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日記と短歌


by papiko

雨の日は心の中に虹が出て太鼓のバチで叩いて渡る


 朝から雨降り。長女は長靴を履いて登校しました。私が長靴を出すと「でもみんなあんまり履いてないもん・・・」と、履くのをしぶっていましたが、みんながどうであれ靴下や靴が濡れたら気持ち悪いし体にも悪いからと説得して、キキに「お母さんのホウキを持って行きなさい」と言ったコキリさんもこんな気持ちだったのだろうなと思いながら、しぶしぶ長靴を履いて出て行く長女を見送りました。
 そろそろ長女に『魔女の宅急便』の原作を読み聞かせようかと思って、その前に自分がまずちょっと読んでみようと、ものすごく久しぶりに読み返してみたら、これがもう、面白くて面白くて。やっぱり、この物語は私にとって格別、特別、宝物です。特別だからこそ、子どもに教える時期を間違えたくなくて、慎重になります。どんなにすばらしい本も、読む時期を間違えてしまうと、ぜんぜん心に入ってこなくて、そのまま離れてしまったりして、もったいないことになります。私は小学生のとき夏目漱石の『坊ちゃん』と『我が輩は猫である』を無理して読もうとして、だけど当時の私にはぜんぜん面白さが分からなくて、それから高校の教科書で『こころ』に出会うまでずっと夏目漱石に対して苦手意識を抱いていました。その後、大学時代に課題か何かのきっかけで『坊ちゃん』のほうはとても面白く読めたのですが、未だに『我が輩は猫である』は苦手意識が残ったままで、読めていないのです。他にも結構、私にはそういう本があります。誰にでもそういう経験はあるだろうし、あとからまた何かのきっかけでもう一度出合い直すことができたらいいのですが、『魔女の宅急便』の原作に関しては、できれば最初の出合いで失敗しないよう、慎重に慎重に、時期を見定めたいと思っています。

 雨が降ったので、次女とのんびり、というより、ダラダラ過ごしました。具体的にしたことといえば、絵の具くらいでしょうか。次女は水をたっぷり含んだ筆で、赤と白と黄色が混ざったような淡い線を何本か重ねて描き、それから今度は乾いた筆にどっぺりつけた灰色で、線から少し離れた上のほうに丸いものを描きました。それを見て私が「これは何かな、夕焼けと・・雲かな・・?」と言うと、「違う!太鼓のたたくやつで、虹を叩いてんの!」と、ちょっと怒り口調で教えてくれました。赤と白と黄色の淡い線は虹で、その上にある灰色の丸いものは、太鼓のバチだったようです。言われてみれば、灰色の丸いものには、細い線でちゃんと棒らしきものも描いてありました。虹を叩く太鼓のバチなんて、なんだか長新太の世界。
 そういえば先日読んだ『絵本画家の日記』(著者:長新太)の中で、耄碌して心が子どものようになり子どものような絵が描けるようになるなら早く耄碌したい、とか、子どもの絵に嫉妬する、とか、子どもの絵にはどうしたって敵わないといった内容のことが、繰り返し書いてありました。そういえばかの有名なピカソも晩年に「やっと子どものような絵が描けるようになった」と言ったのだとか。長女のころも思っていましたが、2、3歳児の描く、なんの衒いもない、なんの固定観念にも縛られていない絵というのは、なにかその時期にしか使えない魔法のようなものが混じっていて、ひとたびその時期を過ぎてしまうと、ピカソや長新太くらいの天才でなければ真似できるものではないのでしょう。最近の次女の絵は、見ていて本当に楽しいです。

 今日は夜に仕事が届く予定だったのですが、まだ届きません。だからこうして日記を書いています。久々に毎日連続で更新できていて、軽やかな気分です。4月、5月と、仕事があまり来ませんでした。もう少し受注があるといいのだけどなあと思いつつ、どうすることもできなくて、ただただ、受注がくるのを待つだけです。仕事がちょこちょこあったほうが気晴らしになっていいのだけれど、かといって、多すぎると、今は次女がまだ家にいるからとたんに余裕がなくなって睡眠時間を削るしかなくなったりして大変だし、悩ましいです。今は、ひとつの場所のスタッフとしてのみやっていますが、次女が幼稚園へ入ったら、ほかの会社の求人にも応募してみたりして、仕事を増やしたいなと思っています。試験を受けて仮にどこかに採用してもらえたとしても、どの程度仕事がもらえるか、どの程度稼げるのか分かりませんが、テープ起こしの仕事が好きで性に合っているので、なんとかこの仕事一本で、家計を支えられるくらい稼げるようになりたいです。できるだろうか。難しかったら、そのときにまた考えよう。そんなことを書いていたら仕事が届きました。さあがんばろう。

 ああ、そうだ、ビートルズへ想いに関するなんでもない話もだらだら書きたかったのだけれど、それはまた明日、書けたらいいな。

by papiko-gokko | 2017-06-07 23:01 | Diary