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日記と短歌


by papiko

ふるふるふるる


 雪!夜九時、バイトが終わってお店をでたら、小さな小さな雪が、ちらちらふっていました。小さく小さくふっては消えて、申し訳なさそうに、ためらいがちに、冬を始めていました。あぁついに冬なんだなぁ、と思ったら、鼻と心臓の中心が同時につーんとして、一筋の境界線が通り抜けました。今日から冬。冬です。
 島根で夜に降る雪は、夜のどこかに穴が開いたんじゃないかって思うぐらいに、まっしろしろ。東京の夜の雪は、ちょっとだけ、心なしか金色。たぶん、光がいっぱいあるから。どっちの雪も綺麗だけど、東京の雪のほうが、たくさんの人が見上げているし、たくさんの人の肩の上に落ちるから、東京の雪のほうが、恥ずかしがりや。島根の雪は、積もろうとして降るから、どこか重たさがある気がする。見ていたい人から目をそらす時のまばたきぐらいに重い。

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 11月に結婚した中学時代の友だちから、メールがきました。家事と仕事の両立たいへんだよ~と書いてあって、ふわふわしてしまいました。憧れる・・・そんな言葉、言ってみたい・・・。素敵です。今日新居の住所と新しい苗字♪を教えてもらったんだけど、実はまだ、なにをお祝いにおくるか、決めていないんです。うーんどうしよう・・・。まよう・・・。

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 NHKのみんなの歌、好きで結構みるんですが。最近、ヒイィィィィ!っていうのを発見しました。歌の名前は覚えてないんだけど、なんとあの、できるかな?の、ノッポさんが、昆虫のコスチュームを身に着けて、奇妙なメロディにあわせて、歌ったり踊ったりしとる・・・!ノッポさんといえば、私たちの年代にとっては、手先の器用なしゃべらないおじさん、というイメージ。そのおじさんが、なんかすっごい声を張って、張り切って歌っているんです。これは大変なことです。トラウマ間違いなしです。
 最近ノッポさんがしゃべるようになったというのは知っていて、何度か見たこともあったけど、歌まで歌ってるとはしらんかったよ・・・。ノッポさんがしゃべっているのを見るのさえ、私にとっては、怖いことです。だって、ノッポさんは私のなかでもう、しゃべらないってことになってるんだもん。その人がしゃべっているのを見ることは、なにかこう、裏側をのぞき見てしまったことみたいで、罪を犯してしまったみたいな気持ちになります。おおおノッポさんごめんなさいー!ってなります。なんでノッポさんはしゃべることにしたんですか。しゃべらないキャラでいくのは、そんなにきつかったですか。ノッポさんは、手先が器用なだけで十分なのに、なんだって虫になって歌うんですか。
 今日もバイト中にテレビでそれがかかって、心の中でヒイイイイイと叫びました。でも、そのときお店にいた子どもは、結構普通の顔でぼーっとテレビをみていて、恐怖は感じていないようでした。考えてみれば、私らの年代にとってノッポさんといえばしゃべらない器用なおじさんだけど、今の子どもたちにしてみれば、なんかちょっと愉快っぽいおじさん、でしかないんですね。だから、怖くもなんともないんですね。あああ、あの子どもに、ノッポさんの過去を教えてあげたい。あああ。ノッポさんがハサミをもったらどうなるか教えてあげたい。

 あぁ、書いたらちょっとすっきりした。小さいころ、ノッポさんの真似をしていろいろ挑戦したけど、全然うまくいかなくて、ノッポさんはすっごく偉いんだなぁと思っていましたが、ノッポさんがしゃべって説明してくれていたら、もうちょっとぐらいはうまくできていたかもしれないと、今思いました。ノッポさん、しゃべり始めるの遅いよ。私大人になっちゃったじゃんか。

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問答短歌 眠れないのは誰のせい篇

贅沢になってしまった僕のこと好きじゃなければ君が嫌いだ

冷淡にされたとしても微笑んでくれたとしても逢えば恋する

ぼたん雪きみに初めて触れた日のまばたきほどの重たさで降る

憎むことさえも許してくれないの かつて愛したその優しさが

寝転んで天井に蜘蛛みつければそいつを軸に思考が巡る
by papiko-gokko | 2005-12-11 23:46 | Diary