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日記と短歌


by papiko

昨日より遠ざかる君伝えたいことより聞きたいことがたくさん


 長女を小学校へ送り出してから、次女を鏡の前に座らせて散髪しました。背中までのびていた髪を肩くらいまで切り、切り終えたあと遊んでいる次女のほうを何げなく見たら、その後ろ姿が3歳のころの長女にそっくりで、今日次女の着ていた服が長女の3歳時代によく着ていたワンピースだったのもあってか、3歳のころの長女が目の前に現れたような気がして、不意打ちの強烈な懐かしさに、涙があふれて慌てました。
 幼いわが子と過ごせる時間はなんて儚く束の間なのだろうかと、母親になって6年目の今、初めて本格的に実感しています。ほんの数年前に生まれた子が小学生になったという事実、そして自分が小学生の親になったという事実に、まだ頭がついていけなくて、何かの冗談みたいで、長女と一緒にランドセルを開いて明日の準備をしながら、ぼーっとしてしまいます。
 幼稚園に入園したときも、もう幼稚園なんだなあという感慨はもちろんあったけれど、毎日送り迎えで一緒に幼稚園へ行っていたし、その日どんなことをして過ごしたのか降園連絡で先生が必ず話してくださったし、親の参加する行事も頻繁にあったから、さほど長女が遠くへ行ってしまった感じはしませんでした。園に通っていてもまだまだ長女の人生は私の人生の内側にあって、そこからはみ出すことなく生きていて、そういう意味では、幼稚園生活も赤ちゃん時代から続く暮らしの延長線上にありました。
 しかし、今はもう、違います。玄関で元気に「いってきます」を言えて、そこから一人でたったか家から遠ざかっていけるようになったら、その子の人生はもう、親の人生の内側になどない。長女はついに私の人生から飛び出して、彼女自身の人生を力強く歩きはじめました。まだ夜一人で寝られないし、シャツのボタンの一番上をはずすのは手間取るし、相変わらずの泣き虫だけれど、それでもやっぱり、赤ちゃんのころから続いていた一心同体の日々とは、もう本当にお別れなのです。ランドセルを背負い、日に日に自信を帯びていくその後ろ姿を、嬉しく苦しい気持ちで見送っている私は、長女の背中に心が追いつくまで、あともう少し時間がかかりそうです。
 しかも、長女の成長に気を取られていたら、今日は次女にまで、革新的な成長が訪れました。生まれてはじめて一日一度も失敗することなく、トイレで排泄ができたのです。これまでは、トイレに行くことも、トレーニングパンツを履くことさえ拒んでいたのに、今日いったい、何がきっかけになったのか、いきなりできるようになりました。しかも私が声をかけなくても、トイレに行きたくなると自分から「トイレいってみる」と言うのです。昨日までの次女からは考えられない成長で、成功するたび拍手して抱きしめて喜びました。
 春がきて、子どもたちがそれぞれにめざましい成長をして、私はそれを喜びながら戸惑って、大きな声で泣きたい気分になりながら、子どもたちの髪の毛を洗い、乾かし、保湿クリームを塗っています。長女は自分の人生を歩き出したから、その人生を全力で守ってサポートしながら、私の知らない場所で過ごした話を毎日たくさん聞かせてもらおう。そして、あと1年間、私と家で過ごすことにしたこの小さな次女との時間を、大切に大切に大切にしよう。どんなに大切に過ごしたつもりでも、振り返ればあっという間なのだろうけれど。この子はいつまでも赤ちゃんみたいだなあなんて、自分にそんな暗示をかけながら過ごしていたけれど、そんな次女もいよいよオムツ卒業です。子どもが受け取る春のパワーってすごい。

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by papiko-gokko | 2017-04-17 22:06 | Diary | Comments(0)