みたいな日をすごしたい」なんてことも言うようになりました。負けず嫌いなところもあり、長女を褒めると必ず「次女ちゃんも!」と張り合ってきて、そのたび慌てて褒めています。あまり負けず嫌いすぎると、集団に入ってから苦労しそうで、ちょっと心配です。
 先日、3歳半検診もあって、成長ぶりを検診してもらいました。身長体重は、相変わらず小さくて、成長曲線の下の線からギリギリはみ出ているぐらいの感じなのですが、次女なりに大きくなってはいることと、私も夫も長女も小柄なことから、様子見でいいでしょうということで、ひとまずほっとしました。それよりもヒヤヒヤしたのが発達テストで、名前を聞かれて答えたり、積み木の色を答えたり数えたりするのですが、次女は名前を聞かれたとたん私に顔を埋めて泣き出し、その後なにを聞かれても「いやだぁ!」しか言わなくなってしまったのでした。家で練習はしていたのですが、やはり慣れない場所で急にテストっぽいことが始まって、心の準備ができておらず、拒絶スイッチが入ってしまったのでしょう。どうやら次女はプライドが高く完璧主義の良い子ちゃんなところがあって、人前で失敗したり思わぬことで叱られたりすることをすごく恐れるので、自分が絶対に完璧にこなせる、と自信をもっていなければ、人前でテストを受けるなんてとても屈辱的でできないのです。結局、ずっと泣いて答えられなかったので、その発達テストは最後にもう一度することになり、しゃくりあげながら内科検診と歯科検診を受けました。
 内科検診も歯科検診も問題なく、最後にもう一度発達テストを受けることになっていたので、順番待ちのあいだずっと「次女ちゃんはできるから、大丈夫だから、次女ちゃんは答えられるから、いつも答えられてたでしょう、だから絶対大丈夫だから、お願いだから」と必死で次女に暗示をかけました。それでも次女は首を横にふるばかりでしたが、なんとか彼女なりに超特急で心の準備をしたのでしょう。二度目のテストでも、名前や積み木の色をかたくなに答えませんでしたが、保健師さんが質問をかえて「じゃあ、このなかで、何色が好き?」と聞いてくださったのをきっかけに、やっと好きな色を指さしながら「あか」と答えることができたのでした。一度言葉がでると、そのあとはもう平気になったようで、ほかの色も答えられたし、数を数えることもできました(数はちょっと間違えたけれど、保健師さんが上手にフォローしてくださったので平気でした)。どうなることかと散々ハラハラさせておいて最後はサラッとこなすという、なんとも次女らしい検診になりました。きっとこの感覚を、これから何度となく味わうのだろうな。

 検診には、1歳半検診のときと同様、長女も一緒にきたのですが、荷物を持ってくれたり、次女の靴を持ってきてくれたり、驚くほど心強いサポートをしてくれました。1歳半検診のときはまだ4歳で、ふたりいるからますます大変という感じだったのですが、今回は、長女がいてくれたおかげで本当に助かった場面がたくさんあって、2年間でこんなにお姉さんになったんだなあと感動しました。きっと次女も、頼もしいお姉ちゃんが一緒にいてくれたことで、かなり心強かったことだろうと思います。まだまだワガママなこともあるけれど、幼稚園のころにくらべると、言動に落ち着きがでてきた気がするし、顔つきも少しい大人っぽくなりました。長女のイベント事のときには次女の存在に救われ、次女のイベント事のときには長女の存在に救われ、娘に救われっぱなしです。


by papiko-gokko | 2017-08-07 22:22 | 月齢ごとの成長記録(次女) | Comments(0)
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