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日記と短歌


by papiko

忘れ物してきたような帰りみち振り返ったら真後ろに月


 ケンタッキーのカーネルサンダースが、サンタクロースの服を着ていました。明日から十一月です。たったこの前九月末集計をした気がするのになぁと思いながら、昨日は十月の月末集計をしました。当初の予定では仕事のあと営業部の飲み会でしたが、月末はみんな残業をするため、十一月の中頃に延期となりました。十二月には同期の飲み会もあると聞いたし、年末に近づくにつれ、飲み会が増えてきたなぁ。しっかりと体調管理しなくては。

 今日は、あぁ夢でよかった・・・と溜め息のでるような追い詰められる夢ばかりをやたら見て、起きてからもなんだか夢に出てきた人たちに追い詰められている気がして、その感覚を打ち消すため、部屋の片づけに専念しました。主に夫のパソコンデスク周りをがんばりました。夫はパソコンのそばでパソコン以外の作業をあれこれするので、あっという間に散らかるのです。刺繍の糸くずやら消しゴムハンコの切りくずやら、絵を描いて切り取った紙くずやら、よくもまぁこれほどくずを生産できるもんだというほどのくずを手でかき集めてゴミ箱に捨てました。
 夜、夫と買い物へ出かけたら、途中の道で頭に王冠をかぶったりマントをつけたりステッキを持った子供たちが、母親に連れられゾロゾロ賑やかに横を通り過ぎていきました。カボチャのランプを持っている子も何人かいました。どうやら近所の習い事教室でハロウィンのイベントをしていて、生徒の子供らが集まっていたようです。ハロウィンって、カボチャの顔が恐いし、仮装したよその子に「お菓子をくれなきゃ悪さする」と言われるのも、お祭りと分かっていても恐ろしい気がして、子供のころからずっと馴染めないままでいます。実際に体験したら、楽しくて好きになるのかなぁ。月が遠くで明るく欠けて、ハロウィン日和の夜でした。

 関川夏央の「水のように笑う」というエッセイ集を読んでいます。この人のスマートでハンサムな文体が、お気に入りなのです。二年前ぐらいだったか「現代短歌そのこころみ」でこの人の本に初めて触れ、それまでただ名前と作品という活字のセットでしか知らなかった歌人ひとりひとりの人生や性格、それにその人たちが生きた時代の空気を、まるでその人物に会いに行って見てきたかのように書いて身近なものにしてくれたその表現力に魅せられ、それからというもの、割と頻繁にこの人のエッセイを借りるようになりました。
 今回借りたエッセイ集はそのなかでも読みやすく、作者の青年時代の体験をベースに1970~80年代の東京と人々の姿が書かれています。興味を惹かれる光景や会話が次から次へとでてきて、阿佐が谷や荻窪など、知っている町の当時の様子に触れられるのも楽しくて、この時代の東京にいってみたくなります。この人の本を読むといつも、そこに書かれている時代を生きてみたかったなぁ、若かったころのこの人に会ってみたかったなぁ・・・という気持ちになります。自分の人生では生きている時間軸が違って出会えなかった人や時代との、特別な出会いを、実現してくれます。
by papiko-gokko | 2009-11-01 00:00 | Diary