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日記と短歌


by papiko

今日から27歳


 誕生日の一日。今日で27歳になりました。27歳、もはやちょっと、自分の年齢に理解が追いつきません。27歳ということは17歳だったころからもう10年経ったということなのかと考えると、ちょっとだけ27歳という年齢の意味が見えてくるような、やっぱりますますわからないような。
 寒い日ばかりが続いたのに、ここ数日の春風で、近所の川沿いにある桜並木はちゃんと満開になりました。今日は夫も休みだったので、買い物も兼ねて、ふたりでお花見をして歩きました。桜はぶわぁっと水面に向かってあふれ出すほど咲いていて、たくさんの人がカメラを片手に、目を細め顔を綻ばせて歩いていました。私も、グラスからあふれ零れるビールの泡を慌ててすするような気持ちで、視界に入る桜という桜を、見つめられるだけ見つめました。こんなに溢れるほどの花が、たったこの前まで裸だった木から咲いただなんて、嘘みたいです。ぶわぶわと淡く捉えどころのない桜を見ていると、桜は咲いているのではなく、空気中に漂っている、身体のない魂や伝える相手のいない想いや思い出す人のいなくなった思い出なんかが、磁石にひっつく砂鉄みたいに、桜の幹に吸いついてきて満開の桜になっているんじゃないかと、なんだかそんな妄想に捕らわれました。
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 お花見と買いものから帰って一息ついてから、今度は近所のケーキ屋さんへ行き、小さなホールケーキを買いました。夫が店員さんから「何かメッセージを入れましょうか」と尋ねられ、「じゃあ、お誕生日おめでとうでお願いします」と、まるで「会計別々でお願いします」みたいな冷めた口調で答えていて、笑いそうになりました。その後ろうそくの数も聞かれて、数秒悩んだ結果「じゃあ、1本で」と答えていました。どうせもらうならせめて7本欲しかった! 年齢の数だけろうそくを立てることができたのは、何歳までだったかなぁ。
 夜ごはんは、大好物のカレーライス。誕生日ということで、贅沢に大きな牛肉入りです。夫がカレーを作ってくれている間に、妹からプレゼントが届きました。上の妹からはキャスキッドソンのドット柄バッグ、下の妹からは面白くて可愛い雑貨たち。嗚呼、なんて愛しいプレゼント。ぜんぶ明日から使います。プレゼントのほかにも、両親から電話があったり、義母や職場の子がメールをくれたり、カードを送ってくれた友達がいたり、そのひとつひとつが、私の誕生日を幸せな日にしてくれました。今日祝ってくれた人たちのこと、私、絶対一生大切にしよう。
 ケーキを食べるとき、夫がいきなり手拍子をしながら無表情でハッピーバースデーを歌い始めて、最初ふざけているのかと思ったので、「ヘイヨー」とあいのてを入れたら、「そういうのいらないし」とへそを曲げて歌うのをやめてしまい、謝ったら再び淡々と手拍子をしながら無表情で歌い始めて、そのまま最後まで歌い切り、そして黙々とケーキを切り分けてくれました。めったに見ない、謎のテンションです。ケーキ、クリームは甘くイチゴはすっぱく、とてもおいしかったです。お誕生日おめでとうプレートは、私が全部食べました。小さいころは子供たちみんなプレートを食べたくて3つに割って分けていたので、まるごと一枚食べられると、なんだか未だに贅沢な気分になります。
 そんなふうに始まった27歳。よろしく、27歳。
by papiko-gokko | 2010-04-03 23:55 | Diary