うわのそら papiko.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

日記と短歌


by papiko

その色はむしろ貴方によく似合う花束片手に抱いて待つ人


 たっぷり一週間、子どもたちと一緒に実家に帰省していました。春休みを楽しく乗り切るための手段です。上の妹と帰る日を合わせて、2歳の姪っ子とともに、賑やかな一週間を過ごしました。ふだんと違う人たちとの生活で気疲れもしたけれど、子どもたちは最高に楽しそうだったし、私も娘たちもいろいろ買ってもらったりしてすっかり甘えさせてもらったし、なにより孫に囲まれて嬉しそうな両親のニコニコ顔をたくさん見ることができて、充実した一週間でした。私や妹の子どもたちを見ていると、自分たちの子育て時代を思い出すらしく、あなたもこうだった、あのときこんなふうだったと、いくらでもエピソードが出てきて、恥ずかしいほどでした。両親によれば、私が日々手を焼いている長女の性格は、私そっくりな部分なのだそうです。「言うことを一度で素直に聞いたことなんかなかったよ」と言われてしまいました。長女とそっくりな子ども時代の自分のエピソードを聞くと、ほっとするような、ますます不安になるような、複雑な気持ちになります。
 2歳の姪っ子は人見知り真っ盛りで、ずっとママ(上の妹)にべったりでしたが、長女も次女も、肌が白くて髪の毛がふわふわでか細い声でふしゃふしゃしゃべる2歳のいとこが可愛くて可愛くてたまらないらしく、嫌がっているときまでそばにいって一緒に遊ぼうとしたり、長女と次女とで姪っ子の隣の席を取り合ったりして、そういういざこざ一つひとつを宥めるのが大変でした。もうちょっと和やかに子どもだけで遊べるようになったらいいのだけれど、それにはあと少しだけ、みんなが幼すぎるようです。あと2年か3年もすれば、子どもたちだけで遊べるようになるかな。そうなったら楽だし子どもたちも楽しいだろうな。
 今回長女は、私が小学生のころに買ったボードゲームの「人生ゲーム」にはまって、ほぼ毎日相手をさせられました。株だとか約束手形だとか、給料だとか、その辺はまだ理解できていなさそうでしたが、一コマ一コマ事件の起こるこの壮大なすごろくは、6歳の長女にも充分に面白かったようです。たしかに、久しぶりにやってみるとなかなか面白くて、いつも最初はいやいや付き合っていたはずが、気づけば一緒になって楽しんでいました。最終日の前日に夫が迎えに来てくれて、下の妹も帰ってきたので、その日は夫と下の妹も交えて、大勢で人生ゲームをしました。私は銀行係で大忙しでした。
d0038776_22490270.jpg
 岡山へ帰る日、途中で少し寄り道をして、長女が2歳になるよりもっと小さいころ行った森林公園に行きました。当時、短い手足で一生懸命によじのぼっていた石をぴょんぴょん跳んで駆けていく長女は、もうすっかり少女で、時の流れを感じずにはいられませんでした。なにしろ、あのころまだこの世に存在すらしていなかった次女が、もうあの当時の長女より大きくなっているのだから、時間がたっているのも当然といえば当然です。だけどなぜだか、かつて一度だけ来たことのある懐かしい場所には、そのとき流れていた時間がそのまま置かれているような気がして、現在の自分たちがそこに再び足を踏み入れたことによって、止まっていた時間が勢いよく転がり出してしまったような、そうして転がりながらみるみる崩れていく泥団子を見ているような、すこし怖い感覚に襲われました。当時、とても長女一人ではクリアできなかった巨大迷路を、今回は長女が先頭で歩き、そのあとを次女がきゃっきゃと付いていき、みごと出口まで行き着きました。入れなかった洞穴に入り、一人では滑れなかった長いすべり台を、何度も一人で滑りました。
 寄り道して遊んだにもかかわらず、岡山に向かう車中で二人とも一睡もしてくれず、最後までわーわー言いながら帰りました。帰省の直前には長女が体調を崩していましたが、帰ってきてからは次女が風邪を引き、今日は一度だけ嘔吐もしました。しかし吐いたらすっきりしたらしく、午後からはわりと元気に遊んでいました。長女も次女もずっと体調万全とはいえなかったけれど、全力で楽しんだ一週間でした。
 そして、そうこうしているうちに私は昨日で34歳になり、長女はもうすぐ、いよいよ入学です。準備がどこまで進んでいたか、この一週間であやふやになっているので、もう一度チェックしなくては。あれこれ気がかりで、そわそわざわざわ、落ち着きません。明日はまた長女と一緒に、小学校まで歩いてみようと思います。ああ、いろいろと、緊張する。


名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by papiko-gokko | 2017-04-04 23:12 | Comments(0)